さいもも、7月から土曜朝ワイド NACK5

「TBC POWERFUL BASEBALL」の「開幕まで待てないスペシャル」(6月18日18:00-20:00)と「開幕前日スペシャル」(6月20日18:00-21:00)、それに「火曜日のアナウンス部」スピンオフ「今夜は一時間アニソン三昧」(6月18日20:00-21:00)までradikoタイムフリーで聴き終えました。
今週から「TBC POWERFUL BASEBALL」のオープニングテーマ音楽が変わりましたね。
「開幕前日スペシャル」は林田悟志アナの進行でスポーツアナたちが楽天イーグルスが優勝する理由という、いつかテレビでやった特番のようなことをプレゼンする内容でした。その3月に放送されたテレビの特番「イーグルスが優勝する100の理由」にも出演された袴田彩会さんも生電話インタビューの形で出演されました。今やユーチューバーとして里崎智也さんの配信番組のアシスタントとしてブレイクされている袴田さんですが、林田君と「やえたん」は東北放送のアナウンサーの同期。そういえば今年の開局記念日、5月1日の林田君のラジオ「ランチボックス-L」はトークテーマが焼肉ということでTBCの焼肉奉行だった肉食女子「やえたん」に肉について電話インタビューをしたのでした。同期だと電話ゲストに呼びやすいのかな。(林田君と「やえたん」にはもう一人同期が居て…という話は、し出すとややこしくなるので、しません。)
「今夜は一時間アニソン三昧」は「名探偵コナン」大好きの林田君と三浦菜摘アナの2人で趣味に走ってアニメソングをかけまくる企画。私が1時間聴いてて知ってる曲が1曲しかなかった。私のことはどうでもいい。三浦アナは入社したらアニメのラジオ番組をやりたいという夢があったようなのですが、入社3か月で叶ってしまいました(笑)。漫画大好き人間なのですね。で、どこかのFM局の番組をパクったようなこの特番にゲストとして登場されたのは、一人が仙台市内でアニソン酒場(?)を営む男性、もう一人が東北放送きってのアニオタだった斉藤百香さん。FM NACK5の番組が終わった後のスタジオから電話で出演され、「NARUTO」について語ってくれました。
TBCラジオには伝統的に(?)アニラジ番組が無いので、百香さんはラジオの音楽番組「・・・Love Music」の担当を引き継いだ時にアニソンを掛けるコーナーを作っちゃったのでした。東北放送を退社した後はNACK5の公開放送*1の音楽番組『キラメキ ミュージック スター「キラスタ」』でアニソンを掛けています。
せっかくなので百香さんがTBCラジオに出た翌日、6月19日放送分の「キラスタ」を聴いてみました。この日は水・木パーソナリティの三浦祐太朗さんが結婚を発表されてから最初の放送ということで、百香さんの当たりが強い。何か言うことがあるでしょと三浦さんを諭し三浦さんの口から、7月からアニメのオープニングを担当します。ちがうだろ(怒)。いや(笑)。三浦さんが百香さんレベルの重度のアニオタということで、三次元の奥さんと二次元の嫁たちとの関係整理について追及され、奥さんが寛大なのでこれまでどおりだというような話になり、百香さんはアスカ・ラングレー張りに「気持ち悪い」とつぶやくのでした。
さて、そのFM NACK5。7月改編で「キラスタ」の直後に放送されている夜ワイド「Nutty Radio Show THE魂」水曜担当のかえひろみ夏江紘実)さんの卒業や日曜朝ワイド「びーさんぼーいず〜Be SUNDAY BOYS〜」内の箱番組「にっぽん全国ひろし旅」の石原あつ美さんの卒業、土曜の朝ワイド「愛 Love Saturday」の終了などが発表されています。かえひろみさんも石原あつ美さんも土曜の番組を担当されている元モエヤン池辺愛さんも、皆さんご出産を間近にしての降板のようです。おめでたが重なっての改編のようです。
で、新しい土曜の朝ワイドが、このように発表されていたのでした。

【タイトル】

すももも 百香も もものうち 〜ももラジ〜


【パーソナリティー

斉藤百香


【放送時間】

毎週土曜日 5:00~8:00(7月4日(土)スタート!)

 ―『7月からの番組情報【6月24日更新】 - FM NACK5 79.5MHz(エフエムナックファイブ)』より

百香さん、いや、「さいもも」さんって愛称で通っているのかな。月曜から木曜の夕方2時間枠プラス土曜朝3時間とは、もはやNACK5の顔じゃないですか。東北放送時代は考えられなかった厚遇っぷり(って書いたら東北放送に怒られるか?) ありがちなタイトルな気がしないでもないですが(ググるインターネットラジオで似たような番組名があるみたい)、それはそれ。さいももワールド全開で暴れまわってください。陰からささやかながら期待しております。

なお、「にっぽん全国ひろし旅」(日曜8:40-9:00、ひろしとは元官僚で元大分トリニータ社長の溝畑宏さん)は石原さんの事務所の後輩である杜野まこさんが担当されます。

