聖地巡礼?

昼休みはNHK第一の「ひるのいこい」に引き続いて「ここはふるさと旅するラジオ」、あっ略して「旅ラジ!」になったんだった、を聴いていることが多いのです(「ランチボックス-L」木曜は帰宅後タイムフリーで聴きます)が、今週は山梨県を旅しています。
昨日7月10日は山梨県身延町から聖地巡礼をテーマにお送りしました。と書いたら、あぁ日蓮宗の総本山がある町だからね、と思うのは私ぐらいなようで、アニメの舞台となったからだと言います。
アニメの舞台となった町をファンが訪れることを聖地巡礼と呼ぶようになったのはいつからなのでしょう。それが鷲宮神社のように神社仏閣なら聖地と呼ばれるのも分からないではないのですが。
『ふるさとの“やる気、元気、本気”』をお伝えする趣旨の番組ですから、もちろんアニメをきっかけに町おこしという動きが紹介されたりしたのですが、今回の聖地が他のアニメと一風違うのは、キャンプを題材にしたアニメなのでキャンプ場に実際にテントを建てて一泊していくという過ごし方をするのだと言います。それじゃキャンプ用具一式をもって巡礼に来るのかというと、キャンプ場がキャンプ道具を用意していて手ぶらで来ても大丈夫なようにしている話でした。
アニメのエンディングを歌っているという方がゲストに呼ばれたりもしていましたので、興味のある方はNHKネットラジオらじる★らじる」の聞き逃し配信のページから探してみてください(radikoのタイムフリー機能では聴くことができません。「らじる★らじる」でも曲はカットされています)。

アニメの聖地巡礼と言えば、この番組では4月に呉市を訪れた際にもアニメ映画「この世界の片隅に」のブームが続いていることを紹介していましたっけ。
北條すずさんは今もご健在という設定らしいですが(現在93歳?)、北條家の建つ辺りの風景を思い出すと今回の大水害は大丈夫だったのだろうかと心配になります。がけ崩れや土砂崩れにはあっていないだろうか、とか井戸水は、停電は、食糧は、とか。
もちろん現実の呉市は各所で陸上交通網が寸断され船だけが頼りのまさしく陸の孤島になってしまっているそうで、ほかにも広島県岡山県を始め被災地の方々にはもう言葉も無いくらいです。
二次元に現実逃避します。いちおうはドラマレビューブログなので。
漫画原作の脚本を多数手がけている岡田恵和さんの脚本なので大丈夫だとは思うのですが、TBS「日曜劇場」版では榮倉奈々ちゃんが出演する現代のパートがあると聞くと、はてさてどうしたものか、と思ってしまいます。実は2011年に金曜ロードショーの枠(まだ金曜ロード「SHOW!!」にはなっていない時期)で一度実写ドラマ化されていることを知らないし(ようつべに上がっているようですがまだ見ていない)、アニメ映画では意図的に避けられている部分がたぶんドラマではちゃんと取り上げられるであろうこととか、心配事はいくつかあります。
榮倉ちゃんといえば「99.9」ですが、あのドラマでは熊本地震が起きるとすかさず行きつけの居酒屋の募金箱に熊本地震と書き加えられるという同時性がありました。「ORICON NEWS」の記事では(たぶん今般の水害の前に)呉市でロケを行ったようですが、現代のパートに今般の水害とも関わりのある描写が入ってきたりするのでしょうか。