12年前に書いたコメント

「情報宝島」って途中で終わるの? - みむめもーどにコメントありがとうございます。
「情報宝島」はラスト高々数十秒のカットなのですが、途中でカットされると言えばやはり「オールナイトニッポンMUSIC10」で
「ここで東北放送をお聴きのかたとはお別れになります」
と言われるのが印象深いようです。

この件については某個人ブログで論じていたことがあったな、と探してみたらおよそ12年前、2012年10月改編についてのエントリがありました。
あのころは「TBS NEWS DIG」ならぬ「ニュース探求ラジオDig」という番組がTBSラジオからネットされていました。高い評価を得た討論番組「BATTLE TALK RADIOアクセス」の後番組として始まった報道番組です。
「アクセス」はネット局は一律に23時半までの放送でその後はTBSラジオのみの放送という建て付けでした。しかし「Dig」はネット局もTBSラジオと一緒に24時まで放送してほしいという考えだったようです。TBCラジオ以外のネット局はやりくりを付けて放送枠を延長しました。しかし、ただ一局だけどうしてもそれができなかった放送局があったのです。
はじめのうちは23時半飛び降り局への配慮があったのですが、それが1局だけになると配慮なんてしてくれなくなりました。こっちで23時28分でネット音声をフェードアウトしてあらかじめ藤沢アナの声で録音しておいたお詫びコメントを流して強制終了することになりました。
だからといってTBSラジオとの仲が険悪になったというわけではなかったのだそうです。あくまで話し合いを重ねた末の円満解決だったそうです。
ではなぜ1局だけ24時までのネットができなかったか。それは「河北新報ニュース」があるから。
私が夜のラジオを聴き始めたころには毎日23時55分からありましたし昔からあったのでしょう。一時期別の時間に動かしたことがあったはずですが平日に関してはこの時期23時30分からの放送になっていました。
まだ「働き方改革」なんて概念が無かった時代、かつ震災から1年ちょっとという時期。夜に最終のローカルニュースがそこにあるのは当然であり変えるべきではないという判断は妥当だったと思います。

そんな某個人ブログのコメント欄を読んでみたら、ありました。私が送り付けたコメントが。
拙blogがはてなダイアリーにあった時代の2012年10月1日付のところに「下書き」というタイトルで同じものを残していました。

やっぱり「河北新報ニュース」がネックでしたか。
個人的にはTBSで交通情報を流している時間を「河北新報スポットニュース」にする、四国4県などのように「サウンドトラベル」を21:50ごろからに繰り上げてしまう、でメインの討論全体が聞ける状態にすれば、23時台後半のミニコーナーは途中で飛び降りていいんじゃないか。と考えていました。
ただこれには、交通情報の時間が固定ではない以上、ニュース担当者は時間を待ち続けなければならないという欠点があります。交通情報センターのお姉さんたちがワイド番組の中で変動する自分の出番を待つように、ニュース担当者がニュースの時間を待つというわけには行かないのでしょうかね。いかないからやってないんですよね。
サウンドトラベル」は絶対に放送しないといけない番組のようですから、野球中継が延長するとめんどくさいということもあるでしょうね。
相変わらず気ままに言いたい放題をブログに書いています。少しは考えますって誓ったのに。これでも少しは考えてみたのですが。個々の新番組にケチをつけるつもりはまったくありません。平日日中の番組は聴けそうにありませんが、「Dig」跡地枠の番組たちは一度は通して聞いてみます。

今回拙blogに寄せられたコメントにもありましたが、「河北新報ニュース」と並んで問題となるのが『某宗教団体のスポンサー』。
当時は「サウンドトラベル」という旅がテーマの番組でした。今は「スポーツ伝説」ですね。「スポーツ伝説」おもんない、というのは正直私も思います。自社制作の「ベースボールストーリー」と内容は大差ないし(もちろん「ベースボールストーリー」はプロ野球に限定した内容なんだけど)。
ニッポン放送では21時50分からの番組なのですがTBCラジオでは当時は23時35分から、現在は23時50分から放送されています。
なぜTBCラジオではニッポン放送と同じ21時50分から放送できないのか。考えられるのはナイター中継が延びて番組がつぶれるとCM枠の処理に困るといったところでしょうか。ニッポン放送は制作局、TBCラジオはネット局だから同じ手順で処理するわけにはいかないのだと思われます。
どうしても放送しなければならない番組なのであればナイター中継が終わったら「スポーツ伝説」を放送してから「オールナイトニッポンMUSIC10」に飛び乗るという手もあろうかと思います。いつだったかナイター中継終了後に「ミュージックギフト音楽地球号」を放送してから「アクセス」に飛び乗ったことがありました。それは「ココロのオンガク」の前番組でスポンサーは、アッー・・・。

