「ラジオ番組表2019春号」正誤表(3)全国放送局周波数リスト・FM編

『「全国放送局周波数リスト」がヤバい!』という話なのですが、FM局に関していえば誤りが多くてヤバイなと思います。
総務省電波利用ホームページにある無線局等情報検索とかWikipediaとか「でんぱでーた」で自分なりに調べましたが、FMだけで一週間もかかってしまい、もう大変でした。

FM編

  • FMはまなすジャパン(76.1MHz):美流渡(10W)、万字(10W)が抜けている。2局とも2010年4月1日から電波を出している。
  • ハーバーRADIO(76.1MHz):松山局の出力が本誌では20Wだが無線局等情報検索では5W(開局時の総合通信局のプレスリリースでは20W)。局のサイトには出力が載っていないのでどちらが正しいか分からない。
  • FM AZUR (アジュール:76.2MHz):むつ(親局)の出力は10Wではなく20W。2001年8月8日に増力されている。
  • FMゆきぐに(76.2MHz):六日町(親局)の出力は10Wではなく20W。今後も同種の誤りが散見されるので先に種明かしをしておくと、1999年にコミュニティ放送局の空中線電力の上限が10Wから20Wに拡大されたので、それ以前に開局していた局は順次出力を20Wに増力したのだけど、それが未だに本誌に反映されていないのだ。
  • エフエムゆーとぴあ(76.3MHz):湯沢(親局)の出力は10Wではなく20W。web.archive.orgで調べた感じだと2007-09年の間に増力したと思われる。
  • エフエムうけん(76.3MHz):枝手久(5W)が抜けている。2012年4月に開局したらしい(局のブログ(公式webサイトは無い)には載っていない、局名は「でんぱでーた」による)。
  • ラジオ石巻(76.4MHz):欠山局の出力は20Wではなく10W、大草山、硯上山の2局の出力は20Wではなく5W。予備免許時の総合通信局のプレスリリースでは20Wだが、本免許時には3局とも5Wになっていた。中継局が3局追加されたころに1局のみ出力が増えた。局のサイトには中継局の出力は載っていないので欠山局であることは石巻市議会議事録からの推測。
  • FM JUNGLE(ジャングル:76.4MHz):豊岡(親局)の出力は10Wではなく20W。合併で市域が広がったことを受けて2012年12月に増力したのだそうです。
  • COME ON!(カモン)FM(76.4MHz):下関(親局)の出力は10Wではなく20W、華山中継局(20W)が抜けている。いずれも2015年4月に運用開始。
  • Kappa(かっぱ)FM(76.5MHz):八代(親局)の出力は10Wではなく20W。2001年10月に増力している。
  • ジーラジ(76.7MHz):五所川原(親局)の出力が20Wではなく5Wに下がっている。可聴範囲を増やすために増力するのが一般的なのに出力を下げるというのは考えにくいのだが無線局等情報検索でも5W、局のwebサイトでも5Wと明記されている。
  • H@!(はっと)FM(76.7MHz):新田(20W)、登米(とよま、5W)が抜けている。2016年8月に予備免許のプレスリリースが出ていて、2016年11月に本免許が下りている。登米(とめ、親局)と新田の住所が同じ登米市迫町、登米(とめ)と登米(とよま)が同じ漢字なので、知らない人には紛らわしいことこの上ないのだろう。
  • FMふじやま(76.8MHz):忍野(20W)が抜けている。2018年6月に山中湖・忍野村にエリアが拡大している。
  • CTY-FM(76.8MHz):菰野局(5W)の出力は無線局等情報検索では10W。2014年5月ごろからそうなっているらしいのだが、それって開局して3か月後のこと。局のサイトには中継局の出力は載っていないのでどちらが正しいのかウラが取れない。
  • エフエムせとうち:与路島局の出力が無線局等情報検索では10W(予備免許時の総合通信局のプレスリリースでは5W)。本誌では5W。本免許時はプレスリリースが出ておらず、局のブログ(公式webサイトは無い)には出力が載っていないのでどちらが正しいか分からない。
  • レインボーFM(77.1MHz):田結(20W)が抜けている。同時期に九州初の受信障害対策中継局4局のプレスリリースは総合通信局から出たのだが、普通の中継局であるこの局はプレスリリースが出なかった。諫早市では『広報いさはや』2018年10月号で双方の中継局計5局の開局を紹介している。
