令和の在仙民放テレビ局のアナウンサーの異動まとめ

平成が終わるころに「震災後の在仙民放テレビ局のアナウンサーの異動まとめ」という2011年-2019年のアナウンサーの異動まとめをしたのですが
震災後の在仙民放テレビ局のアナウンサーの異動まとめ - みむめもーど
この1年間の某局の大量退社に鑑み改訂版続編を作成してみます。
基本的に情報源はWikipediaと私の脳内ソースです。が今回は拙blogコメント欄に寄せられた情報も参考にしています。教えてくださいまして有り難うございます。
私が知らないうちに入社して私が知らないうちに退社する方がいらっしゃたりするので誤りもあるかもしれません。毎回断っていることですが、誤りを見つけたときは「フェイクニュースニダ!」「すべてのデマの発信元だ!」と騒ぎ立てる前にコメント欄に誤りの指摘を書き込んでくださると助かります。気づき次第誤りを確認して書き直します。
ではまずは入社年次順に振り返ります。

入社年次順

注釈が無いものは新卒で4月入社。中途入社や部署異動でアナウンサーになった人については適宜前職についての注釈を入れています。
現職の男性アナは青字、女性アナは赤字で着色してあります。2023年10月時点で退社している人は着色していません。退社後の異動先については次項で触れるのでここでは注釈を入れないことにします。

東北放送 仙台放送 ミヤギテレビ 東日本放送
2023 佐々木夏音
塩入未央
玉置佑規(2017.4長崎文化放送→4月入社)
村上晴香(2018.4秋田朝日放送→3月入社)
坂寄直希(2017.4福島放送→2月入社)
- - 内田有香(2021.4秋田テレビ→3月入社)
2022 佐藤朱(2021.4入社→10月営業局より異動) 千坂紗雪   山中陽菜
岡崎大知
-
2021 鎧坂文菜(2018.4入社→4月報道部より異動) - - 中谷実夏(2021.7-2022.1)
2020 三浦菜摘 伊藤 瞳   - -
2019 野口美和 堤 勇高   福盛田悠(2014.4秋田朝日放送→2017.4福島テレビ→)
青木秀尚
西涼
鈴木奏斗

このほか、東日本放送では元アナウンサーで報道とか制作の偉い人になったものだと思っていた山口則幸さんが2021年7月からアナウンス部に復帰していたということがあったのですが、2022年のいつかな、また裏側に戻っていってしまいました。今回の表には入れないでおきます。

退社・異動年次順

では、退社や別部署への異動になった方を取り上げてみましょう。基本的に書いてある月の月末、月が書いていないものは3月末の退社・異動です。異動先は調べがついている方のみ、ただしアナウンサーとは無縁の一般企業に転職した人については企業名の詳細を控えます。

東北放送 仙台放送 ミヤギテレビ 東日本放送
2023 野口美和テレビ埼玉
名久井麻利(1月、フリーランス広報・PRプロデューサー)
牧広大(9月)
柳沢剛(アナ→広報部、8月定年退職)
松原稜典(6月、フリー)
山中陽菜(6月)
-
2022 古野真也(9月、営業局に異動)
伊藤晋平(9月)
三浦菜摘(8月、声優)
鎧坂文菜(7月、ただし5月に持ち番組を降板している。OL)
黒田直樹(4月)
安東理紗(4月)
菅生翔平(3月、学習塾講師)
- 浮ヶ谷美穂(6月、他部署に異動) 糸井文菜(4月、OL)
渕井亮太(企画事業部に異動)
伊藤大悟(1月、東海テレビ
中谷実夏(1月、NHK前橋放送局
2021 林朝子(5月、ただし2019年7月から産休育休。現在は、Wikipediaによれば心理カウンセラー)
藤沢智子(tbc Az*1代表取締役社長。持ち番組は引き続き出演)
- - -
2020 石川太郎(定年退職*2
佐藤修(定年退職、仙台大学教授)
粟津ちひろ(2月、ただし2019年12月に持ち番組を降板している。フリー)
- - -
2019 渡辺敏之(アナ→ラジオ制作、定年退職。持ち番組は引き続き出演) 稲垣龍太郎(アナ→記者。競馬コンテンツ制作スタッフ) 加藤智也(別部署へ異動)
鈴木沙喜代(2018年12月に持ち番組を降板している。2022年パリから仙台に戻りフリー)
高木玲
丸井汐里(フリー)

