在仙放送局の決算・人事など 2022

拙blog6月の年中行事です。河北新報朝刊の経済面に掲載される在仙民放各社の決算と役員人事を書き写しています。
ちなみに、去年の分はこちら

社長に藤ノ木氏 東日本放送 (5月24日付より)

 東日本放送仙台市)は23日の取締役会で、社長に藤ノ木正哉テレビ朝日副社長が就任する役員人事を内定した。佐藤吉雄社長は特別顧問に就く。6月22日の株主総会と取締役会で正式決定する。
 非常勤取締役に今野俊宏河北新報社取締役が就任する。非常勤取締役の加藤伊佐雄、小野瀬雅久の両氏は退任する。
(※藤ノ木氏の顔写真と略歴が載っている。テレビ朝日の生え抜きで、専務などを経て21年6月副社長。今回の異動でテレビ朝日とホールディングスの取締役を退任しテレビ朝日の顧問になる予定。また岩手朝日テレビの非常勤取締役にも就く予定。)
 ◇東日本放送人事(6月22日)退任 上席執行役員赤坂正弘
(※記事の最後になぜかこの1行だけ。赤坂氏は2013年から取締役にあった方。なお、退任される加藤氏は河北新報の方、小野瀬氏はテレビ朝日の方で21年6月より取締役。)

取締役に明石氏 東北放送 (5月26日付より)

 東北放送仙台市)は25日の取締役会で、明石茂テレビ局長がが取締役に就く役員人事を内定した。6月21日の株主総会と取締役会で正式決定する。
 非常勤取締役に林慎太郎TBSテレビ執行役員が就任。氏家悟、武田信二の両非常勤取締役は退任する。
(※明石氏の略歴が掲載されていますが書き写しません。ひょっとして私より若いのかな。)
(※林氏はアイビーシー岩手放送有価証券報告書によると、TBSテレビの営業局長、BS-TBSの常務取締役を経て20年6月TBSテレビ執行役員青森テレビ常務取締役と岩手放送社外取締役にいっぺんに就任。岩手放送では取締役、青森テレビでは常務取締役としてそれぞれの社のホームページに名前が載っている。)
※退任する非常勤取締役の2名については拙blogエイプリルフール、もしくは2022年3月で辞めるアナウンサーについて - みむめもーどのコメント欄でちょっと話が盛り上がっていました。氏家氏は藤沢智子アナが社長を務める東北放送の子会社tbc Azの代表取締役になりました。武田氏はTBSホールディングスの会長でJNN系列の基幹局で役付きになっています。4月の人事異動についても触れておきます。

氏家氏 非常勤に 東北放送 (2月25日付より)

 東北放送は24日の取締役会で、氏家悟常務を非常勤取締役・参与とし、報道制作局・労務・関連事業担当を解く4月1日付の役員人事を決めた。
 同日付の組織改編では、総務局総務部と社屋管理部を統合し、総務部とする。
 ◇東北放送人事(4月1日)報道制作局担当 取締役ラジオ局・テレビ局・番組審議会担当岩城彰▽関連事業担当 取締役総務局・営業局・事業局担当本郷浩尚▽労務担当 取締役技術局担当技術局長委嘱公平正浩
(※要するに氏家氏の3つの担務を3人の取締役に割り振ったということです。このあとは取締役ではない局長の人事、部長や専任部長の人事が掲載されていますが、書き写しません。かいつまんで取り上げるとtbc気象台長に佐藤正則さん、松尾武アナがアナウンス部専任部長、報道部専任部長に横山義則さん、テレビ制作部専任部長に尾崎尚之さん、といったおなじみの名前があります。この春から天気予報にまさくん(佐藤正則予報士)が戻ってきて気象台長だった尾崎さんがいなくなったのはこの異動のためだと分かります。アナウンス部専任部長と言えばぢゅんごさんが就いていた役職ですが、今回の人事に佐々木淳吾という文字はありません。たぶん現在も専任部長なのではないでしょうか。専任部長が二人いたとしてもラジオのリスナーには何の関係も無いことです。)