  • FMかのや(77.2MHz):輝北(10W)と吾平町上名(2W)が抜けている。出典は『広報かのや』第253号(2016年7月)。
  • ハートFMなんじょう(77.2MHz):コールサインはJOZZ0CC-FMではなくJOZZ0CO-FM。FMしまじりが運営していたFMなんじょう(JOZZ0CC-FM)と南笑事が運営しているハートFMなんじょう(JOZZ0CO-FM)は南城市が用意した同じ放送設備を使用しているものの別個の放送局という扱いとなっている。
  • FMだいご(77.5MHz):町付(5W)・高柴(10W)・頃藤(5W)の3中継局が抜けている。出典は『広報だいご お知らせ版』No.108(2014年3月)。また、免許人が2015年7月にNPO法人『まちの研究室』に移管されているが本誌「コミュニティFMリスト」に反映されていない。
  • おらんだラジオ(77.7MHz):中津川(20W)が抜けている。総合通信局からのプレスリリースは予備免許時には出ているが本免許の時は出ていない。
  • FM Mot.Com(モットコム:77.7MHz):本局(親局)の出力が無線局等情報検索では18W(開局時の総合通信局のプレスリリースでは20W)。本誌では20W。局のサイトではつい最近リニューアルされるまで『電波出力最大の20ワット(半径約10Km)で放送しています』と明記されていた。一方でググると出力18Wと書かれたベリレターをもらったという個人ブログが見つかったりもして、18か20か分からず困っています。
  • FM桐生(77.7MHz):新里局(2W)が抜けている。2013年12月に免許が下りている。
  • ボイス・キュー(77.7MHz):三島(親局)の出力は10Wではなく20W。2006年6月1日に出力が、開局当時の10Wから20Wへと増強されている。
  • FMたるみず(77.7MHz):輝北局(20W)は、Wikipediaによると2014年に鹿屋市輝北町から垂水市牛根に移転し出力が5Wに減らされている。よって牛根局(5W)と書くほうが実態に即していると思われる。(「でんぱでーた」ではそうしている。局のサイトには中継局名や出力は載っていない。)
  • ディ!ウェイヴ(77.7MHz):大和北(10W)、大和南(1W)、東城(10W)の3中継局が抜けている。大島郡大和村の2中継局は2012年5月、奄美市住用町の東城局は今年1月に設置されている。
  • カシオペアFM(77.9MHz):上斗米、御返地、浄法寺の3中継所が抜けている。いずれも出力20W、2014年4月の開局。局のサイトには載っていない。
  • BAYWAVE(ベイウェーブ:78.1MHz) :塩竈(親局)の出力は10Wではなく20W。震災で臨時災害放送局としての運用になりコミュニティFMに戻る2013年9月に送信所を移転して増力した。
  • FMしぶし(78.1MHz):志布志(親局)の出力は20Wでなく10W。Wikipediaによると2009年7月に『松山町を対象とした中継局の免許を取得。親局の送信出力を20Wから10Wに減力』したそうだ。本誌では志布志(親局)が20Wのままで松山局(2W)が抜けている。局が所属する「おおすみ半島コミュニティ放送ネットワーク」のサイトには載っていない。
  • エフエムきたかた(78.2MHz):喜多方(親局)の出力は10Wではなく20W。2006年ごろを境に数値が代わっているので2006年ごろ増力したものと思われるのだけどウラが取れない。
  • ちゅらハートFMもとぶ(78.2MHz):2018年11月26日に周波数が79.2MHzから78.2MHzに変更になった。他にも周波数変更があった局はあるのだけど、ここだけが直っていなかった。つまり本誌では79.2の欄に載っている。
  • しゅうなんFM(78.4MHz):千石岳、田原山、菅野、湯野、菊川、熊毛の6中継局が抜けている。千石岳は2018年4月、他の5局は2018年12月に開局。出力は「でんぱでーた」によれば湯野のみ2Wで他は20W。局のサイトには出力は載っていない。
  • ラジオ・ラヴィート(78.6MHz):野口局の出力が2018年11月に0.1W→20Wに増力しました。
  • FMぎんが(78.6MHz):坂之上局(15W)が抜けている。2013年10月に開局している。2018年8月に本社を鹿児島市中心部に移転し、主送信所も2018年7月に別の場所に移転しているが、中継局については特段の記述が無いのでたぶん移転していないはず。