*1:現在は新コロのせいで非公開

名作をポケットに

昨夜のこと。帰宅すると父が「伊豆の踊子」を見ていました。BSプレミアムで、百恵ちゃんと友和さんのやつです。
あぁ息子さんが声優さんと結婚したからだっけ。ちがいます。
映画が終わってから番組のお知らせを挟んで、「名作をポケットに」という番組が放送されました。先日亡くなられた大林宣彦さんが「伊豆の踊子」の舞台となった地を歩く番組です。2001年だかに放送されたものというテロップが入ったかと思います。
Wikipediaで「伊豆の踊子」を引くと川端康成自身が『伊豆を旅した19歳の時の実体験を元にしている』と説明されています。作品背景、作品評価・研究という項目に力が注がれているのね。
そこにも出てくる話で、踊子さんが野天風呂で素っ裸で「私」に手を振るというシーンがあってとても有名なシーンだそうなんだけど、大林さんがこの役は17,8の女優さんではなく13,4の処女でなければならない、とかいう発言をしていて、あぁ大林宣彦ロリコン説はここから出てくるのか、と思ったり。大人っぽく見えるけど子供なんだというところからくるのだろうけど、児ポ法ができてしまった今となってはこの法律が撤廃されるまで叶うことは無いお話になってしまいました。いやこの番組が収録された時点で児ポ法はまだない。物語の舞台は大正時代だし、踊子は幼くても行く先々で性的なサービスをして糊口をしのいでいるという先入観とかあったりしたのだろうかとも思ったり。ただこの踊子は決してそんなことをさせられたりはしていない生娘で間違い無いのでしょうけど。
何度も映画化されてきたのだけど、百恵ちゃんと友和さんの昭和49年の映画が映画としては最後で、そのあとはテレビドラマとして何度も。その最後は当時共同テレビの星田良子さんとゴマキのコンビで何作か連ドラを作っていたTBSが2002年正月のモー娘。のドラマスペシャルの一作として作ったものらしい。ゴマキの相手役は小橋賢児くん、「ちゅらさん」が終わった後ぐらいの時期だから適役か。当時の私は星田さんとゴマキのコンビのドラマなら見ているはずなのだけどこれは記憶がない。ゴマキが素っ裸でテレビに出るわきゃあないし。
それはそれとして、Wikipediaで「伊豆の踊子 (1974年の映画)」を読むと、ホリプロが最初に声を掛けた監督が大林さんだったそうで。大林さんは番組中でずっとこの作品を撮りたかったと話していたけど、このときは予定が合わなくて叶わず、そしてついに撮ることは無かったのですね。ただ、大林さんはグリコのCMで百恵ちゃんと仕事をしたことがあるそうです。友和さんもホントはオーディションで別の人に決まりかかっていたのを本作の監督になった西河克己さんが御破算にして、その方は別の役でワンシーンだけの出演にされてしまったそうな。その方は当時東大生だったのだけど後に『2005年のホリエモン騒動の際に、ライブドアの顧問弁護士としてブラウン管に登場した』のだそうです。西河監督が友和推しだったのはグリコのCMだったらしいです。百恵ちゃんについても制作経緯、興行成績の項を読んでいると、当時はさほど売れていたわけでは無く売り方に困っていて、西河監督が1963年に吉永小百合版で一度「伊豆の踊子」を撮っていたので他の作品よりやりやすいからやった、興行も全く期待がされておらず惨敗予想だったのに意外に健闘したという話のようで。百恵ちゃんはオリコン1位を4曲しか獲っていないのだけど、その初めての1位が「伊豆の踊子」がカップリングになった「冬の色」。人生どう転ぶか分からないねという話ばっかりです。このあと赤いシリーズ第2作「赤い疑惑」で再び百恵ちゃんと友和さんが共演し、結婚に至るわけです。
いちいち驚きながら番組を見ていて、最後にもうひと驚き。スタッフロールを見ていたら「NHK東北プランニング」という社名。なんで? と動転していると、番組終わりのクレジットに「NHK仙台」! これNHK仙台放送局が作ったことになってる。Wikipediaで「NHK仙台放送局」の過去の主な制作番組を見ても載ってない。番組のナレーションを担当した山本和之アナ(当時)のWikipediaページに「名作をポケットに(ナレーション)」を書いてあるのを見つけ、たしかにNHK仙台にそういう番組があったのだなという痕跡を見ることができました。

いまさら「ラジオ番組表」レビュー 2019秋-2020春

何だか観測気球だか使徒だか判らない白い物体が宮城の空に浮かんでいたらしいですね。何処に在ったんだろう、見つけられなかった。ホントに私は宮城県に暮らしているのでしょうか。
生きてるんだか死んでるんだかわからない暮らしをしていたら、三才ブックスから「ラジオ番組表」2020春号が発売されて早ひと月が経とうとしています。っておまい、2019秋号の話もまだしていないジャマイカ

2019秋号を振り返る

ラジオ番組表2019年秋号 (三才ムック)

ラジオ番組表2019年秋号 (三才ムック)

