令和元禄ラジオ心中

今日4月6日、待望のTBCラジオタイムテーブルのpdfファイルが公表されました。日別番組表に載っていない新番組があることがわかったり、本来ならあれやこれや論じるところなのですが、ちょっと気が変わったのでたぶん今週末ぐらいに飛ばします。
気が変わった理由。いつもならその日のうちにタイムフリーで聴く「坂本サトル ひとりの時間。」を先週(3月30日)分はまだ聴いていなくて、寝る前に聴かなくちゃと思って聴いてみたら、山寺宏一さんのご自宅で収録してきましたっていうではありませんか。
サトルさんと山寺さんは「みやぎびっきの会」のメンバーで震災時には二人で避難所を回ったりした仲であることは知ってはいましたが、お泊りする仲だったとは知りませんでした。山寺さんは淋しい独り暮らしを謳歌していることもあり、サトルさんは東京で仕事がある際は山寺さん宅に泊まっているのだそうです。
坂本サトル ひとりの時間。」がTBCラジオの番組だと聞いて学生時代アルバイトしていたことを思い出す山寺さん。アナウンス部でお茶くみしたこともあるとか。今や仙台市長の郡和子アナがいらした時代。そういえば郡さんは山寺さんの大学の先輩でしたね。当時のTBCテレビの番組「みんなで60」の視聴者参加のコーナーに出てモノマネを披露したりもしていたんだそうです。土曜のお昼の番組だったかな、私が幼いころに後に有名人になる人だと気づかずに見ていたのかもしれません。
私が驚いたのはそこでは無くて、サトルさんが「昭和元禄落語心中」で山寺さんが演じた「芝浜」について語りだしたことでした。私は助六とみよ吉(山寺&林原)が駆け落ちした次の回を見逃してしまう失態を犯し、そこから後は見ていないのです。サトルさんは山寺さんの「芝浜」を聴いた後本当の落語家さんの「芝浜」を聴き漁ったそうで、本職の落語とは違う山寺さんの良さを誉めます。山寺さんから裏話。40分以上ある落語作品をアニメ用に8分に縮めるにあたり、アニメのスタッフが作ってきたものを読んだ山寺さんは何か違うと感じ、山寺さんなりにまとめたダイジェストを作ってスタッフに聴いてもらったところ、スタッフは画を作り変えますと応えたのだそうです。
ラジコを聴き終わってからようつべでスペイン語字幕のついた山寺さんの「芝浜」を聴いたことは言うまでもありません。
昭和元禄落語心中 助六芝浜

拙blogは誰が何と言おうとドラマレビューブログです、と言いつつ今季は新規の連続ドラマを一つも見ませんでした。旧作は2作見ています。「相棒」は今年の18シリーズを録画しつつ3年前の15とか16シリーズを消化中。もう一作がNHKでおととし放送された「昭和元禄落語心中」です。アニメでは山寺さんが演じた爆笑王・助六NHKのドラマで演じたのは山崎育三郎さん。助六と対照的な生き方を歩むことになる主人公・八雲はアニメでは石田彰さん、ドラマでは岡田将生さん。二人の人生に大きく関わる芸者・みよ吉はアニメでは林原めぐみさん、ドラマでは大政絢さんがそれぞれ演じました。
アニメ版もドラマ版も、二人の落語家の落語に対する情熱に圧倒されていまして、これはすごい作品だと思っています。ドラマ版の方は曲がりなりにも大河ドラマ「いだてん」を完走した直後に見始めたのがちょうどよかったかもしれません。アニメ版ではこの山寺さんの「芝浜」を見ていないので当然その後に訪れる助六とみよ吉の最期も見ていないのですが、ドラマ版でそんな最期なのかと泣きました。
ドラマ版は二人の娘・小夏(大人になってからの分を演じるのは成海璃子さん)のお腹の子の父親は誰だ、というあたりまで見たのですが、わが家のテレビは何故かNHK総合だけが映りが悪くてその次の回がまともに撮れていないのです。NHK仙台放送局の番組公開ライブラリーで見せてもらおうと思ったら新コロのせいで休館中。アニメ、ドラマともお金を払ってでも見る価値があるものだからどこかの配信サイトに入って観た方がいいんだろうな。書きかけのラジオに関するエントリが一段落したら見てみようと思っています。それにしてもradikoタイムフリーを聴くのが追い付かない。期限切れで流れていってしまったものが数知れず。Date fmNHKやテレビの方までは手が回りません。