カタナシ

拙blogコメント欄にとんでもないコメント。

朝塩 2023-08-31 13:41:26
今日(8/31)、遠藤泰子さんよりうたなし9月終了が告げられました。ニキ終了と関連する移動はともかく、パナソニックも厳しいのかな?

ググるスポニチがこんな記事を上げている。
www.sponichi.co.jp

 JRN系列局などで平日の朝に放送されているラジオ番組「歌のない歌謡曲」が、9月いっぱいで終了することが分かった。TBSラジオを始め全国37局で伝えられた。

というので、
TBSラジオ森本毅郎・スタンバイ!」の8月31日放送分をradikoタイムフリーで聴いてみました。オープニングのトークというかニュースが終わるとおもむろにパナソニックのCMが入り「歌のない歌謡曲」になるのですね。で、遠藤泰子さんが2曲目をBGMに終了のおしらせを述べ、3曲目をBGMに10月からの番組編成について紹介していました。TBSラジオでは4曲目をバックに天気予報と交通情報をやっているのですね(TBCラジオでは天気予報は3曲目をバックに、高速道路の情報や鉄道・飛行機の運行情報をまとめた「通勤情報」を「歌のない歌謡曲」のあとに放送しています)。
それはそうと、我が宮城県TBCラジオで「歌のない歌謡曲」(を内包している朝ワイド「Goodモーニング」)の8月31日放送分をradikoタイムフリーで聴いてみました。至って普通どおりの通常放送でした。本当に『全国37局で伝え』たのか?
しかし、すでに8月21日に終了発表をしていた放送局があると言います。
何と各ネット局の終了発表日を調べていらっしゃる方がいらっしゃいました。これはリンクしなければなりません。
sasukedog.hatenablog.jp
こちらでも言及されているのですが、TBCラジオでは8月31日ではなく翌週となる9月4日の放送のエンディングで発表されました。
せっかくですから、番組終了を伝える増子華子アナのアナウンスを書き留めておきましょう。

(BGMは4曲目、「ウェストサイドストーリー」でおなじみの「トゥナイト」。7時12分過ぎから)

「歌のない歌謡曲」はtbcラジオが開局した翌年の1953年、昭和28年3月1日に放送を開始。以来70年という長い歴史を刻んできました。
実はこの番組、今月で放送を終了することになりました。
これまでお聴きいただいた皆様、本当にありがとうございます。どうか最後までお付き合いください。

私が物心ついたころには既に朝7時は「歌のない歌謡曲」でした。昔は土日もやってましたね。
私が小中学生だった当時の担当は岡崎トミ子アナ。岡崎さんが日本社会党(当時)に引き抜かれた後は郡和子アナ。郡さんも長く担当しました。その後はそれほど長い期間を担当した方はいないかと思います。増子華子アナの担当は昨春からです。
昔は本当に歌のない「歌謡曲」を掛けていたと思うのですが、現在は歌謡曲は少なくなりました。9月4日の場合「秋」(ビバルディ「四季」より)、「浜辺の歌」(大正時代の曲、戦後「抒情歌」のジャンルにくくられる)、「たしかなこと」(小田和正)、「トゥナイト」(洋画(元はミュージカル)の挿入歌)と歌謡曲は4曲中2曲。3曲の日もあるけどだいたい2曲かな。元々歌詞のない音楽や洋楽も2曲、たまにそっちが3曲になって歌謡曲のほうが少なくなることもあります。

野暮な話ですが、いちおう警部殿の見立てを否定しておきます。
パナソニックの業績推移でさっとググってみたらこんなサイトを見つけました。
positen.jp
パナソニックが赤字だと騒がれたのは2001年のこと。その後2008-12年というリーマンショックから震災にかけての期間に大きな赤字を記録するものの営業利益は黒字をキープし続ける。しっかりリストラを行い2022年に持株会社化。パナソニックホールディングスの下に事業会社が8社かな、そのうちの家電など「くらし事業」を扱う会社として現行のパナソニック株式会社があり、他の事業会社と合わせてパナソニックグループを形成しているという現況のようです。業績は安定していると言ってよいのではないでしょうか。詳細を知りたければ各自探索してください。
というわけで、パナソニックの業績が厳しいのではなく、そろそろラジオでの宣伝から手を引こうという経営判断をしたのでしょう。業績悪化で終了するのなら2001年に止めているはずです。

ところで引用したブログに話題を戻しますが、パナソニックの地元、エフエムひらかた、もといMBSラジオで番組終了が発表されたのかどうかについては言及がありません。スポニチの記事にある『1951年に新日本放送で放送されたのが始まり』の新日本放送は現在のMBSラジオです。

MBSラジオについては「歌のない歌謡曲」と同じレベルの大きな番組終了が発表されています。
www.sponichi.co.jp
今秋ではなく来春だし、土曜日は継続だし。でも50年続いた帯番組が終わるというのはそれだけで大事件であります。50年も続くというのも凄い話ですが。

TBCラジオについては・・・
www.sponichi.co.jp
『8116サンデーアップ!』なんていつのタイトルですか? Wikipediaによれば2021年9月まで。2021年10月に「360」に改題され、TBCラジオにネットされることになったのです。2022年10月からは文化放送では1時間番組に短縮され、TBCラジオ向けに「TOHOKU」ができ、TBCラジオだけ「360」と「TOHOKU」の2部構成の2時間番組を継続しています。
海外に住む娘さんが出産されるということでDJの千倉真理さんは8月6,13,20日の放送をお休みされ、かつての仲間、向井亜紀さんや長野智子さんが担当されたそうですね。で帰国最初の8月27日の放送で番組終了が発表された。9月3日は聴取率調査週間でもあるのでサヨナラ特集をしますとという告知をしたことでスポニチに引っかかったという時系列です。しかし、9月3日の「TOHOKU」で、10月にTBCローカルで55分の番組が新たにスタートすることが発表されました。「ミスDJ」という単語は使えないんだそうで番組名は変わることになりますが、まさか文化放送では終わるのにTBCラジオでは続くとはね。驚きでしかありません。

それにしてもスポニチはラジオに関する大きなニュースをいくつもつかんでくるなぁ。日刊スポーツなんて斎藤慎二さんが2度目の女性スキャンダル報道で「ONE-J」を降板したというニュースぐらいしか出していない。おかげで拙blogで「ONE-J」の前任者がやはり女性スキャンダルで降板した時に書いた過去記事へのアクセス数が伸びているようです。
そんなことはこの際どうでもいい。
スポニチのwebからもう一つ大きなニュース。
www.sponichi.co.jp
CROSS FMといえばあのDHCが経営権を持っていたのだけど、DHCはオリックスに買収されることになり、現在総務省電波利用ホームページの基幹放送事業者の議決権保有状況等のページではCROSS FMはDHC創業者の吉田嘉明氏*1が100%の株式を所有していることになっています。吉田氏は現在CROSS FMの会長を務めています。
そのCROSS FMの株をホリエモンが譲り受けた、後日正式発表されるというのです。
ホリエモンと言えばニッポン放送の株式を買い占めることでフジテレビの経営権を握ろうとした過去が思い起こされます。あの頃はどうせ金儲けの手段でしかねぇんだろという気がしていたのですが、今回は真面目にラジオ局を運営していくつもりなのかな。

*1:吉の字は正しくは上の士の部分が土になっている、いわゆるつちよし