この表では扱っていないのですが、2019年には7月の参議院議員選挙を前にエフエム仙台の石垣のりこアナが5月に休職、持ち番組を降板といったこともありました。選挙に当選してしまったのでそのまま退社したものと思われます。
エフエム仙台Date fm)に関しては名護ひとみアナが2018年10月に営業部に異動、奥口文結アナが2019年3月退社、からの石垣アナの出馬表明で女性局アナがいなくなり、東日本放送を退社しフリーになっていた丸井汐里さんが石垣アナの持ち番組のひとつを引き継ぐなどアナウンスを手伝っている状態です。男性局アナも浅野彰信アナが定年が60歳なのだとしたらもう過ぎていることになり、早晩エフエム仙台の局アナは編成部長を兼ねている井上崇アナひとりだけになります。というわけでエフエム仙台では来春入社のアナウンサーを絶賛募集中です。
https://www.datefm.co.jp/sys_data/articles/recruit/recruit_202304.html
と4月のうちに原稿を書いていたのだけど、この春に新人女子アナ、小川あんずさんが入社していました。全くノーマークでして拙blogコメント欄の書き込みで知った次第です。

NHK仙台放送局についてもこの表では扱いません。7月の異動で阿部悌アナがいなくなっていたみたいで(気が付かなかった…)松野靖彦アナが東京から赴任したようです。定期異動が年2,3回ずつあったりして記憶するのも大変です。アナウンス部長って今はどういう職名になっているのかな*3、塩屋紀克アナをはじめとして配置人員は基本的に15名ですがたまに前後することがあります。女性アナウンサーは現在4名配置されています。
昨年から本部採用の新人アナを主に拠点放送局に配置するようになり、2022年は黒澤太朗アナ(現在は盛岡局)と松廣香織アナ(現在は福島局)、2023年は小倉優太郎アナと西尾文花アナが配属されています。私はどうも巡り合わせが悪くて西尾アナは「どーも、NHK」のお披露目特集で見たきり拝見できていません。その時の番組によると今年度の採用のポイントは日本拳法だそうです。先日やっとラジオの定時ニュースで西尾アナの声を聴く機会がありまして、拙blogコメント欄に寄せられていた情報というか感想の通り、新人とは思えない安定感を受けました。
仙台局が採用する契約キャスターはたぶん年度単位で契約更改を繰り返しているのだと思うのですが、今年度青森局からやってきた赤坂理菜さんからたぶんもう十数年スポーツニュースを担当している藤原由佳さんまで、現在11名在籍しています。うち2名は気象予報士の男性ですが、それ以外の9名は女性です。

余計なお世話 出身地別一覧

かつて「2ちゃんねる」の仙台女子アナスレには在仙局の女子アナの出身地と学年の一覧が載っていました。後継の「5ちゃんねる」には現在載っていません。ならばと自分で調べてみたのですが、意外とわからない。各局の公式サイトに載っている個人情報がだんだんと控えめになってきていることに気付いたのでした。

座右の銘とか趣味・特技というのもあるのですが、ここでは個人情報に焦点を当てているので。
NHKだと年齢も誕生日も分からないわけです。知ってどうする、お前ごときが知る必要ねぇだろ、と言われればまったくもってその通りでして、だから載せていないのでしょう。東北放送東日本放送SNSアカウントの有無について載せているのはアナウンサーページから個人ブログを撤去したせいかと思います(東日本放送は過去の個人ブログが読めるが東北放送はサイト再構築の際に過去ログも全削除したので読めない)。ミヤギテレビNHK仙台は書きたいことがある人が適宜書き、仙台放送はリレーエッセイが定期的に回ってきます。
本当は学年別もやろうと思っていたのですが、生まれ年を書いていないアナウンサーが多くて挫折しました。年齢を間違えると大変ですからね。出身地だって間違えたら失礼千万なんですけど、今回は出身地別だけやります。

