山地ユナイテッド、FM NORTH WAVE買収

ほかに書くべきことがいくらでもあるだろとお叱りを受けそうですが、業界紙、文化通信のサイト「文化通信.com」に6月15日付で載った見出しから。
今季のJFLの首位はいつものHONDA FCでも我が宮城県ソニー仙台でもなく高知ユナイテッドなのですが、サッカーの話ではありません。このネタ前回も使ってたんだな。
ここ半年の放送免許の継承と閉局 2021春 - みむめもーど
サッカーではない民放FM第2局によるネットワークJFL系の北海道のFM局、FM NORTH WAVE(以下ノースウェーブ)は2021年4月に通販を手掛ける「北の達人コーポレーション」の子会社になったのですが、その北の達人社が保有するノースウェーブの全株式を同じ北海道にある「ヤマチユナイテッド」という企業に譲渡するというのです。
事情が詳しく書いてあるこちらのサイトをリンクしてその記事を我流で要約します。
北の達人コーポレーション、子会社FM NORTH WAVEを山地ユナイテッドに譲渡|M&Aニュース|日本M&Aセンター
北の達人社は2022年7月に経営機能を札幌から東京に移し、地域密着事業であるノースウェーブとのシナジー創出によるこれ以上の相互発展が難しくなってきました。そんなノースウェーブの音声コンテンツの制作ノウハウやブランド価値の活用によるシナジー効果を高く評価してくれたのが山地ユナイテッドだったようです。
譲渡金額は非公表とのことですが、これに際して北の達人社はノースウェーブに対する貸付金及び未収利息について、その全額を債権放棄することとしたというのです。放棄する債権の金額は174,291千円になるそうです。株式譲渡・債権放棄は7月31日の予定です。

なお、ノースウェーブは2023年8月に社名をカタカナから英語表記のFM NORTH WAVEに変更しています。6月14日付で北の達人社から出たプレスリリースを見ると、決算は北の達人社の子会社になってから3月から翌年2月となっていて、2024年2月期では売上高500,278千円、経常損失△18,569千円、純損失△18,709千円。純資産もマイナスなので債務超過ということになるのだろうけど、さらっとググってみた感じだと債務超過だとしても資金繰りがちゃんとしていれば倒産にはつながらないようです。資本金は1000万円*1、北の達人社の持株は4,642株で持株比率は72.8%*2、他25者で27.1%。

で、山地ユナイテッドというのは何なのかというのが難しくて。私の頭が古くて固いのだ。元は建材商社だったらしいのだけど、現社長がひとつの業種にこだわらずに積極的に異業種に手を出してみるという方針らしく、手を出した事業は120、そのうち50はうまくいっているのだそうだ。
出典はこちら。100の事業、100の経営者を育てる:ヤマチユナイテッド | タナベコンサルティング - Page 2

斜陽と言われるラジオ業界なので意欲のある人にやらせてみればよい、と私は思っています。なので今回の動きもまぁいいんじゃないのと思います。何でもやってみようという感じの方のようだし。ただここがうまくやれなかったときに次にやってみようと思う企業は出てくるのだろうか、という一抹の不安はあります。
ノースウェーブと同じJFL系列の福岡県*3の放送局「CROSS FM」は昨年9月DHC創業者の吉田嘉明氏からあの堀江貴文氏に経営が譲渡され、なんと単月黒字が出ていると言います。前文しか読めないけど今年2月の西日本新聞の記事のリンクをば。
「単月で黒字に戻した」新生クロスエフエムの4カ月とこれから 大出整社長インタビュー|【西日本新聞me】
局のwebサイトを見ると単月黒字についてRKBテレビの取材を受けていたり、ホリエモンさんが番組を持っていたり*4、営業社員募集のお知らせに堀江新体制のキャッチコピー『電波をつかった大実験をしよう』というのとかを見るに、真面目に経営しているんだなと思います。
なお、総務省電波利用ホームページの基幹放送事業者の議決権保有状況等ではこの記事に出てくる大出整社長と堀江貴文会長が45%ずつ議決権を保有しているそうです。
余談ですが、この議決権保有状況等を見ると同じJFLJ-WAVEFM802筆頭株主フジ・メディア・ホールディングスになっている。フジテレビがAMのネットワークとは別にFMのネットワークを持つつもりだというわけではないのだと思うのだけど、なんかモヤモヤする。