取締役に嶋田氏 エフエム仙台 (5月27日付より)

 エフエム仙台仙台市)は24日の取締役会で、嶋田幸生読売新聞社メディア局専門委員が非常勤取締役に就く役員人事を内定した。児玉聡専務、松崎靖子取締役総務局長、藤田和昭非常勤取締役はそれぞれ退任する。6月24日の株主総会と取締役会で正式に決定する。
(※なぜか決算短信は5月26日付、人事の記事は5月27日付と分けて掲載されました。児玉氏は河北新報出身らしい、ググったら文化通信.comで『FM仙台役員人事/新取に河北新報児玉氏』(2015年05月21日)と出てきました。松崎氏はググってもわからなかったのでプロパーなんじゃないかな。藤田氏は着任当時は読売テレビの人だったはずなのだけど、秋田テレビ取締役に就くという人事短信で肩書が読売新聞東京本社メディア局ネットワーク戦略委員会事務局次長となっていました。)

宮城テレビの社長に玉井氏 (5月28日付より。5月31日付紙面に訂正記事あり)

 宮城テレビ放送仙台市)は27日の取締役会で、社長に玉井忠幸日本テレビホールディングス上席執行役員が就任する役員人事を内定した。大沼裕之社長は取締役会長に昇任する。6月23日の株主総会と取締役会で正式決定する。
 取締役に大沢陽一郎読売新聞西部本社執行役員編集局長、浦山靖博総務局長、昆野俊行編成業務局長が就任する。佐藤久朋、佐藤みえ子の両常務は退任し、それぞれ非常勤の監査役と顧問に就く。尾崎和典常務は6月20日に辞任し、福島中央テレビ副社長に選任される予定。
 非常勤取締役に杉山美邦日本テレビ放送網社長執行役員、亀井昭男カメイ副社長が就く。非常勤取締役の大久保好男、高橋啓之、早坂浩仁の3氏は退任する。監査役の後藤吉郎氏は退任する。
(※玉井氏の顔写真と略歴が掲載されていますが書き写しません。読売新聞出身で19年日本テレビホールディングス常務とのことですが、2018年に読売新聞東京本社取締役メディア局長から日本テレビ放送網に取締役執行役員として入ったようです。)
(※退任する方のうち、大久保氏は言わずと知れた日本テレビホールディングス会長かつ日本民間放送連盟会長ですがいずれも6月で退任予定。日本テレビホールディングスは巨人軍オーナーでもある山口寿一読売新聞グループ本社・東京本社社長が取締役会議長(非常勤)、杉山社長が会長執行役員という体制になる予定。高橋氏はカメイ専務執行役員、早坂氏は日本テレビの人。後藤氏はたぶんプロパーだと思う。福島中央テレビに異動になる尾崎氏はもともとは読売新聞の人。)
(※読売新聞社は2002年7月に読売新聞グループを再編。持ち株会社読売新聞グループ本社」の下に、読売新聞東京、大阪、西部の3本社と読売巨人軍中央公論新社の計5社を配する基幹6社体制、2021年3月によみうりランドを加えた7社体制となっている。訂正記事は大沢氏の所属で西部本社の文字が欠けていたというもの。これに倣えば前出のエフエム仙台の嶋田氏の肩書は正しくは読売新聞東京本社メディア局と思われます。)

特別顧問に竹内氏就任 仙台放送 (6月1日付より)

 仙台放送仙台市)は31日の取締役会で、竹内次也取締役相談役が退任して常勤の特別顧問に就く役員人事を内定した。6月30日の株主総会と取締役会で正式決定する。
 竹内氏はフジテレビジョン出身で2006年から仙台放送社長、17~19年に会長を務めた。
 高荒治朗仙台放送エンタープライズ社長が取締役に、塚越裕爾フジテレビジョン執行役員が非常勤取締役にそれぞれ就任。平山準一常務が非常勤取締役となり、仙台放送エンタープライズ社長に就く。