  • FM愛媛(78.8MHz):愛南局(30W)が抜けている(本文である番組表のページの局データ部分には書いてある)。2015年6月に開局している。
  • fm nagasakiエフエム長崎):諫早局(78.9MHz)の出力が無線局等情報検索では30W。本誌では10W、局のサイトでも10W。別に免許より低い出力で送信しても問題は無いので10Wが正解なのかもしれない。(細かいことだがステーションネームの表記が2012年10月ごろからすべて小文字のfm nagasakiから大文字交じりのFM Nagasakiに変わっているらしい。本文である番組表のページには大文字交じりで書いてある。)
  • かわさきFM(79.1MHz):川崎(親局)の出力が2019年3月に20W→7Wに減力しました。送信アンテナをスタジオが入居する23階建てのビルからその西隣に建った53階建て!のタワーマンションの屋上に移転したということのようです。恐るべき町、武蔵小杉。
  • FMちゃお(79.2MHz):八尾(親局)の出力は10Wではなく20W。2017年9月に増力したそうで、大阪府内で20Wにできるというのは珍しいことらしいです。なお、局のサイトでは出力20Wと書いてあるのだけど、詳しい説明のところに書いてある実効輻射電力が増力前の数字のままで整合が取れていません。
  • エフエムおのみち(79.4MHz):因島局(10W)が抜けている。2013年12月に開局している。
  • FMあすも(79.5MHz):本誌でも局のサイトでも全ての中継局が出力20Wとあるのだが、無線局等情報検索では1局だけ出力10Wの局がある。無線局等情報検索ではそれらの区別がつかないが、「でんぱでーた」よると室根山(10W)。
  • Ciao!(チャオ、エフエム熱海湯河原:79.6MHz):初島(親局、静岡県熱海市向け)の出力は10Wではなく20W、泉局(神奈川県足柄下郡湯河原町向け)は0.1Wではなく2W。これらの変更は2015年4月に行われている。そして上宿局(熱海市の本社、5W)が抜けている。2016年11月に免許が下りている。
  • 熊本放送水上村(80.0MHz、2W)が抜けている。開局が今年4月でプレスリリースが出ていないので載っていなくても仕方がない。
  • FMきもつき(80.2MHz):中継局が2局抜けている。2009年6月に内之浦(上床)と荒西山(あらせやま。岸良エリア向け、無線局等情報検索では住所は錦江町)に設置されていて、出力はいずれも20W。「でんぱでーた」情報で『広報きもつき』2016年8月号による。局のサイトには載っていない。
  • NHK第1:日原(80.3MHz、30W)が抜けている。2019年1月に免許が出ている。
  • 805たんば(80.5MHz):市島(20W)が抜けている。予備免許時の総合通信局のプレスリリースで送信所が2局ある図が載っている。本誌ではその時に見落としたっきり。
  • エフエム岩手:遠野局(80.7MHz)の出力が無線局等情報検索では20W。本誌でも20Wなのだが、局のサイトでは10W。先に紹介したFM長崎諫早局のように免許よりも低い出力で送信しているらしい例。
  • FMながおか(80.7MHz):小木城局(三島郡出雲崎町向け)の出力が無線局等情報検索では3W。本誌では5W、局のサイトでも5W。どちらが正しいのか分からない。
  • タッキー816(81.6MHz):箕面森町(3W)が抜けている。局のサイトにも載っていないが、2011年3月ごろ開局している。
  • みやこハーバーラジオ(82.6MHz):本誌に載っているのは宮古(親局、20W)、茂市(20W)、和井内(20W)の3局のみ。しかし、和井内局の出力は20Wではなく10W。宮古市のサイトによると『月山送信所(出力20W)、茂市中継局(出力20W)、和井内中継局(出力10W)、田老小林中継局(出力20W)、グリーンピア中継局(出力3W)、摂待中継局(出力3W)、千鶏中継局(出力20W)、川代中継局(出力1W)』とある。(「でんぱでーた」では茂市→新里、田老小林→田老、グリーンピア→堀内。局のサイトには中継局は載っていない。) 前半の3局は2014年8月に開局した時の3局、後半の5局は2015年3月に免許。このうちグリーンピア(堀内)局は「みやこたろうさいがいエフエム」が移行したもの。
