「ラジオマニア2023」レビュー

気が付けば10月27日。例年なら例の本の発売日。しかし今年は10月30日だそうだ。誰がそんなことを言った? この本の付録の手帳「RADIO-MANIA handbook 2023-2024」の10月30日のところに秋号発売予定日と書いてある(2024春号は例年通り4月27日の予定)。

(※Amazonでは本書付録の手帳がなぜか「受信・聴取に役立つ ラジオパーフェクト手帖」とかいう書名で分売されている。Kindle Unlimited会員というのに入っていると無料で読めるらしい。)

今年は8月29日に発売されていたのですね。日頃から放送関係のネタを仕入れるのに読んでいる「ジュリエットオスカー634受信ブログ」(旧「 放送まにあ 試験電波発射中!!」)で知って9月ごろに買ってきてはいたのですが、このところ生来の怠け癖に拍車がかかっていて書くのが遅れました。

表紙は木枠にアナログな選局つまみと半円形の周波数表示の数字が目を引く置き型ラジオとスマホにラジコでRBCiラジオ「民謡で今日も拝なびら」を選局している画面が表示されている物の対比。表紙をめくってすぐの扉のページにも同じ写真。表紙には『快適・クリアな極上ラジオ体験!』、扉には『電波もradikoもとことん楽しむ!』というキャッチコピーが書かれています。
目次を見ると今回はラジオ受信機の記事が多めな印象。
「ラジオマニアニュース」4ページに続いて、まずは表紙に登場したラジオが4ページにわたって紹介されています。台湾のSANGEAN(サンジーン)社製のホームラジオ「SANGEAN WR-304」。見た目の下半分がスピーカー、直径3インチ(76.2mm)6.5Wということもあって音質が良いらしいです。受信感度もいいみたいです。ただお値段が・・・このご時世ではこれくらいするものかな。
お次は「国内マイナーメーカーラジオカタログ」6ページ。オーム電機(AudioComm)、エルパ(朝日電器)、コイズミ(小泉成器)、キュリオム(山善)、ヤザワというホームセンターとかでよく見かけるような会社の紹介と各社から出ている商品の中から1機種ずつの使用リポートが載っています。
普通のラジオのお次は短波ラジオ、「短波ラジオ5機種徹底比較使用レポート」6ページ。ラジオって機種によって周波数が低い時と高い時で感度が違ったりするんですね。そういうことを考えたことが無かったのでびっくりでした。何機種も使ってきた人だからこういうことを書けるんだろうなと思いました。
さて、巻頭カラーページの最後には「国内マイナーメーカーラジオカタログ」のコーナーで紹介された機種を含む、ラジオライフ編集部にあるラジオやBluetoothスピーカー計30台を読者プレゼントのお知らせもあります。興味のある方はそれだけでも一読してみてはいかがでしょうか。

去年刊のレビューを読んで巻頭カラーページ恒例の「パーソナリティ深掘りインタビュー」が今回は無いことに気が付きました。「ラジオライフ」本誌か例の本のDJ人気投票を読めということでしょうか。
そんなことを思いつつ、モノクロページに入ります。まずは第1章「ラジオ番組をもっと楽しもう!」。
「全国からでも楽しめる! 発掘!コミュニティFMおもしろ番組8選」。今回はコミュニティFMで放送されている番組の紹介。ミュージックバードの午後ワイドでもあるエフエム世田谷制作の「アフタヌーンパラダイス」から始まって、おっと、Radio3「川柳575便」も紹介されているではないですか!!! 今回は東日本の局が中心だったので次回は西日本編がある・・・かな? 例の本でもこのところ別冊付録にコミュニティFMの番組表をつけていますから、その点で相乗効果が期待できるかもしれません。なお、この稿は「おながわさいがいエフエム」でおなじみ天谷窓太さんが書かれています。「エクストリーム出社協会」の方だと思っていたら、「さつまいもアンバサダー」を務めていらっしゃるんですね。仕事の幅が広い。
コミュニティFM事件簿」なるいわゆる闇の部分に関する読み物4ページに続いて、恒例「radikoで聴きたい各局イチ押しプログラム!」。東北放送からは佐藤朱アナの「佐藤朱の月YOU!あかり」、Date fmからは伊達武将隊の伊達政宗公さんの「響鳴乱舞!仙台DATE-MON」が紹介されています。戦国武将のディスクジョッキーからカエルの悩み相談(? FM愛媛の番組)までラジオは多様性にあふれていることが一読すればわかります。
昨年刊のこのページでTBCラジオは「NEWNEWS」を出稿していたんですね。その「NEWNEWS」も今は亡く、そういえば番組のラストを飾るコーナー「Heart in Heart」でおなじみ谷村新司さんも先日亡くなられました。とうとう「NEWNEWS」に谷村さんが出ることは叶わなかったのですね。

真ん中のカラーページは恒例の1局集中ガイド。今回は「南海放送」。
拙blogでは愛媛県に触れることを書くとコメント欄に私が消化できない量の理解できない内容の書き込みをしてくる常連投稿者がいるのでどうしたものかと思っていまして、ここに書くのも気が引けるのですが。ラジオスタジオの紹介や数多い自社制作番組の紹介・パーソナリティインタビュー、そして何より田中和彦会長のロングインタビューが最も尺を取っている。TBCラジオで喩えるなら安田立和さんレベルのレジェンドアナウンサーでいまだに番組を持っていらっしゃる方。担当番組の紹介のみならずラジオの未来についてまで話が広がっています。
カラーページもう一つのネタは今流行りのChatGPTに音質のよいDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)ラジオチップのおすすめを尋ねたら紹介されたという、フィリップス社製の「TEA5767」を用いてラジオを作ってみようというもの。今回は工作ネタはこれ1本だけです。