日本経済新聞のwebではひとり多く掲載されています。

2022年5月31日 17:07
(6月30日)取締役兼仙台放送エンタープライズ社長(常務)平山準一▽編成業務局・営業局・東京支社・関西支社・ニュービジネス開発局・デジタルメディア推進局担当(報道制作局担当兼報道制作局長)取締役氏家裕介▽取締役報道制作局担当兼報道制作局長(執行役員仙台放送エンタープライズ社長)高荒治朗▽取締役、塚越裕爾▽特別顧問(取締役相談役)竹内次也
(※平山氏の担務が氏家氏に移るということでよいのかな。)
(※塚越氏はフジテレビジョンでも取締役に就任予定。昨年非常勤取締役に就いた犬竹紳晃氏は昨年フジテレビジョンでも取締役に就いており、常務取締役に昇任予定。フジテレビジョン港浩一社長に大多亮専務って、馴染みの名前にワクワク感があります。)

おまけ。

40代の放送局長青森など8人に NHK管理職人事 (6月2日付の4面(総合面)より)

 NHKは1日、7月1日付などの管理職人事を発表した。若手管理職の主要ポストへの積極的な登用を進め、40代の地域の放送局長は過去最多の8人となる。
 NHKでは年功序列によらずに人材を抜てきする「基幹職選抜プログラム」を2021年度に導入し、その合格者を中心に若手を主要ポストに配置。40代の放送局長が新たに就任するのは青森、大分の2局。既に発表があった、さいたま放送局長(4月25日付)は現在42歳で最年少という。
 本部の経理局とメディア総局クリエイターセンターでは、34歳の職員2人が管理職となる。
 社会部長に女性が初めて起用されるなど、管理職に占める女性の割合も向上。21年7月から約0.6ポイント上昇の12.1%になる。
 ◇NHK人事(15日)福島放送局長(報道局専任局長)細田修二▽広島放送局付(福島放送局長)半沢治久▽(20日仙台放送局長(報道局スポーツセンター長)辻村和人▽青森放送局長(仙台放送局副局長)中村円香▽名古屋放送局付(青森放送局長)戸沢冬樹▽(7月1日)地域改革支援局長(仙台放送局長)神田真介
(※このところNHKは職制を積極的にいじっていて、これまでの放送総局が4月からメディア総局に変更され、総局長は正籬副会長の兼務だったのが4月25日付で林理恵専務理事が担当することになりました。新任の理事である熊埜御堂朋子、山内昌彦の各氏がそれぞれメディア戦略本部長、副部長として林氏と共にコンテンツ力の強化を図るのだそうです。地域改革というのは拠点放送局(この名称は4月以降使うのをやめにしたらしいが)の下にあるそのほかの局(地域放送局)の組織改正を図ることという理解でいいのかな、東北ブロックが先行実施されているのでその成果を他ブロックに生かすために仙台放送局長が地域改革支援局長に異動になるということなのだろうと邪推します。)

決算東北 22年3月期(増減は前期比)

(※日付は発表日。基本的に翌日付の河北新報経済面に掲載されます。)

(23日)
◆売上高9.9%増
 東日本放送仙台市) 売上高9.9%増の63億32百万円▽経常利益88.8%減の30百万円▽純損益52百万円の黒字から8億80百万円の赤字
 CM、イベント収入が前年より回復し増収を確保。新社屋移転に伴う減価償却費計上などで経常減益。旧社屋売却に伴い純損失を計上した。

(25日)
◆売上高6.0%増
 東北放送仙台市) 売上高6.0%増の68億99百万円▽経常損失5億23百万円から91百万円に赤字縮小▽純損益1億5百万円の黒字から28百万円の赤字
 東京五輪パラリンピックの追い風を受けてCMが伸びて増収。新型コロナウイルス感染問題の影響が残り純赤字を計上。

(24日)(※掲載は5月26日)
◆売上高4.4%増
 エフエム仙台仙台市) 売上高4.4%増の6億94百万円▽経常損益35百万円の赤字から1百万円の黒字▽純利益97.4%減の48万円
 事業、広告収入が持ち直し増収を確保した。

