♪世の中が少し見えたね

ここ数日のコメント欄から、2つの番組を聴かねばと思いました。
ひとつは朝塩先生から東北放送株式会社の有価証券報告書が公開されたという連絡をいただいたコメントに書かれていた二人の名前。
藤沢智子「アナウンサー」と石川太郎「さん」*1、TBCのツインタワーとも言われる二人がパーソナリティを務める特別番組「これが宮城の新しい生活様式」(6月27日11:30-13:55)。
目が覚めたら番組が始まる時間で、きちんと目を覚まして聴きましたとも、「サタデーウォッチン」も観ずに。3月まで「サタデーウォッチン」に出ていた藤沢さんが自由に振る舞って太郎さんを困らせています。番組テーマ曲がPUFFYの「これが私の生きる道」。
番組の感想は・・・何を書いても東北放送株式会社から抗議文が来そうで、どうしたらよいものか。
ロジャー大葉さんをもってしても読めない松山千春さまの初期の曲のタイトル「人生の空から」が「たびのそらから」と読むように、人生すなわち旅なわけです。「旅の途中」という意味の番組ができるというのでリスナーの人生の途中に寄り添うような、私はこんな人生を歩んでいますというリスナーのハガキを読むような番組なのかと思っていたら、あなたの人生のお供にこんなラジオショッピングはいかがですか、こんな音楽を聴いてみませんか。あれっそういう番組だったの? その時に感じたような感覚、デジャブ。
多くを語ると語るに落ちた感じになりそうなので、番組を聴いていて思ったことのうち一つだけ。最初のゲスト(?)が大東住宅の社長さんで、そのトークパートの終わりに掛かったのが熊谷育美ちゃんが歌う大東住宅のイメージソングみたいな曲。これって「Flow Life Radio」か? Date fmか?
番組が終わってからradikoタイムフリーで聴きましたよ、Date fm「Flow Life Radio」。そしたら今日(6月27日)が100回記念で最終回だっていうではありませんか。Date fmなので来週から土曜の11時に何が始まるかさっぱりわからない(radikoの番組表は来週も「Flow Life Radio」のまま)。


ミヤギテレビ千原ジュニアのタクシー乗り継ぎの旅5」が始まるまでの合間に新聞を開き、東日本放送「カミナリが行く!宮城(秘)グルメドライブ2」(6月27日12:55-13:50)を見逃したことを知る。「カミナリ」さんたちと「いぎなり東北産」の子たちはロケができたのか? いつ収録してたんだろう。
千原ジュニアのタクシー乗り継ぎの旅」は人にタクシーを呼んでもらいタクシーでギリ5000円のところまで行き、そこで降りたらまた別の人にタクシーを呼んでもらいギリ5000円のところまで行き、そこが人気(ひとけ)の無いところだったりしたら人のいるところまで歩いていってタクシーを呼んでもらい・・・を繰り返して目的地を目指すという、おかしな旅番組。
今回は第5弾で紀伊半島縦断。全編ジュニアさんと貴乃花さんとのWコウジ*2二人旅。1泊2日で伊勢神宮が閉まる18時までに着くという条件で成功するか失敗するか、という別の旅番組を思い起こさせるようなルール。旅そのものは大変魅力的で、峠歩きさえなければ私も行ってみたいと思うものでした。
アダルト面が廃止になった日刊スポーツには宮城と岩手のテレビ欄のページがあります。今回のタクシー乗り継ぎ旅第5弾、ミヤギテレビでは15:30-16:55の85分バージョンだったのですが、ふと岩手県の放送局の番組を見やるとIBC岩手放送では13:56-15:50の1時間54分バージョン! 岩手県民は宮城県民よりも早く長く同じ番組を見ることができたのですね。 と思ったら、テレビ東京では4月18日の放送でその放送時間は18:30-20:54の2時間24分。てことは東京では放送されて宮城県では放送されない分が約1時間分あるということか・・・。


ということで、ここからはtozu02さんから戴いたコメントに関して。
ラジオNIKKEIが7月から放送時間短縮という情報をいただき、心配になってradikoタイムフリーで聴いてみた番組「ミュージックライフ・サンデー」(ラジオNIKKEI第一、毎週日曜8:00-8:50)。
私は聴き始めてから日が浅いのだけど、一言で言えばドルヲタの楽園。メジャーマイナー関係無く様々なアイドルユニット、女性歌手、そしてNegiccoの曲を次々かけていく番組です。Dorothy Little Happyはかかったことはあるけどkolmeはたぶんかかったことはない、アイドルネッサンスはかかったことはあるけど開歌はたぶんかかったことはない、言われてみれば同じユニットの曲が毎週かかっているような気がしないでもない、そんな感じの番組です。
6月21日放送分を聴くと、たしかに放送時間変更のお知らせをしていました。毎週日曜に50分だったのが土曜と日曜に30分ずつの週2回放送になるそうな。トータルで放送時間が増えるという考え方もできるので悲壮感のようなものは感じられませんでしたが、番組構成は大きく変更せざるを得ないので思案中といった感じでした。
この番組、昨年末までは日曜7:20-8:20の番組でした。それが今年1月から日曜8:00-8:50に変更されました。そして7月4日から土曜と日曜の9:00-9:30に変更されます。だんだん番組開始が遅くなる。つまり、ラジオNIKKEI第一の土日の朝の放送開始が遅くなっている、昨年末までは7:00、今年1月から6月は8:00、そして今年7月からは8:40。
この番組にはスポンサーはついていないので、ラジオNIKKEIの都合でどうにでも動かされるのは仕方がないことです。ただ、放送枠縮減の動きが急だなという気がします。今年1月に縮減したばかりで7月からさらなる縮減ですからね。言い換えれば競馬中継以外にスポンサーの付いている番組が無い。正確にはキリスト教系の宗教番組がひとつ、スポンサー付きの競馬番組がひとつあるのですが、放送枠を維持できるほどのスポンサーが土日の朝には無いのです。
こういうことを書くと、だったらおめーがスポンサーになればいいだけだ、と言う人間が現れるのが常ですが、それができるならこんなこと書かないでスポンサーになってるって。局のサイトに2019年度の決算や社長交代などの役員人事のお知らせが出ているのですが、売上高は微減しているものの支出も抑えたようで営業黒字は確保し、経常損益も黒字です。しかし特別損失というのが大きく純損益では昨年よりも赤字が大きくなってしまいました。いったい何があったんですかね。
ラジオNIKKEIの7月改編にはもう一つのトピックがあります。第一放送の土日の放送終了が、第二放送RN2の月曜から金曜の放送終了がいずれも19:00に繰り上がります。これによって何が起こるか。第二放送の3.945MHzの電波を送信しなくてよくなります。
ラジオたんぱは第一、第二とも3MHz帯、6MHz帯、9MHz帯の3種の電波を使って放送していたのですが、2018年10月から9MHz帯を基本的には使用しないことにし、6MHz帯をメインに、3MHz帯を朝と夜のみの使用という態勢にしました。電波の届きやすさの問題もあるのでしょうけど送信所の老朽化の問題もあるのだろうとささやかれていたかと思います。これによりこれまで新聞のラテ欄で3.925と表記されることの多かったラジオNIKKEI第一の周波数は6.055と表記されるようになりました。
さて、ラジオNIKKEI第二ですが、6.115MHzをメインに使っていますが、この周波数は他の短波局との混信の都合から19時までしか使えません(かつての9.760MHzも17時までしか使えませんでした)。radikoでも18:59になると6.115MHzの放送終了と3.945MHzに切り替えることを促すアナウンスが流れます。ところが7月からラジオNIKKEI第二自体の放送終了が19:00になれば周波数変更の必要がなくなり使う電波は6.115MHzだけでよいことになります。
かつて千葉の主送信所から6つの周波数、根室の送信所から1つの周波数(千葉と同じ)を使って放送していたのが、今年7月からは千葉からは6.055(JOZ2、50kW、第一)と6.115(JOZ6、50kW、第二)、根室から3.925(JOZ4、10kW、第一の朝7時台と夕方17時以降)の3つの周波数の放送となります。
かく言う私も短波ラジオラジオNIKKEIを聴いているのかと問われればradikoで聴いているわけでして、短波放送の電波が減らされても直接的に困ることはありません。しかしながら短波放送局が短波での電波を縮小するというのは悲しいことです。2002年4月から2006年3月までと震災後2011年末までの二度、第二の月曜から金曜の放送が無かった時期も過去にはあったわけで、もしかするとまた放送枠が増えることがあるかもという儚い期待は棄てずに持ち続けていたいものです。