再びモノクロページに。第2章「注目の受信機材レポート」。「都心で8素子FMアンテナ+ローテータ―*1設置レポート!」、「米国のラジオGP7/SSB使用レポート」、「SKYWAVE SSB2の全貌」、「外部アンテナ導入のすすめ」、「FM用アンテナ AF-1-SPの実力をチェックした!」の5本です。外部アンテナってあるといいなと思います。ローテーターなんで夢ですよね。第3章「受信に役立つ情報&テクニック」でも「目指せ100局!限界受信チャレンジ」で都内で100局受信を目指すためにTECSUN社製のループアンテナAN-200を利用しています。第3章は100局チャレンジのほかに「最強の「岬受信地」で遠距離受信にチャレンジ!」、「ダイバーシティー受信の実用性を調査してみた!」、「2023年版短波BCLの最新動向」の3本です。遠距離受信をするうえで外部アンテナと並んで海上伝搬の活用はポイントとなるところです。ならばどの岬で受信するのがよいか。地形図とにらめっこして推測して実際に行ってみて受信してみる。こういう旅をしてみたいものです。ダイバーシティー受信というのはノイズを軽減させて安定した受信を目指す技術のようなのだけど、まだ途上の技術なのかな。途上と言えば短波BCLで問題と考えられているのが、短波放送の周波数を使って株の売り買いのデータを送る短波帯デジタル固定局の実験試験局が作られているということ。なんでも日米間の光ケーブル回線を使うより短波の電波を使うほうが数十ミリ秒だけ早く届くんだそうです。そんな一瞬に血道をあげて株で儲けようという、仙台弁で言うところの「欲たかり」もここまで来たかという話があるのだそうです。
第4章「ラジオハイパーマニアックス」では私も拙blogを書くためによく利用している総務省のサイトをについて紹介する「ラジオファンのための総務省ホームページ活用マニュアル」が面白いと思いました。先ほど紹介した短波帯のデジタル試験局についても総務省のサイトを駆使して記事を上げている個人ブログがあります。公共の電波ですからね、ある程度の事は公表されていて自分で調べることができるのです。このほか第4章では11月に刊行予定の書籍「教養としてのラジオ用語辞典」の紹介や「ラジオ局 超ローカルニュース」、「ラジオ番組表1998春号」のアーカイブ。98年春は「生島ヒロシのおはよう一直線」が始まった期なんですね。まだMBSラジオにネットされています。まさか25年経った今MBSラジオがネットを打ち切りラジオ大阪にネットされているなんて、そんなことを考えていた人は世の中に一人もいないでしょうね。珍しくラジオ大阪の番組表も載っています。

今回も日本国内のラジオ放送局のデータが詰まっている別冊付録「RADIO-MANIA handbook 2023-2024」が付いています。はじめに今年9月から来年8月までのダイヤリーがあるのだけど、冒頭書いた通り「ラジオ番組表2023秋号」の発売予定日は10月30日のところに書かれています。

*1:原文ママ。正しくはローテーター、アンテナを回転させる器具。

ここ最近のFM局予備免許について 2023秋

半年に一度の定例行事です。 自分なりにできる限り調べてはいますが誤りがあったり抜けているものがあったりしているかも知れません。

補助金交付決定

総務省のサイトの「予算執行の情報」というページで「補助金等交付決定」というEXCELファイルをダウンロードして「民放ラジオ難聴解消支援事業」という事業を探しています。
今はもう秋なので令和5年第2四半期のファイルが上がっていればよいのですが、これが出るのはしばらく先の話です。
同じ理屈で今春に紹介できなかった令和4年度第4四半期のファイルは今は見られるようになっていて、2月22日付で北陸放送が載っています。後述しますが既にこれに関わるFM補完中継局は開局しているようです。
さて、令和5年度第1四半期のファイルで見つかったのは、令和5年6月6日付で新潟県柏崎市CBCラジオ東海ラジオ放送、大分県佐伯市大分放送
柏崎市については信越総合通信局からは何の情報も出ていないのだけど、柏崎コミュニティ放送(FMピッカラ)の受信障害対策中継局と思われます。すでに4局あります。柏崎市の入札情報について調べてみたら『防災情報通信システムGF追加整備工事』に関する様々な図面が見つかりまして、受信点が3カ所、送信点が5カ所という規模の大きなもののようです。谷根受信点と谷根送信点、西長鳥受信点(住所は小島)と西長鳥送信点、旧・西山町では鎌田受信点と宮川、椎谷、大崎の3送信点、というネットワークのようです。というわけでGF(ギャップフィラー)すなわち受信障害対策中継局が5局できることになるのでしょう。
CBCラジオ東海ラジオ放送は同額なのでどういうことかなと思っていると、東海総合通信局からプレスリリースが出ていました。

(地方総合通信局からのプレスリリースはリンクは貼りません。興味のある人は各自ググってください。)
それによりますと『都市型難聴を解消することを目的に、エリア内でAMラジオ放送と同一番組がFMラジオ放送で良好に受信できるようFM補完中継局を共同で整備する。』とのことで、『豊橋市とその周辺都市及び周辺都市の一部(約336,500世帯)』のエリアが対象です。補助割合は2社とも都市型難聴対策なので2分の1です。
後述するつもりですが東海ラジオは、11月1日の放送免許更新に際し豊橋中継局をはじめ岐阜、三重、愛知の3県に所有する9つのAM波中継局すべてに対し『AM局の運用休止に係る特例措置の適用希望申請』を出している、つまり親局以外のAM中継局をやめるつもりでいるようです(CBCラジオはこの申請を出していないようです)。となればFM補完中継局を早めに設置することが期待されます。
大分県の2件については九州総合通信局からプレスリリースが出ています。

それによりますと、
佐伯市は、エフエムさいきの放送中継局及び受信障害対策中継局を整備しラジオ難聴解消を実施。補助割合は3分の2。
大分放送は、AMラジオ放送親局のFM補完中継局を整備し難聴解消を実施。補助割合は2分の1。
佐伯市平成の大合併で九州で最も広い市になり、中継局を多数設置する必要がありそうです。すでに4局設置していますが、議会の議事録を検索すると『鶴見全域、米水津・弥生・青山の一部』などで整備が行われる予定らしく、公共工事の発注の見通しについてのpdfにはこれらとは別の上浦大字最勝海浦という場所で『福泊FM中継局整備工』という具体名が載っています。
大分放送は事業費が少ないので何局も建てるわけではなさそうです。
なお、本省の情報流通行政局から

  • 令和5年6月9日 FM補完中継局の免許申請の受付

というのが出ていて、放送対象地域:大分県、送信場所:別府市、周波数:93.3MHz、出力100Wという内容なので、たぶんこれが今回大分放送が整備するFM補完中継局になるのだと思います。ちなみに、大分放送のテレビは別府市(十文字原)から送信されていて、FM大分はその別府市(十文字原)から2017年に大分放送のFM補完中継局と同じ大分市(横江山)に移転しています。

