(再掲)コミュニティFMに関する話題をいろいろ

初出は拙blogがはてなダイアリーにあった頃の2017年10月29日付でアップしたエントリです。「けせんぬまさいがいエフエム」閉局の話題をNHK仙台の夕方のニュース「てれまさむね」で特集していたことを書くついでにその当時録り溜めていたVTRから計3題を取り上げていました。その中に「エフエムなとり」を取り上げたものがあったということで、ここに再アップします。以下文中の日付は基本的に2017年であることに留意してください。
(以下、当時のエントリの再掲)

放送終了から1カ月半 「りんごラジオ」それぞれの今 (5月16日「スーパーJチャンネルみやぎ」より)

山元町の臨時災害放送局「りんごラジオ」が最後の放送を終えた時の模様、宮城野区コミュニティFM「Rakuten.FM TOHOKU」でパーソナリティを務めることになった女性の様子、そして高橋厚さん夫妻は6年ぶりに里山暮らしをする日々を送っていました。役場にあった局のプレハブは既に撤去、ラジオがなくなってしまい、不便だという町の声。光村図書の中学2年の国語の教科書に載った話。高橋さん夫妻は今後県内の高校などで講演を行い被災地の経験を若い世代に伝えていくのだそうです。
ざっとそんな感じの約6分20秒の特集。
この日松本龍アナはお休みでひさしぶりに阿部美里アナが登場していたのだけど、糸井文菜アナが阿部アナよりも大きいということにびっくりして初見ではニュースの内容が頭に入りませんでした。

コミュニティFM 地域のラジオ局守る! 営業マンの奮闘 (5月25日「Nスタみやぎ」より)

まさかの「なとらじ」の特集でした。それも番組を作る側ではなく営業マンに焦点を当てた特集。代々閖上で暮らしていて被災した方なのだそうです。VTR内の話の順序とは前後しますが閖上語り部としての活動もしているそうでその様子も紹介されました。
「りんごラジオ」閉局のVTRが流れ、どこの局も資金難と言う話。「なとらじ」も市からの市政情報の広報を委託されていて収入の大半を委託料に頼っている(それでも赤字)、その契約も来年度でおしまい。名取市総務課長のインタビュー、その後の方向性はまだ決まっていないが情報弱者への提供手段として重要だとは思う。「なとらじ」を運営するNPOエフエムなとりの理事長のインタビュー、財政的な基盤を作っていかないといけないのが今後の課題。
とはいえ「なとらじ」は防災無線の役割もあるのです。震災時名取市防災無線が故障したのでした。放送局があることで防災情報を伝えられることが大事。
「ささ圭」に営業に行きCMの提案。昨年度13%だった地元企業からの広告収入を今年度は30%、来年度は40%を目指したい。「ささ圭」の専務のインタビュー、「なとらじ」は名取を応援してくれる応援団、ちょっとはお返しをしたい。
約6分のVTRが終わって石川太郎アナからのエール、地域FMが果たす役割は絶対にある。宮城県内で臨時災害放送局からコミュニティFMに移行したのは「なとらじ」だけだったが「けせんぬまさいがいエフエム」が今年中にコミュニティFMに移行することが決まっているというミニ情報も。

県内最後の臨時災害FM 終了 (6月26日「てれまさむね」より)

まずはストレートニュースとして最後の放送の様子。「同じスタッフで 来月にもコミュニティーFMを立ち上げる計画」という字幕。7月1日開局は決定事項ではないのか?
続いて現地から記者リポート。まずは気仙沼災害FMの歴史を振り返るVTR。送信アンテナの設営や本放送開始前の試験放送という珍しい映像も(登米はっとFMの服を着ている人が映ってたなぁ)。災害FMが流してきた情報の音声とそれに合わせた映像をいくつか、局に寄せられた激励のおたよりの山など。
VTRが終わってVTRの中でも映っていた災害FMのスタッフ、尾形勝一郎さんのインタビュー。
全部合わせると約8分半の内容でした。その後は天気予報。関口元朝予報士と局のマスコット「やっぺぇ」が局舎前から天気予報をやるのはまだ続いているんですね。舟倉薫キャスターの後任、伊藤友見さんをやっと見ることができました。可愛らしい方ですね。徳島放送局の夕方のニュースのキャスターだった方なんですね。


ざっとこんなところです。
ついでに。2ちゃんねるのラジオプロ野球中継スレを眺めていていつかは触れなくてはと思いつつ全然聞く機会が無いのでズルズル来てしまったのですが、宮城野区コミュニティFM「Rakuten.FM TOHOKU」のプロ野球中継のリポーターとして、この春までNHKのラジオニュースのキャスターを務めていた丸井汐里さんが入ったみたいですね。丸井さんは東京のラジオセンター勤務の前は福島局に居たので2年ぶりに東北に戻ってきたという言い方もできるのかもしれませんが。ラジオニュースに関しては平日朝7時のニュースのキャスターだった谷地健吾アナが松山局に異動になり藤崎弘士アナの部下になる事案も発生しているようです。


(再掲ここまで。なお、当時のエントリの余談として名前が出ていた丸井汐里さんはその後一時期東日本放送の局アナとなり、現在はフリーアナウンサーとしてDate fmで番組を持つなどしています。また谷地健吾アナは東京勤務に戻り、ラジオの土日の正午と夜7時のニュース、BS1で水曜と木曜の「BSニュース4K+ふるさと」を担当されています。藤崎弘士アナは谷地アナより先に東京に戻り、Wikipediaによると現在はラジオセンターでディレクター業務をされているとのことで、NHKアナウンス室のサイトのアナウンサー検索に引っかかりません。)