7月改編に関しては7月になったら改めて書こうと思っていますが、東日本放送の深夜枠に不穏な感じがしています。

*1:定年退職したので職員ではなくなった

*2:二人とも本名の下の名前がコウジなのです!

プロ野球開幕のTBCラジオを振り返る

プロ野球が戻ってきました。
開幕翌日、6月20日付の日刊スポーツには開幕6試合のテレビ実況をされたアナウンサーの第1球の実況を書き起こし記事にしています。
日テレ田辺アナ「15秒の沈黙」無言で語る覚悟 - プロ野球 : 日刊スポーツ
横浜ベイスターズに関しては何故かTBSテレビの初田啓介アナとtvkテレビの吉井祥博アナのインタビューが載っています。吉井さんってIBC岩手放送にいらした方ですよね。
TBS初田アナ、実況できることに「感謝」 - プロ野球 : 日刊スポーツ
テレビ神奈川吉井アナ、ベイ党の心に寄り添う - プロ野球 : 日刊スポーツ
楽天イーグルスに関してはビジターゲームになった開幕戦も翌週の本拠地開幕戦もいずれもNHK仙台の塚本貴之アナが実況したはずなのですが、開幕戦は仙台ローカルで総合テレビのサブチャンネルだったので東京でテレビを見ながら記事を書いているのであろう記者は知るはずもなかったのでしょう、契約さえしていれば全国で見られるJ SPORTSの実況が採用されたようです。
そんなわけで、どうやら8年ぶりらしいですが今季の楽天の開幕戦のテレビ中継はNHK仙台ミヤギテレビは巨人戦を楽天戦に差し替える暴挙をせず、巨人の開幕戦を見ることができました(今年のミヤギテレビは本拠地開幕戦で巨人戦を楽天戦に差し替えました)。
しかしながら、記事にある田辺研一郎アナの15秒の沈黙に私は気が付かなかったのでした。その時私はTBCラジオ「TBC POWERFUL BASEBALL」のオープニングを聴いていたからです。
じゃあTBCラジオ楽天の開幕戦の第一球をどんなふうに伝えたか。第一球投げました、ストライク! って程度なもので、特筆すべき何かがあったというわけではありませんでした。
今年の開幕戦の実況を担当したのはABCラジオ(テレビ)の伊藤史隆アナ。マー君ハンカチ王子高校野球の決勝と再試合のテレ朝系列の実況を始め大きな試合を何度も経験しているベテランのアナウンサーです。史隆さんといえば、震災直後に楽天が主催ゲームとして甲子園で対オリックス3連戦をやったことがあって金曜、土曜はABCラジオの制作でTBCラジオ向けに放送する裏送りだったのだけど、日曜はラジオ関西の企画でラジオ関西TBCラジオの2局ネットとなりABCラジオの実況は流れませんでした。その日曜日(2011年4月17日)の実況予定だったのが史隆さんです。それから9年の時を経てTBCラジオ向けオリックス戦実況をやっと担当することができました(2018年8月2日にABCローカルで担当しているがこの日はネットワークの違いからかTBCラジオは中継しなかった)。
もしかしてTBCラジオではなくRakuten.FM TOHOKU(楽天野球団が運営するコミュニティFM局)の実況を聴いていれば何かドラマチックなことを言ったりしていたのかもしれませんが、そちらは球場のある仙台市宮城野区周辺以外ではインターネット配信で聴くこととなり、それにはradikoタイムフリーのような機能はありませんので、今から調べようとしても遅いのです。
開幕戦の中継で特筆すべきことがあったとすれば、中継開始前と終了後にTBCラジオのスタジオとの掛け合いがあったことでしょう。
中継開始前は夕方ワイド「NEW NEWS」の終盤の枠でパーソナリティのお笑いコンビ、ニードルの二人に飯野雅人アナが加わった3人で大阪ドームとつなぎ、史隆さんと福本さんと今シーズン開幕についてちょっとしたトーク宮城球場からのホームゲームだとTBCラジオの実況アナウンサー、解説者とつないでの時間があるのですが、ビジターゲームでは珍しいことだと思います。中継するのがTBCラジオ1局だけであること、開幕戦であることがあったのかもしれません。
そして中継終了後、TBCラジオから飯野アナが大阪ドームに呼びかけ。史隆さんと福本さんと試合を振り返った後大阪ドームから中継を引き取り、TBCラジオのスタジオから改めて飯野アナが試合を振り返り。まるでHBCラジオ。ナイタークッションの自社番組を止めてしまったTBCラジオでこのような応対は初めてのはずです。
土曜日は昨年までだとデーゲームクッションとなる「あっつあつ☆らじお」を13:58ぐらいまで3分程度やって宮城球場へ渡していたのだけど、今年の第2戦はそれがなく、13:55から大阪ドーム。15時台は競馬中継で函館、阪神、東京の3場のメインレースが出走する都度野球は中断。競馬が終わるごとに競馬の間の試合経過を北條アナが伝えます。16:56頃に中締めのような提供スポンサーのアナウンス。radikoタイムフリーの番組表は17時を境に2つに割ってあります。試合は延長戦となって放送終了は18:31。「Radio倶楽部」はプロ野球開始初週から短縮放送となったのでした。この番組は楽天の応援はしますが実況との掛け合いは日頃からやっていません。
日曜日。第3戦は競馬中継による中断は無し。G3競走があった日なのに。しかし試合終了は15:34。もし競馬中継があれば中継の真っ最中だったわけで、よくぞ競馬中継を入れなかったものだと感心します。楽天が負けたのでヒーローインタビューは放送されず大阪ドームからの中継終了は15:41、番組も15:44で終了し16時まで今季初の「ベースボールストーリー」発動となりました。いつもは16時から55分番組の「吉田照美神羅万SHOW」を16:25開始の短縮バージョンにして「ベストミュージックコレクションジャパン」を用意しておく念の入れようだったのに。
「ベストミュージックコレクションジャパン」は火曜から金曜のナイタークッション枠「TBCナイタージャンクション」の21:30-21:49の部分に放送されていて、5分単位で放送時間をどうにでも調整できる造りの番組のはずです。「ベースボールストーリー」だって野球中継後の穴埋めに5分単位で放送時間をどうにでも調整できる造りになっています。もし野球中継が16時から16:24の間に終了していたら「ベストミュージックコレクションジャパン」と「ベースボールストーリー」のどちらを放送するつもりだったのでしょう。興味があります。
さて、日曜日の中継の最後に特筆しておいた方がいい発言がありました。
「またチャンスありましたら、TBCパワフルベースボール大阪からもお届けします。」
まぁ社交辞令なんでしょうけどね。また次の機会にって言って次の機会があったためしなんてないですからね。
オリックス主催ゲームの楽天戦は9月、10月、11月にそれぞれ3連戦がひとつずつ用意されています。9月、10月は巨人と阪神ソフトバンク日本ハムの試合が同時に行われるので、このどちらかが放送されそうな気がします。11月は順調に日程が消化されれば今季最終戦となるカードですが優勝争いをしていなければ中継されることなく今季の野球放送が終了するかもしれません。次の機会は来るのでしょうか。