予備免許付与

本免許が下りる前には予備免許が降ります。地方によっては予備免許が出ていることが各地方の総合通信局より発表されます。

とか。4月以降では4件あります。うち2局は既に開局しています。

呼出名称としては甲賀市の中心部である旧・水口町を冠した「みなくちエフエム」(甲賀市の外れになる旧・信楽町は放送区域から外れています)なのですが、放送局の愛称は「エフエム花」というのだそうです。設立者がお花屋さんだからというのが理由のひとつなのですが、その背景を知って驚きました。
コミュニティFMに関して最も詳しいであろうサイト「コミュニティFM大図鑑」で「エフエム花」開局の記事から引用します。

 エフエム花は甲賀市で花屋を営む「かずろう」こと中村一弘さんが中心となって開局しました。中村さんは2011年の東日本大震災の際、音楽イベントの収益を宮城県仙台市太白区のエフエムたいはくに義援金を贈ったことをきっかけに翌年から同局で番組を持つようになり、この番組を通じてラジオは「人を育ててくれる素敵な媒体」だと感じて、2018年頃から地元でもコミュニティFMを開局しようと準備を進めてきました。
 「エフエム花」は、ラジオが花のようにあなたのそばに寄り添う存在でありたいと願い名付けました。「みんなのココロに花咲くラジオ」を掲げ、市民による手作りの放送局を目指していきます。

 ―『滋賀県甲賀市に「エフエム花」開局 : コミュニティFM大図鑑』より

実際、エフエムたいはくのサイトを見ますと今でも番組を持っていることが記されています。『花歌 -Flower songs- 』(金曜14:30∼14:55、再放送日曜23:00∼23:30)。
知らんかった! 聴けるタイミングが合えば一度聴いてみたいと思います。

 この田野畑局が開設されることで、地理的・地形的な影響によりAMラジオ放送の受信が困難であった田野畑村及び普代村などでも、株式会社アイビーシー岩手放送の放送番組をFMラジオを使って聴くことができるようになります。

って書いてあるんだけどさぁ? 田野畑にはAM中継局(1062kHz、300W)があるんですよ? そのAM中継局が受信困難だったの?
『【別紙2】 放送エリアの目安』にFM補完中継局(81.5MHz、20W)と既存のAM中継局の放送エリアの図があるのですが、FMはAMと比べて綺麗に一回り範囲が狭まっています。それは田野畑村普代村の区域にほぼ沿った範囲になっていて、AMではエリアに入っていた北側の野田村と南側の岩泉町小本がFMでは外れます。岩泉小本には2015年7月にFM補完中継局ができていますが、野田村の人たちはどうすればいいんですかね。久慈市にはまだFM補完中継局はありません(AM中継局はある)。既存のAM中継局は11月の放送免許更新に際して『AM局の運用休止に係る特例措置の適用希望申請』を出しているので今後はFMのみとなるのでしょうね。

先述のサイト「コミュニティFM大図鑑」によりますと、茅ケ崎市は湘南で唯一コミュニティFMのない街になっていたのですね(他の市町はいずれかの局の範囲に入っている)。桑田佳祐さんの提唱で桑田さんと小中学校の同級生という宮治淳一さんらが動いて設立されたようです。そのせいかコミュニティFMにも拘らず『桑田佳祐やさしい夜遊び』が同時ネットされているようです。

プレスリリースには『四国では8番目の開局となります』とあるのだけど、閉局している局が香川県に3局あるので、四国に現存する局が8局になるというのが正しいと思います。四万十市と言っても放送区域は別紙pdfを見た感じだと旧・中村市の南部とお隣の幡多郡黒潮町のうち旧・大方町の南部といったところでしょう。四万十市と隣接して高岡郡四万十町というのが存在して、うちの命名が何日早いと争っているのだとか。合併する以上は中村市とか窪川町のままでは角が立つから四万十という全国的なブランドを市名、町名にしたかったのかな。

本免許付与

放送局が開局するときには免許付与のプレスリリースが各地方の総合通信局から出るものなのですが、近頃は予備免許の時しか出さなかったりして、この半年で本免許のプレスリリースは2件しかありません。実際に開局している局はもっとあります。

前述の通り2月に補助金交付が発表されています。その時のプレスリリースによると対象世帯は約2万1千世帯。北陸放送のサイトを見ていると金沢と七尾の補完中継局の狭間の区域を今回の羽咋局でカバーすることになります。

  • 2023年9月29日 イベント用FM放送局に免許 -燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会の開会式・閉会式を実況放送-

たまに期間限定の放送局ができることがあります。10月7日から10月30日までの予定とのことです。
ところで今回の国体は「特別国民体育大会」という名称のようなのですが、何が特別なんだろうと思ってググってみたら、本来は2020年にやるはずだったのがコロナのせいで中止に追い込まれ、何年も前から決まっている他県の開催予定をずらして今年に特別に組み入れられたことが特別なようです。また、国民体育大会という名称も今回が最後になり、来年からは「国民スポーツ大会(国スポ)」に名前が変わるらしいです。そう言われれば「体育の日」もいつの頃からか「スポーツの日」に名称変更されていたようです。

開局済みの局

総務省電波利用ホームページにある無線局等情報検索でここ最近の免許付与について検索してみますと、免許の年月日が2023年4月1日以降であるFM放送局は10件ヒットしました。

放送局 中継局名*1 設置場所 周波数(MHz) 出力*2(W) 免許付与日 開局日
特定非営利活動法人京丹後コミュニティ放送
エフエムたんご
久美浜 京丹後市久美浜町地区 79.4 20 令5.4.13 令和5年6月1日*3
丹後 京丹後市丹後町地区 79.4 15
株式会社わたらせコミュニティメディア
FMわたらせ
JOZZ3DB-FM
かぞエフエム
埼玉県加須市 76.1 10 令5.8.1 令和5年8月5日*4
八重山広域市町村圏事務組合 白浜?*5 沖縄県八重山郡竹富町 83.9
81.5
0.05(0.17)
0.05(0.17)
令5.8.23
船浮? 83.9
81.5
0.05(0.17)
0.05(0.17)
とまこまいコミュニティ放送株式会社
FMとまこまい
JOZZ1BE-FM
とまこまいエフエム
北海道苫小牧市 83.7 20 令5.8.28 令和5年9月1日*6
有限会社三瀧商店
エフエム花
JOZZ7BU-FM
みなくちエフエム
滋賀県甲賀市 77.5 10 令5.9.1 令和5年9月10日
株式会社茅ヶ崎エフエム
茅ヶ崎FM(エボラジ)
JOZZ3DC-FM
ちがさきエフエム
神奈川県茅ヶ崎市 89.2 20 令5.9.22 令和5年10月1日
北陸放送株式会社 MRO羽咋FM 石川県羽咋市 93.1 100 令5.9.22 令和5年9月25日*7
燃ゆる感動かごしま国体・かごしま大会実行委員会 JOYZ0AQ-FM
かごしま国体・かごしま大会イベントエフエム
鹿児島県鹿児島市 88.6 2 令5.9.29 令和5年10月7日

