エイプリルフール、もしくは2022年3月で辞めるアナウンサーについて

今年も嘘だろってくらい一杯のアナウンサーが放送局を辞めフリーになったりアナウンス以外の職に転向したりします。

まぁフジテレビはすごいことになったなぁ。局アナから他部署に異動になっていた人の多いこと。久代さんは吉本興業に所属してアナウンサー的な活動をされるみたいですが、早期退職される皆さんは別にアナウンサーでなくなったから退社するわけでは無いのだと思います。昨年スポーツ報知が『フジテレビ元アナウンサー第二の人生』というシリーズの記事をアップしていて、それを読むとどうしてもアナウンサーになりたかった、アナウンサーで居続けたかったというわけでもなく自ら別部署への異動を希望した、別部署でもいきいきやっているという感じで、そういうものなのかなと思って記事を読んだ覚えがあります。にしても大量退社だなぁ。元局アナだけでなく「めちゃ×2イケてるッ!」の片岡飛鳥さん、明松功さんなど制作側でも名の知れた方が多数退社すると報じられています。給与体系の是正が目的なんだそうですが、かつて放送業界のトップにあった企業が先頭を切って斜陽化していくのは寂しいものです。

えっ、毎年毎年余計なことをするな?
そうですか。では改めて。

杉尾さんについてはアナウンサープロフィールが削除されたあと、番組のお知らせやアナウンサーブログがごっちゃになった読み物のページ「知っトク東北」に『ゴジだっちゃ!』終了に寄せてのメッセージがアップされました。
相馬さんは2021年度は局アナではなくキャスターのカテゴリーに移動になっていました。ここ数日アナウンサー人生を振り返るようなブログをアップしていたのでもしやとは思っていたのですが、3月30日が最後の放送だったようです。NHKはタイムフリーやってないから最後の放送を聴けなくて残念です。仙台で定時ニュースを読むアナウンサーとしては全局を通じて歴代でも最年長だったはずです。長い間お疲れさまでした。キャスターページから東京に行く3人(打越裕樹アナ、森田茉里恵アナ、星川幸キャスター)と杉尾さん、相馬さんが消えいったん人数が減ったのですが、さっき確認したら徳島局から赴任した宮崎あずさアナと産休明けで新番組がスタートした千葉美乃梨アナが表示されていて、新井隆太アナも復帰していました(Wikipediaによると東京からの異動で新年度から3度目の仙台勤務)。

黒田アナは金曜ラジオカーのクロクロとしてごく一部で人気になってきていたところでしたのに。3月16日の地震ではラジオの地震情報担当で大変でした。3月25日のラジオカーでは退社には触れてなかったと思うのだけど、3月26日のテレビ『サタデーウォッチン!』で退社発表したらしいですね。検索すると3月31日の『Nスタみやぎ』のスポーツニュースに出てたのかな。
3月25日のプロ野球開幕戦の中継でベンチリポートが鈴木光裕さんと聞いて我が耳を疑いました。だってライバル局Rakuten.FM TOHOKUの人じゃないの。学生時代に東北放送でアルバイトしていたことがあるって聞いたことはあるけど。Rakuten.FM TOHOKUとの契約が終わってフリーになったのだろうか、いやRakuten.FM TOHOKUのサイトに名前があるから違う。東北放送はライバル局に助けてもらわなければならない状況なのだろうか。
スポーツアナが日替わりで担当することになったラジオの新番組「プレスポ」3月30日放送分でオープニングを担当した伊藤晋平アナがこれからベガルタの試合の取材に行くので後半は飯野雅人アナが担当しますって言ったのにはずっこけた。なんだそりゃ。東北放送にはアナウンサーがいないのか? そう思っていたら菅生アナも退社だって?
『Nスタみやぎ』のホームページを見てみたら『キャスター 後藤 舜(月~金)』。バナーからも菅生君が消えている。まさか菅生君までいなくなるとは。『Nスタみやぎ』は月~水キャスターだったはずだから3月30日が最後だったのかな。三浦菜摘アナのTwitterにたぶんニュース終わりで花束を受け取る菅生君の写真が出ていました。
さて菅生君はスポーツアナでもある。クロクロもだ。スポーツアナが一気に2人減ったら野球中継はもうテンテコマイだろう。ググるプロ野球選手名鑑の実況アナウンサーのページに菅生君の名前が無いという情報が。3月で辞める予定になっていたのか? だから3月になって(2月末だったかもしれない)『開局70周年ラジオパーソナリティ・リポーター募集』なんて告知を始めたのか。フリーアナウンサーを雇うのではなくプロアマ問わず国籍性別不問で広く募集するということはもう猫の手も借りたいレベルなのではないか。今から募集したところでラジオの野球中継のリポーターは(球団広報から渡された原稿を読むだけの簡単なお仕事ですっ)んなわけはないだろうからそれなりの練習を積む期間が必要だろうし、デビューは夏か秋か、それともいきなり戦場に放り込む気か。
安東アナも辞めるのね。家庭の事情なのか何なのかわからないけど、惜しいなぁ。私は『ウォッチン!みやぎ』をほぼ見ていないこともあり、安東さんの魅力に気付くのが遅くなってしまいました。私もいつも明るく在りたいものだと思います。