気を取り直して本拠地開幕戦にも触れておきましょう。
TBCラジオの実況は飯野雅人アナ。18時の時報直後の第一声は
プロ野球に一喜一憂する、そんな日常が帰ってきました。イーグルスは今日がホーム開幕戦です。」
(番組名とスタッフの紹介があって)
「スタンドにはファンの姿がありません。そして試合開始前のセレモニーも国歌斉唱もなければ始球式もなしということでまぁいつもとは違うんですけども、上岡さん、まずは第一歩踏み出せましたね。」
と解説の上岡良一さんに話しかけ番組が動き出していきました。試合は18:02頃スタートしましたが、第一球については第一球投げました、ストライク! って程度なものです。
もし「熱血スタジアム イーグルスナイト」が再び放送されることがあれば飯野アナのこのアナウンスが流れることになるのでしょう。そういう事がもう無いように、新コロなんてことがもう起こらないことを願います。
ラジオはradikoタイムフリーがあるので後日聴くことができます。テレビ(ミヤギテレビBS1)の実況は見ていないので分かりません。


いちおうデータ的なことを5ちゃんねるやWikipediaなどから簡単にまとめておきます。
「TBC POWERFUL BASEBALL」は基本的にオリックスとロッテのビジターゲームは中継しません。開幕戦は特別なのでやりますが、大阪だと・・・調べてみると2010年3月20-21日は朝日放送のアナウンサーによる実況、2017年3月31日-4月2日はTBCスポーツアナウンサー乗り込みでABCラジオの解説者と組んでの実況だったようです。
今回もラジオはABCラジオの制作。スタッフはいずれもABCラジオの野球解説者、アナウンサー*1でした。
6月19日(17:59-21:29)解説:福本 豊 実況:伊藤史隆 リポーター:北條瑛祐
6月20日(13:55-18:31)解説:中西清起 実況:北條瑛祐 リポーター:福井治人
6月21日(13:00-15:44)解説:有田修三 実況:中邨雄二 リポーター:小西陸斗
ちなみにRakuten.FM TOHOKUの「EAGLES BASEBALL GAME SHOW」は
6月19日(ナイター) 解説:川岸 強 実況:鈴木光裕
6月20日(デーゲーム)解説:聖澤 諒 実況:鈴木光裕
6月21日(デーゲーム)解説:森山 周 実況:鈴木光裕
こちらは現地から送られてくる映像を見ながら実況し解説を入れるオフチューブ方式だったはずなのでオリックス戦やロッテ戦も普通に放送できます。今回の解説者はいずれも楽天イーグルスアカデミーベースボールスクールのコーチ(つまり球団関係者)、鈴木アナは文化放送を定年退職後宮城県出身という縁もあって実況を担当し、現在は統括責任者という立場でもあるようです。
ヒーローインタビューは3試合ともなのかな、中島原野さんというフリーのスポーツアナウンサーらしき方が担当されたみたいです。(ググってもこの方の情報がほとんど出てこず、藤田原野さんという競輪実況をされていて既に亡くなられたフリーアナウンサーさんの情報が上位に出てくるのです。)
テレビ中継は
6月19日(NHK仙台) 解説:武田一浩 実況:塚本貴之 リポート:池野健
6月20日仙台放送) 解説:礒部公一  実況:下山由城
6月21日(TBCテレビ)解説:上岡良一 実況:守屋周
というスタッフだったようです。実際の番組を見ていないのでオフチューブだったのか現地乗り込みだったのかは分かりません。