八重山
困ったときにはチャンネル・周波数情報で最も詳しい個人サイト「でんぱでーた」。その掲示板を見ると、八重山毎日新聞が昨年12月にアップした記事へのリンクがありました。
ラジオ新中継局設置へ 八重山広域事務組合 | 八重山毎日新聞社
それによりますと・・・
これまで八重山地方では石垣島於茂登岳から西表島の祖納岳と与那国島の久部良岳に電波を発信していたが、経年劣化が進んでいるため於茂登岳の設備を撤去し、バンナ岳と川平前嵩にある既存の施設と鉄塔を活用して新たに機器とアンテナを設置する。さらに西表島では白浜や船浮の両地区内に追加の中継局「ギャップフィラー」を整備する。
ということのようです。
国の沖縄離島活性化推進事業費を活用しているのだそうで、「民放ラジオ難聴解消支援事業」を探している私には見つけられなかったわけです。。。出所は総務省ではなく内閣府からで、事業費の10分の8が補助されるようです。令和3年度の第2回、令和4年度の第1回、第4回で補助金が交付されています。
「でんぱでーた」には八重山広域市町村圏事務組合へのリンクも貼ってあったのですが、行ってみるとトップページに『入札公告(八重山地区ラジオ中継局機能強化事業)』というリンクがあり、各中継局の設計図などがダウンロードできるようになっています。既設の民放地デジの鉄塔にFM用アンテナをくっつける、西表島の白浜、船浮の両地区の学校にギャップフィラー八木アンテナを設置するといった感じです。白浜、船浮の周波数は祖納中継局と同じで、島内同一周波数になるように同期放送が取り入れられています。バンナ岳の新石垣中継局と新川平中継局の周波数がRBC88.1(予定)、ROK89.9(予定)と現行の石垣局(RBC89.0、ROK87.8)と異なっているのが気になるところですが、無線局等情報検索では現行のままです。これも免許更新の11月かな?
ちなみに、NHK-FMは2012年3月に於茂登岳からバンナ岳に移転し、バンナ岳と川平の2局体制になっているようで、Wikipediaによると移転は土砂災害対策なのだそうです。

未開局の局

予備免許が下りていてまだ本免許が下りていない局はIBC岩手放送の田野畑FMと高知県の「FMはたらんど」だけかと思います。このほかに公表されていないものがある可能性はありますが。

放送局 中継局 設置場所 周波数(MHz) 出力(W) 予備免許付与日 開局予定
株式会社アイビーシー岩手放送 IBC田野畑FM 岩手県普代村 81.5 20 令和5年8月4日 令和5年11月
MSI株式会社
FMはたらんど
高知県四万十市 77.9 20 令和5年10月13日 令和5年11月

そういえば「FMはたらんど」のコールサインが発表されていない。四国には過去に10局存在していたのでAAからAJまでが使われているはずなのでその次のAK、JOZZ9AK-FMになるはず。「でんぱでーた」ではそうなっている。77.9MHz、20Wっていうのは宮城県岩沼市の「エフエムいわぬま」とおんなじだなぁ。岩沼市姉妹都市高知県南国市。中村もとい四万十市とはちょっと離れてはいるけど何か縁があるのかなぁ。

それでは、『ここ半年の放送免許の継承と閉局 2023秋 - みむめもーど』に話は続きます。

ここ半年の放送免許の継承と閉局 2023秋

ここ最近のFM局予備免許について 2023秋 - みむめもーどの続きのような話です。日付の設定の順序がおかしいですが。

免許の継承

開局したのはこれだけではありません。

見た目には何の変化もないのですが、これまでの 株式会社新潟放送認定放送持株会社である株式会社BSNメディアホールディングスになり、その子会社である株式会社新潟放送分割準備会社が地デジ、AM/FMラジオの免許を継承して新たに株式会社新潟放送となります。
それよりも大事なのがこちら。

エフエムあまがさきFMaiai)が閉局を発表したころから放送継続に名乗りを上げていた「みんなのあま咲き放送局」が8月20日付で無事免許継承を許可されまして、10月2日に「みんなのあま咲き放送局」が開局しました。

放送局 識別信号 設置場所 周波数(MHz) 出力(W) 免許付与日 開局日
一般社団法人みんなのあま咲き放送局 JOZZ7AI-FM*1 兵庫県尼崎市 82.0 20*2 令2.11.1*3 令和5年10月2日

閉局

コミュニティFM 閉局」でググると、「みんなのあま咲き放送局」に関するニュースに混じって

  • FMちゃお閉局のお知らせについて - 八尾市

という大阪府八尾市のサイトのページが引っ掛かりました。
来年3月31日で閉局するそうで。でもその理由には一切触れていないお知らせ。
FMちゃおのサイトを見るとトップページに『たいせつなお知らせ』という項目があり、pdfファイルのリンクがありました。9月21日付です。
八尾市の放送委託料に頼らない自立した経営を模索してきたようなのですが、持続可能な経営の可能性が見いだせなかった。
端折り過ぎか。そんな内容のことが書かれていました。
開局25周年を迎えた老舗の局で積極的に地元密着を図っている。放送委託料のおかげで単年度黒字は確保できているのだけど累積赤字が解消できていないらしい。他県に住む私がとやかく口をはさむべきではないことだけど、こういう窮まった状態にある局には何も言えない。
それにつけても関西の話ばっかし。それはコミュニティFMに限った話ではなく

 (※MBSラジオからのお知らせ | 2023年10月29日(日)の放送をもちまして京都中継局からのAM放送の送信を終了いたします)

  • ABCラジオ―AM1008kHz・FM93.3MHz|<リスナーの皆様へお知らせ> 京都中継局からのAM放送の送信を終了いたします
  • 2023年10月29日(日)の放送をもちまして、京都中継局からのAM放送の送信を終了いたします - ラジオ大阪 OBC

在阪AM3局の京都中継局が廃止されることになりました。ラジオ大阪のサイトのお知らせによると7月28日付です。たぶん3局一斉に発表したはずです。
1997年4月に3局が合同で開設し、共同で運用してきたのだそうですが、『京都市内の電線地中化が大幅に進んだこと、受信を著しく妨げるレベルの海外からの電波の混信が無くなったことで、京都エリアにおけるAMラジオ放送の受信状況は、京都中継局を開設した26年前と比較して大きく改善して』いるのだそうです。
電線の地中化というのはAM放送を聴きやすくすることに貢献しているんですかね。韓国KBSの1170kHzの放送ってなくなったんでしたっけ? と思うところはあります。まぁ本局の電波の直接受信で特に問題は無いみたいです。

放送休止

電波が減るのは関西のお話だとばかり思っていました。
本稿は9月のうちに書き始めていたのですが、アップする前に何となしに「コミュニティFM大図鑑」を読んでいたら、宮城県亘理町の「エフエムあおぞら」が放送を休止したと書いてあるではないですか!