そういえば朝日新聞からバスケットB1リーグの茨城ロボッツの運営会社に経営譲渡されたAMラジオの茨城放送はFMラジオのLuckyFMになったんでしたっけ?*5 これもよそ者の私はモヤモヤするのですが地元ではどういう反応なんだろう? そもそも何でラッキーなんだ? 八代亜紀さんの訃報に際し、主な楽曲の中に「ラッキーマンの歌」というのを見つけたときに、「♪ラッキー・クッキー・八代亜紀」と同じで茨城=いばらっきーからLuckyFMなのかと、やっと納得できたのでした。一目千本桜とラッキーを掛けて「さくらっきー」というゆるキャラが身近にあるのになぜ気が付かない、俺。私の頭が古くて固いからですね。

*1:Wikipediaによるとたぶん2016年から。Wikipediaによれば2015年から発行済株式総数が6,369.6株と整数でなく小数第1位まである状態になっている。

*2:総務省電波利用ホームページの「基幹放送事業者の議決権保有状況等」では72.9%とあるので小数第2位以下の丸め方に違いがあるのだろう。

*3:本社は北九州市にある。

*4:レギュラー番組としては5月スタートなので「ラジオ番組表」24春号には載っていない。

*5:経営譲渡は2019年11月、社名変更は2024年2月。コールサインは水戸のAM送信所に与えられたものなので今でも一応AMラジオ局ではある。

仙台CATVが減資公告を出していました その2

6月8日(土)の河北新報、社会面の25面下段の広告の中に公告を見つけましたので、書き写しておきます。

資本金の額の減少公告
 当社は、資本金の額を三億円減少し一億円とすることにいたしました。
 効力発生日は令和六年七月三十一日であり、定時株主総会は令和六年六月七日に終了しております。
 この決定に対し異議のある債権者は、本公告掲載後、六月十日に掲載される官報公告の翌日から一箇月以内にお申し出ください。なお、貸借対照表の要旨は次の通りです。
 令和六年六月八日
         宮城県仙台市青葉区本町一丁目一五番五号
          仙台CATV株式会社
              代表取締役社長  梶本 武宏

※原文は縦書きです。

  第42期 決算公告
2024年6月8日
宮城県仙台市青葉区本町一丁目15番5号
     仙台CATV株式会社
     代表取締役社長 梶本 武宏
  貸借対照表の要旨
(2024年3月31日現在)(単位:千円)

科目金額



流動資産350,904
固定資産1,919,852
資産合計2,270,756








流動負債661,482
 賞与引当金7,263
 その他654,219
固定負債1,328,667
 退職給付引当金77,592
 その他1,251,075
負債合計1,990,150
株主資本280,606
 資 本 金400,000
 資本剰余金37,678
  その他利益剰余金37,678
 利益剰余金△157,072
  その他利益剰余金△157,072
   繰越利益剰余金△157,072
純資産合計280,606
負債・純資産合計2,270,756

※右揃え、左揃え、中央寄せといったレイアウトがグダグダなのは許してください。

官報(令和6年6月10日)号外(第139号)47ページにも同様のものが載っていますが、河北新報では右記「資本金の額の減少公告」と左記「第42期決算公告」の2つの公告に分かれていますが、官報ではひとまとまりになっているなど、細かな違いがあります。もちろん大意に違いはありません。

資本金の額の減少公告
 当社は、資本金の額を三億円減少し一億円とすることにいたしました。。
 この決定に対し異議のある債権者は、本公告掲載の翌日から一箇月以内にお申し出ください。
 なお、最終貸借対照表の要旨は左記の通りです。
 令和六年六月十日
  仙台市青葉区本町一丁目一五番五号
                 仙台CATV株式会社
             代表取締役社長  梶本 武宏


  貸借対照表の要旨
(令和6年3月31日現在)(単位:千円)

科目金額



流動資産350,904
固定資産1,919,852
合 計2,270,756








流動負債661,482
 賞与引当金7,263
固定負債1,328,667
 退職給付引当金77,592
株主資本280,606
 資 本 金400,000
 資本剰余金37,678
  その他利益剰余金37,678
 利益剰余金△157,072
  その他利益剰余金△157,072
 (うち当期純損失(7,671)
合 計2,270,756

※原文は上下ではなく右左の2段構成。「資本金の額の減少公告」の項は縦書き。

というわけで、3年ぶり2回目の減資公告でした。前回はこちら
これにより、仙台CATVも東北放送のように資本金1億円である中小法人の仲間入りとなります。
なお、昨年3月31日付で当時の日高社長は取締役を退任し、翌4月1日付で当時専務だった梶本氏が代表取締役社長に就任しています。日高氏は生え抜きでしたが梶本氏はTOKAIケーブルネットワーク出身です。同日付で非常勤の取締役から代表取締役会長に就任した近藤雄二氏はTOKAIケーブルネットワークでも代表取締役専務です。
そう、仙台CATVは仙台市の同和興業・同和警備から株式を譲渡された静岡県TOKAIケーブルネットワークの子会社になっているのでした。