*1:細かいことを言えばABCラジオのアナウンサーはABCテレビの所属。めんどくさいので今回は細かい事には触れない。

さいもも、7月から土曜朝ワイド NACK5

「TBC POWERFUL BASEBALL」の「開幕まで待てないスペシャル」(6月18日18:00-20:00)と「開幕前日スペシャル」(6月20日18:00-21:00)、それに「火曜日のアナウンス部」スピンオフ「今夜は一時間アニソン三昧」(6月18日20:00-21:00)までradikoタイムフリーで聴き終えました。
今週から「TBC POWERFUL BASEBALL」のオープニングテーマ音楽が変わりましたね。
「開幕前日スペシャル」は林田悟志アナの進行でスポーツアナたちが楽天イーグルスが優勝する理由という、いつかテレビでやった特番のようなことをプレゼンする内容でした。その3月に放送されたテレビの特番「イーグルスが優勝する100の理由」にも出演された袴田彩会さんも生電話インタビューの形で出演されました。今やユーチューバーとして里崎智也さんの配信番組のアシスタントとしてブレイクされている袴田さんですが、林田君と「やえたん」は東北放送のアナウンサーの同期。そういえば今年の開局記念日、5月1日の林田君のラジオ「ランチボックス-L」はトークテーマが焼肉ということでTBCの焼肉奉行だった肉食女子「やえたん」に肉について電話インタビューをしたのでした。同期だと電話ゲストに呼びやすいのかな。(林田君と「やえたん」にはもう一人同期が居て…という話は、し出すとややこしくなるので、しません。)
「今夜は一時間アニソン三昧」は「名探偵コナン」大好きの林田君と三浦菜摘アナの2人で趣味に走ってアニメソングをかけまくる企画。私が1時間聴いてて知ってる曲が1曲しかなかった。私のことはどうでもいい。三浦アナは入社したらアニメのラジオ番組をやりたいという夢があったようなのですが、入社3か月で叶ってしまいました(笑)。漫画大好き人間なのですね。で、どこかのFM局の番組をパクったようなこの特番にゲストとして登場されたのは、一人が仙台市内でアニソン酒場(?)を営む男性、もう一人が東北放送きってのアニオタだった斉藤百香さん。FM NACK5の番組が終わった後のスタジオから電話で出演され、「NARUTO」について語ってくれました。
TBCラジオには伝統的に(?)アニラジ番組が無いので、百香さんはラジオの音楽番組「・・・Love Music」の担当を引き継いだ時にアニソンを掛けるコーナーを作っちゃったのでした。東北放送を退社した後はNACK5の公開放送*1の音楽番組『キラメキ ミュージック スター「キラスタ」』でアニソンを掛けています。
せっかくなので百香さんがTBCラジオに出た翌日、6月19日放送分の「キラスタ」を聴いてみました。この日は水・木パーソナリティの三浦祐太朗さんが結婚を発表されてから最初の放送ということで、百香さんの当たりが強い。何か言うことがあるでしょと三浦さんを諭し三浦さんの口から、7月からアニメのオープニングを担当します。ちがうだろ(怒)。いや(笑)。三浦さんが百香さんレベルの重度のアニオタということで、三次元の奥さんと二次元の嫁たちとの関係整理について追及され、奥さんが寛大なのでこれまでどおりだというような話になり、百香さんはアスカ・ラングレー張りに「気持ち悪い」とつぶやくのでした。
さて、そのFM NACK5。7月改編で「キラスタ」の直後に放送されている夜ワイド「Nutty Radio Show THE魂」水曜担当のかえひろみ夏江紘実)さんの卒業や日曜朝ワイド「びーさんぼーいず〜Be SUNDAY BOYS〜」内の箱番組「にっぽん全国ひろし旅」の石原あつ美さんの卒業、土曜の朝ワイド「愛 Love Saturday」の終了などが発表されています。かえひろみさんも石原あつ美さんも土曜の番組を担当されている元モエヤン池辺愛さんも、皆さんご出産を間近にしての降板のようです。おめでたが重なっての改編のようです。
で、新しい土曜の朝ワイドが、このように発表されていたのでした。

【タイトル】

すももも 百香も もものうち 〜ももラジ〜


【パーソナリティー

斉藤百香


【放送時間】

毎週土曜日 5:00~8:00(7月4日(土)スタート!)

 ―『7月からの番組情報【6月24日更新】 - FM NACK5 79.5MHz(エフエムナックファイブ)』より

百香さん、いや、「さいもも」さんって愛称で通っているのかな。月曜から木曜の夕方2時間枠プラス土曜朝3時間とは、もはやNACK5の顔じゃないですか。東北放送時代は考えられなかった厚遇っぷり(って書いたら東北放送に怒られるか?) ありがちなタイトルな気がしないでもないですが(ググるインターネットラジオで似たような番組名があるみたい)、それはそれ。さいももワールド全開で暴れまわってください。陰からささやかながら期待しております。

なお、「にっぽん全国ひろし旅」(日曜8:40-9:00、ひろしとは元官僚で元大分トリニータ社長の溝畑宏さん)は石原さんの事務所の後輩である杜野まこさんが担当されます。

