「ともに」

10月21日になってから書き始めていますが、一応私は働いていますので夜勤対応のため2カ月連続で「池の水ぜんぶ抜く」は見ることができず。
だったら録画すればよいわけですが、今日は「土曜から夜ふかし」があって、そのテレビ欄にフェフ姉さんが宮城県出身って書いてあったので録画予約。桐谷さんの特集もあるみたいだし。しばらく「月曜から夜ふかし」本編を見ていないのでフェフ姉さん自体どうしてスターダムにのし上がっていったのかすら把握できていないのですが、宮城出身だなんて初耳です。
池の水ぜんぶ抜く」の直前にやっている月イチ番組「ともに」は録画セットしていたのだけど、「和風総本家」最終回というラテ欄が信じられず「和風総本家」を見たついでにリアルタイムで見てしまいました。「和風総本家」は本当に最終回。増田和也アナのあの司会は10年間続いたんですね。初期の頃は地井武男さんがレギュラーだったんだ、すっかり忘れてた。毎週収録に使わせてもらっていた料亭で地井さんの奥様から増田アナへの手紙を読んでしんみりさようなら。これも和の心と言えるかもしれません。来週からは鈴木福君の二代目和風総本家? なんじゃそりゃ。


それで本題の「ともに」。東日本大震災特別企画という冠が付いていることから想像できるかと思いますが、震災から復興へと向かう人や取り組みを紹介する30分番組です。被災者とは言えない私は口を挟める立場では無いのでここには感想を書かずただ見ているのですが、今日は気になったので2つばかりメモ代わりに触れておきます。
ひとつは山元町でイチジクを栽培し・・・それは20日の「ぼんやり〜ぬTV」か。「ともに」では山元町でマコモダケを栽培している人を紹介していたのですが、山元町に気を取られ過ぎたか、摘み取った食材を使用しているお店の住所をテロップで『山元町 逢隈高屋』と紹介していました。これは勿論「亘理町逢隈高屋」の誤りです。山元町の話題だからと言って関わる土地が全て山元町なわけではありません。ナレーションは『お隣の亘理町』と伝えているのでテロップを作るスタッフの思い込みが引き起こしたミスかなと思いました。なお話題の主旨は新規就農者を増やすことを町が呼びかけ、それに応えて意欲ある若者が奮闘しているということです。
もうひとつは気仙沼市で最後の仮設商店街「福幸小町」が10月末をもって閉鎖になるという話題。ここで気になったのは、仮設商店街が閉鎖されたらそこの店子さんたちはただ路頭に迷うだけなのかということです。
たとえば南三陸町志津川では仮設ではない本設の『さんさん商店街』ができたような、名取市閖上さいかい市場が来年閉鎖される代わりに閖上に商業施設ができるような、そういうものに相当する施設は気仙沼市には無いのでしょうか。と書きながらググってみたのですが、たとえば仮設商店街のひとつ南町紫市場に入っていた人たちは昨年11月に災害公営住宅の1階に本設の「南町紫神社前商店街」をオープンさせたようです。
番組で紹介されたある飲食店は移転先が見つかったものの、飲食店だということで物件が貸してもらえないなど新天地が得にくいという事情があると話していました。別の飲食店は近所に移転先が得られず閉鎖後は営業が続けられなくなりそうです。ある雑貨店は移転先でひとつの区画を他の店舗と共有しているのだそうです。大きなスペースが要らないとか家賃の支払いという現実的な問題もあるのでしょうが相乗効果が期待できるという利点もあるようです。
仮設店舗から本設店舗に移れたのは6割、廃業したりどうなったのか分からないのが2割というデータがあると紹介されていました。借金や年齢の問題での廃業なら仕方のない面があるかもしれませんが、仮設住宅を一カ所に集約するように仮設店舗を集約した施設というのは作れないものですかね。移転先にこれまで通りにお客さんが来てくれる保障なんて無いからそれはできないのでしょうね。営業を継続したい意欲を持っている人には差し伸べる手があって欲しいと願います。貸し渋る理由をゴタゴタ言わないで貸してくれる人がいればいいのに。