ローカル路線バスの旅Z 第7弾

テレビ東京では9月29日放送だったらしいですが、ミヤギテレビでは11月4日15:00-16:55と30分短縮かな? 宮城県出発のルートということで定位置の木曜深夜の85分枠ではなく日曜午後に放送されました(テレビ東京では9月8日放送だったらしい太川さんと蛭子さんの「ローカル鉄道寄り道の旅」第1弾はミヤギテレビでは10月4日、木曜深夜の枠で放送されています)。
宮城スタートのルートは、太川さんと蛭子さんの時代に松島から竜飛岬まで山田まりやちゃんと、今のZになってからも松島から白神山地までラブリちゃんと旅しています。拙blogを振り返ってみたら番組があったことは書かれているものの感想は書いていませんでした。もちろんどちらも見ています。なので今回も夜勤だというのに早く起きて見ましたとも。

今回のルートは塩釜から恐山まで。塩釜といっても塩釜港(マリンゲート塩釜)ではなくJR東北線塩釜駅前。失礼ながら絵になりにくい場所からのスタート。そして、石巻、釜石、八戸の3か所を通るチェックポイント制。
これはまずい。石巻まで行く路線バスなんてあるのか? 結論から言えばありませんでした。あとでリンクを貼っておきますが、正解があるとすれば松島まで行って松島町と東松島市の境から東松島市石巻市の境(石巻運転免許センター)までひたすら歩くこと。15.5kmだそうです。
なんで東松島市に路線バスがねぇのや、ニードル! ニードルのせいではありません。スタート時点でそんなことは分かりやしませんから、これまでの旅と同様、大郷町の道の駅、物産館へ行ってみることになります。結局歩き主体の行動で前谷地までたどり着き、河南総合支所前から石巻に入ることになりました。
ググって出てきたとあるファンサイトを見るとこの初日の行程のグダグダが何とも情けなく映ったようです。仕方ないでしょうね、旅をするのは羽田圭介さんと田中要次さんなんですから。今回の旅のマドンナは秋本奈緒美さん。姉御肌な方ですから自然と男二人を引っ張っていく形になってしまいます。先に述べたラブリちゃんの回でも若いラブリちゃんが年上の男二人を引っ張る形になっていたような気がしますが。
私が気になったのは石巻から翌朝前谷地に戻ってJR気仙沼線のBRTバスで気仙沼に向かったことです。あれは鉄道の扱いでは無かったのか? 見た目普通のバスだから問題無いのか。しかしあれを使わないと気仙沼に路線バスで行く手段は無く、ラブリちゃんの回と同一ルートでJR一ノ関駅(駅名はノが入る)まで行って一関から大船渡までの路線バスを使うことになり、毎回見ているような視聴者にはつまらない。もっとも羽田さんと田中さんはその時のルートを覚えていないかもしれないが。
気仙沼にも大きな分かれ道がありました。一関へ行くか大船渡へ行くか。一関行きのバスに乗ろうとする男二人に秋本さんがストップをかけて乗り過ごし、時間を浪費したように見えました。これも結果論ですが大船渡行きで正解。女の直感が物を言った形となりました。しかしそこから先がつながらず熊が出るかもしれない日没後の道を歩くことになってしまいました。結果論ですがここを無理してでも歩いていないと間に合わなかったそうなので、頑張るしか無かったのでした。
釜石から宮古まではつながっているけどその先まっすぐ久慈までは難しい。逆に宮古から盛岡はバスが何本も出ている。盛岡を経由して久慈へ。久慈と言えば「あまちゃん」。田中さんはあまちゃんに出ていたような気がするのだけど何の役だったっけ? ググると夏ばっぱが倒れたて手術した時のお医者さんだったそうな。久慈には来てなかったのか。
久慈と八戸の間の陸中大野まで行けるバスがあったのだけどそこのホテルが取れず先に進むのをあきらめて一泊。これが不運の始まりだったのかもしれない。前の晩に夜道で秋本さんが足をひねったために歩くのをあきらめ民宿の送迎を頼んだので(翌朝元来た地点まで戻ってそこからまた歩くのがルール)、2日連続であるかどうか分からない民宿の送迎に頼るわけにもいかなかったのかもしれないけど。
最終日、陸中大野→八戸→十和田→野辺地とつながるのだけど交通渋滞で乗り継ぎに失敗するという不運。乗り継ぎがうまくいっていればゴールできていたはずの旅でした。
前にも紹介したことがあります、正解ルートを考えているwebサイトの見解はこちらです。
「ローカル路線バスの旅Z 第7回 宮城・塩釜~青森・恐山」の正解ルートを考える。不運が重なった希有な回 | タビリス
なお、野辺地では山田まりやちゃんの回に登場した食堂に立ち寄りました*1。蛭子さんの在りし日の写真が…あっ蛭子さんは生きていましたね。ナレーションでこの食堂は店をたたんだことが説明されていました。ナレーションと言えばキートン山田さん(Zになってからは太川さんも加わっていますが)。石巻市石ノ森章太郎先生ゆかりの地なので彼の原作の漫画の登場人物の像が市の中心部に多数あります。そのなかで「サイボーグ009」が出てきたとき、キートンさん、「僕は004でした」。1979-80年のシリーズに出ていたようです、って私は小さいころ見ていたはずなのだけど気が付かなかった。

*1:その後、米沢から大間崎を目指したさとう珠緒ちゃんの回でも登場しているそうです。その回は私は見逃したかも…。その回も下北半島で時間切れになったそうです。