(27日)(※掲載は5月28日、5月31日付紙面に訂正記事あり)
◆純利益2.2倍
 宮城テレビ放送仙台市) 売上高4.3%増の76億90百万円▽経常利益91.1%増の6億76百万円▽純利益2.2倍の4億58百万円
 新型コロナウイルス禍で落ち込んだCM収入が回復した。

(31日)
◆売上高6.4%増
 仙台放送仙台市) 売上高6.4%増の72億9百万円▽経常利益7.9倍の5億73百万円▽純利益80.2%減の4億77百万円
 新型コロナウイルス禍で落ち込んでいたスポットCM、事業収入が回復。純利益は前期にあったNTTドコモ株売却益の反動などで減。

 
※昨年も書きましたが注意喚起のために再び。東北放送仙台放送が昨年NTTDoCoMoの株を売ったのは決してコロナで収入が減ったのを補うためではなく、NTT本体がドコモを完全子会社化したことによるNTT側の都合です。お間違え無きよう。
東日本放送旧社屋の土地・建物は隣接する東北生活文化大学を経営する学校法人三島学園が購入し、東北生活文化大学双葉ケ丘キャンパスとなりました。
双葉ヶ丘キャンパス誕生! - 東北生活文化大学・短期大学部
余談ですが、三島学園が泉区虹の丘*1に引っ越す前に建っていたのは若林区清水小路(1913-1974)。そこはつい最近まで仙台市立病院があり(1980-2014)、東北学院大学の泉キャンパス・多賀城キャンパスを統合する新キャンパスが建設中です(2023-)。で仙台市立病院も東日本放送太白区あすと長町に移転しました。偶然です。

最後に昨年との比較を表にまとめておきましょう。(金額の単位は百万円)

  売上高 経常損益 純損益
東北放送 6506→6899(6.0%増) ▲523→▲91(赤字縮小) 105→▲28(赤字化)
仙台放送 6779→7209(6.4%増) 72→573(7.9倍増) 2407→477(80.2%減)
ミヤギテレビ 7374→7690(4.3%増) 354→676(91.1%増) 205→458(2.2倍増)
東日本放送 5760→6332(9.9%増) 274→ 30(88.8%減) 52→▲880(赤字化)
エフエム仙台 664→694(4.4%増) ▲35→1(黒字化) 18→0.48(97.4%減)

*1:当時の地名は泉市上谷刈

衣替え

6月になりまして、やっと東北放送のwebサイトのアナウンサーページが更新されました。
アナウンサー 一覧/tbc東北放送
コメント欄にもちらっと書きましたが、5月26日の『モニタリング』放送に合わせるかのように黒田直樹アナだけ削除。そして6月に入るタイミングで安東理紗アナと菅生翔平アナが非表示(今のところURLを直打ちすれば見ることができます)となりました。
好意的に解釈すれば実は退社日は5月31日だったという可能性は微レ存なのだろうか。黒田アナは4月末で退社だったはずだし、菅生アナも退社に合わせてnoteを開設し、白石市に移住して塾講師をしているとあります。ただ菅生アナはラジオのプロ野球中継には引き続き出演しています。安東アナはTwitterのプロフィールが『17年アナウンサーをしておりました』となっているのだけど、番組を降板してから正式に退社になるまで有給消化が2ヶ月分も溜まりまくっていたという可能性はあるのだろうか。webサイトを管理している業者、もしくは担当する立場にあるはずの職員が多忙にかまけてほったらかしにしていただけではないのかという気がしてなりません。
古野真也アナは引き続き掲載されていますが、クリックすると担当番組の表示が無くなっており現在何にも出演していない状態に合わせたものとなっています。長らく更新が止まっていた古野アナのtwitterは5月30日に再開され、instagramが開設されたようです。最初のつぶやきに『現在は放送の今後を考えwebマーケティングについて勉強しています!』とあることから、アナウンスの仕事ではない別の仕事を任されているのだろうと推測しますが、別部署に異動になったのであればアナウンサーページから削除するべきなのでアナウンス部に籍を置いたまま別の仕事を任されているという状態なのか? と不思議に思います。
アナウンサーページに載っているのは16名、うち古野アナが別のテーマを与えられ、一人休職中、一人休養中で、外から見ていてテレビ・ラジオに出ていることが分かるのは13名というのが2022年6月1日現在の状況です。

