7CHANGEがチェンジして

春はお別れの季節です。以前拙blogコメント欄にも書きこまれていましたが、在仙の七変化ガールズユニット「7CHANGE」(セブンチェンジ)の1期生が2月23日にラストライブを行い2月28日をもってユニットから卒業しました。これに伴い彼女たちの番組・Date fm「7CHANGEの情報発信基地」(木曜11:30-11:40)も最終回になる、はず? 昨年3月1日にスタートしたので2月で終わればちょうど12か月間ということになり契約としてはキリがいいかもしれません。
2月28日の放送を聴きますと、たしかに彼女たちは最後の出演だと言っていたのですが、番組が最終回だとは言ってなかったような気がします。少なくとも局のwebサイトの日別番組表やradikoには最終回のマークはついていなかったと記憶しています。
ところが、今日3月7日の河北新報ラテ欄を見ると『11.30(新)サルベージ』と書いてあります。
タイムフリーで聴いてみようとradikoにアクセスすると表示は「7CHANGEの情報発信基地」のまま。でも再生ボタンを押すと出てきた番組は「Salvage Music」(サルベージミュージック)というJFNの音楽番組でした(担当は板井麻衣子さん)。JFNの番組紹介ページを見ると名盤を紹介する15分番組とのことですが、Date fmでは「7CHANGEの情報発信基地」と同じ10分番組です。
改めてradikoの週間番組表を見ると、3月14日も「7CHANGEの情報発信基地」と書いてあり、局のサイトの日別番組表も以下同文。相変わらず番組表の更新が遅い放送局です。
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更新と言えば、radikoの番組バナーには4人のかわいらしい女の子の絵が描かれています。でも番組に出ているのは3人です。彼女たちの公式サイトを見ても女の子の絵は4人ではなく3人です。結成当時は4人だったのに途中で一人減ったのかな?
彼女たちの公式Twitterを見ると『3月23日に新体制お披露目です!』と書いてありました。新メンバーがラジオ番組を持つのか分かりませんが、少なくとも3月中はの放送は無いはずです。Date fmはいつ番組表を更新するのか、それとも更新しないまま4月を迎えるのか。注目してみます。


たぶんDate fmの3月の新番組はこの1件だけだと思うのですが、ネットされている朝ワイド「クロノス」が3月いっぱいで終了することが発表され、4月改編がどうなるのか楽しみも膨らみます。
楽しみが膨らむと言えば、被災地・宮城を気にかけてくださっていることで知られる「ゆず」のお二人がDate fmで生特番をするそうです。「クリスマスの約束」じゃなくて「ゆずの約束2019」(3月10日19:00-19:55)。「NHKのど自慢スペシャルin気仙沼(3月10日12:15-13:30)が終わったら気仙沼から仙台まで移動。間に合うのか? 今や三陸自動車道を使ってたったの2時間で着いちゃいます。余裕で間に合います。たぶんスタジオ前の道路はファンであふれかえるのでしょうね。
出演が「ゆず」のお二人と「名護ひと美」と書かれているのも私には大変気になります。営業部に異動になってから本格的なラジオ番組は初めてじゃないのかな。必ずタイムフリーで聴きます。


話を7CHANGEに戻しますが、TBCラジオ土曜深夜の大喜利番組「ガンバッペ魂」。TBCラジオのサイトの日別番組表で2月からだったか1月からだったか、出演者の名前が表記されるようになりました。『ワッキー貝山、佐藤公隆、結城凛音、ハンナ』の4名です。この番組のアシスタント(番組上の呼称はマネージャー)の一人に在仙のアイドルユニットFRAGRANCE(フレグランス)の結城凛音(ゆうきりな)さんがいまして、FRAGRANCEが活動休止して7CHANGEの「リナ」となっていたのですが、現在「ガンバッペ魂」には出ていないようです(「7CHANGEの情報発信基地」には出ていたようです)。番組ブログを調べてみたら今年初めからしばらくの間お休みをいただいているとのことです。でも番組表には名前が載っている。休んでいてもメンバーだよという意志を表したものなのでしょうか。日頃番組を聴いていないので事情が分かりませんが、気になります。