さて、TBCラジオは「Dig」を打ち切ってから半年空けて2013年の春改編で「オールナイトニッポンGOLD」にネットチェンジしました。まだ月曜から木曜が「MUSIC10」に変わる前です。この枠は当時22時から月曜から木曜は23時50分、金曜は23時半までが本編でそのあと月曜から木曜は23時50分から24時まで、金曜は23時半から24時まで別の番組が付いている複合枠でした。しかしTBCラジオは月曜日に関しては「アクセス」「Dig」同様ネットせず、火曜から金曜についても本編の後についている番組をネットしないという暴挙に出ました。そんなこと許されるの? そんなことを許してくれるキー局があったんですよ。なーにー、やっちまったな。ニッポン放送は許してくれたのです。一時期、北陸放送も別番組を置いたことがあって「東北放送北陸放送でお聴きの・・・」と言っていたことがあります。東北放送だけが特別扱いされているわけではありません。
時は流れ、月曜から木曜23時50分、金曜23時半からの別番組がなくなって連日本編が24時までとなった現在もTBCラジオのみ23時50分飛び降りは継続されています。そして「働き方改革」の名の下に23時57分からだった最終の「河北新報ニュース」は21時55分(現行の2023年秋改編では20時55分)に繰り上がり、土日早朝のテレビの「JNN NEWS」のローカル枠を控える金曜と土曜の夜を除いて夜勤のアナウンサーの配置は無くなりました。
余談ですが、ミヤギテレビでも「news zero」エンディング近くにあったローカルニュース差し替えが昨秋から自動音声によるローカル天気予報に変わりましたね。県内で最も利益を上げている局でもそうなのだから、深夜にアナウンサーがニュースを読まないというのは経営合理化というよりは「働き方改革」なのでしょう。
もはや『某宗教団体のスポンサー』だけがネックであることは明白です。しかしニッポン放送にとっては「オールナイトニッポンMUSIC10」も「スポーツ伝説」もニッポン放送制作の番組なので途中で飛び降りようがフルネットであろうがどっちでもいいのかもしれません。
オールナイトニッポンMUSIC10」は月曜だけはネットされませんね。別曜日のパーソナリティ(名前は伏せますね)が不倫スキャンダルで休養を取らされていた時に森山良子キャプテンが代演したことがあって、それがTBCラジオに森山キャプテンのDJが流れた唯一かな。月曜夜の独自編成の番組を火曜から木曜の20時台の再放送枠に置けばいいじゃないかというのはごもっともだと思います。でもナイターインになったら月曜に戻さなければならないですよね。かつての「宮川賢のまつぼっくり小国」や「清塚信也ピアノラウンジ」のように半年ごとに放送時間が変化し続けるのは落ち着かなくてね。今はradikoタイムフリーの世の中だから、どうしてもオンタイムで聴きたい人以外は元の放送時間が何時でも関係ない? なんか倒錯してるような気が。
ここ数年ナイターオフには火曜から木曜の20時台(水曜は21時台も)に再放送枠がありますが、これらの番組が土日の本放送の時間帯よりも聴かれているのかどうか。radikoの聴取データは局内には上がっているはずです。聴かれているから続けているのか、番組購入がめんどいからお茶を濁しているだけなのか。聴かれているのであればプロ野球シーズンが始まれば日曜の2番組3時間分は日曜デーゲームで潰れるわけですからナイターが中止になったときの雨傘番組として放送することはできないものなのでしょうか。たとえば火曜は過去のいきさつからニッポン放送からのネットを受けずRKBラジオHBCラジオの中継カード(いずれもホームゲームであれば基本的にドーム球場なので中止にならない)を放送するわけですが、そこを日曜に放送できなかった3時間分の枠にするとか。RKBHBCのほうが大事なのであればニッポン放送アナウンサーの「サウンドセレクション」を自社音楽番組に差し替えるとか。音楽番組を音楽番組に差し替えても意味はない?

いただいたコメントからそんなことを思いました。
このところどうもお返事を書く力が落ちていて今回も半月も掛かってしまいました。別の話題を1日で書き上げているのに。申し訳ありません。某企業の誹謗中傷(笑)はこれから書き始めます。