せっかくですから3年前との比較をしておきましょう。

科目第39期第42期
流動資産384,298350,904
固定資産1,119,9671,919,852
資産合計1,504,2662,270,756
流動負債424,281661,482
固定負債642,3061,328,667
負債合計1,066,5871,990,150
株主資本437,678280,606
 資本金3,500,000400,000
 資本剰余金-37,678
 利益剰余金△3,062,321△157,072
  (うち当期純損失(98,786)(7,671)
純資産合計437,678280,606
負債・純資産合計1,504,2662,270,756
固定資産、固定負債ともそれなりに増えていますが、それよりなにより累積損失(利益剰余金の△)がだいぶ減りました。来年には資本金が400,000→100,000に減ると、その差額分で累積損失が解消されるのかな? 

「ラジオ番組表」2024春号レビュー

例年4月27日、10月27日に発売されてきた三才ブックス刊「ラジオ番組表」ですが、2024春号は「2024年問題」のせいか連休に掛かったせいか、4月30日に発売になりました。2023秋号も昨年10月30日に発売となっています。
昨秋号のレビューを書かないまま今春号が発売になってしまいまして、今春号のレビューを書くことにします。

表紙の顔は日向坂46の松田好花さん。以前からニッポン放送で番組を持っていたのですがこの春オールナイトニッポンの0部にあたる「オールナイトニッポンX(クロス)」の木曜担当となったそうです。本来なら2ページぐらい取ってインタビュー特集が組まれるところなのですが、紙幅が足りなかったのか巻頭の「番組改編トピックス」の中でちょこっと取り上げられている程度です。
表紙の裏は恒例の「ポチっとMラジ」、MBSラジオの番組バナーが散りばめられた広告。土曜日の放送は存続しているはずの「ありがとう浜村淳です」のバナーが載っていないのは何故でしょう。バナーの数を少し絞ってひとつひとつをこれまでより一回り大きく表示しています。おとなりはMBSラジオの注目番組インタビュー。今回はもちろん50年ぶりの新番組『ヤマヒロのぴかッとモーニング』を担当する山本浩之さん。これから一歩一歩自分なりの番組を作り上げていくことになるのだと思います。
巻頭カラーの番組情報はまず「番組改編トピックス」。この枠は主に在京キー局の全国ネットの番組が紹介されるページなのですが、今回は冒頭に「オールナイトニッポン」レーベルの新顔についての情報(表紙の顔の松田さんのインタビューもこの中にある)に次いで2番目にAM局停波の実証実験について取り上げられています。実は巻末にもこの問題についての読物があります。
改めまして「番組改編トピックス」ではそのあと、TOKYO FMJFNの新番組紹介、NHK第一の新午後ワイド「まんまる」、文化放送レコメン!」リニューアルの紹介、TBSラジオラジオNIKKEIの新番組情報と続きます。
その後は局別の「AM改編NEWS」。青森、秋田、和歌山、長崎、大分を除く42局のローカル番組をピックアップしています。東北放送からは「しゅーかん!ティーナ・カリーナ」と「けっぱって東北の好きっちゃ!ふるさとーく」が紹介されています。

このように新番組を取り上げ、終わった番組を取り上げることは基本的に無い本誌なのですが、今回は本誌と深い関係にあった「ラジオパラダイス」誌にとって切っても切れない関係にあったラジオパーソナリティ小森まなみさんのマイクオフについて2ページのインタビューが掲載されました。マイクオフと言っても環境省の役人の意地悪ではなく要はラジオからの引退です。東北放送でも特別番組が放送されまして聴きましたが、休業に入ってから12年ほど経っているのでね、あぁ昔こんな番組やってたなぁっていう懐かしさはありました。ファンの方々にはさまざまに思うところがあったことでしょう。番組を持っていたラジオNIKKEI(当時はラジオたんぱ)、東海ラジオ東北放送でそれぞれマイクオフ特番が制作されたのですが、本号発売後に東海ラジオで特別番組が作られたようですね。そのうち東北放送でもネットされるだろうか。