岩手朝日テレビもテレ朝の持分法適用関連会社に

何だか拙blogがtozu02さんの遊び場になってしまっています。それにおもねる気は更々無いのですが、岩手県に関する話題を。
文化通信.comの3月2日のヘッドラインにこんな一文がありました。
『テレ朝HD、岩手朝日を持分法適用関連会社化』
東日本放送福島放送静岡朝日テレビと共におととし3月に持分法適用関連会社化されています。
その時に書いた拙blogのエントリを引っ張り出してきますと、(東日本放送らの発表と同日に子会社化が発表された)文化工房が所有していた株をテレビ朝日ホールディングスが召し上げるのだろう、とWikipediaを見ながら憶測を巡らせていました。その時の数字を書き写すと

  • 静岡朝日テレビ:19.90%→31.65%(増分11.75%は文化工房の所有分と同数)
  • 東日本放送  :19.90%→27.00%(増分 7.10%は文化工房の所有分と同数)
  • 福島放送   :19.92%→27.25%(増分 7.33%のうち文化工房が5.66%。1.67%分は?)

いまWikipediaを読み返すと福島放送での所有割合は19.91と書いてある。四捨五入か切り捨てかの差で誤りではない。1.67%=4000株は古い株主構成だと新生銀行がちょうど4000株持っているようなのだけどその数字なのか別のところから譲り受けるのかを知るすべはないのでしょう。
気が付いていなかったのですが、それから半年後のおととし10月には青森朝日放送山形テレビおよび長野朝日放送も、昨年3月には、秋田朝日放送および新潟テレビ二十一も持分法適用関連会社化されていました。
東日本にあるテレ朝系列局で持分法適用関連会社化されていなかったのは北海道テレビ放送岩手朝日テレビのみとなっていたのでした。(山梨と富山には系列局は無く、本稿では石川、福井、東海3県は東日本に含めないことにします。)
これらのテレビ朝日ホールディングスの持株割合も書いておきましょう。

増加分がそんなに大きくないので、Wikipediaを見ながら数合わせすることができません。文化工房はどの局でも大株主になっていないのですが少数株主なのかどうかは分かり得ません。誰から株をもらうのでしょうね。全局出資比率を20%以内に抑えていたのが全局20%を超えるようになりました。
さて、今回の岩手朝日テレビ。19.97%→23.30%に3.33%増えます。Wikipediaを見るとちょうど3.33%持っている羊の皮を被った狼が一匹います。Wikipediaには2003年と2015年の数字が載っているのですが、上位株主のメンバーは同じなのに持株数は大きく変化しています。羊の皮を被った狼、名古屋テレビ放送は10.0%から3.33%に減っていて、逆に東日本放送は5%から7%に増えています。それなのに株主数は変わっていないのです。朝日系列内で行ったり来たりのやり取りをする必要はどこにあるのでしょう。意味が分かりません。もちろん部外者である私にわかる必要はないのですが。
余談ですが、岩手朝日テレビの大株主の特徴は紀文食品が入っていることです。岩手県に工場を持っているわけでもないようだし創業者は山形県の人のようだし、どういう縁があって入っているのか私には分かりません。


このような話をするときにはフジ・メディア・ホールディングスの話もしないと片手落ちなのですが、面倒なのでやめておきます。

四国のラジオ局あれこれ

愛媛県のメディアについてうっかり書くとものすごい長文のコメントが寄せられたりすることがあるので慎重にならなければならないのですが、ちょっと話題が溜まったのでまとめておこうと思います。

山陽放送持株会社化して子会社は?