地域 東北放送 仙台放送 ミヤギテレビ 東日本放送 エフエム仙台
仙台市 佐々木夏音
佐藤朱
塩入未央
増子華子
村上晴香
  伊藤拓
青木秀尚
   
宮城県 守屋周(登米 千坂紗雪(大崎)      
東北 飯野雅人(秋田)
熊谷望那(岩手)
寺田早輪子(福島)
高橋咲良(山形)
盛朋子(青森)
福盛田悠(岩手)
谷博之(福島)
阿部美里(山形)
井上崇(福島)
千葉めぐみ(福島)※
北関東 坂寄直希(茨城)
根本宣彦(茨城)
堤勇高(群馬) 安斎摩紀(茨城)
蜂谷由梨奈(群馬)
野比呂企(栃木)
野口ちひろ(茨城)
 
東京都 佐々木淳吾(江東区 飯田菜奈(大田区 柳瀬洋平(世田谷区) 松本龍(北区)
鈴木奏斗(江東区
内田有香(新宿区)
丸井汐里(八王子市)※
首都圏 大久保悠(千葉)★
林田悟志(千葉)
佐藤拓雄(神奈川)
下山由城(埼玉)
西ノ入菜月(埼玉)
伊藤瞳(埼玉)
武田玲子(埼玉)
白壁里沙子(山梨)
岡崎大知(山梨)★
加川潤(神奈川) 小川あんず(神奈川)
浅野彰信(千葉)
東海北陸 後藤舜(三重) 金澤聡(新潟)
梅島三環子(静岡)
  重信友里(愛知)
吉岡伸悟(静岡)
深井ゆきえ(富山)※
関西 玉置佑規(和歌山)   西涼(大阪) 岩崎心平(大阪)  
西日本 松尾武(大分)   外賀幸一(山口) 坪北奈津美(愛媛)  

※余計なお世話なので、エフエム仙台の項を付けてみました。局のサイトのパーソナリティ紹介ページで局アナに分類されているのは井上崇さんと小川あんずさんの2人だけ、浅野彰信さんは板橋恵子さんや本間秋彦さんなどと同じDJのカテゴリーに含まれています。DJのカテゴリーのうち、午前ワイド「Morning Brush」を担当している千葉めぐみさん、深井ゆきえさんと金曜昼の「Sendaian Hot Music」を担当している丸井汐里さんをこの表に足してみます。他局でアナウンサー経験のある人たちですし。午後ワイド「RAD~Radio All Day~」、「AIR JAM Friday」のDJたちは分類が難しいところです(ワタナベ智之さんは「RAD」のホームページの経歴でフリーアナウンサーとしても活動と明記されている)が、私の独断で含めないことにします。夕方ワイド「SOUND GENIC」の千葉直樹さんももちろん含めません。