本誌のレビューに戻ります。
巻頭カラーページの最後は三才ブックス刊行物のご案内。「ラジオ受信バイブル2024」と「教養としてのラジオ用語辞典」が紹介されています。巻末にある読者プレゼントの告知でそれぞれ3名ずつにプレゼントとあります。これらの紹介はまた別の機会に。
白黒ページになって目次。以後、民放AM47局にNHK(ラジオ第1、第2、FMで3局と数えます)に民放FM51局、それとラジオNIKKEIで計102局の今春期のタイムテーブルが掲載されています。
今号でマイナーチェンジがあったのが2点。ひとつは「radikoプレミアム」に対応という表示がなくなったという点です。全民放が対応しているわけで書くまでも無くなったわけですね。そのとばっちりかNHKのページからも「らじる★らじる」の表示が無くなりました。もうひとつは中継局のデータで停波している、する予定の中継局に停波中、停波予定と表記された点です。夏以降に停波する予定の局についてはそのお断りもついています。
細かい事を言えば、この春ニッポン放送ベリカード(受信証明書)の発行を停止したので、ニッポン放送のページからベリカードの写真が消えました。山梨、北日本(富山)、北陸(石川)のAM局、群馬、富士(山梨)、愛知、大阪、熊本のFM局も同様です。これらの局では受信報告書の宛先の表示もなくなったのですが、エフエム熊本だけは「ベリカードの発行はなし」と明記してあります。
住所に関しては昨春指摘した、長崎放送が本社を移転したのに住所が旧社屋のもののままという状態が今号も継続されています。一方、今年4月1日に移転したエフエム宮崎は新住所が掲載されています。

ラジオNIKKEIまで102枚のタイムテーブルが終わると、AFN東京の大まかな番組表。そのあとは各種データのページに移ります。海外日本語放送スケジュール、全国342局コミュニティFMリスト、最新版全国放送局周波数リスト、全国AM番組ネット局一覧表、50音別タレントINDEX。コミュニティFMはこの春一気に5局減りましたが新規開局や開局予定の局も載っているので局数は342局でプラスマイナスゼロです。周波数リストでは停波中、停波予定のAM中継局には住所の欄に休止中、休止予定と書かれています。AMの周波数一覧なのにLuckyFMというFM局(?)が載っていたりします。
かつて拙blogのメインコンテンツだった「全国AM番組ネット局一覧表」の粗探しは令和になって止めました。でも東北放送の欄ぐらいは見ます。「加藤さんと山口くん」(土19:00-19:30)、正確には「(1・3・5土)19:00-19:30」。「キョートリアル」(日22:30-23:00)は誤り、正しくは「(月)22:30-23:00」。「週刊 MUSIC PUNCH!」ってのが載ってて全国6局ネットみたいなんですけど、これってサトケン(佐藤健一)さんが東北地方のFM局でやっている(Wikipediaによればエフエム岩手制作、ふくしまを除く5局ネット)「週刊 MUSIC PUNCH!」なんですね。番組ホームページを見てみたら2020年10月から福井、静岡、RSK(岡山)でスタートしていたんだそうで。知らんかった。

白黒ページの最後は読者投稿「リスナーの主張」やプレゼントのお知らせがあります。「イチ推し番組・DJランキング」の応募券はありません。「リスナーの主張」を読んでいるとradikoの時代なんだなぁ、AM停波で時代の曲がり角に差し掛かっているんだなという気がします。

巻末カラーページはまず「FM改編NEWS」。全国41局のローカル番組の情報が詰め込まれています。Date fmからは基本番組表には「SUNDAY SPECIAL」と書いてある日曜19時台の枠で第1日曜に放送されている「仙台フィルWave Symphony」が紹介されています。新年度のact IX(誌面では「第9幕」)を担当する高平響さんと解説役の山本純さんの写真が載っています。その横にはFM山形で夕方のワイド番組がリニューアルされたことが書かれています。ティーナ・カリーナさんやワッキー貝山さんの顔写真も載っています。基本的に北から南へ向かって書かれているのですがレイアウトの都合かふくしまFMは別のページに。こちらも夕方のワイド番組のリニューアル。余談ですが、その以前の夕方ワイドを担当していたことのある加藤漢太さんが、ふくしまFMを退社し郡山市議会議員に当選してしまっていたようです。知らんかった。

お次は第5回「イチ推し番組DJランキング」結果発表。
毎号テーマを設けて次号で結果発表する形式に変更されています。今回のテーマは「ひとり語り番組部門」と「コミュニティFM局部門」のふたつ。「ひとり語り番組部門」の1位から4位の方のインタビュー記事と「コミュニティFM局部門」1位の静岡県伊東市のFM伊東なぎさステーションの紹介記事で計6ページにわたって展開しています。
「ひとり語り番組部門」の1位はSTVラジオモーニング娘。'24山崎愛生のメイボンソワ」の山崎愛生さん*1。実は昨秋号の表紙の顔でした。