岡山市に本社がある山陽放送が4月1日付で法制上の認定放送持株会社というものになります。何とかホールディングスってやつのことです。
山陽放送は「RSKホールディングス株式会社」というのになりまして、新たにできる子会社「山陽放送分割準備株式会社」がテレビとラジオの放送免許を継承し「RSK山陽放送」となります(アルファベット込みで会社名)。
おやっと思ったのが、関係会社となる放送事業者として「エフエム高松コミュニティ放送株式会社」と書かれていたことです。
岡山の会社が高松のコミュニティFMを傘下に置くのは、テレビ放送では岡山と海を挟んだ香川は2県で1地域なのだから何の問題も無いのですが、「エフエム高松コミュニティ放送株式会社」、長いので 愛称の「FM815」で略しますが、この局って山陽放送と何か関係あったっけ?
この局の経緯は複雑です。
1996年に「あなぶきんちゃん」でおなじみ穴吹工務店の出資で開局しました。当時の愛称は「MAN de GAN815」(マン・デ・ガン815)。すぐに「高松シティエフエム」(愛称は「FM MARINO」(エフエムマリノ))が開局し1市2局状態になります。「FM MARINO」はWikipediaには『瀬戸内海放送(KSB)との結びつきが強かった。』とあります。この「FM MARINO」は2005年「MAN de GAN815」に吸収される形で閉局します。ここから「MAN de GAN815」は「FM815」になります。
2001年以降「FM815」は穴吹工務店の子会社である中間持株会社の「ACカンパニーグループ」が大株主でした。ところが2009年、穴吹工務店は経営破たんしてしまいます。2010年に経営権は穴吹工務店から家庭教師のトライでおなじみトライグループに委譲されました。スタジオも穴吹工務店本社ビルから常磐町商店街に移動になりました。Wikipedia穴吹工務店の年表を見ていると2000年に『“穴吹工務店トライグループと提携”.』なんて書いてあります。どんな提携か分かりませんがそういう事情があっての経営譲渡だったのでしょう。
局のサイトを見ると現在の社長さんは株式会社トライグループ 専務と書いてあります。出資者としてトライグループ穴吹学園Wikipediaによると穴吹工務店とはほぼ関係が無くなっているらしい)、銀行や自動車ディーラーがいろいろ、瀬戸内海放送もあります。しかし、山陽放送の名前はありません。
山陽放送は「FM815」の経営権をこれから持つのでしょうか?

余談ですが、エフエム香川の大株主について

上にも書きましたが、「FM MARINO」は瀬戸内海放送との結びつきが強かったのだそうです。今でこそ瀬戸内海放送エフエム香川の親会社ですが、これっていつからなんでしょう? まぁ最初からなんでしょうけど。
Wikipediaに載っている1992年当時の大株主をググると岡内信三氏(岡内勧弘堂(現・四国アルフレッサ))、小塙直氏(加藤汽船)、太田賀久氏(高松帝酸)、木村寿雄氏(四国機器)、杉山圭三氏(たぶん紙の杉山)、 山田徹郎氏(たぶん高松市議会議長)、長島修氏だけはどうにもつかめなかったのだけど他の6人は高松市にかかわりのある企業名や役職が引っ掛かってきたのでたぶん間違いないと思います。
2003年になると、岡内氏と小塙氏の間に宇高国道フェリーと四国観光物産が入ってきます。宇高国道フェリー、四国観光物産、小塙氏の2,3,4位株主の合計は約16%で加藤汽船系が筆頭株主的になります。太田氏以下の5名の名前は無くなります。木村氏以下の4名は1992年時点では3.7%ずつの株式を持っていたのですが、この3.7%という全く同じ数の株式を朝日、読売、産経、日経の4新聞社が持っています。この数字は偶然なのでしょうか。
総務省電波利用ホームページの「一般放送事業者及び電気通信役務利用放送事業者の議決権保有状況」の古いものを調べると、平成19年5月1日現在とあるから2007年かな、この時点でエフエム香川の欄はまだ空欄です。平成20年11月1日現在とあるから2008年になると『(有)サービスプロフェッショナル 20.9』という名前が出てきます。ググるとこの住所、電話番号が宇高国道フェリーと同じ(笑)。平成22年10月1日現在ということは2010年には(有)サービスプロフェッショナル に加えて『(株)セトナイカイサービス 20』という名前が登場しますが、この本社も宇高国道フェリーと同じ(笑)。平成23年8月4日現在までそうなっていて、平成24年7月末現在だと今と同じ『(株)瀬戸内海放送 92.9』です。2011年から2012年の間に何かあったと思われます。何があったのでしょう。
それは減資です。文化通信にありました。