*1:現在は新コロのせいで非公開

名作をポケットに

昨夜のこと。帰宅すると父が「伊豆の踊子」を見ていました。BSプレミアムで、百恵ちゃんと友和さんのやつです。
あぁ息子さんが声優さんと結婚したからだっけ。ちがいます。
映画が終わってから番組のお知らせを挟んで、「名作をポケットに」という番組が放送されました。先日亡くなられた大林宣彦さんが「伊豆の踊子」の舞台となった地を歩く番組です。2001年だかに放送されたものというテロップが入ったかと思います。
Wikipediaで「伊豆の踊子」を引くと川端康成自身が『伊豆を旅した19歳の時の実体験を元にしている』と説明されています。作品背景、作品評価・研究という項目に力が注がれているのね。
そこにも出てくる話で、踊子さんが野天風呂で素っ裸で「私」に手を振るというシーンがあってとても有名なシーンだそうなんだけど、大林さんがこの役は17,8の女優さんではなく13,4の処女でなければならない、とかいう発言をしていて、あぁ大林宣彦ロリコン説はここから出てくるのか、と思ったり。大人っぽく見えるけど子供なんだというところからくるのだろうけど、児ポ法ができてしまった今となってはこの法律が撤廃されるまで叶うことは無いお話になってしまいました。いやこの番組が収録された時点で児ポ法はまだない。物語の舞台は大正時代だし、踊子は幼くても行く先々で性的なサービスをして糊口をしのいでいるという先入観とかあったりしたのだろうかとも思ったり。ただこの踊子は決してそんなことをさせられたりはしていない生娘で間違い無いのでしょうけど。
何度も映画化されてきたのだけど、百恵ちゃんと友和さんの昭和49年の映画が映画としては最後で、そのあとはテレビドラマとして何度も。その最後は当時共同テレビの星田良子さんとゴマキのコンビで何作か連ドラを作っていたTBSが2002年正月のモー娘。のドラマスペシャルの一作として作ったものらしい。ゴマキの相手役は小橋賢児くん、「ちゅらさん」が終わった後ぐらいの時期だから適役か。当時の私は星田さんとゴマキのコンビのドラマなら見ているはずなのだけどこれは記憶がない。ゴマキが素っ裸でテレビに出るわきゃあないし。
それはそれとして、Wikipediaで「伊豆の踊子 (1974年の映画)」を読むと、ホリプロが最初に声を掛けた監督が大林さんだったそうで。大林さんは番組中でずっとこの作品を撮りたかったと話していたけど、このときは予定が合わなくて叶わず、そしてついに撮ることは無かったのですね。ただ、大林さんはグリコのCMで百恵ちゃんと仕事をしたことがあるそうです。友和さんもホントはオーディションで別の人に決まりかかっていたのを本作の監督になった西河克己さんが御破算にして、その方は別の役でワンシーンだけの出演にされてしまったそうな。その方は当時東大生だったのだけど後に『2005年のホリエモン騒動の際に、ライブドアの顧問弁護士としてブラウン管に登場した』のだそうです。西河監督が友和推しだったのはグリコのCMだったらしいです。百恵ちゃんについても制作経緯、興行成績の項を読んでいると、当時はさほど売れていたわけでは無く売り方に困っていて、西河監督が1963年に吉永小百合版で一度「伊豆の踊子」を撮っていたので他の作品よりやりやすいからやった、興行も全く期待がされておらず惨敗予想だったのに意外に健闘したという話のようで。百恵ちゃんはオリコン1位を4曲しか獲っていないのだけど、その初めての1位が「伊豆の踊子」がカップリングになった「冬の色」。人生どう転ぶか分からないねという話ばっかりです。このあと赤いシリーズ第2作「赤い疑惑」で再び百恵ちゃんと友和さんが共演し、結婚に至るわけです。
いちいち驚きながら番組を見ていて、最後にもうひと驚き。スタッフロールを見ていたら「NHK東北プランニング」という社名。なんで? と動転していると、番組終わりのクレジットに「NHK仙台」! これNHK仙台放送局が作ったことになってる。Wikipediaで「NHK仙台放送局」の過去の主な制作番組を見ても載ってない。番組のナレーションを担当した山本和之アナ(当時)のWikipediaページに「名作をポケットに(ナレーション)」を書いてあるのを見つけ、たしかにNHK仙台にそういう番組があったのだなという痕跡を見ることができました。

いまさら「ラジオ番組表」レビュー 2019秋-2020春

何だか観測気球だか使徒だか判らない白い物体が宮城の空に浮かんでいたらしいですね。何処に在ったんだろう、見つけられなかった。ホントに私は宮城県に暮らしているのでしょうか。
生きてるんだか死んでるんだかわからない暮らしをしていたら、三才ブックスから「ラジオ番組表」2020春号が発売されて早ひと月が経とうとしています。っておまい、2019秋号の話もまだしていないジャマイカ

2019秋号を振り返る

ラジオ番組表2019年秋号 (三才ムック)

ラジオ番組表2019年秋号 (三才ムック)