 コミュニティFMとして約5年間放送を続けてきたFMあおぞらでしたが、2023年9月22日に放送をしばらく休止することを発表。30日に特別番組『また逢う日まで』を放送して、10月1日から放送休止に入りました。放送再開等、今後の予定は未定となっています。

 ―『FMあおぞら−宮城県亘理町 : コミュニティFM大図鑑』より

なんで宮城県に住んでいる私がこの事実を知らないんだ!
FMあおぞらのwebサイトを眺めてみると確かに9月30日に特番を放送して放送休止に入ったようです。
ただ、後述しますが1か月以上の放送休止をするのであれば法律に則って放送休止の届けを出さなければならないし、東北総合通信局もそれを公表してくれるはずなのです。現に宮城県内でかつてコミュニティFMが放送を休止した時には公表されています。

総合通信局側も公表するのが面倒になったのか。義務じゃなくてサービスだからな。
臨時災害放送局から直にコミュニティFMに移行できず、いったん臨時災害放送局を畳んでから資金を集めて改めて開局にこぎつけた経緯もあります。たぶん宮城県では唯一の「きらら方式」を取っていた局ですが、それでも経営は苦しかったのかな。もうすぐ開局5年という節目を目の前に放送を休止するのは悔しいだろうなと思います。放送が再開できればよいのですが。

再免許と運用休止

コミュニティFMを除くふつうのラジオ局やテレビ局、法律用語で言うと基幹放送局ですが、その無線局の免許の有効期間はすべて2023年10月31日までに揃えられています。すでに11月1日以降5年間の新しい免許(法律用語で言うと再免許)の申し込みは締め切られており、194者から申請があったそうです。

  • 令和5年8月7日 地上基幹放送局の再免許等の申請受付結果

内訳は、中波単営 16者、短波放送事業者 1者、超短波 50者(※FMラジオのこと。FM802FM COCOLOは一つの会社なので51でなく50になる)、テレビ単営 96者、中波・テレビ兼営 31者。この資料には日本放送協会という名前がないのだけど、どういう扱いになっているのだろう?
ただ、いつもの発表と異なるのは次のような但し書きが付いていることです。

※ 地上基幹放送局の再免許申請のあった者のうち、別紙2PDFのとおり、13者の中波放送事業者及び
中波・テレビジョン放送事業者からAM局の運用休止に係る特例措置の適用希望申請がありました。
    内訳は次のとおりです。

     ・中波放送事業者(単営)           2者
     ・中波・テレビジョン放送事業者(兼営)   11者

無線の法律で6か月以上電波を止めてはダメなのです。

  • 令和5年3月9日 AM局の運用休止に係る特例措置に関する基本方針(案)に対する意見募集の結果及び同基本方針の公表

無線局の運用を1か月以上休止する場合は、電波法第16条第2項に基づき、総務大臣に対して無線局の運用休止に関する届出を行うことが必要となり、また、正当な理由がないのに運用休止期間が6か月以上となる場合、同法第76条第4項第1号に規定する免許取消事由に該当するのです。なのでAM局の廃止やFM転換のために6か月以上電波を止めても免許を取り消したりしないよという特例が今回AM局のために作られたのでした。

話を戻して、前記別紙2PDF「中波放送(AM)局の運用休止に係る特例措置の適用希望を伴う申請をした中波放送事業者等」を書き写すと、

事業者名 特例措置を申請した局 主な放送区域
株式会社アイビーシー岩手放送 田野畑局 岩手県岩泉町、田野畑村
株式会社茨城放送 土浦局 茨城県土浦市
関城局 茨城県土浦市
株式会社新潟放送 長岡局 新潟県長岡市
柏崎局 新潟県柏崎市
北陸放送株式会社 七尾局 石川県七尾市
山中局 石川県加賀市
輪島局 石川県輪島市
福井放送株式会社 敦賀 福井県敦賀市
小浜局 福井県小浜市
東海ラジオ放送株式会社 下呂 岐阜県下呂市
恵那局 岐阜県中津川市恵那市
高山局 岐阜県高山市
神岡局 岐阜県飛騨市
上野局 三重県伊賀市
尾鷲局 三重県尾鷲市
熊野局 三重県熊野市
新城局 愛知県新城市
豊橋 愛知県豊橋市

ちょっとブレイク。茨城放送北陸放送福井放送東海ラジオは親局以外のAM中継局すべて休止。北陸放送の山中局とか東海ラジオの各局は対応するFM補完中継局が無い(豊橋局は設置予定あり)のにどうするつもりだ?

事業者名 特例措置を申請した局 主な放送区域
山口放送株式会社 須佐田万川局 山口県萩市
萩局 山口県萩市
山口局 山口県山口市
岩国局 山口県岩国市
下関局 山口県下関市
周南局 山口県周南市防府市宇部市
南海放送株式会社 新居浜 愛媛県今治市新居浜市
宇和島 愛媛県宇和島市
八幡浜 愛媛県八幡浜市
RKB毎日放送株式会社 行橋局 福岡県行橋市
九州朝日放送株式会社 行橋局 福岡県行橋市
長崎放送株式会社 佐賀局 佐賀県佐賀市
唐津 佐賀県唐津市
伊万里 佐賀県伊万里市
有田局 佐賀県有田町
株式会社熊本放送 荒尾局 熊本県荒尾市
株式会社南日本放送 阿久根局 鹿児島県出水市、阿久根市
川内局 鹿児島県薩摩川内市
大口局 鹿児島県伊佐市