FM香川、3億減資で資本・準備金各1億に
2011年02月22日
 エフエム香川は、3月30日付で資本金を3億円減資して1億円とする。減資分の……

この記事の全文は「文化通信.Pro」の定期購読者のみ閲覧できます。

この際にほとんどの株主は持ち株を手放し、瀬戸内海放送がたぶん累積赤字ごと引き受けたのでしょう。だからWikipediaによれば株主が4人しかいない。
この時期減資が流行っていたみたいで、

  • FMラ新潟3・5億減資、経営体制軽減化 2011年11月01日 (※FM新潟。8億→4億5千万)
  • FM大分、7.2億減資で資本金8千万円に 2011年12月14日
  • FM山形資本金8千万に、JFNで減資相次ぐ 2012年02月25日 (※8億→8千万)

と出てきました。ただ、Wikipediaを見た感じだと新潟や山形は金額が減るだけで株数は減らなかった感じです。大分はちょっと分かりませんが、経営状態によって株を手放させるかどうか違いがあるのかもしれません。

ついに全AM局がFM補完放送へ

何時かこの日が来ることにはなっていたのですが、もしかしたら来ないのではないかという気もしていました。
最後までFM補完放送への動きを見せなかったアール・エフ・ラジオ日本西日本放送高知放送の3社に対し、FM補完放送の中継局を設置するための「無線システム普及支援事業費等補助金(民放ラジオ難聴解消支援事業)」のお知らせが遂に出ました。ラジオ日本には1月31日付(関東総合通信局からのプレスリリースは2月6日発表)、四国の2社には2月27日付です。四国の2社が46番目と47番目、一番最後となりました。
3社とも補助金額は事業費の2分の1なので外国波混信とか地理的・地形的難聴ではなく一般的な都市型難聴の対策という扱いになります。ただその事業規模は高知放送が最も低額で、西日本放送高知放送の約1.5倍、ラジオ日本は高知放送の約3倍という規模。予算を立てて補助金を申請するわけですから当然どこにどんな規模で建てるか決定しているはずです。既設の地デジ送信アンテナに取り付けるならそんなに高額にはならないはずなので、ラジオ日本は送信所を新設することになるのでしょう。さて何処に建つのやら。高知放送が安上がりなのか西日本放送が頑丈な設備を作るのかは私には分かりません。
このあとは予備免許が下りて本免許が出るという流れになります。そして全局FM波が出るようになったからAM波は要らないねということになってAM放送は廃止へ向かう・・・いやだいやだ、そんな未来は嫌だ。

南海放送の機構改革で一言

西日本放送のサイトを見ようとrncと入力しようとして、間違ってrnbと入力し南海放送のサイトが出てきました。
眺めていたら1月11日付で機構改革のプレスリリースが出ていまして(実施は3月1日付)、

新時代に相応しいメディアや情報発信の放送モデルを確立するため、「ラジオ局」の名称を廃し、
インターネット部門の「ネット戦略室」および「広報視聴者センター」と一体化させて新たに
「メディア統括局」を設置する。

 ―『機構改革および人事異動について | プレスリリース | RNB 南海放送』より

南海放送ではラジオのことをメディアと呼ぶらしいです。
文春オンラインのインタビューで田中和彦社長が語っていた
そろそろラジオという看板を下ろしてもいいのかなって
という意向が動き出してしまったようです(ちなみに田中社長は局アナ出身でラジオの人気DJだった方です)。
冗談はさておき、テレビはテレビ本部、テレビ局の下にテレビ編成部と番組進行部、それに番組審議会事務局(報道や制作、アナウンス部はまた別の部局)。対してラジオはメディア統括本部、メディア統括局の下にメディア編成部、メディア制作部、メディア広報部ということになるようです。たぶん一般的にいうラジオ業務部がメディア編成部、ラジオ制作部がメディア制作部に相当するのだと思われます。