  • 発売日: 2019/10/28
  • メディア: ムック
秋号は「読者が選ぶ好きなDJランキング」の発表がありますので、その1位となった女性アイドルが表紙になるのが恒例です。今回はTEAM SHACHI*1坂本遥奈さん(とCBCテレビの永岡歩アナ)。かっこ書きなのには深い理由があって、二人が担当していたCBCラジオの番組「ナガオカ×スクランブル」が昨秋の改編で終わってしまったこと、さすがに男性局アナが表紙は…という忖度もあったかもしれません*2。晴れの第1位のインタビューが半分最終回の報告になっています。実は前の年の秋、2018秋号ではAM部門の1位ということで二人で裏表紙になってはいたんですけどね。2019秋号の裏表紙はCBCラジオの新しい夜ワイドの広告になっています。坂本さんも引き続き担当しますが永岡アナは別の番組の担当になったようです。
DJの人気投票と言えばかつては「ラジオ番組表」ではなく「ラジオパラダイス」という雑誌で行われていました。その時殿堂入りになったのが小森まなみさん。TBCラジオでは「Pop'nパジャマ」*3(1994年10月-2011年6月)という番組を担当していましたが、彼女の代表的な番組と言えば東海ラジオの「Radiかるコミュニケーション」(1984年10月-2009年10月)になるかと思います。2019年9月に行われた「東海ラジオ大感謝祭2019」においてこの番組が1日限りで復活し生放送が行われたということで、そのレポートが巻頭カラーページに2ページで特集されています。春秋の定期改編情報に特化している本誌に於いて大変珍しいことです。小森まなみさんは「Pop'nパジャマ」を休養ということで終了して以来ほとんどメディアに登場していないので、その意味でも珍しい読み物かもしれません。
それを除けばいつもの通りと言いますか。今更ですが中身を少しだけ。
表紙裏は恒例のMBSラジオradiko番組バナーが勢揃いのMBSラジオの広告。その隣のページのMBSラジオのパーソナリティのインタビューは「アッパレ伊波!1名様やってまーす」の伊波杏樹さんという声優さん。
「番組改編トピックス」はネタが足りなかったのか、トップニュースがニュース、ニッポン放送の「ザ・フォーカス」でした。まさかこれが3月で終わらずに6月まで続くとはこの時誰も知らなかったのでした。驚くべきはNHK第一の新番組紹介に2枠使っているということ。つい何年か前までNHKの改編を黙殺し続けてきたのがウソのようです。47あるAMラジオ局のうち39局の改編ニュースが6ページに亘って記されており、東北放送からはスポーツアナがスポーツを語る番組「Come 火6 Sports」*4が紹介されました。
番組表はAM局、NHK、FM局、ラジオNIKKEIそしていまは亡きV-Lowマルチメディア放送、i-dio。この2ページが最後の番組表の掲載となってしまいました。今でも防災ラジオに採用されている福島県喜多方市静岡県焼津市兵庫県加古川市では何かしらの電波が発信されているのでしょうか。
そのあとはAFN東京の番組表、海外日本語放送スケジュール、全国332局コミュニティFMリスト、最新版全国放送局周波数リスト、50音別タレントINDEX、全国AM番組ネット局一覧表と続きます。
もう平成も終わって令和になったことだし、拙blogのメインコンテンツ(笑)だった「全国AM番組ネット局一覧表」正誤表の作成はもう止めましょう。2019秋号でおやっと思ったのは、番組が放送されている欄の網掛け(少しグレーの色が付いていること)が無くなったこと。黒の濃淡が読みにくいとか苦情でもあったのかな。
「全国AM番組ネット局一覧表」の下段にある「番組INFORMATION」は私が毎号注目しているところですが、いわき市が生んだ三大お笑い芸人*5のひとり「あかつ」さんの番組「大相撲 あかつ部屋」が紹介されていました。地元のラジオ福島山梨放送で放送されていたようですが、この春で終わったのかな?
巻末カラーページでは53あるFM局のうち33局の改編ニュースを5ページに凝縮。名古屋の外国語放送免許のFM局「RADIO NEO」も新番組情報があったのだけどね、3か月後に大半の番組が終わってしまい半年後に閉局の発表があるだなんてこの時は知る由もありませんでした。
そのあとは恒例の好きなDJランキングの結果発表とインタビュー。でんぱ組.incのメンバーにハロプロのメンバー、と女性陣の中に黒一点、ふくしまFMの加藤漢太さんが今回もランクインしています。
裏表紙裏には三才ブックスが各地方で活躍するラジオパーソナリティ8名にロングインタビューをした書籍「ローカルラジオスター」の広告。買ってはいるのですがまだ読んでいません。東北地方を代表してTBCラジオの当時の午後ワイド「漢太のウキウキラジオ」の後を受けてスタートして早や15年、「ラジオな気分」のパーソナリティ、ロジャー大葉さんのロングインタビューが載っています。

2020春号は女子アナ特集号

ラジオ番組表2020年春号 (三才ムック)

ラジオ番組表2020年春号 (三才ムック)

  • 発売日: 2020/05/22
  • メディア: ムック
誰?
今AMラジオ業界では有名なアナウンサー、山陰放送の森谷佳奈さんです。何でこんなことになってしまったのでしょうね。私はTBCラジオ「スベル兄弟」の裏番組のため聴いたことがないのでよくわからないのですが…。
TBSラジオ爆笑問題の日曜サンデー」の「全日本ラジオ新番組選手権」の2016年の大会で彼女の番組「森谷佳奈のはきださNight」がグランプリを獲得してから4年で「ラジオ番組表」誌の歴史上はじめての局アナの表紙へと駆け上がってしまいました。(前述のとおりCBCテレビの永岡歩アナも表紙に登場しているのだが、これはメインでないせいか男性アナウンサーのせいか歴史上には含まれないようです。)
爆笑問題太田光さんは個人的にradikoプレミアムで地方局の番組を聴き漁っているようですが、地方局のローカル番組であってもradikoプレミアムで全国にリスナーができてしまう世の中になっていることを改めて思い知らされます。こういうことを書くと、LINE LIVETwitterを駆使して世界に打って出た「スb(ry.
今号は女性アナウンサーが表紙を飾ることに象徴されるように、女性ラジオパーソナリティに注目した作りになっています。巻末カラーページでは特集「AMラジオ局女性アナウンサーインタビュー」。表紙の顔である森谷さんと民放3キー局のアナウンサーは1ページずつ。TBSラジオからは「久米宏 ラジオなんですけど」などを担当する堀井美香アナ、文化放送からは「くにまるジャパン」などを担当する西川文野アナ、ニッポン放送からは午後ワイド「DAYS」を担当する東島衣里アナ。このほか、各地方のローカル局の女性アナウンサー8名のインタビューがあります。他所の県のラジオ局の局アナなんて知らねぇよ、という向きもあるかもしれませんがこういうところに目を向けてみるのも乙なものです。
そして、24年ぶり! の別冊付録が付いています。女性ラジオパーソナリティに特化した「ラジオ局別 女性パーソナリティ名鑑2020」、正味64ページの小冊子です。たぶん各放送局にタレントや声優ではないラジオパーソナリティ、女性アナウンサーの顔写真と担当番組のデータをお願いしたんじゃないのかな。このため2020春号は通常より高い¥1,200(+税)となっております。
東北放送でいいますと、安東アナ、大久保アナ、長田洋子さん、熊谷アナ、佐々木真奈美さん、佐藤智恵子さん、須口まきさん、名久井アナ、藤沢アナ、宮田敬子さんの計10名が50音順に紹介されています。六華亭遊花師匠は今やフリーアナウンサーではなく落語家ですから対象外になります。誕生日(女性なので年は書いていない)、出身地、趣味・特技、担当番組の簡単なデータと、もちろん顔写真もカラーで載っています。
TBCラジオに関しては局のwebサイトに番組を持っているパーソナリティのページがあるので、そこにアクセスすればより大きな顔写真が見られますが、たとえば野球中継を聴いていてこず姉って誰?とか鬼ちゃんって誰?と思ったとき、HBCラジオのパーソナリティが載っている最初のページを見ると斉藤こずゑさんが、RKBラジオのパーソナリティが載っている真ん中らへんのページを探すと鬼橋美智子さんが載っています。50音順と言ったけど局別の50音順なので、HBCラジオは北海道のAM局だから最初に書いてある、RKBラジオは九州のラジオ局だからAMの終わりの方、つまり全体の真ん中、FM局は後ろの方という並びは放送局の種類に詳しくないと難しいかもしれません。目次も索引も無いので。また、NHKに出ているフリーアナウンサーは掲載がありません。
何処までがフリーアナウンサーかという掲載ラインの線引きは各局に任されているのかな。Date fmエフエム仙台)は、丸井汐里さんしか載ってない。いろいろあって局アナがいなくなり、ミニ番組のアナウンスをやったり局アナ的な感じになりかかってる気もするから納得の人選ではありますが、朝から午前のワイド番組を担当している風間みなみさんと舟倉薫さんぐらいは載せてほしかったなぁ。
他にも宮城県関係者で言いますと、FM NACK5の項にTOKYO MXでニュースの影読みの仕事も始めたフリーアナウンサーで夕方の公開生放送の音楽番組を担当している斉藤百香さんが載ってないのは、声優事務所に所属する声優さんという扱いなのかな。逆にラジオ日本の項にはこの春金曜の午後ワイドのパーソナリティに就いたアイマス声優でタレントの杜野まこさんが載っています。文化放送の項では3月までNHK仙台「てれまさむね」のキャスターを務めこの4月から契約アナウンサーとなった松井佐祐里アナや、「走れ歌謡曲」木曜(水曜深夜)パーソナリティの佐藤千晶さんも載っています。
AMとFMをまたにかけて出演するフリーアナウンサーはどうなるかというと、AMとFMの2か所に載っています。極端な話、関西で活躍されていらっしゃる南かおりさんはMBSラジオラジオ大阪ラジオ関西と3か所に掲載されています。