  • 東日本放送:伊藤大悟アナ退社(1月末)。渕井亮太アナ、企画事業部に異動。糸井文菜アナ退社(4月末)。

昨夏、気が付いたら長いことアナウンス職から離れていた山口則幸アナがアナウンス部に復帰、さらに1名女子アナが加入とアナウンサーが17名にまで膨れ上がっていたKHBアナウンサーズ。ところがその女子アナがいつの間にか姿を消していてアナウンサーブログも読めない(それ以前に私はまだ彼女の名前を憶えていなかった)、そして伊藤アナが退社。誰ですか、伊藤アナ退社と聞いてほくそ笑んでいるのは。こちらのアナウンサーブログはURLを直打ちすればまだ読めるようです。伊藤大悟アナは故郷の愛知県に戻り、4月より東海テレビに移籍したようです。今年は5月31日(火)に中日―楽天戦が予定されているのだけどナゴヤドームの試合を仙台放送が中継してそのベンチリポートで伊藤アナが登場なんてことはあったりするでしょうか。正直、伊藤アナにも渕井アナにもそんなに深い思い入れが無くてねぇ、男性だからというわけでは無いんだけど。渕井アナはアナウンサーブログの挨拶で気象予報士の資格を取ったことを報告しているので、もしかしたら『khbお天気情報』に出てくることがあるかもしれませんね。天気予報と言えば、わざわざミヤギテレビ『ミヤテレスタジアム』の真裏に時間移動した『もえスポ』が終わってしまったそうで、替わりに始まるのが『チャージ!』の日曜版。新番組ができると大体そのメインキャスターは熊谷博之アナなんだなぁ。番組ホームページを見ると、気象予報士さんが坪北奈津美アナと遜色ない位かわいい。熊谷琴葉さん。たぶん熊谷アナの親戚ではない、阿部絵里香予報士の後輩のようです。
話をそらそうとしました。現実を見つめなければなりません。糸井ちゃん辞めちゃったのか…。3月30日が最後の『ナマイキTV』出演だったようですね。私はその日TBCラジオの安東理紗アナが最後らしいというのでラジオを聴いていたのでした。SMAP祭りだというから辞めるのだなと悟りました。で『ナマイキTV』は見ず。テレビ欄にそれらしいこと書いてなかったし、まさか糸井ちゃんをもう見ることができなくなるなんて。50過ぎたおっさんが何ほざいてんだ、キモイ。何とでも言え。糸井ちゃんの笑顔は正義だ。まぁ鈴木沙喜代さん(元ミヤギテレビ)とか荒井美由起さん(元東北放送)とか、安東さんもですね、いろんな笑顔にやられっぱなしの私が言っても説得力ないか。ぐりりもツイートしてるけど糸井ちゃんの笑顔を見ていると元気をもらえました。アナウンサーではない別の道に進むために仙台を離れるということのようで、新しい道で頑張ってねと言うしかありません。幸多からんことを心から祈ります。『ナマイキTV』は20年目突入なんですね、重信友里アナが月曜から金曜まで担当することになるのだそうです。大変だろうけど頑張って。