  • 発売日: 2019/10/28
  • メディア: ムック
秋号は「読者が選ぶ好きなDJランキング」の発表がありますので、その1位となった女性アイドルが表紙になるのが恒例です。今回はTEAM SHACHI*1坂本遥奈さん(とCBCテレビの永岡歩アナ)。かっこ書きなのには深い理由があって、二人が担当していたCBCラジオの番組「ナガオカ×スクランブル」が昨秋の改編で終わってしまったこと、さすがに男性局アナが表紙は…という忖度もあったかもしれません*2。晴れの第1位のインタビューが半分最終回の報告になっています。実は前の年の秋、2018秋号ではAM部門の1位ということで二人で裏表紙になってはいたんですけどね。2019秋号の裏表紙はCBCラジオの新しい夜ワイドの広告になっています。坂本さんも引き続き担当しますが永岡アナは別の番組の担当になったようです。
DJの人気投票と言えばかつては「ラジオ番組表」ではなく「ラジオパラダイス」という雑誌で行われていました。その時殿堂入りになったのが小森まなみさん。TBCラジオでは「Pop'nパジャマ」*3(1994年10月-2011年6月)という番組を担当していましたが、彼女の代表的な番組と言えば東海ラジオの「Radiかるコミュニケーション」(1984年10月-2009年10月)になるかと思います。2019年9月に行われた「東海ラジオ大感謝祭2019」においてこの番組が1日限りで復活し生放送が行われたということで、そのレポートが巻頭カラーページに2ページで特集されています。春秋の定期改編情報に特化している本誌に於いて大変珍しいことです。小森まなみさんは「Pop'nパジャマ」を休養ということで終了して以来ほとんどメディアに登場していないので、その意味でも珍しい読み物かもしれません。
それを除けばいつもの通りと言いますか。今更ですが中身を少しだけ。
表紙裏は恒例のMBSラジオradiko番組バナーが勢揃いのMBSラジオの広告。その隣のページのMBSラジオのパーソナリティのインタビューは「アッパレ伊波!1名様やってまーす」の伊波杏樹さんという声優さん。
「番組改編トピックス」はネタが足りなかったのか、トップニュースがニュース、ニッポン放送の「ザ・フォーカス」でした。まさかこれが3月で終わらずに6月まで続くとはこの時誰も知らなかったのでした。驚くべきはNHK第一の新番組紹介に2枠使っているということ。つい何年か前までNHKの改編を黙殺し続けてきたのがウソのようです。47あるAMラジオ局のうち39局の改編ニュースが6ページに亘って記されており、東北放送からはスポーツアナがスポーツを語る番組「Come 火6 Sports」*4が紹介されました。
番組表はAM局、NHK、FM局、ラジオNIKKEIそしていまは亡きV-Lowマルチメディア放送、i-dio。この2ページが最後の番組表の掲載となってしまいました。今でも防災ラジオに採用されている福島県喜多方市静岡県焼津市兵庫県加古川市では何かしらの電波が発信されているのでしょうか。
そのあとはAFN東京の番組表、海外日本語放送スケジュール、全国332局コミュニティFMリスト、最新版全国放送局周波数リスト、50音別タレントINDEX、全国AM番組ネット局一覧表と続きます。
もう平成も終わって令和になったことだし、拙blogのメインコンテンツ(笑)だった「全国AM番組ネット局一覧表」正誤表の作成はもう止めましょう。2019秋号でおやっと思ったのは、番組が放送されている欄の網掛け(少しグレーの色が付いていること)が無くなったこと。黒の濃淡が読みにくいとか苦情でもあったのかな。
「全国AM番組ネット局一覧表」の下段にある「番組INFORMATION」は私が毎号注目しているところですが、いわき市が生んだ三大お笑い芸人*5のひとり「あかつ」さんの番組「大相撲 あかつ部屋」が紹介されていました。地元のラジオ福島山梨放送で放送されていたようですが、この春で終わったのかな?
巻末カラーページでは53あるFM局のうち33局の改編ニュースを5ページに凝縮。名古屋の外国語放送免許のFM局「RADIO NEO」も新番組情報があったのだけどね、3か月後に大半の番組が終わってしまい半年後に閉局の発表があるだなんてこの時は知る由もありませんでした。
そのあとは恒例の好きなDJランキングの結果発表とインタビュー。でんぱ組.incのメンバーにハロプロのメンバー、と女性陣の中に黒一点、ふくしまFMの加藤漢太さんが今回もランクインしています。
裏表紙裏には三才ブックスが各地方で活躍するラジオパーソナリティ8名にロングインタビューをした書籍「ローカルラジオスター」の広告。買ってはいるのですがまだ読んでいません。東北地方を代表してTBCラジオの当時の午後ワイド「漢太のウキウキラジオ」の後を受けてスタートして早や15年、「ラジオな気分」のパーソナリティ、ロジャー大葉さんのロングインタビューが載っています。

2020春号は女子アナ特集号

ラジオ番組表2020年春号 (三才ムック)

ラジオ番組表2020年春号 (三才ムック)