特集以外の通常の内容も見ておきましょう。
表紙をめくると表紙裏は恒例のMBSラジオの広告。その次のページのこれまた恒例のMBSラジオのパーソナリティのインタビューは、昨年11月にスタートした2025大阪万博応援番組「ばんぱく宣言われら21世紀少年団」を担当する若手局アナ4名。メインの三ツ廣政輝アナは男性ですが他の3名は女性で、ここでも女性アナウンサーにスポットを当てる今号のコンセプトが当てはまっています。
「番組改編トピックス」はトップニュースこそ「ファーストサマーウイカオールナイトニッポン0(ZERO)」などニッポン放送の全国ネット番組の情報で、NHK第一・FM、FM東京JFN系列、ラジオNIKKEIの情報はあるのですが、通常は何らかの言及があるTBSラジオ文化放送が制作する全国ネット番組について触れられていません。その代わり、同じ三才ブックスから出ているムック本「ラジオマニア」に載りそうなコロナ禍におけるラジオ界の影響について、放送作家の河野虎太郎氏が一筆したためています。そしてRadio NEO(愛知県)、FM PORT新潟県)という2つのFM局の閉局発表という悲報についての記事があります。
「AM改編NEWS」では東北放送に関しては土曜の新しい午前ワイド「サタディ・イン・ザ・パーク」が紹介されています。ほかに注目は、吉本興業の大崎洋会長がKBS京都ラジオ沖縄のそれぞれで新番組をスタートさせること、大分放送が「スーパーワイドぴいぷる」を思い起こさせるような超長時間ワイドを編成することとか。大分放送と言えば間の悪いことに社員が新コロに感染して夕方のテレビのローカルニュースを縮小しバラエティ番組で穴埋めせざるを得なくなるという非常事態が起きてしまったのでした。ラジオはうまく乗り切ることができたのでしょうか。
その次には「ラジオスターターガイド」。「そもそもラジオってなに?」「ラジオって面白いの?」といった、私からしたらおよそ考えられない基本的というより話の前提条件みたいな部分についてラジオのことを知らない人向けに説明されています。この見開き2ページに限り、コピーしたり拡散することが許されており、三才ブックスのサイトでpdfファイルをダウンロードすることができます。なんだかラジオってものがあるみたいなんだけどレベルの方はぜひダウンロードして一読していただければと願います。
www.sansaibooks.co.jp
目次のページの手前。実は2019秋号にも載っていたのですが、「ラジオライフ」誌のバックナンバーをpdf化したDVDの広告となっております。興味のある方は上記の三才ブックスのサイトからどうぞ。
では目次。前号までは「日本全国106局最新タイムテーブル」だったのに、今号では「105局」になっています。次号でさらに「103局」に減ります。
今号は諸般の事情により恒例の4月27日ではなく、5月22日に発売となりました。そのため、ニッポン放送ABCラジオは4月ではなく5月のタイムテーブルを掲載しています。
言い換えますと大概のAM局*6は4月のタイムテーブルが載っていてナイター中継の時間帯にはナイター中継と書いてある*7。発売が4月であろうが5月であろうが局が発行するタイムテーブルは4月から9月まで、もしくは4月から6月までと銘打っており、ナイター中継が放送されなくなったところでその部分が書き換えられることはなかったのです。拙blogのコメント欄には以前、番組表には第2稿があって・・・という書き込みがあって、実際昔は改編当初と放送予定が変わって番組表が訂正されることがあったのでしょうけど、今回についてはそんなことはどうやら無いようです。
逆にニッポン放送はナイター中継の部分が火曜から木曜はナイターオフに放送されていた「ザ・フォーカス」のまま、金曜は「フライデーナイタースペシャル」、土曜は「スペシャルプログラム」となっています。3月19日に終了するはずだった「ザ・フォーカス」は6月4日に最終回を迎えました。ニッポン放送は夕方ワイドが刷新されるなど7月改編が発表されています。
ニッポン放送の夕方が変わる! | ニッポン放送 ラジオAM1242+FM93
ABCラジオは火曜から金曜の夜の時間帯、土日の午後ワイドの枠の中に6月19日以降プロ野球中継が入ることとなります。
一方、基本的にプロ野球中継と無縁なFM局はFMOH!改めFM大阪が2020-05と明記されているから5月のタイムテーブルなんだろうなと思うわけですが、毎月タイムテーブルを発行しているはずのFM東京のタイムテーブルが5月のものではなく4月のものなわけで、そこはアップデートできたはずなのになぜしなかったのかと疑問に思ったり。ただ、この春radiko未加盟だったJFN系FM局のほとんどがradikoプレミアムでの配信を開始したのですが、そのことには対応できています。今やradikoと無縁なのはFM徳島が全国唯一となりました(AM局ではNBCラジオ佐賀もです)。
ラジオNIKKEIの番組表のあとはAFN東京の番組表、海外日本語放送スケジュール、全国333局コミュニティFMリストと続いていきます。333とは数の並びがよい。現在運用中の局は332局あり、栃木県真岡市の局が今年11月に開局予定です。が、本書の発売後というかつい最近、6月11日に秋田県大館市の局に予備免許が下りました。こちらも今年11月に開局予定なのだそうです。申請者が「(設立準備中)」とあるのが気になるところですが(登記が済んでいないだけ?)上手く立ち上がってくれると良いですね。
ところで、宮城県に関することで、大崎市の「おおさきエフエム放送(Bikki-FM)」が中心部の大崎市古川から7kmほど南に離れた大崎市役所三本木庁舎*8に引っ越したらしいです。例によって三才ブックスよりも詳しい個人サイト「でんぱでーた」さんからの情報なのですが、局の公式webサイトでは本社もスタジオも大崎市古川のまま。だけど局のTwitterを見つけて読んでいくと、昨年6月15日から三本木で放送していると言います。もう1年経ってるじゃねーか。これは局の方も移転の周知をしないとよくないと思う。私と三才ブックスだけが気づいていないだけという事ではないと思う、思う・・・。
「最新版全国放送局周波数リスト」。今号から兵庫県香美町福島県昭和村で行われている地元局のFM再送信、ギャップフィラー局の掲載を始めました。福島県昭和村ではNHK第一ラジオ福島ふくしまFMが9局ずつ。兵庫県香美町ではラジオ関西が11局にNHK第一が8局。延べ46局分のデータが増えました。香美町では局によって出力が異なっているはずなのだけど本書では全局同じにされているので注意が必要です。そんなこともあってFM中継局は増え続けているので、今号ではAM、FMあわせて8ページ半。半ってのがねぇ。残りの半ページが丸々大きな余白になっているのが気になります。「ラジオマニア」や「ラジオ受信バイブル」や「必聴ラジオ100」で過去に書いた記事から何か引っ張ってきて埋めるとか、三才ブックスの広告(ラジオ以外の出版物も出しているのだから)とか何か埋めるものは無いのでしょうか。
8ページ半ということは見開き左側が周波数リストの最後のページ、右側が「全国AM番組ネット局一覧表」の最初のページということになります。今号では「全国AM番組ネット局一覧表」が通常の4ページ、40番組から1ページ増えて5ページ、50番組になりました。これにより「全国AM番組ネット局一覧表」のあとに「50音別タレントINDEX」が来ます。こちらは2ページのままです。こんなことになったのはV-Lowマルチメディア放送、i-dioが3月で閉局して2ページ空いたからです。今秋に出るであろう2020秋号ではFM局が2局減ることがわかっているので4ページ空きが出ます。さて何で埋めましょうか、それとも紙を1枚減らしましょうか。私の希望としてはNHK第一と同様にNHK-FMも2ページに広げてほしいと思うのですが、NHK第二は1ページで間に合うのでページ配分に困ってしまうかな。何か新しい企画が考えられれば良いのですが。
巻末カラーページはまず「FM改編NEWS」5ページ、Date fmからはホヤ娘、萌江さんの新番組「Got Emo?」とアナログのLPレコードを1枚掛ける新番組「33rpm」が紹介されています。FM局はAM局より局数が多いのだからこのページもそろそろ増やしてほしいですね。そのあとは冒頭に述べました女性アナウンサーのインタビューが6ページ12名。そして秋号に最終結果が発表される「好きなDJランキング」の中間発表と続き、裏表紙裏は三才ブックスの「ラジオ受信バイブル2020」と「必聴ラジオ100」の広告となっています。
裏表紙は久しぶりに一般企業。いや音響芸術専門学校という専門学校の広告になっています。


