半年に一度の定例行事です。
自分なりにできる限り調べてはいますが誤りがあったり抜けているものがあったりしているかも知れません。
補助金交付決定
総務省のサイトの「予算執行の情報」というページで「補助金等交付決定」というEXCELファイルをダウンロードして「民放ラジオ難聴解消支援事業」という事業を探します。補助金の名称としては「無線システム普及支援事業費等補助金」で、その事業の対象がいくつかあるうちの一つに「民放ラジオ難聴解消支援事業」があります。
令和3年度の第2次の交付決定は昨年8月27日付。
昨秋の時点で各地方の総合通信局から発表があったのは青森県つがる市、『コミュニティFM放送(五所川原エフエム)の中継局を整備(つがる市出来島地区)』だけでした。しかしEXCELファイルを見ると、新潟放送と長野県東御市にも交付が決定しています。新潟放送は結構な高額、東御市は桁がひとつ低く、中継局の大きさにもピンからキリまであるのだなと思わされます。これらは折に触れてまた述べます。
令和3年度の第3次の交付決定は今年2月18日付。
各地方の総合通信局から発表があったのは株式会社アイビーシー岩手放送が2件、『FM方式によるAMラジオの補完中継局を整備(釜石市の一部)』『FM方式によるAMラジオの補完中継局を整備(宮古市及び山田町の一部)』。いずれも補助割合は3分の2。
というわけで今回も東北のみ。他地方にも交付されているのかどうか。EXCELファイル見りゃいいじゃん。それが令和3年度第4四半期の分のファイルはまだアップされていないので判らないのです。毎回のように書いている愚痴です。
予備免許付与
本免許が下りる前には予備免許が降ります。昨秋以降予備免許が出ていることが各地方の総合通信局より発表されているものを列挙します。
まだ帰還困難区域なのかな、今春避難指示解除の予定らしい野行地区の中継局に関するもの。周波数は先に開局している11か所と同じ。運用開始予定が2月上旬とのことですが、1月25日付で本免許が下りています。
前述の通り青森県つがる市に補助金が交付されており、つがる市が整備する中継局設備を利用して、株式会社五所川原エフエムが免許を受けて放送する公設民営型の中継局ということになります。運用開始予定が4月1日なので既に開局していると思うけど総務省の無線局等情報検索にはまだ反映されていません。
余談ですが、出来島地区は五所川原市の西隣にある旧・木造町の日本海側にあります。木造町に合併される前は鳴沢村という村の一部だったようなのですが、明治22年に市町村制が始まった時点から鳴沢村の飛び地であり続けたようです。どういういわれがあったのでしょう。昭和30年に鳴沢村本体は鰺ヶ沢町と、出来島地区は本体との間に挟まっている越水村などと共に木造町と合併しました。木造町は2005年に周囲の町と合併してつがる市となります。五所川原エフエムは旧・金木町と旧・市浦村に中継局を置いていますが、旧・市浦村はつがる市の北隣にあり五所川原市の飛び地になっています。
五所川原エフエムで謎なのは、局の公式サイトで『空中線電力 親局5W』としていること。いつ出力を下げたのかググってみたけど分からない。無線局等情報検索では20Wのままなのだけど。
八幡中継局(酒田市観音寺地区)は飽海郡遊佐町、松山南中継局(酒田市大川渡地区)は東田川郡庄内町にはみ出しているのですが、東北総合通信局のプレスリリースには
本日予備免許を付与した2局は、酒田市内及び隣接する自治体に放送サービスを提供するためのコミュニティ放送の中継局です。
これにより、酒田市の市境付近にあるためにコミュニティ放送が聴きづらくなっていた観音寺、大川渡地区周辺でコミュニティ放送受信状況が改善するほか、隣接する庄内町、遊佐町でも聴取エリアが広がります。
とあり、参考資料の「東北管内におけるコミュニティ放送局の開設状況」でも放送対象地域がいつのまにか『酒田市、三川町、庄内町、遊佐町』と拡大されています(昨秋に新庄エフエムが開局した時の資料では放送対象地域は酒田市のみだった)。
運用開始予定が3月18日なので既に開局しているはずですが総務省の無線局等情報検索にはまだ反映されていません。
