在仙放送局の決算・人事など 2018

拙blog6月の年中行事です。とはいえ5月のうちに発表済みなのですが、このところ他のことで頭がいっぱいでやっぱり6月になってしまいました。
ソースは特記しない限りは河北新報朝刊経済面です。ちなみに、去年の分はこちら

常務に赤坂氏 東日本放送 (5月25日付河北)

 東日本放送仙台市)は24日の取締役会で、常務に赤坂正弘取締役が昇格する役員人事を内定した。新取締役には加藤東興執行役員が就く。6月19日の株主総会と取締役会で正式決定する。
 森英生常務は退任し、監査役に就任する。非常勤取締役には加藤伊佐雄河北仙販社長、長沢倫一郎日本経済新聞東京本社電波本部部長が就任し、金成有造、藤野啓介両氏は退任、伊藤元博監査役、御園生勇郎非常勤監査役は辞任し、非常勤監査役には斎藤義明仙台銀行常務が就く。
(※日本経済新聞のサイトの異動情報の記事によると、加藤氏の肩書は経営戦略室長兼新社屋プロジェクト室長。)

常務に森氏内定 宮城テレビ(5月26日付河北)

 宮城テレビ放送仙台市)は25日、取締役会を開き、森寛取締役が常務に昇格する役員人事を内定した。鈴木正志非常勤取締役は退任し、新たに高橋啓之カメイ専務が就く。6月22日の株主総会と取締役会で正式決定する。
(※一緒に載っているカメイの人事の記事によると鈴木氏はカメイの取締役も退任します。)

専務に児玉氏 エフエム仙台 (5月26日付河北)

 エフエム仙台仙台市)は25日の取締役会で、児玉聡常務が専務に昇格する役員人事を内定した。新取締役には松崎靖子総務局長兼編成局長が就任。剣持文仁社長は会長の兼務が解かれる。畑中和俊取締役相談役は退任する。6月25日の株主総会と取締役会で正式決定する。

専務に大沼氏 仙台放送 (5月30日付河北)

 仙台放送仙台市)は29日の取締役会で、大沼浩一常務が専務に昇格する役員人事を内定した。新取締役には阿部和昭技術局長が就く。小田桐和久、高梨政宏両専務は退任する。6月29日の株主総会と取締役会で正式決定する。

なお、東北放送はこの時期に異動記事が出ませんでした。

決算東北 18年3月期(増減は前期比)

(※日付は発表日。翌日付の河北新報経済面に掲載されたものです。)

(24日)
◆経常利益27%減
 東日本放送仙台市) 売上高2.4%減の70億78百万円▽経常利益27.5%減の4億82百万円▽純利益25.8%減の3億29百万円
 スポット広告が苦戦、映画関連収入があった前期からの反動もあった。

(25日)
◆経常利益13%減
 宮城テレビ放送仙台市) 売上高0.8%増の94億4百万円▽経常利益13.1%減の11億27百万円▽純利益16.0%減の8億68百万円
 スポットCMが落ち込んだほか、設備更新の減価償却費が増加した。

◆純利益33%減
 エフエム仙台仙台市) 売上高8.1%減の10億1百万円▽経常利益31.7%減の1億35百万円▽純利益33.2%減の1億16百万円
 スポットCMの売り上げが減少。設備投資の費用が増えた。

(29日)
◆経常利益4割減
 仙台放送仙台市) 売上高1.8%増の89億円▽経常利益40.8%減の3億35百万円▽純利益47.6%増の5億64百万円
 イベント事業の拡大で増収もスポット広告の苦戦で減益。株式売却で純利益は増加。

(30日)
◆経常利益35.5%減
 東北放送仙台市) 売上高5.6%減の84億円▽経常利益35.5%減の5億28百万円▽純利益67.8%減の2億98百万円
 広告の受注が減少。大型の主催事業も少なく減収減益。純利益は土地の売却があった昨年からの反動で大幅減。


※全社揃って広告が減少だそうです。震災特需が終わったということか?
 ちなみに東日本放送の映画とは羽生結弦選手が出演したことでも話題になった「殿、利息でござる」(主演は阿部サダヲさん)。仙台放送のイベント事業は第1回「東北・みやぎ復興マラソン」(フルマラソンの部は参加料1万3千円!×参加者1万2千人)、仙台放送の株式売却は保有していた株を親会社に放出させられたということか(←これは憶測です)。東北放送の土地の売却は富谷町(現・富谷市)にあった旧ラジオ送信所跡地にコストコを建てたこと(富谷市高屋敷土地区画整理組合という名義のようだ)。