さて、「好きなDJランキング」の投票締め切りは9月14日必着。その後編集スタッフが一生懸命集計作業を行い票数上位のパーソナリティへの取材と秋号の制作作業が進んでいきます。しかしAMラジオの編成の根幹ともいえるプロ野球は新コロのせいで今年は6月19日開幕、レギュラーシーズンだけでも11月7日まで、その後パ・リーグの1位、2位チームによるクライマックスシリーズとその勝者がセ・リーグ優勝チームと行う日本シリーズで11月いっぱい野球シーズンが続きます。さて、地元にプロ野球本拠地が無い地方のAM局は機械的に9月28日(もしくは10月5日)から秋編成に入るのでしょうか。キー局の一つ、TBSラジオプロ野球中継から撤退しているので機械的に「アフター6ジャンクション」のネットをするだけかもしれません。もう一つのキー局、ニッポン放送は基本的にとことんプロ野球をやる立場なので10月、11月の2か月間地方局向けに裏送り専用番組を制作しなければならないことになるのでしょうか。東京にあるもう一つのAMラジオ局、文化放送は「ライオンズナイター」を10月末まで放送することを明らかにしていますのでナイターオフ改編は10月はじめと11月初めの2段階ということになりそうです。
2020秋号の発売は例年は10月27日ですが、今年は春号同様1か月程度遅らせざるを得なくなるのではないかと想像します。果たしてどうなりますことやら。こちらとしてはナイター中継を楽しみラジオ番組を楽しむだけです。

*1:チームシャチと書いて単に「シャチ」と読むのだそうです。

*2:単に男性が表紙というだけなら2008春号でケンドーコバヤシさんが表紙になっています。2006秋号でおぎやはぎさんたちも表紙になっているそうですが、私はその号は持っていないのでよくわかりません。

*3:正式なタイトルは何度か変更されている。

*4:「カムカムスポーツ」と読みます。

*5:あとの二人はアルコ&ピース平子祐希さんと宇宙海賊ゴー☆ジャスさん。テレビ東京の佐久間宣行さんは含まれません。

*6:ニッポン放送ABCラジオプロ野球中継から撤退したTBSラジオラジオ大阪RBCiラジオを除く42局

*7:プロ野球中継が基本的に土曜午後のみであるNHK第一は土曜午後が「プロ野球」と書いてある

*8:合併前に三本木町役場があった場所で、大崎市議会もここにある