ということは、昨秋の第4回「イチ推し番組DJランキング」の「女性パーソナリティ部門」で1位。2期連続で人気投票1位になってしまいました。
15期か、若手メンバーはあんまり記憶になくてねぇ。東北放送では「モー女」*2が打ち切られて久しく、石田亜佑美さんがハロプロからの卒業を発表したからもうネット再開は起こりえない(「アンジュルムステーション1422」も佐々木莉佳子さんのハロプロ卒業発表を受けてこの春打ち切られたし)。たまにはラジオ日本も聴いてみなけりゃです。私のことはどうでもいいか。
STVラジオでボンソワというタイトルと言えば、「KANのロックボンソワ」です。STVラジオの伝統の深夜番組枠「アタックヤング」の時代から(フランスに住んでいた時期を除いて)永くSTVラジオで番組を持ち続けていたKANさんは昨秋に亡くなられたのでした。Wikipediaロックボンソワのページを読むと療養中の代演者の一覧が載っていて、初めのうちは局アナ(分社化されているから正確にはSTVのテレビのアナウンサー)とかミュージシャン(坂本サトルさんも出たことあるのね)が週替わりで担当していたのだけど、KANさんの出演は10月第1週が最後だったそうで、10月第2週からKANさんの事務所の仲間であるハロプロのメンバーが週替わりで担当するようになり、KANさんの死後も今年3月までは彼女たちが代演しているという形を取っていたようです。というわけで山崎さんの番組は形式的には今春スタートの新番組ですが実質的には昨年11月に始まっていたことになります。

最後のページは冒頭でもちらっと触れましたがAM放送のFM転換に関するコラムとなっています。
裏表紙裏は三才ブックスオンラインショップのおしらせ。期間限定の500円オフクーポンのコードが載っているのですが、今回これを利用して「ABCラジオ本」と「教養としてのラジオ用語辞典」を購入いたしました。書籍は500円オフなんだけど送料が700円なんだよなぁ・・・。配送業者も大事なので送料は必要なんだけど。2冊とも意外と厚いので読みごたえがありそうです。レビューは時間がかかりそうなのでアップしないかもしれませんが、何かの折に少しずつ触れていくつもりです。
裏表紙は今号も「音響芸術専門学校」の広告が出ています。出稿ありがとうございます。

別冊付録が今号も付いています。22秋号から4号目になる『ラジオ番組表+α』。
「超!A&G+」、ミュージックバードコミュニティチャンネル、そして29のコミュニティFM局のタイムテーブルが掲載されています。
「超!A&G+」は平日の放送開始が17時に繰り下がったんですね。ミュージックバードは今年2月29日をもってCSデジタルラジオ放送「SPACE DiVA」を終了し、コミュニティFMへの配信がメインの業務になったようです。
コミュニティFM局のタイムテーブルは北関東が多めな印象。せっかく「イチ推し番組DJランキング」で「コミュニティFM局部門」を設けたのだからランクインした局の番組表を載せればいいのに、3位のFM TARO(群馬県太田市)だけ。どういう基準で選局しているのだろう。
あっ、「イチ推し番組DJランキング」の票数の一覧の下に小さい字で
『※「イチ推し番組・DJランキング」企画は今回で一旦終了いたします。』
って書いてある。秋号はどんな新企画をやるのだろう?


おまけ。
以前、NHKラジオ2024年4月改編薄口批評 - みむめもーどでこんなクイズを出しました。

吹奏楽のひびき」は数年前から毎月最終週は指揮者の下野竜也さんが担当するようになっていますが、それ以外の週は作曲家の中橋愛生さんが担当しています。では彼の名前はなかはし何と読むでしょうか。
1。あき
2。めい
3。まなお
4。よしお

この「あいなまちゃんクイズ」を思いついたのは23秋号の表紙の山崎愛生さんの名前が読めなかったからです。愛生ちゃんといえばアニメ「けいおん!」で知られる声優の豊崎愛生さんとか将棋の香川愛生女流四段が思い浮かぶのですが、豊崎さんは「あき」、香川さんは「まなお」と読みます。で、山崎愛生さんは「めい」なんですね。「めい」という名前も永野芽郁さんとか畑芽育さんとか副島萌生さんとか菅野愛郁さんとか何十通りも漢字の組み合わせがある名前ではあります。
よって、クイズの答えは「4。よしお」です。男性です。NHK-FM吹奏楽のひびき」を聴いていて「なかはしよしお」という名前は知っていたのですが、番組ホームページを見て漢字で「中橋愛生」と書くと知り、男でもあいなまちゃんはアリなのかとびっくりしたのでした。※個人の感想です。

*1:崎の字は正しくは異字体の通称「たつさき」

*2:モーニング娘。'24のモーニング女学院~放課後ミーティング」(ラジオ日本)

聴ける? 聴けない?