  • 発売日: 2020/05/22
  • メディア: ムック
誰?
今AMラジオ業界では有名なアナウンサー、山陰放送の森谷佳奈さんです。何でこんなことになってしまったのでしょうね。私はTBCラジオ「スベル兄弟」の裏番組のため聴いたことがないのでよくわからないのですが…。
TBSラジオ爆笑問題の日曜サンデー」の「全日本ラジオ新番組選手権」の2016年の大会で彼女の番組「森谷佳奈のはきださNight」がグランプリを獲得してから4年で「ラジオ番組表」誌の歴史上はじめての局アナの表紙へと駆け上がってしまいました。(前述のとおりCBCテレビの永岡歩アナも表紙に登場しているのだが、これはメインでないせいか男性アナウンサーのせいか歴史上には含まれないようです。)
爆笑問題太田光さんは個人的にradikoプレミアムで地方局の番組を聴き漁っているようですが、地方局のローカル番組であってもradikoプレミアムで全国にリスナーができてしまう世の中になっていることを改めて思い知らされます。こういうことを書くと、LINE LIVETwitterを駆使して世界に打って出た「スb(ry.
今号は女性アナウンサーが表紙を飾ることに象徴されるように、女性ラジオパーソナリティに注目した作りになっています。巻末カラーページでは特集「AMラジオ局女性アナウンサーインタビュー」。表紙の顔である森谷さんと民放3キー局のアナウンサーは1ページずつ。TBSラジオからは「久米宏 ラジオなんですけど」などを担当する堀井美香アナ、文化放送からは「くにまるジャパン」などを担当する西川文野アナ、ニッポン放送からは午後ワイド「DAYS」を担当する東島衣里アナ。このほか、各地方のローカル局の女性アナウンサー8名のインタビューがあります。他所の県のラジオ局の局アナなんて知らねぇよ、という向きもあるかもしれませんがこういうところに目を向けてみるのも乙なものです。
そして、24年ぶり! の別冊付録が付いています。女性ラジオパーソナリティに特化した「ラジオ局別 女性パーソナリティ名鑑2020」、正味64ページの小冊子です。たぶん各放送局にタレントや声優ではないラジオパーソナリティ、女性アナウンサーの顔写真と担当番組のデータをお願いしたんじゃないのかな。このため2020春号は通常より高い¥1,200(+税)となっております。
東北放送でいいますと、安東アナ、大久保アナ、長田洋子さん、熊谷アナ、佐々木真奈美さん、佐藤智恵子さん、須口まきさん、名久井アナ、藤沢アナ、宮田敬子さんの計10名が50音順に紹介されています。六華亭遊花師匠は今やフリーアナウンサーではなく落語家ですから対象外になります。誕生日(女性なので年は書いていない)、出身地、趣味・特技、担当番組の簡単なデータと、もちろん顔写真もカラーで載っています。
TBCラジオに関しては局のwebサイトに番組を持っているパーソナリティのページがあるので、そこにアクセスすればより大きな顔写真が見られますが、たとえば野球中継を聴いていてこず姉って誰?とか鬼ちゃんって誰?と思ったとき、HBCラジオのパーソナリティが載っている最初のページを見ると斉藤こずゑさんが、RKBラジオのパーソナリティが載っている真ん中らへんのページを探すと鬼橋美智子さんが載っています。50音順と言ったけど局別の50音順なので、HBCラジオは北海道のAM局だから最初に書いてある、RKBラジオは九州のラジオ局だからAMの終わりの方、つまり全体の真ん中、FM局は後ろの方という並びは放送局の種類に詳しくないと難しいかもしれません。目次も索引も無いので。また、NHKに出ているフリーアナウンサーは掲載がありません。
何処までがフリーアナウンサーかという掲載ラインの線引きは各局に任されているのかな。Date fmエフエム仙台)は、丸井汐里さんしか載ってない。いろいろあって局アナがいなくなり、ミニ番組のアナウンスをやったり局アナ的な感じになりかかってる気もするから納得の人選ではありますが、朝から午前のワイド番組を担当している風間みなみさんと舟倉薫さんぐらいは載せてほしかったなぁ。
他にも宮城県関係者で言いますと、FM NACK5の項にTOKYO MXでニュースの影読みの仕事も始めたフリーアナウンサーで夕方の公開生放送の音楽番組を担当している斉藤百香さんが載ってないのは、声優事務所に所属する声優さんという扱いなのかな。逆にラジオ日本の項にはこの春金曜の午後ワイドのパーソナリティに就いたアイマス声優でタレントの杜野まこさんが載っています。文化放送の項では3月までNHK仙台「てれまさむね」のキャスターを務めこの4月から契約アナウンサーとなった松井佐祐里アナや、「走れ歌謡曲」木曜(水曜深夜)パーソナリティの佐藤千晶さんも載っています。
AMとFMをまたにかけて出演するフリーアナウンサーはどうなるかというと、AMとFMの2か所に載っています。極端な話、関西で活躍されていらっしゃる南かおりさんはMBSラジオラジオ大阪ラジオ関西と3か所に掲載されています。