だそうです。山口放送に至っては親局を含めすべてのAM中継局だから完全にFM局に移行することになります。長崎放送佐賀県内のAM中継局だけを休止、radikoと引き換えに長崎佐賀同一放送になったからNBCラジオ佐賀って現在どういう扱いになっているのか分からないけど、長崎ではAMとFM、佐賀ではFMのみということになりそうです。
特例措置の適用期間は、2023年11月1日から2025年1月31日まで(延長可)。ただ、11月1日に即時FMに移行するというわけではなくて、3か月以上の移行周知期間が求められているので実際の休止期間は来年2月1日以降ということになります。

※この件については、私が本稿をアップしないでいるうちに再免許が交付されてしまいましたので、資料を読んだうえで改めてエントリを上げます。

*1:呼出名称はたぶん「エフエムあまがさき」だと思う

*2:公表されている無線局免許状等情報によるとF8Eの20WとF3Eの10Wの2つが書いてある

*3:免許承継のため免許の日付は変わらない

ワンマンコントロール

無事プロ野球もレギュラーシーズンが終わりまして。千葉ロッテマリーンズのサポーターの皆様におかれましては、千葉マリンスタジアムで谷保恵美さんの場内アナウンスが聞ける時間が延びたこと、おめでとうございます。このまま阪神相手に下克上野球? それはどうだろう、今年は関西シリーズになるんじゃないのかな。楽天はどうなるんですかね。GMもとい監督は辞めざるを得ないかな、まぁなるようになるのでしょうけど。
なるようになるしかないと言えば、TBCラジオの秋改編。
「Goodモーニング」新装開店の初回を通勤しながらカーラジオで聴いていたんですけどね、聴いて結構な衝撃を受けました。それで拙blogのコメント欄に寄せられた辛辣な感想を読んで、そのうえでradikoタイムフリーで新番組「tbc Today」を聴いて更なる衝撃を受けたのでした。
もうTBCラジオに関してあれこれ書くのはやめましょうか。一から十まで何でも言えばいいってもんでもないでしょう。

でも書きますか。
一番の驚きは「ワンマンコントロール」だということです。
前任の松尾武アナが降板する際にリスナーからのメールに応える形で自分よりも長く朝ワイドを担当したディレクターが朝の番組から異動になることに触れていたのですが、新任の坂寄直希アナがちょっとした不手際が続いたことでワンマンコントロールであることを明かしました。BGMの音量の上げ下げやジングルのポン出しは坂寄アナが自身でやらなければならないわけです。そこにディレクターはいないのです。
9月まで火曜から金曜の夕方にやっていた「プレスポ」もワンマンコントロールでした。「プレスポ」と新しい「Goodモーニング」が同じスタジオからやっているのか別のスタジオなのか分かりませんが、操作は大変なのでしょうけど、何とかクリアしてもらわなくてはなりません。
二つめは・・・って十個数えるつもりはありませんが思い出した順に順不同で。
「歌のない歌謡曲」が終わってしまい、7時ちょうどに定時ニュースが5分間入ることになりました。これ、朝5:55のニュースを担当したアナウンサーがやるんですね。「Goodモーニング」ではしばらくMCが自分でニュースを読む時期が続いていたのですが、何年ぶりだろう、情報センターに詰めているアナウンサーがニュースを読む形に戻りました。ただしスタジオから呼びかける掛け合いはありません。たぶん5:55から8:55のラジオニュース4本と8:18の天気予報、それに13:00のラジオニュースを担当、もしかするとテレビのお昼のJNN NEWSのローカル枠も担当することになるのかな。
提供読みも「Goodモーニング」のMCは一切せず事前録音のポン出しなのね。
「ニュースクローズアップ」改め「モーニングスコープ」が月曜なのに林正夫×根本宣彦でしかも録音! この謎は後で解け、驚きます。
根本アナが担当の木曜と金曜はコーナー間に洋楽がよく掛かり、まるで「Hit Chart Graffiti」。
「畑中秀哉の情報宝島」復活! 「黒木瞳あさナビ」のネットが打ち切られたことになります(ニッポン放送では継続、WikipediaによるとENEOSがスポンサーを降りたとか)。
「tbcアサイチ天気」に内包されていた「tbcアサイチリンリン」は「en∞Voyage」の枠大になった8時台後半に移動して「ハローリンリン」に。これ、金曜もやるのかな(まだ「フライデー2」のタイムフリーは聴いていない)。
「希望音楽会」は月曜から金曜まで10:00-10:20の20分番組になり、全曜日大久保悠アナの担当で事前録音。「en∞Voyage」が枠大になったから休み時間が必要なのだろうか。過去には午前ワイドが9:00-12:00の3時間だった時代もあるのだけれど。大久保ちゃんは曜日によってはテレビ「ひるまでウォッチン!」とかぶることになる(もちろんテレビが生でラジオは録音)。「希望音楽会」への当日リクエストができなくなったことはリクエストはがきを読んだうえで選曲する古き良き時代の「希望音楽会」に一歩戻ったようで私は良いことだと思います。当日リクエスト自体は「en∞Voyage」で引き続き受け付けているようです。

「tbc Today」。オープニング5分は5時のニュース前のフリートークという「あつらじ」方式。
前番組「プレスポ」に引き続き「tbc Today」もワンマンコントロール飯野雅人アナは初めてだって言ってたなぁ。しばらくは松尾武アナと飯野雅人アナの2人が担当するそうで、番組ホームページには林田、増子、村上の各アナウンサーの顔写真が載っているけどこの3人はもう少ししてから登場するという話だったかと。
5時のニュースのジングルが少しうるさいかな。NRN系全国ニュース「ニュース・パレード」のネットじゃなくてホッとする(ただし文化放送の「ニュース・パレード」のホームページではTBCラジオでも月-金17:00-17:05に放送されていることになっている、番組スポンサーのYKK APのCMが流れるからであろう)。
「Hit Chart Graffiti」はこれまでどおり根本宣彦アナの5分番組で存続。そのあと交通情報があって17:14からは「Today'sクローズアップ」。
これって「Goodモーニング」の「ニュースクローズアップ」が夕方に移動して、1日2回、いや夕方が本放送で翌朝の「モーニングスコープ」が再放送ということか。だから「Goodモーニング」新装開店の10月2日の「モーニングスコープ」は前の週の金曜日9月29日の「ニュースクローズアップ」の再放送だったのだ。
まぁこれまで「Goodモーニング」のメインで力を入れていたコーナーだったわけで、1日1回だけの放送なのはもったいない、2回流してもいい位だということなのかもしれない。
改めて「Goodモーニング」のホームページを見ると、スタジオコメンテーターの担当曜日の表示が無くなっている。コロナ禍になってからスタジオには来ず電話インタビュー形式になっているけど。注目ニュースを生解説という紹介文と合わせて書き直したほうがよいかも。
「tbcニューストゥデイ」は17:47に移動して17:25からはイーグルス情報。最終戦が終わったら何やるんだろう。
「tbcニューストゥデイ」の後は「tbcスマイル体操」。だから「tbcアサイチ体操」が改名したのか。朝7時前と夜6時前の1日2回服用ということのようです。今月は後藤舜アナが苦しんでいます。筋肉をつけることとストレッチをすることは別物のようです。
とりあえず思いついたことを皆書いてみました。もう「Goodモーニング」について書くことは無いと思います。
いや待てよ。タイムフリーの時間表示を見て思ったんだけど、もしかして「Goodモーニング」の各コーナーって開始時間が移動しない確定なのか? コーナーが皆確定だから時間調整に曲をかける時間が多いのか?