南魚沼市の大和中継局。令和4年度開局予定とのことで、前述の通り補助金額が多めなので工事が大変なのかなと思いつつFM新潟の大和局の出力は1kW、かつてのFM PORTの堀之内大和局の出力が500Wと比べるとBSNの94.8MHz、100Wというのはどうなんだろうという気もしないでもありません。上越市の高田局(94.8MHz、30W)と同周波数だからかもしれませんが放送区域図を見る感じだと十日町市と上越市の境になる東頸城丘陵を挟んでいるので混信の恐れは低そうな気もしないでもありません。
FM補完中継局という概念はNHKには及ばないはずだったんじゃないかと思うのですが、以前NHKの中継局設置計画2021 - みむめもーどで触れた通り実質的にNHK高知ラジオ第一の補完放送になると思われる局です。放送開始予定が令和5年3月頃と時間をかなり長めにとってあります。こちらも工事に時間がかかるのでしょうね。出力が100Wしかない(FM高知は500W)のだけど、高知県は高知市に人口が集中しているので区域内世帯数が県全体のおよそ6割をカバーしている計算になるという、かなり効率の良いことになっているようです。
本免許付与
本免許のプレスリリースが出た例は以下の通りです。前述の通り予備免許のプレスリリースは出したけど本免許のプレスリリースは出さない例、後述しますが予備免許・本免許ともプレスリリース無しで開局する例もあります。
- 2021年11月8日
日本放送協会のFM補完中継局に免許 ~ 能登町における中波放送の難聴を改善 ~
『能登町における外国波混信の改善が図られます』とのことで、混信対策であることが明記されているのは珍しいと思います。
- 2021年11月29日
小樽市でコミュニティFMの難聴解消 - 株式会社エフエム小樽放送局の中継局に免許 -
北海道総合通信局のプレスリリースでは中継局3局の区別について説明されていない(何中継局という名前で空中線電力が何ワットなのか分からない)、聴取可能となる主な地域・世帯数は『桂岡町、銭函、張碓町、春香町、塩谷及びオタモイの各一部 約5,800世帯』と3局の区別が無くたぶん3局分合わせたものとなっています。こんな大雑把なプレスリリースは初めて見ました。ただ3局が小樽市が整備しFMおたるが使用する公設民営の局であることは読み取れます。FMおたるのサイトでは「おしらせ」をたどっていくと『オタモイ・桂岡・張碓に中継局を設置し、12月1日から運用を開始しております。』とあり、3局の名称は分かります。ググると何故かGoogleブックスで読めてしまう「ラジオライフ」2022年2月号では200ページの欄外に『オタモイ局( 20W )、桂岡局( 20W )、張碓局( 5W )が、 2021 年 12 月 1 日に開局した。』と書いてあり、局名と出力の対応もわかります。
- 2022年1月14日
鹿児島県瀬戸内町のコミュニティ放送局(2局)に免許 -地域経済の活性化、町民生活の利便性向上に期待-
昨年のうちに開局するものと思っていたのですが今年にずれ込みました。かつての「エフエムせとうち」と周波数、出力は同じ、ただし中継局は2つから1つに減りました。
- 2022年2月8日
エフエム伊東の八幡野中継局に免許/親局に変更許可 <伊東市八幡野地区、赤沢地区等の難聴を改善>
「放送ネットワーク整備支援事業費補助金(地上基幹放送ネットワーク整備事業)」で予備送信所及び緊急割込放送設備の整備を行ったのだけど、それとは別で
・申請があった中継局(エフエム伊東八幡野中継局)の無線局に対して、本日(※2月8日)免許を付与いたしました。
・同年1月25日付けで同親局(いとうエフエム)主送信所の移設及び空中線電力の増力を許可しました。
とあります。ただし2局とも放送開始予定日は令和4年2月8日とのことです。
エフエム伊東なぎさステーションは開局以来伊東市富戸先原「大室山」山頂(標高:581m)から出力10Wで送信していました。それが北側にある伊東市川奈の「小室山」に移りました。Wikipediaによると地デジの中継局が建っていて標高が321mのようです。標高が低くなるためか出力は20Wに増えます。局のwebサイトをみると会社概要には今でも大室山、10Wと書いてありますが、トップページに「広報いとう」令和4年4月号へのリンクが貼ってあり、可聴範囲が市域の南北に大きく広がったという図が載っています。