  • 鎌倉エフエム(82.8MHz):鎌倉(親局)の出力は10Wではなく20W。2002年12月に増力している。
  • FMとよみ(83.2MHz):豊見城(親局)の出力は10Wではなく20W。2009年ごろ増力している。
  • メディアスエフエム(83.4MHz):東海(本局)の出力は10Wではなく20W。2016年1月ごろ増力したと思われる。
  • ハミングFM宝塚(83.5MHz):仁川(親局)の出力は10Wではなく20W。2007年8月に増力している。
  • みやがせレイクサイドエフエム(83.6MHz):宮ケ瀬(20W)が抜けている。親局(煤ヶ谷送信所)は2Wなのに中継局(宮ヶ瀬送信所=本社・スタジオのある場所)は20Wである理由は局のサイトで詳細に説明されている。
  • NHK-FM(松山):城川局(83.6MHz)の出力が無線局等情報検索では3W。本誌でも3Wだが、局のサイトでは10W。どちらが正しいのか分からない。
  • NHK-FM(松江):羽須美局(83.9MHz)の出力が無線局等情報検索では1W。本誌では10Wだが、Wikipediaや「でんぱでーた」では1W。局のサイトには出力が載っていないのでどちらが正しいのか分からない。
  • NHK-FM(盛岡):山田局(84.0MHz)の出力は1Wではなく10W。2015年11月に増力している。このことは局のサイトに載っている。
  • RADIO CITYラジオシティ:84.0MHz):中央(親局)の出力は20Wではなく10W。2013年6月に送信所を歌舞伎座タワーに移転した際に減力した。また局名から銀座の冠を外したらしい(かつてのステーションネームはGinza'RADIOCITY、Wikipediaによれば送信所のあった電源開発本店(J-POWER本社)ビルが銀座にあったからということらしいが、歌舞伎座も住居表示は銀座)。
  • NHK-FM(室蘭):日高局(84.1MHz)の出力が無線局等情報検索では10W。本誌やWikipediaでは1Wだが、「でんぱでーた」は10W。局のサイトには出力が10Wと明記されているので、1Wではなく10Wが正解と思われる。
  • FMびゅー(84.2MHz):伊達市(20W)が抜けている。2012年8月に開局している。今年3月の本社スタジオ移転には対応できているのに何故。なお、伊達中継局ができた後に伊達市にはwi-radio(77.6MHz)というコミュニティFM局が開局し、2局は同じ内容を放送している。
  • FM西東京(84.2MHz):西東京(親局)の出力は10Wではなく20W。2002年7月に増力工事をしたらしい。たぶん正式な増力も2002年。保谷市と合併して西東京市になったことがあるのだろう。なお、Wikipedia西東京市の項の名称問題の部分を見ると『この局と市名との関連はない模様である』とある。
  • NHK-FM(松江):邑智局(85.0MHz)の出力が無線局等情報検索では10W。本誌では3WだしWikipediaや「でんぱでーた」さんのところでも3W。局のサイトには出力が載っていないのでどちらが正しいのか分からない。
  • FMくらら857(85.7MHz):2019年2月に栃木市が設置した受信障害対策中継局4局(いずれも0.05W)が抜けている。4中継局についての情報は栃木市、「FMくらら857」、その親会社「ケーブルテレビ株式会社」のどこにも書いてない。「でんぱでーた」ですらこれら4局は「??」表示になっている。それと藤岡局の出力は1Wではなく5W。これも2019年2月に増力したのではないかと思う。
  • K-mix
    • 芝川局(85.8MHz、10W)とあるが、Wikipediaによると2004年に移転増力しており、出力は100W。本誌本文の番組表のページの局データは100Wになっている。また、中継局名について、局のサイトでは『富士・富士宮局(大渕)』とある。芝川は現在の富士宮市、大渕は富士市にあるが、Wikipediaや「でんぱでーた」では富士宮中継局としてまとめられている(地デジの富士宮局が富士市大渕にあるためか)。ただし東海総合通信局の「FM(超短波放送)放送局置局マップ」(PDFファイル)では芝川ではなく富士として載っている。
    • 島田局(85.9MHz)の出力は30Wではなく100W。本誌本文の番組表のページの局データは100Wになっている。