追伸 コメント欄のコメント返しはもう少し精神的に立ち直ってから書きます。ごめんなさい。そのあとは例の本に関連して毎年秋に書いている事どもについて書くつもりです。あぁ春のうちにやるつもりだったアナウンサーの異動まとめもやらなくちゃね。

たぶんもう秋、TBCラジオ2023年秋改編発表

去年は9月26日から秋改編スタート(ナイターは10月2日まで)でTBCラジオの秋の改編の公式発表が出たのは9月20日だったようです。
もう秋なのか、TBCラジオ2022年秋改編発表 - みむめもーど
今年は10月2日から秋改編スタート、ナイターは10月7日まで(10月2日もナイターがある。10月4日と6日は試合予定なし、レギュラーシーズンのホーム最終戦は10月9日のデーゲーム)と去年より1週間遅く、いや去年までが1週間早かったような気もするけど、そのせいかtbcラジオのサイトにはまだ秋の改編の公式発表が明示されていません。ただ、公式発表そのものは9月22日から読めるようになっていることを確認しています。たぶん今日9月25日には公表されるのでしょうね。
TBCラジオにおかれましては先日、ラジオの日別番組表を載せ忘れ、公式サイトの『ただいま放送中』の欄がテレビは埋まっているのにラジオは空欄という失態を犯したという噂を耳にしました。まぁ71年も放送してればそういうこともあるよね。あってたまるか。そうでなくてもかつては本社ではなく分室に勤務する一般社員がコロナに罹ったということにいちいちプレスリリースを出していたのが、いまや局アナがコロナに罹っても音なし。
おとなし? そういえば「うたなし」なる愛称で愛されているらしい「歌のない歌謡曲」はIBC岩手放送では10月以降も継続すると公式発表されているそうではないですか。
IBC岩手放送|IBCラジオ<2023年秋の改編>
TBCラジオも独自に継続すればいいのに。やらないのかな? 私の一番の興味はそこなのですが、TBCラジオの公式発表には書いてありません。
tbcラジオ|2023年秋の新番組&番組改編
今回のポイントは、TBSラジオと同様に平日のワイド番組の枠を移動した点にあると言えるでしょう。
TBSラジオ 10月からタイムテーブルが生まれ変わります 平日の人気ワイドが放送時間を拡大し、内容を拡充! | トピックス | TBSラジオ FM90.5 + AM954~何かが始まる音がする~
なお、『毒蝮三太夫のミュージックプレゼント』は2020年4月から「土曜ワイドラジオTOKYO ナイツのちゃきちゃき大放送」で放送されていましたがこの度「金曜ワイドラジオTOKYO えんがわ」に戻ることになりました(土曜に移る前のタイトルは「金曜たまむすび」)。ただし、毎週ではなく月イチなのは変わらず、午前から夕方に移るようです。たぶん「サタディ・イン・ザ・パーク」の「ウィークエンドラジオナビ」のコーナーには影響は無いと思われます。

んだがらぁ、てめーのブログはtbcラジオの誹謗中傷をしてりゃいいんだっつってんだろうが!
私は誹謗中傷はしていません。
んあ゛っ? ぢゅんごがコロナになったのにお詫びの一言もねぇってほざいてたのはどこのどいつや?
いや、お詫びしろとは言っていません。プレスリリースを出すのがめんどくさくなったのが・・・
語るに落ちたな! それを誹謗中傷って言うんだ。謝れ!
どうもすいませんでした。(←「響」の「ミツコ」風に)

茶番はさておき、
朝ワイド「Goodモーニング」がとうとう8時終了になってしまいました。
松尾武アナが9月19日の放送で降板を発表したそうですが、後任は月曜は坂寄直希アナ、火・水曜は玉置佑規アナとのことです。木・金曜はいままでどおり根本宣彦アナ。*1
羽田美智子のいってらっしゃい」が月曜~金曜7:23-7:28(「Goodモーニング」内)とのことなのですが、この時間帯は現在「ニュースクローズアップ」が放送されている時間帯ですので、その枠も変動することになります。「あさナビ」が終わるとかなんとかいう噂も出ているようですが、それは噂でしかなく、終了番組の一覧に記載はありません。それにつけても「歌のない歌謡曲」があった枠はどうなってしまうのか。
日本全国8時です」と「今朝の三枚おろし」は独立番組になります(後の5分は交通情報とかイベントインフォメーションとかかな?)
そして午前ワイド「en∞Voyage」が8時半スタート。丸々30分パーソナリティのカラーを出せる枠が増える・・・それじゃ「カラーズ」じゃねーか。
パーソナリティ変更は発表されていません。これまで「フライデー2」の石川太郎さんは午前9時から午後4時まで「7時間生放送」と言ってきましたが、秋からは11時半から正午までの休憩時間を除いた正味で7時間生放送になります。
11時半から正午までの枠は「金子耕弐のファミリートーク 」が撤退(HBCラジオなど他のネット局では継続するはず)、 「宮本笑里クラッシータイム」や「あばれる君のイグニッションラジオタイム 」も打ち切られ、何をやるんでしょうね。朝5時10分からの番組の再放送でもしますか?(←それを誹謗中傷って言うんだってば!) 「おたよりください」は終了番組の項にないから続くはずだけど、前か後に時間がずれたりしないのかな。ほら、朝5時10分からの番組って基本的に15分番組だし。
正午からの午後ワイドは月~木の「GoGoはみみこい」は16時半まで、金曜の「フライデー2」は午後4時までで変化なし。