このところのTBCラジオから

というテーマで書こうと思ったのだけど、眠い。ひたすら眠い。どうしようもなく眠い。
2月22日の「en∞Voyage」で、2月20日のTBCテレビ「おいしい宮城2019」でアナウンサーが脱いだ、という話が聞こえてきて、どこのうすしおだ、と思ったら筋肉野郎こと飯野雅人アナでした。というネタの裏を取るために「おいしい宮城2019」を観なくちゃいけないのだけど、眠くてそれどころではない。
以下細切れに気が付いたことをダラダラと。
先週の「en∞Voyage」はどうしたわけか飯野さんが月曜ではなく金曜を担当、名久井ちゃん(名久井麻利アナ)は木金ともお休み(土曜のテレビ「ウォッチン!プラス」には出てたみたい)で金曜はティーナカちゃん(ティーナ・カリーナさん)も3時間出てたのかな。夜勤の帰りにチラッと聞いただけですが、名久井ちゃんからティーナカちゃんへのメッセージ代わりに1曲、東京スカパラダイスオーケストラで「あの男に気をつけろ」! シャレがきつい(苦笑)。
飯野さんと言えば、いつの間にか午後1時の時報全労済から飯野さんに戻っていました。2月何日からだったんだろう。
それで、飯野さんが本来担当している月曜と名久井ちゃんが冬休みの木曜は、火曜担当のぢゅんごさん(佐々木淳吾アナ)が代演。ぢゅんごさんは5曜日中3曜日を担当したわけです。さらには水曜日に「おいしい宮城2019」生放送の司会をやり、金曜夜から土曜の朝はニュースの宿直。その土曜日、どうにも声がおかしい太郎さん(石川太郎アナ)の「ジャパネットたかたラジオショッピングスペシャル」が終わると「それいけミミゾー」。どう聞いても伸ちゃん(金ヶ崎伸子さん)と語らっているのはぢゅんごさん。お休みの太郎さんに代わって宿直明けで4時間の生放送。本当にお疲れさまでした。
土曜朝のジャパネットは収録だということがバレてしまいました。「Nスタみやぎ」を見ていないので気が付かなかったのですが(太郎さんは月-木のメインキャスター)、木曜日分のニュース動画を見ると既に声がおかしくなっていて、途中から林朝子アナが読むのを代わりました。昨日(25日)分のものを見るとすっかり良くなっていたようで一安心です。
昨夜の「スベル兄弟」。美女が出るという話だったのですが、ティーナカちゃんでした。まぁ美女に違いは無いのですが。仕事の帰りにチラッと聞いただけなので後でタイムフリーで確認しなければなりませんが、仙台にNSCができるって?! それで驚いていたら、バクコメさんのマネージャーさんが異動になるとかいう話のついでにさらっと、バクコメさんが3月で「スベル兄弟」を卒業すると発表しました。
寝正月してて大晦日の「スベル兄弟」を最後まで聴けずにタイムフリー期間が過ぎてしまったのだけど、そこで歌われたらしい佐藤佳奈さんと半澤ひろしたかしさんの「♪マモー・ミモー 野望のテーマ」が流れ、うやむやなうちに次のコーナーに行ってしまいました。しかしなんじゃこりゃ!
http://radiko.jp/share/?sid=TBC&t=20190225211415
佳奈ちゃんが一般人に戻ってからも先々週まで9週連続でこの曲掛けてたらしいじゃないの。
ちなみに原曲はこんな曲です。