おかえりなさい

しばらくは過去にさかのぼって更新すると宣言していたのですが、ちょっとただ事ではないのでひとつだけ。
今朝目が覚めてとりあえずラジオをつけTBCラジオを聞いていると、8:55の河北新報ニュース。
この声、宮田敬子さんだよね?
ニュースの終わりに担当者の名前を名乗らずにニュースは終わりました。たまにニュースの終わりに自分の名前を言わないで終わる人がいて、別に言う義務は無いはずなので言わなくても何の問題も無いのだけど、名乗らなくたってこの声は間違いない。念のために昨夜(5月5日)23:57の河北新報ニュースをradikoタイムフリーで聞いてみたら、同じ声。てことは夜勤に入ったのか。
大型連休だから、仙台ハーフマラソンの準備で局内がバタバタしてるから、といった事情があるのかもしれません。5月2日(月)23:57の河北新報ニュースには吹谷しのぶさんが登場しました。逆に5月3日(火)は長田洋子さんではなく守屋周アナでした。4月は火曜深夜に長田さんがニュースを読んでいました。ここは逆に連休中でお休みになったのか、それともかつての『火曜日のアナウンス部』のように守屋アナがディレクターの立場で(番組タイトルがものすごく長いので略して)『ってばよ』に立ち会っていたついでにニュースを読んだのか、そこは分かりません。もちろん私が分かる必要は無いのです。ついでに5月4日(水)は伊藤晋平アナ、それで5月5日(木)が宮田敬子さん、今夜は山口祥未さんです。山口さんは毎週金曜深夜に入ることになったかもしれません。
念のためと『シロクジTUNE』を聴きながら久しぶりに「5ちゃんねる」の東北放送スレを覗いてみると、鈴木俊光さんまで復活したと。まさかと思っていたら『TBCニューストゥデイ』の担当が俊光さんだった。この枠に出てくるということは日中ラジオのニュースデスクに入っていたことになります。タイムフリーで15時とか11:50の河北新報ニュースを聴いてみると確かに俊光さんが担当していました。昨春でニュースデスクを勇退されたはずなので1年ぶりの復帰ということになります。今日だけなのかこれから定期的に聴けることになるのかどちらなのでしょう。
「5ちゃんねる」の東北放送スレには宮田さんの復帰に関して安東理紗さんのTwitterへのリンクが貼ってあり、見てみると安東さんのツイートに宮田さんがテレビの河北新報ニュースを読んでいる画像が貼ってあり、宮田さんの復帰を喜ぶコメントが多数ついていました。
それにしても今春はフリーアナウンサーの宿直が復活したり元局アナが戻ってきたり、本当に東北放送は人手不足なんだな。

言葉にできない、そんな夜。

大型連休も終わります。連休前にアップしようと進めていたネタもあるのですが、それよりもコメント欄に寄せられるコメントに対するもやもやを言葉に表したくて表せなくてイライラする日々が続いています。せっかく私がわからないと宣言していることに対して親切にも教えてくださっている方々に対してマイナスの感情を持つことは失礼以外の何物でもなく無礼でしかないのは重々承知の上で、腹が立つ。何なんだろう。ちょっとだけコメント欄でイライラをぶつけたりもして、悪いことをしたと思います。反省すべきことですがこれを反省するためにはもやもやが自分の中で消化できなければなりません。いつになるのやら。

連休の前日には例のものが発売されています。昨秋も買って目は通していたのですが結局何も書かないまま半年が過ぎていきました。半年前に見落としていたことに気が付いたりして。おいおい書きます。しばらくは日付が過去にさかのぼる形でアップしていきますので時制の不一致が起きますことをご承知置きください。