特集以外の通常の内容も見ておきましょう。
表紙をめくると表紙裏は恒例のMBSラジオの広告。その次のページのこれまた恒例のMBSラジオのパーソナリティのインタビューは、昨年11月にスタートした2025大阪万博応援番組「ばんぱく宣言われら21世紀少年団」を担当する若手局アナ4名。メインの三ツ廣政輝アナは男性ですが他の3名は女性で、ここでも女性アナウンサーにスポットを当てる今号のコンセプトが当てはまっています。
「番組改編トピックス」はトップニュースこそ「ファーストサマーウイカオールナイトニッポン0(ZERO)」などニッポン放送の全国ネット番組の情報で、NHK第一・FM、FM東京JFN系列、ラジオNIKKEIの情報はあるのですが、通常は何らかの言及があるTBSラジオ文化放送が制作する全国ネット番組について触れられていません。その代わり、同じ三才ブックスから出ているムック本「ラジオマニア」に載りそうなコロナ禍におけるラジオ界の影響について、放送作家の河野虎太郎氏が一筆したためています。そしてRadio NEO(愛知県)、FM PORT新潟県)という2つのFM局の閉局発表という悲報についての記事があります。
「AM改編NEWS」では東北放送に関しては土曜の新しい午前ワイド「サタディ・イン・ザ・パーク」が紹介されています。ほかに注目は、吉本興業の大崎洋会長がKBS京都ラジオ沖縄のそれぞれで新番組をスタートさせること、大分放送が「スーパーワイドぴいぷる」を思い起こさせるような超長時間ワイドを編成することとか。大分放送と言えば間の悪いことに社員が新コロに感染して夕方のテレビのローカルニュースを縮小しバラエティ番組で穴埋めせざるを得なくなるという非常事態が起きてしまったのでした。ラジオはうまく乗り切ることができたのでしょうか。
その次には「ラジオスターターガイド」。「そもそもラジオってなに?」「ラジオって面白いの?」といった、私からしたらおよそ考えられない基本的というより話の前提条件みたいな部分についてラジオのことを知らない人向けに説明されています。この見開き2ページに限り、コピーしたり拡散することが許されており、三才ブックスのサイトでpdfファイルをダウンロードすることができます。なんだかラジオってものがあるみたいなんだけどレベルの方はぜひダウンロードして一読していただければと願います。
www.sansaibooks.co.jp
目次のページの手前。実は2019秋号にも載っていたのですが、「ラジオライフ」誌のバックナンバーをpdf化したDVDの広告となっております。興味のある方は上記の三才ブックスのサイトからどうぞ。
では目次。前号までは「日本全国106局最新タイムテーブル」だったのに、今号では「105局」になっています。次号でさらに「103局」に減ります。
今号は諸般の事情により恒例の4月27日ではなく、5月22日に発売となりました。そのため、ニッポン放送ABCラジオは4月ではなく5月のタイムテーブルを掲載しています。
言い換えますと大概のAM局*6は4月のタイムテーブルが載っていてナイター中継の時間帯にはナイター中継と書いてある*7。発売が4月であろうが5月であろうが局が発行するタイムテーブルは4月から9月まで、もしくは4月から6月までと銘打っており、ナイター中継が放送されなくなったところでその部分が書き換えられることはなかったのです。拙blogのコメント欄には以前、番組表には第2稿があって・・・という書き込みがあって、実際昔は改編当初と放送予定が変わって番組表が訂正されることがあったのでしょうけど、今回についてはそんなことはどうやら無いようです。
逆にニッポン放送はナイター中継の部分が火曜から木曜はナイターオフに放送されていた「ザ・フォーカス」のまま、金曜は「フライデーナイタースペシャル」、土曜は「スペシャルプログラム」となっています。3月19日に終了するはずだった「ザ・フォーカス」は6月4日に最終回を迎えました。ニッポン放送は夕方ワイドが刷新されるなど7月改編が発表されています。
ニッポン放送の夕方が変わる! | ニッポン放送 ラジオAM1242+FM93
ABCラジオは火曜から金曜の夜の時間帯、土日の午後ワイドの枠の中に6月19日以降プロ野球中継が入ることとなります。
一方、基本的にプロ野球中継と無縁なFM局はFMOH!改めFM大阪が2020-05と明記されているから5月のタイムテーブルなんだろうなと思うわけですが、毎月タイムテーブルを発行しているはずのFM東京のタイムテーブルが5月のものではなく4月のものなわけで、そこはアップデートできたはずなのになぜしなかったのかと疑問に思ったり。ただ、この春radiko未加盟だったJFN系FM局のほとんどがradikoプレミアムでの配信を開始したのですが、そのことには対応できています。今やradikoと無縁なのはFM徳島が全国唯一となりました(AM局ではNBCラジオ佐賀もです)。
ラジオNIKKEIの番組表のあとはAFN東京の番組表、海外日本語放送スケジュール、全国333局コミュニティFMリストと続いていきます。333とは数の並びがよい。現在運用中の局は332局あり、栃木県真岡市の局が今年11月に開局予定です。が、本書の発売後というかつい最近、6月11日に秋田県大館市の局に予備免許が下りました。こちらも今年11月に開局予定なのだそうです。申請者が「(設立準備中)」とあるのが気になるところですが(登記が済んでいないだけ?)上手く立ち上がってくれると良いですね。
ところで、宮城県に関することで、大崎市の「おおさきエフエム放送(Bikki-FM)」が中心部の大崎市古川から7kmほど南に離れた大崎市役所三本木庁舎*8に引っ越したらしいです。例によって三才ブックスよりも詳しい個人サイト「でんぱでーた」さんからの情報なのですが、局の公式webサイトでは本社もスタジオも大崎市古川のまま。だけど局のTwitterを見つけて読んでいくと、昨年6月15日から三本木で放送していると言います。もう1年経ってるじゃねーか。これは局の方も移転の周知をしないとよくないと思う。私と三才ブックスだけが気づいていないだけという事ではないと思う、思う・・・。
「最新版全国放送局周波数リスト」。今号から兵庫県香美町福島県昭和村で行われている地元局のFM再送信、ギャップフィラー局の掲載を始めました。福島県昭和村ではNHK第一ラジオ福島ふくしまFMが9局ずつ。兵庫県香美町ではラジオ関西が11局にNHK第一が8局。延べ46局分のデータが増えました。香美町では局によって出力が異なっているはずなのだけど本書では全局同じにされているので注意が必要です。そんなこともあってFM中継局は増え続けているので、今号ではAM、FMあわせて8ページ半。半ってのがねぇ。残りの半ページが丸々大きな余白になっているのが気になります。「ラジオマニア」や「ラジオ受信バイブル」や「必聴ラジオ100」で過去に書いた記事から何か引っ張ってきて埋めるとか、三才ブックスの広告(ラジオ以外の出版物も出しているのだから)とか何か埋めるものは無いのでしょうか。
8ページ半ということは見開き左側が周波数リストの最後のページ、右側が「全国AM番組ネット局一覧表」の最初のページということになります。今号では「全国AM番組ネット局一覧表」が通常の4ページ、40番組から1ページ増えて5ページ、50番組になりました。これにより「全国AM番組ネット局一覧表」のあとに「50音別タレントINDEX」が来ます。こちらは2ページのままです。こんなことになったのはV-Lowマルチメディア放送、i-dioが3月で閉局して2ページ空いたからです。今秋に出るであろう2020秋号ではFM局が2局減ることがわかっているので4ページ空きが出ます。さて何で埋めましょうか、それとも紙を1枚減らしましょうか。私の希望としてはNHK第一と同様にNHK-FMも2ページに広げてほしいと思うのですが、NHK第二は1ページで間に合うのでページ配分に困ってしまうかな。何か新しい企画が考えられれば良いのですが。
巻末カラーページはまず「FM改編NEWS」5ページ、Date fmからはホヤ娘、萌江さんの新番組「Got Emo?」とアナログのLPレコードを1枚掛ける新番組「33rpm」が紹介されています。FM局はAM局より局数が多いのだからこのページもそろそろ増やしてほしいですね。そのあとは冒頭に述べました女性アナウンサーのインタビューが6ページ12名。そして秋号に最終結果が発表される「好きなDJランキング」の中間発表と続き、裏表紙裏は三才ブックスの「ラジオ受信バイブル2020」と「必聴ラジオ100」の広告となっています。
裏表紙は久しぶりに一般企業。いや音響芸術専門学校という専門学校の広告になっています。