マモー・ミモー 野望のテーマ ~情熱の嵐~

猫の日と冒涜

2月22日は猫の日でした。

BSニャパンは局名変更したのか

昨年の猫の日BSジャパンは一日限定で局名を「BSニャパン」とし、猫に関する番組を放送するという暴挙に出ました。
www.bs-tvtokyo.co.jp
しかし、そんな愉快なテレビ局BSジャパンは昨年10月1日、他の地上波テレビ局系のBS局と同様に局名に地上波テレビ局名をくっつけた「BSテレビ東京」(BSテレ東)に社名変更してしまいました。上記リンクもドメインが当時のbs-jからbs-tvtokyoに変更されています。
ということは、今年は猫の日が来たとしても「BSニャパン」にはなれない。かわいそうに。
と思っていたら、今年は『BSテレ東7(にゃにゃ)チャンネル』だそうです。
www.bs-tvtokyo.co.jp
そうきたか…。
その割を食ったのは私の父でした。私が帰宅すると他局の韓国ドラマを見ていたのですが、それが終わってBS7チャンネルの韓国時代劇を観ようとリモコンの7のボタンを押すと、猫が出てくる映画をやっている。日頃から新聞のラテ欄を見ようともせず気まぐれにリモコンの数字ボタンを押してザッピングする父は、手当たり次第にいくつかのボタンを押し、韓国時代劇が見つけられなかったのでプイとテレビに背を向け居間から出ていってしまいました。ご愁傷さまです。猫の日特別編成は私の父には届きませんでした。
今年は2月23日にNHKBSプレミアムで「家族になろう(よ)」*1もとい「家族になろうよ―犬と猫と私たちの未来―」という、保護された犬猫の里親を探すなど動物保護を啓発する大型特番(3部に分けて計5時間50分)も放送されました(昨年5月26日深夜に第1弾が放送されたそうで、今回は第2弾だったようです)。
www4.nhk.or.jp
猫を愛でるだけでなくその命も考えようという公共放送の目的に適った番組だったみたいです。

「にゃん」は市名に対する冒とく

私のガラケーでニュースを読んでいたら、猫が選挙の争点になっている町があるということを知りました。珍しく全文が読める朝日新聞のwebの記事です。
www.asahi.com
「しゅうニャン市ネコ部」。市のプロジェクトなのかと思ったら猫好きの市民グループ
猫好きな女性が町おこしを兼ねてエイプリルフールのネタとしてやったことに市が乗っかったら市議会から猛反発を受けたということのようです。

 関連事業費を計上した2017年度予算は市議会で激論の末、可決された。「税金の無駄」「単なる語呂合わせ」「神聖な市名をもてあそんでいる」と抗議する市議もいた。

  市長選への立候補を表明した(中略)氏は事業からの撤退を明言。「民間の活動は制約しないが、公的な予算付けはやめる」と言い切った。

(※ 現職市長の施策に反対する人を糾弾する目的の引用ではないので、記事には載っている候補者の政党名と実名は伏せます。)

「単なる語呂合わせ」。まさにそのとおり。「税金の無駄」かどうかはそのプロジェクトの中身が市の知名度アップとか経済効果とかにどうかかわってくるのか私には判断できませんので軽々に言うべきでは無いのかもしれないけど、もっと効果的なPR策があるのかな?
問題になっている町、周南(しゅうなん)市はかつての山口県徳山市新南陽市など2市2町が平成の大合併で2003年に発足させた工業都市です。周南とは周防の南部という造語で下松市や光市などを含む概念のようですが、光市は合併協議に加わらず下松市は協議から離脱したようです。新南陽市山形県南陽市が先にできたために市制施行時に新をつけました。市制施行前の南陽町の名前の由来はWikipediaには出ていなかったのだけどたぶん山形県南陽市と同じく漢籍から採った瑞祥地名なんじゃないのかな(間違っていたらごめんなさい)。
徳山市KRY山口放送がある町です。県庁所在地に無い由来をWikipediaでは『徳山市・下松市・光市の3市は、1951年頃から公営ラジオ局の設立を構想していた。しかし先例となったはずだった「姫路市営放送」が、予備免許が交付されながらも開局出来なかったことから、下松・光両市は「実現は困難」として離脱、残された徳山市は単独で計画を進め』と書いています。これがうまく行っていたら下松市・光市を含めた大合併が成立していたかもしれないのかな。
徳山曹達(1994年に社名変更して現社名はズバリ、トクヤマ)もあり徳山の知名度は高いと思うのですが、合併で徳山市ではなく周南市となりました。Wikipediaでは市名の由来のところに『平成の大合併において人口10万人以上の市を含む合併(新設・編入は問わない)において最大規模の市の市名を引き継がなかった市としては首都圏を除けば唯一の例である』と紹介されています。徳山市による周辺都市の吸収合併ではなく周南地域の大同合併を目指していたのだから仕方ないですね。
何が言いたいのかというと、朝日の記事にある市議の声「神聖な市名をもてあそんでいる」に失笑してしまいました。市の名前で合併が破談になるって話はいくらでもあるわけだから市名は大事なのでしょうけど、もしかすると猫=畜生(本来の仏教上の意味で)=人間様より劣るという考え方の人なのかもしれません。
しかし、ググってみると徳山市には東京の地名が溢れているとするブログが見つかりました。
deepannai.info
空襲で廃墟と化した街の復興を願ってのものだという切実な理由があったらしいですが、戦前には当然土着の大字小字があったはずで、それまでも荼毘に付してやる必要があったのかどうか。事情を知らないよそ者の私にはそれってどうなのって疑問に思ってしまいます。
余談ですが、下松市のコミュニティFM「しゅうなんエフエム」は下松市のショッピングモールにスタジオがあり、本社と送信所は周南市にあります。その下松市のショッピングモールは昨年8月、「ザ・モール周南」から「ゆめタウン下松」に改名したようです。メインテナントの変更に伴うもののようで合併問題とは関係なさそうですが、下松市と旧徳山市との間でどちらが地域の中心都市なのかという争いがあるのかもしれません。

