在仙放送局の決算・人事など 2019

拙blog6月の年中行事です。まだ5月ですが出揃ったのでまとめておきましょう。
ソースは特記しない限りは河北新報朝刊経済面です。ちなみに、去年の分はこちら

宮城テレビ 常務に3氏 (5月23日付河北)

 宮城テレビ放送仙台市)は22日の取締役会で、佐藤久朋、佐藤みえ子両取締役が常務に昇格、尾崎和典よみうりランド常務が新たに常務に就く人事を内定した。
 呉文彦日本テレビ放送網メディア戦略局長が非常勤取締役に就任。伊藤和明会長は退任し、非常勤相談役に就く。森寛常務は退任する。6月20日株主総会と取締役会で正式決定する。
(※森氏は静岡第一テレビの取締役に就くようです。元は読売新聞の幹部だった方です。)

非常勤取締役に長谷川氏が内定 東日本放送 (5月24日付河北)

 東日本放送仙台市)は23日の取締役会で、長谷川昇東北電力常務が新たに非常勤取締役に就く役員人事を内定した。稲垣智則非常勤取締役は退任する。6月21日の株主総会と取締役会で正式決定する。
(※日刊合同通信5月27日付(5月24日発行)には『三澤開発社長兼任・安達経営戦略室長兼広報』というヘッドラインが出ています。)

社長に小田桐氏 エフエム仙台 (5月24日付河北)

 エフエム仙台仙台市)は23日の取締役会で、社長に小田桐和久仙台放送常勤顧問が就く役員人事を内定した。6月11日の株主総会と取締役会で正式決定する。剣持文仁会長は取締役相談役となる。
 高田紀明読売テレビ放送報道局東京駐在が新たに非常勤取締役に就任する。
(※小田桐氏の略歴より抜粋すると、74年仙台放送入社。67歳。宮城県出身。)

専務に大沼氏 仙台放送 (5月29日付河北)

 仙台放送は28日の取締役会で、竹内次也代表取締役会長が代表権のない相談役に退く役員人事を内定した。6月28日の株主総会と取締役会で正式決定する。
 非常勤取締役に稲垣智則東日本興業社長が就く。松沢伸介非常勤取締役、小田桐和久常勤顧問は退任する。
(※松澤氏は稲垣氏の前の東日本興業社長だった方、東日本興業は東北電力の子会社でその業務は電力ビル・電力ホールの管理から何から多岐に亘る。)

取締役に岩城氏 東北放送 (5月30日付河北)

 東北放送仙台市)は29日の取締役会で、新取締役に岩城彰東京支社長が就任する役員人事を内定した。中里博司非常勤取締役は退任する。6月18日の株主総会と取締役会で正式決定する。

決算東北 18年3月期(増減は前期比)

(※日付は発表日。翌日付の河北新報経済面に掲載されたものです。)

(22日)
◆純利益17.6%減
 宮城テレビ放送仙台市) 売上高3.6%減の90億62百万円▽経常利益1.6%減の11億9百万円▽純利益17.6%減の7億15百万円
 スポットCM収入が減り、設備投資による減価償却費が増加した。

(23日)
◆純利益7.8%減
 東日本放送仙台市) 売上高0.1%減の70億73百万円▽経常利益5.7%減の4億54百万円▽純利益7.8%減の3億3百万円
 放送収入の減少をイベント収入でカバーしたが、固定資産除却損などで純利益が減った。

◆経常利益0.6%減
 エフエム仙台仙台市) 売上高1.0%減の9億91百万円▽経常利益0.6%減の1億35百万円▽純利益12.6%減の1億1百万円
 CM収入は横ばいだが、35周年事業のイベントなどで費用が増えた。

(28日)
◆3期ぶり減収
 仙台放送仙台市) 売上高6.3%減の83億36百万円▽経常利益9.0%増の3億65百万円▽純利益65.3%減の1億95百万円
 開局55周年イベントがあった前期の反動で3期ぶり減収。純利益は株式売却による特別利益が前期より大幅に減少し減益。

(29日)
◆純利益33.2%減
 東北放送仙台市) 売上高4.5%減の80億25百万円▽経常利益27.6%減の3億82百万円▽純利益33.2%減の1億99百万円
 スポットCMなど広告収入の落ち込みが響き、減収減益。


仙台放送が経常利益増になっている以外、各局とも売上高、経常利益、純利益のすべてで減少でした。
今季は在京キー局でフジ、日テレ、テレ朝、ニッポン放送、そしてFM東京・・・社長交代が相次いでいるようでそっちのほうが重大事な感じ。テレビ3局については日刊スポーツのwebで2名の記者コラムが出ています。ニッポン放送は在京局初の女性社長だそうです。そしてFM東京・・・文化通信のヘッドライン『 TFM異例の経営陣全面刷新!決算発表も延期.』。決算発表延期のプレスリリースを読むと『会計上及び内部統制上の問題の発生』なんて文があって、ワクワクします。これはそのうちネットニュースになるでしょうからその時まで楽しみにします。現時点でコメント欄に憶測を語らないように。