はてなダイアリー」でこのブログを始めたころは改編期ごとに今季はこんなドラマを見ています、深夜番組を見ています、ということを書いていました。開店休業中ですが拙blogは一応ドラマレビューブログですから。リハビリ替わりに書いてみます。
ドラマは『相棒』19-20th seasonをやっと見終えました。20の最終回で日産自動車が反町さんを労う広告を出していておぉーっと思いました。次の相棒役が決まっていないらしいですが、そもそも右京さんは定年が近づいているのではないですかね。アニメのキャラみたいに歳をとらない設定にでもなっているのだろうか。今期は『マイファミリー』をTVerで見ている程度(BS1『ワースポ×MLBサンデー』の真裏なので私にチャンネル権が無くテレビで見ることができないのです)。玉木宏さんを見て『鹿男あをによし』を思い浮かべる私は愚か者。大泉洋ちゃんの『鎌倉殿の13人』は第一話から録りっぱなし。『午後の遺言状』まで手が回らない。『初めてのアフリカ』も買ってない。もはや洋ちゃんファンでは無いな。
あんなに好きだった『水曜どうでしょう』を見なくなり、あんなに好きだった『宮川賢のまつぼっくり王国』を聴かなくなり、あんなに好きだった『月曜から夜ふかし』も見なくなった。そんな夜ふかしの後番組『午前0時の森』はパイロット版の生放送で問題が発生したためにレギュラー放送は「疑似生」となったとして話題になっています。月曜は夜ふかしに引き続き村上信五さんが劇団ひとりさんを相手にやってるそうですがこちらはまだ見たことがないのでどんな内容なのか分かりません。火曜は偶然第1回を見まして、若林正恭さんと水卜麻美さんのラジオ番組をテレビで見ているという感じ。でも見ていられる。これからも夜勤が無くて家で見られるときには見るつもりです。
正確には深夜番組では無いのだけど、教育テレビで月曜深夜にやっている『言葉にできない、そんな夜。』という番組にはまってしまいました。本放送は金曜夜で、月曜深夜は再放送です。言葉にできないもやもやした感情をきちんと言葉に表してみようという番組です。往年のヒット曲や名作小説ではこう表現しているという紹介もあるのですが、4月のゲストだった橋本愛さんの表現が逐一秀逸で、あぁーっとうなっていました。ひとつ間違えると大喜利バラエティになるところ(それはそれで面白そうですが)楽しみつつ考えさせる教養番組になっているなと思っています。
3月末にできた3つのBSチャンネルのうち、BS松竹東急は月-金23:30にアニメ枠を置いていて、そのうち月曜の『昭和元禄落語心中』と水曜の『たまゆら』を見ています。『昭和元禄落語心中』はBS-TBSで放送された当時も見ていたのだけど改めて見直しています。TBCラジオ坂本サトル ひとりの時間。』でサトルさんが山寺宏一さんの落語に感動した話をしていたこともあります。オープニング曲の伴奏が音割れしているのが気になります。ただでさえ曲の雰囲気のために歌詞がさっぱり耳に入らないのに。わが家のテレビが寿命が近いせいなのか何なのか。『たまゆら』は以前Wikipediaを眺めていて、いわゆるUHFアニメなのにNHK広島がネットしているってどういうこと?!、という観点から気になっていた作品でした(正確には第1期の放送時期にはフジ系局のテレビ新広島で深夜に放送され、第2期の放送時期に合わせてNHK広島が第1期と第2期を日曜の午後に放送したようです)。女子高生の日常という私の好きなジャンルのお話ではあります(それだけがテーマのお話ではなさそうなのですが)。今回『たまゆら』の放送開始に合わせるかのように物語の舞台である広島県竹原市Kis-My-Ft2宮田俊哉さんが旅するNHK広島制作の番組をNHK総合が全国ネットで放送してまして(広島県では今年1月に放送したものらしいです)、どんだけNHK広島はこの作品を推してるんだ(アニメの製作委員会に名を連ねているわけでは無いのに)とか、アニメの街並みが現実の街並みをほぼ忠実に反映していること、この30分の特番が終わるときにトップアイドルが乙女になっていたこと、様々な衝撃を受けました。