東海総合通信局のプレスリリースによると、八幡野(やわたの)中継局は伊東市の南部を、小室山の親局は伊東市の北部、中部をカバーするようです。
- 2022年3月7日
静岡放送株式会社の御殿場FM補完中継局に免許 <AM放送の難聴地域がFM放送で聴取可能に!>
放送区域図のpdfに『提供元:静岡放送株式会社』とクレジットが書いてあるのが珍しいプレスリリースだなと思います。
- 2022年3月10日
鹿児島県奄美市で「あまみエフエム」の受信状況を改善 -コミュニティエフエム中継局に免許-
旧・笠利町は奄美市の中心、旧・名瀬市の北側、龍郷町を挟んで飛び地になっていて、既存の笠利中継局は笠利町の北側にあり主に東岸をカバーしています。今回できる笠利南中継局は笠利町の南? 放送局の送信所に詳しいサイト「でんぱでーた」では地デジの笠利南中継局と同じ位置と比定しています。だとすると笠利町の西岸をカバーすることになります。
- 2022年3月18日
鹿児島県大崎町のコミュニティ放送局に免許 -地域経済の活性化、町民生活の利便性向上に期待-
「おおさきエフエム」と言われると宮城県民としては宮城県大崎市のコミュニティFMを思い浮かべます。まぁ世間的には山手線大崎駅の大崎なのでしょうけど。宮城県大崎市のコミュニティFMは「おおさきエフエム放送」、愛称は開局以来カエルの仙台弁ビッキを用いたBikki-FMだったのですが、昨年より大崎コミュニティラジオの略でOCR FM835となっています。一方今回開局した鹿児島県曽於郡大崎町は「株式会社おおさきFM」、愛称は「FMおおさき」となっています。宮城のほうは「おおさき」が明示されていない、「おおさき」が明示されているのが鹿児島のほうと見分けることになりましょうか。宮城のほうはNPO法人、鹿児島のほうは株式会社という違いもあります。
昨年10月29日に予備免許が下り今年3月21日12時に開局したようです。局のwebサイトにはタイムテーブルが出ていませんが、コミュニティFMに詳しいサイト(ブログ)「コミュニティFM大図鑑」によると、北隣の曽於市の「SOO GOOD FM」に倣って「きらら方式」を採っているようです。
九州総合通信局のプレスリリースでは「放送事項」のpdfファイルが付属しているのが珍しいです。総務省の無線局等情報検索で見ることができるのですが、免許付与のプレスリリースで明示した例は初めて見るように思います。放送区域内世帯数を見ると大崎町よりも志布志市のほうが多いのであれっと思いました。地図を見ると大崎町の東側はおおよそ菱田川の西側、志布志市の旧・有明町の半分ほどのようで志布志市全体からしたら大した面積では無いのだけど。大崎町の南側、隣接する肝属郡東串良町とその南の肝属郡肝付町の北端、大崎町の西側は鹿屋市の旧・串良町が放送区域内になります。地図と言えば、志布志市の旧・有明町と大崎町が互いに多数の飛び地を持ち市域が入り組んでいることがわかって面白かったです。
ところで、大崎は鹿児島、宮城、東京だけでなく、広島にもあります。大崎上島です。NHKは広島県で2か所、ラジオ第一のFM補完中継局を尾道市向島町の高見山と大崎上島町の神峰山に建てたはずなのだけど、中国総合通信局からは予備免許も本免許もプレスリリースが出ていません。
- 2022年3月29日
FM補完放送で鹿児島県屋久島町南部の難聴を解消 -AM放送の難聴解消のためのFM補完中継局に免許-
上之牧FM補完中継局で南岸を幅広く、栗生FM補完中継局 で南西部をカバーしています。
開局済みの局
プレスリリースは必ずしも公表されるとは限らないので、総務省電波利用ホームページにある無線局等情報検索でここ最近の免許付与について検索してみます。
免許の年月日が2021年10月1日以降であるものは25件ヒットしました。
放送局 | 中継局名*1 | 設置場所 | 周波数(MHz) | 出力*2(W) | 免許付与日 | 開局日 |
---|---|---|---|---|---|---|