さて、「好きなDJランキング」の投票締め切りは9月14日必着。その後編集スタッフが一生懸命集計作業を行い票数上位のパーソナリティへの取材と秋号の制作作業が進んでいきます。しかしAMラジオの編成の根幹ともいえるプロ野球は新コロのせいで今年は6月19日開幕、レギュラーシーズンだけでも11月7日まで、その後パ・リーグの1位、2位チームによるクライマックスシリーズとその勝者がセ・リーグ優勝チームと行う日本シリーズで11月いっぱい野球シーズンが続きます。さて、地元にプロ野球本拠地が無い地方のAM局は機械的に9月28日(もしくは10月5日)から秋編成に入るのでしょうか。キー局の一つ、TBSラジオプロ野球中継から撤退しているので機械的に「アフター6ジャンクション」のネットをするだけかもしれません。もう一つのキー局、ニッポン放送は基本的にとことんプロ野球をやる立場なので10月、11月の2か月間地方局向けに裏送り専用番組を制作しなければならないことになるのでしょうか。東京にあるもう一つのAMラジオ局、文化放送は「ライオンズナイター」を10月末まで放送することを明らかにしていますのでナイターオフ改編は10月はじめと11月初めの2段階ということになりそうです。
2020秋号の発売は例年は10月27日ですが、今年は春号同様1か月程度遅らせざるを得なくなるのではないかと想像します。果たしてどうなりますことやら。こちらとしてはナイター中継を楽しみラジオ番組を楽しむだけです。

*1:チームシャチと書いて単に「シャチ」と読むのだそうです。

*2:単に男性が表紙というだけなら2008春号でケンドーコバヤシさんが表紙になっています。2006秋号でおぎやはぎさんたちも表紙になっているそうですが、私はその号は持っていないのでよくわかりません。

*3:正式なタイトルは何度か変更されている。

*4:「カムカムスポーツ」と読みます。

*5:あとの二人はアルコ&ピース平子祐希さんと宇宙海賊ゴー☆ジャスさん。テレビ東京の佐久間宣行さんは含まれません。

*6:ニッポン放送ABCラジオプロ野球中継から撤退したTBSラジオラジオ大阪RBCiラジオを除く42局

*7:プロ野球中継が基本的に土曜午後のみであるNHK第一は土曜午後が「プロ野球」と書いてある

*8:合併前に三本木町役場があった場所で、大崎市議会もここにある

イチについて

6月9日、伊藤晋平アナの誕生日にTBCラジオ「火曜日のアナウンス部」は最終回を迎えました。
実は来週の6月16日は林田悟志アナと三浦菜摘アナがアニメの特集をやる予定になっているそうなので形式的には来週も番組はあることになっているようだけど、現行のナイター中継の無い火曜の夜を予算ゼロでアナウンサーだけで持たせる企画はおしまい。今週も後藤舜アナが危ない目に遭った話やママさんアナの鼎談パート2などアナウンサーたちのお話で楽しませてもらいました。
「増子華子と伊藤晋平の1時間じゃたりないってばよ」も6月9日でおしまい。6割の女、増子華子キャスターの時事問題クイズで外れた問題はもう一度答えられないと東北放送を退社出来ないというルールができ、しばらく増子アナはフリーアナウンサーにはならずに済みそうです。ちがうか。
正答率が低かった週には罰ゲームとして増子アナが高校生だった頃放送コンテストで朗読した原稿を読まされるというものがありました。どうやらアナウンサーたちがコンテストに出る高校生たちの指導をしていたようで、引っ越し作業のせいか原稿が発掘されたのでした。中でも安東理紗アナは当時の原稿を大事に保管しており、この子は必ずどこかの放送局でアナウンサーになる、と評価していたのだそうです。まさか自分の放送局の後輩になるとまでは思っていなかったようですが。正答率が高かった週は正解数に応じてズボラ飯(正式タイトルは「魅惑のお夜食」)のコーナーで掛かった食費を晋平ちゃんのポケットマネーで補助する、ズボラ飯のコーナーが無かった週は増子さんのその日の昼食代の補助という特典があるクイズコーナーでした。
このクイズコーナーを事前収録しておいてオンエアしている間に「Nスタみやぎ」のスタジオからラジオのスタジオに移動し生放送に合流するという綱渡りなスケジュールの増子アナでしたが、最終回も乃木坂46の高校の制服を模した衣裳について熱く語り、ズボラ飯のコーナーでは先輩アナウンサーのお誕生日を祝って豚の角煮をこしらえて差し上げました。調理過程に阿鼻叫喚の晋平ちゃんでしたが出来上がってみると案外美味しかったそうで、結果的に良い誕生日を迎えられてよかったですね。電子レンジを運んできた甲斐があったというものではないですか。
「火曜日のアナウンス部」の後に放送されてきた「青春フォーク漂流記~あの時代を語ろう」の増刊号もおしまい。これからは土曜朝のレギュラー放送と土曜深夜(日曜早朝)の再放送のみという本来の形に戻ります。
さーて、来週のみくりさんは? 違った、来週のTBCラジオのナイター枠は