今年放送を止めた放送局について 2022春

今年に入って放送を止めた放送局がいくつかあります。大した内容は無いのだけど3つほど記しておきます。

ひとつめは、昨秋に閉局が公表されていた大阪府枚方市の「FMひらかた」。
予定通り2月28日にその歴史を閉じました。MBSテレビが密着取材をしていたようで、ドキュメンタリー番組「映像'22」で放送されたそうなので、ぜひ東北放送はネットしていただきたいと願います。閉局後、中の人はTwitterを継続し今年の3月11日前後にこちらを訪ねた話とか防災情報をつぶやき続けているようです。ことしの3.11に向けて制作した番組がギャラクシー賞に入賞したそうです。
さて、3月のうちに紹介したかったのですが、今年の3月11日にMBSテレビのニュースで放送されたものがアップされています。
大勢のリスナーに惜しまれ『FMひらかた』が25年の歴史に幕 東日本大震災の被災地と相互放送し防災など情報発信 最後の2か月間を取材 | 特集 | MBSニュース
何故か宮城県岩沼市の「FMいわぬま」が登場します。何故? 周波数が同じ77.9MHzだったのです。その縁で2局をつなぐ番組が放送されていたのです。4月からも毎週第1金曜日の夕方5時台にその番組は継続されることになりました。次回は5月6日になります。

ふたつめはニュースにもなっていますが、北海道北見市の「FMオホーツク」。
無線資格を持っていた社長の死により放送が継続できなくなったとして2月12日から放送を休止しているのだそうです。
FMオホーツク、11日で休止 社長死去で継続困難 生放送「楽しく終わる」:北海道新聞 どうしん電子版 (※会員登録しないと全文は読めません)
経営のことを考えればできるだけ少ない人数でやることが必要なのでしょうが、一人いなくなっただけで放送が継続できないというのはいくらなんでも切り詰めすぎに思います。14年近く続いてきたコミュニティFMが無くなるのはもったいない話なので誰か跡を継いでくれる人が現れてくれればよいのですが。

みっつめは放送局ではなく中継局の閉局です。
静岡県島田市の「FM島田」(g-sky76.5)は島田市や南隣の榛原郡吉田町などを放送区域に持つコミュニティFM局です。これまで親局のほかに島田市内に6局、吉田町に1局の中継局がありました。その島田市内の6局のうち5局を3月末で休止しました。調べると昨年8月のうちにニュースになっていました。
FM島田、中継局5カ所休止へ 通信インフラ普及で|あなたの静岡新聞
中継局を休止する理由はインターネットラジオで聴けるから。
FM島田 中継局の休止のお知らせ / g-sky FM島田76.5
ええぇー?!って私は思うのですが、コミュニティFMの中継局レベルの施設ですら維持するお金が出せないということなのでしょう。静岡新聞の記事によれば『休止するのは市が設置する伊久美、北五和、初倉南とFM島田が設置する金谷、笹間の中継局。家山中継局は存続する。』ということで自ら設置した局と市に建ててもらった公設民営の局があったようです。島田市大井川鉄道が走っている町なのですね。金谷、北五和、家山は大井川鉄道の沿線(駅名としては新金谷、福用、家山)ですが、伊久美、笹間は東に外れた山の中。中継局を廃止して大丈夫なの? とよその町のことながら心配になります。(初倉南(南原)は吉田町に近いところにある)。
マスメディア集中排除原則の制限緩和について話し合っている総務省の「デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会」には「小規模中継局等のブロードバンド等による代替に関する作業チーム」があります。地デジの話ではあるのですが、大規模中継局にはお金がかからないが小規模中継局にはお金がかかるんだそうですって。だから特に規模の小さいミニサテライト局や共聴組合の設備をブロードバンド回線に代替できないかと企てているようです。放送と通信の融合って、送信アンテナに金掛けれてらんねえからフレッツ光でテレビ見てスマホでラジオ聴いてくれ、ってことだったんだっけ? なんか違うような気がするんだけど。私が石頭なだけなのか?