民放キー局がネット同時配信だそうで

たぶんコメント欄にこのネタを扱ったコメントが来るだろうと思うので来られる前に何か書かなくちゃとは思うのだけど、勝手にやれば位の感想しか持てないでいます。
日刊スポーツでは今日付の紙面に大きく記事が出ていますが、ニッカンスポーツ・コムでは昨日付の社会ニュースの項で共同通信のクレジットが付いた記事、同じく昨日付の芸能ニュースの項で記者解説がアップされています。また、今日付の芸能ニュースの項に昨今の放送のネット配信を巡る経過がまとめられています。
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08年NHKオンデマンド開始/ネット配信経過 - 芸能 : 日刊スポーツ
radikoがスタートして来月で10年になるんですね。こちらでは震災を機に「復興radiko」というのができて、それが終了した後に改めてradikoを使えるようになりました。私はラジオ受信機を持っているのでリアルタイムでradikoを使って地元局を聴くということはあまりありません。聴き逃し配信で1週間前の番組を聴いたり、ポケットWiFiで首都圏の局を聴いたりする使い方をしています。
あっ、1月31日のTBCラジオ「ランチボックス-L」で林田君がBayfmの番組にやえたんが出ててその真裏にNACK5百香さんが番組を持ってるって話をしてましたね。聞かねば。でも首都圏の局の番組は何かあったら聞くという程度で、絶対に聞くことに決めているというのは「キユーピーメロディホリデー」くらいかな、それもたまに忘れてしまうのだけど。先日も生島淳さん(気仙沼市出身)がTBCラジオ「ラジオな気分」で「TBSラジオの「ACTION」という宮藤官九郎さん(栗原市出身)の番組に出ました」って話をしていて聞かねばと思っていたのだけどタイムフリーの期限までに聞くのをすっかり忘れてしまったということがあったっけ。
radikoに慣れてしまうと、テレビのネット同時配信ってradikoのテレビ版ってことだよね、で話は終わってしまいます。radikoが10年近く前からあるのにテレビに同じことができないというのは著作権の問題とか費用の問題とかあるのでしょうね。
それでも民放テレビには見逃し配信の「TVer」というのがあって、一部の番組ながらradikoタイムフリーのように1週間以内なら見ることができます。TVerは地上波とはCMが別で、CMは基本飛ばせないけど地上波よりCMの本数が少ないので実はTVerで見る方がよかったりするのかもしれません。
NHKはつい最近TVerに試験的に参入したようですが、基本的には有料の「NHKオンデマンド」しかない。だから見逃しという点においてはNHKテレビはサービスが悪い。ラジオだとradikoタイムフリーは非対応だけど、「NHKネットラジオらじる☆らじる」では一部番組に聴き逃し配信があって、radikoタイムフリーは一旦聞き始めたら24時間以内で3時間までという制限があるのにらじる☆らじるは1週間以内なら何度でもOKというTVer的な対応になっています。スマホを持っている人ならラジオ第二の語学講座を繰り返し聴けるアプリ「NHKゴガク」というのもあります。
このところの動きで、NHKが地上波テレビのネット同時配信を3月から始めることになったという事案があります。ホントはもっと早くもっとお金をかけて24時間ずっと配信するつもりだったようなのですが、高市早苗総務大臣から横やりが入ったとかでNHKがやりたがっていた規模にならなかったらしいです。高市氏が総務大臣に復帰してからのNHKやかんぽ生命、総務省をめぐる諸問題については一つの大きな問題として論じることができるのではないかと思ってあれこれ考えているのですが、話が大きくなりすぎてまとめられないでいます。それはおいといて、民放側はNHKがネット同時配信することに反対していて、総務省も費用を受信料収入の2.5%以内に収めろとしつこく釘を刺しています。2.5%の根拠がどこにあるのか調べていないので分からないのですが、自分の給料で考えると2.5%以内というのはお小遣いの範囲内で止めておきなさいよと手を広げ過ぎちゃイカンぞということなのかなという気がしています。24時間できないことがNHKには不満らしいですが、深夜は教育テレビは放送休止だし総合テレビは特別なことがなければ再放送枠なんだからやらなくても問題ないんじゃないかと思うのですが。
民放側は先週、もう先々週か、民放キー局の5日間夕方の情報番組を試験的にネット同時配信しました。テレ東は他の4局と夕方の全国ニュースの枠がずれているので、テレ東は他の4局がニュースをやっている時間帯のバラエティ番組も同時配信したようですね。見なきゃと思ってはいたのですが私は見ずじまいになってしまいました。
テレ東系列の無い東北の人間にとってテレ東の番組がテレ東で放送している時間帯に同時に楽しめるというのは夢ですよね。今回の同時配信がスタートしたらパソコンでテレ東つけっぱなしという「てれとまにあ」が続出するのかもしれませんね。私もそこまでしてみたい番組があるのかどうかテレ東の番組を研究してみなければなりません。
でも私は地上波テレビはスマホやパソコンではなくテレビ受像機で従来通りの見方をすると思います。有料のネットラジオとか動画配信にお金を払って見聞きした経験は私にもあります。それはお金を払ってでも見聞きしたかったものだから。無料のものだと・・・人から紹介されてその時は見聞きして確かに面白いと思ったはずなんだけど、その後見聞きし続けたかと言うとそうでもないな。まずは地上波のテレビラジオでネットのテレビラジオはその次。それは私が時代遅れのおっさんだからなのかもしれない。
ナウなヤングはテレビは見ないしラジオというものが世の中に存在していることを知らず、ようつべや動画配信サービスを見て過ごしているらしい。どうやらそれは事実らしい。だから見てもらえない放送は見てもらうべくネットの世界にいちコンテンツとしてご機嫌を伺おうという方向に世の中は流れている。放送と通信の融合ってそういうことだったんだっけ?
日刊スポーツの記者解説によると、例によって地方局におかれましては『経済規模が違いすぎて、我々地方の系列局では、東京のキー局が作るような番組は逆立ちしても作れない。地元局の放送など誰も見なくなるかも』という声が上がっているらしいけど、そういうことを言う局は誰も見なくなればいい。私の心はやさぐれてる?