プロ野球もセ・パ交流戦が始まりまして、それ以前から通算して千葉ロッテは引き分けを挟んで11連勝とか。その最後の日となった6月1日には『勝利の女神』が始球式をなされたとネットニュースになっていました。しかし『軟体女子アナ』っていったい・・・。某週刊誌の見出しの『元東北放送アナの官能小説朗読会』ぐらいひどい。あっ、同期か。
打者に向かって足ピーン"大開脚" 頭の上まであがる足…軟体女子アナに場内どよめき | Full-Count
「安定のかわいさ。って、脚すご!」天まで上がる足に衝撃 軟体女子アナの「I字開脚」 | Full-Count

楽天イーグルスにおかれましても、5月31日の福島市での試合で福島県出身のあばれる君さんがS・・・えっ、始球式ではなくセレモニアルピッチ? 何が違うの? まぁ福島のこどもたち、ファンの願いが通じてサヨナラ勝ちになったのでよかったですね。しかし、試合が延びたためナイタークッション番組「TBCナイタージャンクション」は放送無し。たぶん「ミュージックブルペン」は笘篠賢治さん&大寺かおりさん担当の最終日だったはずなのですが宮城県では聴けないこととなりました。
6月1日は土曜日のナイター。ヤクルト戦だったからか唯一のナイトゲームだったからかニッポン放送と2局ネット。いや山口放送と3局ネットだったようです(山口放送は地方局で唯一土曜日も通常番組としてのナイター中継があります)。
6月2日は日曜日のデーゲーム、日曜は13時開始が多いけどこの日は14時開始。しかし競馬中継中に降雨コールドゲーム。競馬中継が終わって16時の時報の後1分間の経緯説明があって16時4分番組終了。そのあと「ベースボールストーリー」。いつもは「ベストミュージックコレクションジャパン」な気がするのだけど、「ベースボールストーリー」と「ベストミュージックコレクションジャパン」のどちらをどれだけ放送するのかってどういう関係になっているのだろう。6月1日のナイター後は21時19分から5分間だけ「ベストミュージックコレクションジャパン」をやって21時24分から「ベースボールストーリー」。
何でそんなことが分かる? だってradikoの番組表に書いてあるから。。。
あっ、radikoの番組表が書き換わってる! 担当者仕事してる! なんだ、やればできるんじゃないですか。
ということは、日曜の16時25分から「ロジャー大葉の愛してJ-POP天国」(29分間のショートバージョン)が、、、書いてある。
「愛してJ-POP天国」は通常放送も録音ですが、デーゲーム中継が早く終わったときのために16時25分から54分まで放送される29分間のショートバージョンが準備されています。こちらは「愛して」のリスナーからの過去の性愛を綴ったメールの紹介は無く、「J-POP」のテーマ特集というつくりになっています。他人の過去を羨ましがる必要が無くちょっと昔の音楽を聴けるので気分によってはこっちのほうがよい場合があります。これまでは番組表に載っていなかったかと思うのですが、後からであっても載ればタイムフリーで聴けることが知らしめられるので、これからもできるだけ書き換えて欲しいと思います。

このことから、日曜のデーゲームでは競馬中継中に試合が終わっても経過説明のために16時台のデーゲーム放送はある。よって定時番組「Sofa×Music」ははじめから放送されない、ということになりますね。残された疑問ははじめから雨天中止が分かっているときはどうなるのかということなのだけど、どうなんだろう?
そういえば「Sofa×Music」のDJを務めている須口まきさんが転んで怪我をされたそうで、持ち番組をお休みすることになったようです。6月1日の「サタディ・イン・ザ・パーク」のオープニングで渡邉敏之さん(ナベさん)から発表されました。この日のナベさんのお相手は村上晴香アナが代演、5月28日の「en∞Voyage」は守屋周アナが代演していたようです。「Sofa×Music」はしばらくデーゲーム中継で潰れるので(雨天中止がなければ)次回は7月21日かな?