  • 16日(火):「TBC POWERFUL BASEBALL~開幕まで待てないスペシャル~」を20時までやって20時から「火曜日のアナウンス部」スピンオフ
  • 17日(水):「熱血スタジアム イーグルスナイト」の最終回
  • 18日(木):「TBC POWERFUL BASEBALL~開幕前日スペシャル~」
  • 19日(金):ナイター中継開始

となります。楽天オリックス戦のビジターゲームなのだけど中継されるのだろうか、日頃はオリックス戦のビジターゲームは中継しないのだけど開幕戦だけは乗り込むのか、ABCラジオに裏送りを依頼するのか、それともニッポン放送制作の巨人―阪神戦をネットするのか。
プロ野球中継が始まってもたぶん例年通りオリックス戦とロッテ戦のビジターゲームは中継しないのでしょうから、それが火曜日に当たれば「火曜日のアナウンス部」、「青春フォーク漂流記・増刊号」を編成することは可能ではないかと思うのですが、ナイター期間中はやらないのかな。RKBラジオHBCラジオからホークス戦、ファイターズ戦の中継音声を送ってもらう方が料理の後始末をする手間が省ける分だけ楽なのかな。秋からのナイターオフ編成で「火曜日のアナウンス部」のような企画が復活するかどうか。するといいですね。


せっかくなので東北放送についてちょっとだけ。
新局舎(Cサイト)は5月25日からラジオで使われていますが6月8日からテレビでも使われています。
その日の「ウォッチン!みやぎ」と「Nスタみやぎ」を録画しておけばよかったのですが、どちらも録画しておらず、私は新局舎からの番組をまだ見ることができていません。
テレビで佐々木淳吾アナが新しい絆スタジオを紹介するCMをやっているのは見ました。旧局舎(Aサイト)の玄関にあった以前の絆スタジオ(今は第9スタジオって呼んでるんだったかな)と比べても広くて、ガラス張りで局舎の前の道路が丸見えで開放感があり、新しくていいねと思います。


もうひとつだけ、これは触れなければなりません。
「ニホンジンプロジェクト メンバー逮捕」 http://www.tbc-sendai.co.jp/01news/fr.html?id=00008872
逮捕容疑は去年10月の強制わいせつ傷害だそうで、河北新報の同様の記事によると逮捕は6月2日の事だったようです。
「ニホンジン」メンバー逮捕 仙台でわいせつ疑い 嵐に楽曲提供 | 河北新報オンラインニュース
これが報じられたのは6月5日(金)のお昼のニュースでしたが、所属事務所はこの時点でグループの解散を発表したと報じられ、早いな、と思いました。その日の深夜の「ぼんやり~ぬTV」では彼らが書き下ろしたエンディングテーマ曲「お笑い芸人」が流れず、別の音楽に差し替えられていました。仕事が早い。
そういえば、TBCテレビ自体も彼らに「イチについて」という曲を作ってもらっていて局のサイトでその曲が聴けるはず・・・無くなってる。この事件を受けての措置か? と思ってweb.archive.orgで調べてみたら、2年前にサイトのトップページからこの曲のバナーを外していたのですね。そんな前に無くなっていたとは気が付かなかった。公式のプロモーションビデオクリップも見られなくなっていますが、検索すれば彼らがライブでこの曲を歌った映像は出てきます。
彼らに曲を作ってもらった企業で思い浮かんだのが杜の都信用金庫。そのwebサイトではまだ彼らの曲を起用したCMを見ることができます。テレビCMでもまだ流しているのかな。ラジオCMは何故かこの春から六華亭遊花師匠がイメージガールを務めているのだけど。

在仙放送局の決算・人事など 2020

拙blog6月の年中行事です。
コロナ禍で決算発表が遅れるかもなんて噂もありましたが、在仙民放各社に於かれましては今年も5月中に決算が出そろいました。
今年も河北新報朝刊経済面から抜き書きしておきます。ちなみに、去年の分はこちら

※人事に関して。エフエム仙台宮城テレビ放送ミヤギテレビ)の人事の記事は掲載されませんでした。

福原氏 専務に 仙台放送 (5月27日付河北)