柏崎市 | ? | 新潟県柏崎市 | 76.3 | 0.25(0.63) | 令3.10.25 | ? |
↑ | ? | 新潟県柏崎市 | 76.3 | 0.25(0.35) | 令3.10.25 | ? |
↑ | ? | 新潟県柏崎市 | 76.3 | 0.25(0.56) | 令3.10.25 | ? |
↑ | ?(注1) | 新潟県柏崎市 | 76.3 | 0.25(0.56) | 令3.10.25 | ? |
一般財団法人有本積善社 FMまいづる |
空山(大浦) | 舞鶴市字野原 | 77.5 | 10 | 令3.10.27 | 令和3年10月29日 |
↑ | 加佐 | 舞鶴市字桑飼上 | 77.5 | 20 | ↑ | ↑ |
しおじりコミュニティ放送株式会社 高ボッチ高原FM |
JOZZ4AU-FM しおじりエフエム |
長野県塩尻市 | 89.4 | 20 | 令3.10.29 | 令和3年11月1日 |
日本放送協会 | 能登柳田R1 | 石川県鳳珠郡能登町 | 87.7 | 10 | 令3.11.8 | 令和3年11月12日 |
株式会社エフエム小樽放送局 FMおたる |
桂岡(注2) | 北海道小樽市 | 76.3 | 20(64.8) | 令3.11.29 | 令和3年12月1日 |
↑ | 張碓 | ↑ | 76.3 | 5 | 令3.11.29 | ↑ |
↑ | オタモイ(注2) | ↑ | 76.3 | 20(64.8) | 令3.11.29 | ↑ |
広野町 | 中央台SFM | 福島県双葉郡広野町 | 89.0 78.6 90.2 |
0.1 | 令3.12.17 | 令和4年1月下旬 |
↑ | 広洋台SFM | ↑ | ↑(注3) | ↑ | ↑ | ↑ |
一般社団法人せとうちラジオ放送 せとラジ |
せとうちラジオエフエム JOZZ0CQ-FM |
鹿児島県大島郡瀬戸内町大字阿木名 | 76.8 | 20 | 令4.1.14 | 令和4年1月26日 |
↑ | 篠川 | 鹿児島県大島郡瀬戸内町大字阿室 | 76.8 | 1 | ↑ | ↑ |
葛尾村 | 野行ラジオSFM | 福島県双葉郡葛尾村 | 89.0 81.8 90.8 (注3) |
0.1 (0.12) | 令4.1.25 | 令和4年2月上旬 |
エフエム伊東株式会社 なぎさステーション |
八幡野 | 静岡県伊東市 | 76.3 | 20 | 令4.2.8 | 令和4年2月8日 |
日本放送協会 | 尾道R1(注4) | 広島県尾道市向島町 | 93.6 | 100 | 令4.2.25 | 令和4年2月 |
静岡放送株式会社 | SBS御殿場FM | 静岡県御殿場市 | 92.1 | 10 | 令4.3.7 | 令和4年3月14日 |
東御市 | 田沢(注5) | 長野県東御市和 | 78.5 | 0.25 | 令4.3.10 | ? |
特定非営利活動法人ディ あまみエフエム |
笠利南 | 鹿児島県奄美市笠利町 | 77.7 | 10 | 令4.3.10 | ? |
株式会社おおさきFM | FMおおさき JOZZ0CR-FM |
鹿児島県曽於郡大崎町野方内牧 | 89.9 | 10 | 令4.3.18 | 令和4年3月21日 |
日本放送協会 | 大崎上島R1(注4) | 広島県豊田郡大崎上島町 | 90.9 | 30 | 令4.3.24 | 令和4年3月 |
日本放送協会 | 栗生FM | 鹿児島県熊毛郡屋久島町 | 78.5 | 20 | 令4.3.29 | 令和4年3月30日 |
日本放送協会 | 上之牧FM | 鹿児島県熊毛郡屋久島町 | 82.9 | 100 | 令4.3.29 | ↑ |
(注1)柏崎市は株式会社柏崎コミュニティ放送(FMピッカラ)の再放送(再送信)を行う受信障害対策中継局。柏崎市のホームページを調べると昨年4月の市長施政方針演説で『FM放送の難聴地域を解消するため、受信障害対策中継局を米山町、笠島、青海川及び石地に新設します。』としているので、これら4か所に建てたのだろうと想像するのですが、どれがどれだかわからない。最大輻射電力が異なるのでテキトーに当てはめるわけにいかないので4局とも「?」表記にしておきます。柏崎市の「令和3(2021)年度施政方針」はこちら、令和3(2021)年度施政方針/柏崎市公式ホームページ。