2.22は忍者の日

「BSニャパン」に関して、テレ東自身が綴ったコラム「テレ東プラス+」で筆者は2.22は猫の日ではなく忍者の日だという印象が強いと書いています。
www.tv-tokyo.co.jp
それってどこだと思ってググると、滋賀県のお話でした。
www.sankei.com

「忍者の日」と定めている滋賀県甲賀市では市の職員が忍者姿で勤務した
(中略)
職員約30人が頭巾を被ったまま慣れた手つきで電話を取ったり、忍び姿で窓口の対応にあたったりした。

たしかに2月22日は「ニンニンニン」で「忍者の日」でした。甲賀市では小中学校で「忍者の日特別給食」が提供されたりもしたそうです。
ところがその記事には意外な展開が待っていました。

滋賀にある猫の町

さっきの産經の記事の続き。

 忍者で盛り上がる甲賀市に「負けてはいられない」と立ち上がったのが、隣接する湖南市。初めての試みとして、2月22日を「にゃん・にゃん・にゃんの日」と定め、市役所でネコにちなんだイベントを行った。

 湖南市は同市岩根に県動物保護管理センターがあることにちなんで、動物愛護の普及と観光振興を図ろうと平成23年から、市内のネコかイヌが立候補する「こにゃん市長選」を行っている。当選すれば、同市の仮想動物都市「こにゃん市」の市長として、1年間、イベントなどでPR活動を行う。

湖南市のサイトを見ると確かに「こにゃん市」のバナーがあります。
www.burari-konan.jp
宮城県石巻市の田代島に住む猫たちを支援する団体へのリンクが貼ってあったりもしますが、本気でふざけてます。
周南市の「しゅうニャン市」のサイトを見ると凝ったつくりで金掛かってるんだろうなという気がしないでもありませんが、語呂合わせ以外に猫とのつながりが無いとなると、「猫のようにのびのびと居心地よく暮らせる」だけでは弱いのかな、という気がします。あとは真面目にふざけることを許してもらえる空気があるかどうか。湖南市には「神聖な市名を」と抗議する市議はいなかったのかもしれません。
湖南市東海道51番目の宿場町である石部町と甲子園初出場にしてのちに大魔神と呼ばれることになる佐々木主浩を擁する東北高校を破ってベスト4に進出したことで有名な甲西高校のある甲西町が合併して2004年に発足した市で、湖南というのは琵琶湖に南隣というわけではなく、Wikipediaによると大津市南部から旧甲賀郡にかけてを指す広域地名なのだそうです。

本題から外れますが、湖南市のサイトを見ていたら「湖南市役所JK課プロジェクト」というバナーもありました。こういうのって昔どこかの市でやろうとしたら炎上したんじゃなかったっけ? と思ってググってみたら、「豊橋市役所JK広報室」とか「鯖江市役所JK課プロジェクト」とか女子高生が街の魅力を発信している所ってあるのね。JKとは本来(ジョン・カビラのイニシャルではなく)援助交際業界の隠語なので行政が使うべきではないという御意見もあってそれはごもっともなのだけど、ネーミングがどうであれうまくいっているところはうまくいっているようです。

*1:それはテレ東で放送された岡村さんがお見合いする番組