  • Date fm:『Morning Brush』木・金担当、3/31まで舟倉薫さん→4/1から深井ゆきえさん。舟倉さんはご主人の都合なんですかね、新潟へお引越しされることになり、でもJFN系列は4月1日が改編だから3月31日まで出演されました。NHK仙台の夕方のニュース『てれまさむね』キャスターからTBCラジオ『あっつあつ☆らじお』へ、そしてDate fm『Morning Brush』と楽しませていただきました。そして後任が深井ゆきえさん。先日ご主人が家族でコロナに感染されたと告白されていて(ミヤギテレビのアナウンサーページにも書いてあります)さぞ大変だったことと思います。本格的なラジオパーソナリティは今回が初めてじゃないかな、あとでタイムフリーで聴きます。

新人アナウンサーについては仙台放送が恒例の4月1日付のリレーエッセイ「アナ・ログ」で発表していますが、他局はどうなのかな。東北放送はどうする気なんだろう。いちおう2022年度の陣容はNHK仙台14名(±3)、東北放送16名(-3)、仙台放送12名(+1)、ミヤギテレビ13名(±0)、東日本放送13名(-4)ということになるかと思われます。

最後に、3月31日付河北新報経済面に掲載されていたtbc Azの人事異動の記事を書き写し。

代表取締役に氏家氏が就任 tbc Az

 東北放送仙台市)の関連会社「tbc Az」(同)は30日の臨時取締役会で、氏家悟取締役(東北放送非常勤取締役・参与)が代表取締役に就く4月1日付の役員人事を決めた。
 取締役には東北放送総務部専任部長(tbc Az出向)の長岡健市氏が就き、非常勤取締役に同取締役の本郷浩尚氏が就く。
 佐藤周一、佐々木一則の両常務、北村基樹取締役は3月31日付で退任する。

藤沢さんは??? いまのところtbc Azの会社概要のページには「代表取締役社長 藤沢 智子」名義の社長挨拶が掲載されています。これが来週には氏家氏の名前に書き替わるということになるのでしょうか。記事に藤沢さんの名前は無いので藤沢さんは取締役には引き続き在るのでしょうか。氏家氏が代表取締役に就くのに藤沢さんが社長のままでは誰が会社の代表者か分かりません。
それよりもトップページに書いてある「tbcアナウンス学院はtbcアナウンスコミュニケーションスクール tacs タクス に名前が変わりました。」ということに驚かされました。仕事のtaskと紛らわしいなと思ったのですがよくよく考えたら意思を伝えることは相手に託す(タクス)ことなのかとも思ったり。
そして・・・長岡取締役ですか。東北放送のこの春の人事異動の記事を見て、これはどういうことなんだろうと思っていました。営業部にいても(スポンサー企業を開拓したうえで)ラジオ番組を作ってしまうのだからいっそtbc Azで自由に番組作りをさせようということなのか、それとも総務ということでいわゆるデスクワークが仕事の中心になり制作の現場からは更に遠ざかるということなのか。どうやら後者なのかな。上司は見ていないのかどうかわかりませんが「なまはげ」はきちんと見ていたのですね。なまはげは神の使いですからね。信じた通り進んできたことはおおよそ間違ってなかったのでしょう。ラジオだけでなく日本の経済全体が縮小化していくのが変えられない流れなのであればそれに抗うのはきついことでしょうが、これからもTBCラジオ(テレビもか)の番組がより面白い方向に進んでいくことを信じています。