出身地とは何ぞやというのはかつて拙blogがはてなダイアリーにあった頃にちょっとした論争がありまして議論の余地はいくらでもあるところですが、基本的に局のホームページに本人が出生地として書いているものを取り上げました(伊藤拓さん、柳瀬洋平さん、松本龍さんはWikipediaに載っているものです)。なのでこれを書いている私自身、佐藤拓雄さんって東京出身じゃなかったの、とか井上崇さんって愛知出身じゃなかったの、と思うところはあるのですが、生まれた土地と育った土地が異なることは普通にあることです。親の転勤なのかな、松尾武さんは全国と転々としていて、何度も転校したとラジオで言っていた覚えがあります。
★大久保悠さんと岡崎大知さんは仙台市育ちです。大久保さんは仙台二華中・高の前身である宮城二女高出身です。岡崎くんはどこなんでしょうね、アナウンサー情報を集めているサイトで仙台二高卒と書いてあるものがありましたが。伊藤拓さんは天下の仙台二高卒、あのテレビ朝日の玉川徹さんとは同じ高校の先輩とWikipediaに書いてあります。塩入未央さんも仙台二高。佐藤朱さん、佐々木夏音さん、青木秀尚さんは仙台一高、増子華子さんは宮城一高。村上晴香さんはラジオで仙台二華高って言っていたような覚えがあります。
つい数年前まで東北放送には岩手県出身者が多かったのですが(名久井麻利、粟津ちひろ、菅生翔平)、今は宮城県出身者が一番多いようです。これは早期退職を防ぐためだと考える人がいますが、かつて宮城県出身の女性を同時に2名アナウンサー採用して二人とも4年ぐらいで退社しフリーアナウンサーになったという事案もあるので、たぶん関係ないのではと私は思います。
逆に仙台放送にはつい最近まで宮城県出身者がいませんでした。過去には岡田明子さん(現在は名字が変わって佐藤明子さん)や中谷政美さんが在籍していました。東日本放送も今は宮城県出身者がいなくなっています。以前は森遥香さんとか佐藤千晶さんとかいらっしゃいました。中谷実夏さんも仙台市出身でしたっけ。
北海道は伊藤晋平さん(名寄市出身)の東北放送退社で出身者がいなくなりました。TBCラジオの定時ニュースを今なお担当している元局アナの鈴木俊光さんは旭川市出身です。
北陸も新潟県関東甲信越というくくりにしてしまえば局アナの出身者は誰もいないことになります。かつてはミヤギテレビに深井ゆきえさん、仙台放送木下瑠音さんがいらっしゃいました(二人とも富山県出身)。余談ですが、東北放送にはかつて夜のラジオの担当で福井さんと石川さんというコンビがいましたが、福井弘文さんは仙台市、石川太郎さんは大阪市の出身で北陸とは関係ありません。エフエム仙台にも名護さんと石垣さんという沖縄の地名ぽい名字の女性アナウンサーがいましたが、名護ひと美さんも石垣のりこさんも仙台市の出身です。

いかがでしたか

自分だけのためにやっているブログなんで、できるだけ他人の目を気にしないように心掛けているので「いかがでしたか」なんて聞きたくもないのですが、やっていることがどこからどう見ても「いかがでしたか」系のサイトと同じことなので一応書いておきます。

いかがでしたか?

本当は5月に書き上げるつもりだったのに半年もずるずると遅らせてしまい3名の退社者を出してしまいました。私が辞めさせたわけでは無いですが。
もはや男子一生の仕事ではない、次の夢へのステップという立ち位置に変わりつつある局アナ、社員アナウンサーというお仕事ですが、せっかく宮城県の放送局でアナウンサーになった方々ですから別の道へ進んでも応援していたいという気持ちだけはあります。
お前が頑張れよ、他人の事を言える立場か。おっしゃる通りでございます。
冒頭にも書いていますが、、誤りを見つけたときは「フェイクニュースニダ!」「すべてのデマの発信元だ!」と騒ぎ立てる前にコメント欄に誤りの指摘を書き込んでくださると助かります。気づき次第誤りを確認して書き直します。コメント欄に情報をお寄せいただいている皆様には感謝申し上げます。

追記(2024年1月26日)

アナウンサーを立候補者の供給源にしか思っていない某政党が、もうじきあるかもしれない衆議院議員選挙にまた今回もアナウンサーを担ぎ出す、と報じられ大変ガッカリしております。
その記事の中で、そのアナウンサーが昨年退社していたと知ったので、退社・異動年次順の項に追記しました。年齢的に通常の定年退職だったと思われます。最後の役職は番組審議室長だったはずで、そう言えば最近番組審議会のページを読んでなかったなと思って読み返してみたら2023年9月の会議の議事録に名前がなく、2023年7月の会議が最後の出席になっていました。60歳の誕生日を迎えた月の末日をもって定年としているようです。

別件で、東日本放送の項に白澤奈緒子アナの名前を入れていないことに今更ながら気が付きました。khbアナウンサーズのページに名前がありません。ググると2023年1月に当時あった局のアナウンサーブログを更新しているのでその時点ではアナウンス職にいたと思うのですが、いつの間に異動になったのでしょうか。私には記憶がありません。

*1:東北放送の子会社

*2:社員時代に担当していた番組は一部を除いて降板、終了。改めて別のラジオのレギュラー番組を担当し今に至る。

*3:アナウンサーの所属はこの春「放送部」から「コンテンツセンター」に職制変更された