(注2)FMおたるの3中継局のどれがどれなのかは前述の通りよくわかっていません。オタモイと桂岡は出力も最大輻射電力も同じらしいのでどっちの順番で書いても実用的には問題ないのですが、北海道総合通信局のプレスリリースが『桂岡町、銭函、張碓町、春香町、塩谷及びオタモイの各一部』と書いてあるので本稿ではその順であえて桂岡を先に書いておきます。
(注3)福島県広野町の2局、葛尾村の局の周波数は上から日本放送協会(ラジオ第一)、株式会社エフエム福島、株式会社ラジオ福島。予備免許のプレスリリースは日本放送協会(ラジオ第一)、株式会社ラジオ福島、株式会社エフエム福島の順だったのに順序が変わったことに意味はあるのだろうか。葛尾村では福島局と同じ周波数でしたが広野町はいわき局と同じ周波数にしたようです。受信点がいわき市だからかな。広野町について説明したpdfファイルがあるNHKテクノロジーズのサイトへのリンクをば。テレビ・ラジオ難視聴解消 | 放送事業者様向けソリューション、地方自治体様向けソリューション | Enhance society through broadcasting technology -社会を支える放送技術- | Our Service | NHKテクノロジーズ
(注4)NHKの尾道、大崎については開局日が分かりません。局名はたぶんあっていると思います。NHK経営委員会の最新回で「ラジオ中継放送局の開局について」報告されているそうなので議事録が公表されたら正式な局名と開局日がわかります。一応参考までにNHK広島のサイトからFM補完放送について書かれたページのURLをば。AMラジオ | FMラジオ | くらしと安全 | NHK広島放送局
(注5)東御市は東御市議会の令和3年9月3日の全員協議会で「No6 和地区における防災ラジオ難聴対策について」というpdfファイルに『エフエムとうみの放送受信難聴エリアである田沢地区(図1)へ、エフエム電波の送信所を設置』するとあります。(図1)は親局(鞍掛送信所)と田沢地区の間にちょっとした山があって電波を邪魔しており田沢地区が放送区域に入っていないことを示しています。なお、東御市和と書いて「とうみし・かのう」と読みます。2004年に 小県郡東部町(ちいさがたぐん・とうぶまち)と北佐久郡北御牧村(きたさくぐん・きたみまきむら)が合併して発足した市で、東部の東(とう)と北御牧の御(み)で東御(とうみ)と読みます。東部町の旧・和村(かのうむら)の中に田沢地区があります。ということで本稿では中継局名は田沢局ということにしておきます。念のために東御市議会の令和3年度全員協議会資料のページへのリンクをば。東御市(とうみし)|令和3年 全員協議会資料|人と自然が織りなす しあわせ交流都市 とうみ
未開局の局
予備免許が下りていてまだ本免許が下りていない局で公表されているものは次の通りです。公表されていないものがある可能性はあります。
放送局 | 中継局 | 設置場所 | 周波数(MHz) | 出力(W)*3 | 予備免許付与日 | 開局予定 |
---|---|---|---|---|---|---|
株式会社五所川原エフエム G.Radio |
出来島 | 青森県つがる市 | 76.7 | 0.1(0.04) | 令和4年1月27日 | 令和4年4月1日 |
酒田エフエム放送株式会社 ハーバーRADIO |
八幡 | 山形県酒田市観音寺地区 | 76.1 | 20(25) | 令和4年2月9日 | 令和4年3月18日 |
↑ | 松山南 | 山形県酒田市大川渡地区 | 76.1 | 20(8.0) | ↑ | ↑ |
株式会社新潟放送 | BSN大和FM | 新潟県南魚沼市 | 94.8 | 100 | 令和4年2月8日 | 令和4年度 |
日本放送協会 | NHK柏尾山補完R1 | 高知県高知市 | 92.8 | 100(160) | 令和4年2月14日 | 令和5年3月頃 |
閉局
3つほどあるのですが、稿を分けます。