夕方ワイドは月曜の「Sofa×Music」が日曜夕方に移動! 火~木の「プレスポ」は終了して、月~木の新ワイド「tbc Today」(月~木 16:55-18:15)。
夕方のワイド番組と箱番組の区切りが6時15分という位置に引かれることになりました。
他県の地方局では珍しいことではないのかもしれないのだけど、TBCラジオでは珍しいことです。つい何年か前までは6時から6時半といったら「Radio倶楽部」というオールディーズナンバーを掛ける帯番組が定番でしたからね。「tbc Today」が「プレスポ」が置き替わったものなのであれば洋楽のヒットナンバーを流す「Hit Chart Graffiti」(17:05-17:10)も継続すると思われます。「tbc Today」は「プレスポ」と同様に局アナが日替わりで担当するとのことです。
金曜の「シロクジTUNE」も18:15まで15分延長。逆に長らく月曜18時スタートだった「坂本サトル ひとりの時間。」は18:15スタートに15分繰り下がることになります。「♪フレスコマーチ」が聴ける時間も15分ほど繰り下がることになります。
18:15-18:45という放送枠ができるのはその後に恒例の「ココロのオンガク~music for you~」(18:45-19:00)が控えているからです。IBC岩手放送では毎週月曜日と明記されているそうですけど、火曜から金曜のこの枠について何も書かれていないようだし書き間違いじゃないのかな。本当に岩手では月曜しかやらないのであれば驚きです。
で、18:15-18:45の放送枠ですが、(月)「坂本サトル ひとりの時間。」(火)「カラーボトル竹森マサユキのがらくたパレード」というおなじみのメンバーに対して
(水) 「水曜日のアナウンス部」(木)「みんなのラジオ」というなつかしの番組。木曜といえば守屋周アナは「en∞Voyage」もやっているのだけど、同じ木曜で「みんなのラジオ 」との区別はどうするのだろう。
金曜は、あのジェーン・スーさんの「となりの雑談」(18:15-18:30)と「八神純子 Music Town」(18:30-18:45、現在は火曜11:40-11:50なので5分拡大)とのことです。

19時台の火曜から金曜は昨年と同じニッポン放送発の全国ネットの番組。(火)「古家正享 K TRACKS」(水~金)「鶴光の噂のゴールデンリクエスト」。
で、月曜ですが、「佐藤朱の月YOH!あかり」が『30分では物足りないというリスナーさんの要望にお応し、もう30分枠大して1時間の生放送番組にパワーアップ!』なんですってよ。私はこの番組を聴いたことが無いので何とも言えないのですが、人気があるんですね。
30分延びることでその後の吉田照美さんの1時間番組は30分縮めて火曜に移動、あとの30分は土曜夜から「わいわいさーくる」が移動してきます。
昨秋のように表にしてみましょう。




10/2はソフトバンク

10/3はソフトバンク

10/4はナイター無し

10/5は日本ハム

10/6はナイター無し
16:55

(新)tbc Today

※ナイターのある日は17:59~ナイター中継
16:00~
シロクジTUNE
18:15

坂本サトル ひとりの時間。
(15分繰り下げ)
カラーボトル竹森マサユキのがらくたパレード
(月曜18:30より移動)
(新)水曜日のアナウンス部 (新)みんなのラジオ (新)となりの雑談
18:30

八神純子 Music Town
(火曜11:40より移動)
18:45

ココロのオンガク~music for you~ (※10月2,3,5日はナイターで休止のはず)
19:00

3.11みやぎホットライン 古家正亨 K TRACKS 鶴光の噂のゴールデンリクエス
19:30

佐藤朱の月YOH!あかり

(30分拡大)
20:00


(再)ロジャー大葉の愛してJ-POP天国
(※日曜13時台の分)
(再)Sofa×Music (新)Bナイト
20:30

わいわいさーくる
(土曜19:30より移動)
20:55

ミニ番組*2
21:00

~ココロもカラダもHappyに~わかさ生活ラジオ

(改題して20分繰り上げ)
(※10月第1週のみ10月4日(水)21時から)
吉田照美の森羅万SHOW~斬り捨て御免~

(月曜20:00より移動、30分縮小)
(再)ロジャー大葉の愛してJ-POP天国
(※日曜14時台の分)

◇21:55 ミニ番組
青山二丁目劇場

(昨秋は木曜20:00からだった)
(新)シティポップコレクション
21:30

(新)さらば青春の光がTaダ、Baカ、Saワギ
(※10月16日スタート)
加藤さんと山口くん
(土曜19:00より移動)
亀渕昭信のお宝POPS
(月曜21:00より移動)
(新)Girls2のがるがるトーク
【訂正】初稿では21:55からtbcニュースを(月~金)と書いていましたが、21:30からの番組は基本的に30分番組なので21:55から5分番組が入る余地はありません。【訂正ここまで】

あれっ、『佐々木眞奈美の「あっぺとっぺファーマシー」』の再放送がない。今回の発表で火曜20時台が空いているのだけど、ここに入るのかな?  ちなみに昨秋は火曜21時からでした。入るとすると45分番組なのでほかに何かミニ番組が付くかもしれません。

土曜日はほぼ変更なしと考えてよいのかな。「加藤さんと山口くん」、「わいわいさーくる」のあった19時台は特番枠になるのはいつものことだし。

日曜も大きく変わりますね。
千倉真理 ミュージックスケッチ(10月8日スタート、12:00~12:55)
文化放送制作の「ミスDJリクエストパレード」そのものは終わるのだけど、千倉真理さんがDJを務めるTBCラジオローカルの音楽番組は引き続き放送されるのです。
・ ロジャー大葉の愛してJ-POP天国(10/8から変更、13:00-13:55(パート1)、14:00-14:55(パート2))
競馬中継を挟んで前後1時間ずつだったのが競馬前に2時間の放送に繰り上がります。そして、
・Sofa×Music(10/8から変更、16:00-16:55)
平日16時台の10分番組で始まったんだったっけ、日曜16時台の1時間番組になってしまいました。

公式発表が出てからあれやこれや変わることがあるのかもしれません。
その際はしれっと書き換えます。
とりあえずはこんなところです。

*1:改編公式発表のページでは当初、根本のりひこアナののりの字が宣でなく宜になっていました。9月26日に書き直されたようです。

*2:「tbcイチオシパワープレイ」か「tbcラジオ防災減災一口メモ」。「tbcニュース」かも。