6月2日に雨の中デーゲームをやってくれたおかげで6月3日の予備日は行使されず、「tbc POWERFUL BASEBALL」と書いてあった番組表は通常番組に戻りました。ただし、19時からの「3.11みやぎホットライン」はお休みになることを告知しています。では、そこに入った穴埋め番組は・・・
『19:00 アナログタロウ 痛快!アナログヒッパレ~』
わーい、わーい! 
タイムテーブルの土曜朝9時の場所から消えて2か月。どんな形であれ復活してくれて、おめでとうございます。

最後にひとつ。
日曜夜7時にひっそり開いている「MUSIC BAR MIRAI亭」。先週5月26日放送分がタイムフリー聴取不可になっていたのですが、何かありました?
ラジオNIKKEI第1も聴取不可、RKBラジオだと、おなじみの「配信を停止しております」のフィラーが29分間。
Spotifyでも配信しているというので探してみたら、そちらでは配信されていました(ただし楽曲部分はカット)。
MUSIC BAR MIRAI亭#61 - MUSIC BAR MIRAI亭 | Podcast on Spotify
ゲストは声優の内田真礼さんで、聴いた感じでは差し障りのあるような会話では無かったと思うのだけど、何か放送に載せるのに都合の悪い部分があったのだろうか。

在仙放送局の決算・人事など 2024

河北新報朝刊の経済面に掲載される在仙民放各社の決算と役員人事を書き写している拙blogの年中行事です。今年は5月のうちに出揃いました。
ちなみに、去年の分はこちら

大沼会長が退任 宮城テレビ

(5月23日付より)
 宮城テレビ放送仙台市)は22日の取締役会で、大沼裕之会長が退任し、非常勤の相談役に就く人事を内定した。後任の会長は置かない。新たな非常勤取締役には日本テレビホールディングス代表取締役会長執行役員の杉山美邦氏、日本テレビ放送網メディア戦略局長の中村知純氏が就く。6月24日の株主総会と取締役会で正式決定する。

※「マスコミ研究会 日刊合同通信」のサイトでは
5月23日付でミヤギテレビについて監査役についても触れています。
『社外新取中村・杉山日テレ会長・角川新監
 ミヤギ、大沼相談役化・売上71億・経常4億 』
また5月30日付でテレビ岩手について、杉山・中村コンビが非常勤取締役に就くと伝えています。
『榧野会長及畑山専務退任・栃沢・小杉執役昇格
 テレビ岩手、社外で日テレ杉山・中村氏・減収益』

社長に東海林氏 エフエム仙台

(5月25日付より)
 エフエム仙台仙台市)は24日の取締役会で、社長に社外取締役の東海林仁河北折込センター社長が就く役員人事を内定した。取締役には、エフエム東京から出向している坂口稔東京支社長が就任する。新たな非常勤取締役には氏家裕介仙台放送取締役、田中成明ニッポン放送常務が就く。
 小田桐和久社長のほか、村上正光、森谷和郎の両社外取締役は退任する。6月21日の株主総会と取締役会で正式決定する。
(※このあと東海林仁(しょうじ・ひとし)氏の経歴が載っていますが書き写しません。河北折込センターは河北新報の折り込み広告やポスティングを手掛ける河北新報のグループ会社(100%子会社ではない)、東北放送の主要株主のひとつでもある。東海林氏は河北新報出身で2019年4月から河北折込センター社長。)
(※小田桐氏は仙台放送、村上氏はエフエム東京、森谷氏はニッポン放送の出身。森谷氏は「ビートたけしオールナイトニッポン」のディレクターだった方なんですってねぇ。)

常務3氏昇格 仙台放送

(5月29日付より)
 仙台放送仙台市)は28日の取締役会で、阿部和昭、氏家裕介、塩野智の3取締役がそれぞれ常務に昇格する役員人事を内定した。新たな取締役には篠原研司編成業務局長兼番組審議室長が就任する。
 非常勤取締役には七十七銀行の小林英文頭取が就く。福原一宏専務のほか非常勤取締役の平山準一、鎌田宏、塚越裕爾の3氏は退任する。6月28日の株主総会と取締役会で正式決定する。

日本経済新聞のwebにはもう少し詳しく書かれています。阿部氏は技術、氏家氏は編成、塩野氏は総務の担当のようです。

人事、仙台放送
2024年5月28日 17:34

(6月28日)常務技術局長(取締役)阿部和昭▽常務(同編成業務局担当)氏家裕介▽同(同総務局長兼コンプライアンス室長)塩野智▽取締役編成業務局・番組審議室担当、編成業務局長兼番組審議室長篠原研司▽取締役、七十七銀行頭取小林英文▽顧問(専務)福原一宏▽同(取締役)平山準一▽退任(同)鎌田宏▽同(同)塚越裕爾