  • いなBee(いなビー、86.1MHz):無線局等情報検索によると2016年5月に中継局が3局設置されたのだが、局のサイトに載っていない。いなべ市のサイトをあれこれ調べたところによると小原一色、上相場、篠立らしい(「でんぱでーた」では上相場、篠立はそれぞれ鼎、立田)。3局とも出力は1W。
  • 富士山GOGOエフエム(86.3MHz):富士岡局(2W)が抜けている。2015年7月開局。
  • FMはな(87.0MHz):計根別局(20W)が抜けている。2010年4月に開局している。
  • FMはなび(87.3MHz):大沢郷、協和稲沢の2局(ともに20W)が抜けている。大沢郷は2017年11月、協和稲沢は2017年12月に設置された。
  • SOO GOOD FM(そおグッドエフエム、87.4MHz):2016年10月に中継局4局が増力し、うち2局は移設もしている。高之峯(白鹿岳より移転したが局のサイトでは今でも白鹿岳、20W)、八合原(予備免許時のプレスリリースでは月野、旧大隅町の月野地区から岩川地区に移転、10W)、恒吉(20W)、高岡(予備免許時のプレスリリースでは南之郷、10W)。「でんぱでーた」情報で『市報そお』2016年11月号による。
  • ラジオ沖縄:石垣局(87.8MHz)の出力は10Wではなく100W。局のサイトに出力は載っていないが本誌本文の番組表のページには100Wと出ているので単なる誤植であろう。
  • fmしまばら(88.4MHz):「有明(10W)、上原(20W)、加津佐(10W)」の3局が抜けている。それぞれ2010年4月、2017年4月、2017年5月に開局しているが、総合通信局からのプレスリリースが出ていない。加津佐局は局のサイトでは3Wなのだが2018年に増力したものと思われる。本誌にはプレスリリースが出た布津局(20W。予備免許のプレスリリースが出たのは2016年6月、本免許は同年12月)のみ載っている。
  • みつばちラジオ(88.8MHz):2019年3月に中継局が2局増えている。いずれも出力は20W。「でんぱでーた」では2局を『河浦崎津局と天草下田局』としている。「天草ケーブルネットワーク」のサイトには何の説明もない。天草市のサイトの入札情報を検索すると2018年8月に『天草市コミュニティエフエム難聴対策工事』というのがあり、工事概要の欄に『送信所設備工事 3局』とある。それだ何処だか分からないが、「でんぱでーた」には『2中継局免許』/『平家城局移設及び送信出力変更』とあるのでつじつまは合う。無線局等情報検索によると平家城局の出力が10Wから20Wに増力されたようだ。これもたぶん2019年3月に行われたのではなかろうか。
  • AFN:沖縄局(89.1MHz)の出力は別項で示した資料によると1kW。本誌では6kW。どちらが正しいのだろう。米軍は治外法権なので無線局等情報検索では調べられない。
  • FM Nagasakiエフエム長崎):島原局(89.3MHz)の出力は30Wではなく10W。本誌本文の番組表のページには10Wと書かれている。
  • FM東広島(89.7MHz):黒瀬(5W)、志和(5W)、河内(5W)、安芸津(10W)の4局が抜けている。(無線局等情報検索ではそれらの区別がつかないが、局名と出力との対応は「でんぱでーた」による。)2012年2月から3月にかけて相次いで設置されている。
  • 栃木放送:4つのFM補完中継局が抜けている。足利(91.1MHz、20W)、今市(93.4MHz、3W)、塩原(93.4MHz、1W)、葛生(93.4MHz、10W)。2018年8月に相次いで開局している。


抜けは計68局であってるかな。もはや数えるのもめんどくさいレベル。これらをすべて掲載すれば当然余白が埋まるどころか誌面が足りなくなります。このほかに兵庫県香美町が行っているNHK第1とラジオ関西の再送信局11か所があります(うち3か所はラジオ関西のみ再送信)。逆に開局前で予備免許が出ている放送局は、プレスリリースが出たのが本誌編集後になったと思われるエフエム秋田の東成瀬局(89.4MHz、5W)とエフエムしながわ(88.9 MHz、20 W)以外すべて載っています。
この後は、「コミュニティFMリスト」の正誤を調べていこうと思っています。最新の変更が反映されていたり、しばらく前の変更がそのままだったり、まだらなリストになりつつあるページです。ものすごく時間がかかるはずなので小出しにしていくつもりでいます。