 仙台放送仙台市)は26日の取締役会で、福原一宏常務が専務に昇格し、氏家裕介東京支社長と塩野智総務局長が新取締役に就く役員人事を内定した。氏家氏には報道制作局長、塩野氏には総務局長を委嘱する。6月30日の株主総会と取締役会で正式決定する。大沼浩一専務と柴谷徹取締役は退任し、大沼氏は常勤、柴谷氏は非常勤の顧問にそれぞれ就任する。

日本経済新聞のwebではもう少し細かく書いてあります。

▽ (6月30日)専務番組審議室担当(常務マーケティング戦略本部長)福原一宏▽編成業務局・営業局・東京支社・関西支社・ニュービジネス開発局担当(放送本部長)取締役平山準一▽技術局担当(技術本部長)同技術局長阿部和昭▽取締役報道制作局担当兼報道制作局長(東京支社長)氏家裕介▽同経営企画室・総務局・コンプライアンス室担当(総務)総務局長塩野智▽顧問(専務)大沼浩一▽同(取締役)柴谷徹

取締役に本郷氏 東北放送 (28日付河北)

 東北放送仙台市)は27日の取締役会で、本郷浩尚総務局長が取締役に、東京放送ホールディングスとTBSテレビの武田信二会長が非常勤取締役に就く役員人事を内定した。6月23日の株主総会、取締役会で正式決定する。大江章取締役は退任し参与に就任する。
(※本郷氏の略歴が掲載されていますが書き写しません。出身地と出身大学は宮城県内なのですが、入社年と年齢から新卒で入社したのではなく他社から移籍された方なのではと邪推します。)

日本経済新聞のwebではこのほか、監査役の交替も掲載されています。
太田巌、坂本光弘の2氏が退任し、山本俊二、東海林仁の2氏が就任されるようです。
太田氏は河北新報の常務で三陸河北新報社の社長、坂本氏は当時は東北電力の副社長執行役員でこの4月からは送配電部門が分社化された「東北電力ネットワーク株式会社」の社長です。山本氏は東北電力の副社長、東海林氏は河北新報の取締役です。

常務に斎藤氏 東日本放送 (29日付河北)

 東日本放送仙台市)は28日の取締役会で、斎藤博明取締役が常務に昇格し、新取締役に中村麻美執行役員、円尾佳則報道局ANN事務局長が就く役員人事を内定した。6月18日の株主総会と取締役会で正式決定する。
 芋原一善常務は退任。三沢信一取締役は退任し、監査役に就く。非常勤取締役には大滝敏之朝日新聞社放送メディア企画室長補佐と発田真人日本経済新聞社東京本社映像戦略本部副本部長が就き、梅田正行、長沢倫一郎両氏は退任、森英生監査役も退任する。
(※円尾氏は朝日新聞デジタル朝日新聞のweb版)に掲載されている東日本放送人事の記事によれば「テレビ朝日報道局ANN事務局長」となっています。ググるとアニメ番組の担当だった時期があるようで旧字体の圓尾で表示されます。退任される芋原氏の前職はテレ朝の広報局長でした。要するにテレ朝から来る人が別の人に替わるということです。)
(※非常勤の梅田氏は朝日新聞、長沢氏は日経新聞の方です。それぞれ新聞社で役職をお持ちのようです。大滝氏はHTB北海道テレビの取締役にも就くようで、発田氏は静岡朝日テレビの取締役にも就くようです。皆さん掛け持ちでお忙しいようです。)

決算東北 20年3月期(増減は前期比)

(※日付は発表日。翌日付の河北新報経済面に掲載されたものです。)

(26日)
◆2期ぶり増収増益
 仙台放送仙台市) 売上高1.6%増の84億69百万円▽経常利益12.5%増の4億11百万円▽純利益26.0%増の2億46百万円
 スポット広告収入は減少したが大型催事などの事業収入が伸び、2期ぶりの増収増益。

(27日)
◆純利益72.4%減
 東北放送仙台市) 売上高5.1%減の76億23百万円▽経常利益67.4%減の1億25百万円▽純利益72.4%減の55百万円
 ラジオ・テレビに対する広告費の減少傾向に加え、昨秋の台風19号新型コロナウイルスの影響もあり減収減益。

◆純利益49.6%減
 エフエム仙台仙台市) 売上高8.0%減の9億12百万円▽経常利益37.4%減の84百万円▽純利益49.6%減の51百万円
 消費税率引き上げや台風19号の発生、新型コロナウイルスの感染拡大によるイベント中止や広告減少が響き減収減益。

(28日)
◆純利益9.7%減
 東日本放送仙台市) 売上高2.3%減の69億11百万円▽経常利益17.9%減の3億73百万円▽純利益9.7%減の2億74百万円
 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う大型イベントの中止や広告の減少で減収減益。
 
(29日)
◆純利益40.3%減
 宮城テレビ放送仙台市) 売上高5.9%減の85億31百万円▽経常利益38.7%減の6億80百万円▽純利益40.3%減の4億26百万円
 スポット広告の落ち込みなどによる減収と、放送機器の更新などの設備投資による減価償却費の増加で減益。


※口をつぐむべきことなのかもしれないのだけど・・・
仙台放送のみ増収増益。他社は今年3月までの決算にもかかわらず新コロのせいで大型イベント中止で減収だと言っているのに、仙台放送は「大型催事などの事業収入が伸び」って何だ? 仙台放送にとって最大の大型催事であるはずの「第2回第3回東北・みやぎ復興マラソン」が台風19号で中止になったというのに。ほかにも儲けが上がる主催事業がいくつもあったというのか。