(※鎌田氏は七十七銀行頭取や仙台商工会議所会頭を務められた方、塚越氏はフジテレビの出身。)

取締役に土田氏 東北放送

(5月30日付より)
 東北放送仙台市)は29日の取締役会で、新たな取締役に土田剛ラジオ局長が就く役員人事を内定した。監査役には井上浩二取締役が就任する。菊池睦己監査役は退任する。6月18日の株主総会と取締役会で正式決定する。
(※このあと土田氏の経歴が載っていますが省略します。剛と書いて「たかし」と読むそうです。22年4月からラジオ局長なんですね。一方、井上氏は4月1日付の異動の発表を読み返したら『テレビ局長、番組審議会事務局長の委嘱を解く』と書いてありました、テレビ局長の後任は中山真吾氏。)

取締役に安達氏 東日本放送

(5月30日付より)
 東日本放送仙台市)は29日の取締役会で、取締役に安達英雄執行役員が就任する役員人事を内定した。監査役には中村麻美取締役が就任する。非常勤取締役にはテレビ朝日の板橋順二常務、七十七銀行の井深修一常務、日本経済新聞社の佐藤理映像戦略本部長がそれぞれ就く。
 加藤東興、円尾佳則の両取締役のほか、非常勤取締役の志藤敦、下原口徹の両氏、浜尾芳朗監査役は退任する。6月21日の株主総会と取締役会で正式決定する。
(※円尾氏の円の字と浜尾氏の浜の字は新聞記事なので旧字体を使っていない。正しくは圓尾、濱尾。円尾氏はテレビ朝日、志藤氏は七十七、下原口氏は日本経済新聞の人。)


以上、人事でした。
以下、今期の決算。

決算東北 24年3月期(増減は前期比)

(※日付は発表日。基本的に翌日付の河北新報経済面に掲載されます。)

(22日)(※掲載は5月23日)
◆減収減益
 宮城テレビ放送仙台市) 売上高2.2%減の71億3800万円▽経常利益21.1%減の3億8300万円▽純利益22.5%減の2億5300万円
 テレビCMの出稿量が減り、減収減益となった。

(24日)
◆経常益57%減
 エフエム仙台仙台市) 売上高0.5%減の7億1500万円▽経常利益57.5%減の1500万円▽純利益62.1%減の1200万円
 イベント関連の収入が伸びた一方、ラジオCMの出稿量が減り、減益となった。

(28日)
◆純損失を計上
 仙台放送仙台市) 売上高3.7%増の71億8000万円▽経常損益2億5800万円の黒字から4000万円の赤字▽純損益1億9900万円の黒字から4700万円の赤字
 イベント開催などの事業が好調で増収。一方で利益率の高いCM収入が減り、2009年3月期以来の純損失を計上した。

(31日)
◆黒字に転換
 東北放送仙台市) 売上高2.3%増の66億5700万円▽経常損益3億8200万円の赤字から1億1500万円の黒字▽純損益3億8800万円の赤字から1億2800万円の黒字
 イベント開催など事業関連が好調で増収。有価証券の配当益などが寄与し、黒字転換を果たした。

◆赤字幅が縮小
 東日本放送仙台市) 売上高3.4%減の61億9100万円▽経常損失6600万円から2500万円に赤字幅が縮小▽純損失4800万円から1200万円に赤字幅が縮小
 テレビCM収入が伸びず減収、経費の減少で赤字幅が縮小した。

(※記事の金額表記がXX百万円から数字4桁のXX00万円に変わったようです。記事は縦書きなので文字数が増えるのだけど、読者には優しいのだろうか。)
(※よく拙blogコメント欄に某AMラジオ局のCMガーという嘆きの声が寄せられますが、どの局もCM出稿が減っているようで。放送からネットへ広告費のシフトが加速しているのかな。イベントを開拓して稼いでいかなければやってられないようです。)
最後に昨年との比較を表にまとめておきましょう。(金額の単位は百万円)

  売上高 経常損益 純損益
東北放送 6502→6657(2.3%増) ▲382→115(黒字転換) ▲388→128(黒字転換)
仙台放送 6921→7180(3.7%増) 258→ ▲40(赤字化) 199→ ▲47(赤字化)
ミヤギテレビ 7296→7138(2.2%減) 486→383(21.1%減) 326→253(22.5%減)
東日本放送 6408→6191(3.4%減) ▲66→ ▲25(赤字縮小) ▲48 → ▲12(赤字縮小)
エフエム仙台 719→ 715(0.5%減) 35→ 15(57.5%減) 32→ 12(62.1%減)