花よりおだんご

昨日は仙台でも桜の満開が発表されたそうで。
拙blogではしばらく殺伐とした話題が続いているので、今日はひと休みしてお花見、ではなくおだんごのお話をひとつ。

今年1月に見つけて、いつかネタにしようと写真に撮っておいたものです。
県道番号の標識は国道と異なり六角形をしています。六角形は英語でヘキサゴン! マニアな人たちは略して「ヘキサ」と呼んでいるようです。そんな標識が縦に2つつながっているものをマニアな人たちは「おだんご」と呼びます。
ひとつの道路がふたつの県道路線になっているということはよくあることです。今回は、宮城県道23号(仙台塩釜線)と137号(荒浜原町線)の2路線の経路になっているという意味があります。しかしながら、わざわざ2つの路線番号を示してあることはそんなに多くはありません。そもそも、仙台市内には県道番号の六角形の標識が建ってなかったはずなのです。
路線名が書かれている六角形の標識ならあります。起点標を兼ねた(?)横長の矢印ぽく見えるタイプの標識(マニアな人たちは「そとば」と呼んでいるのだそうです)ならあります。交差点の案内標識にはだいたい県道番号が入っています(ただし、このおだんごがある近辺の交差点の案内標識に23という数字は入っていますが137という数字は入っていません)。しかし県道番号だけの六角形の標識は無かったはずなのです。
県道は基本的には県の道と書くぐらいですから県が県の金で整備するものですが、仙台市政令指定都市なので市内の県道の整備も仙台市の権限で行います。なので道路標識もたぶん仙台市が出せる予算の範囲内で建てているはずです。そのせいか仙台市内の県道で県道番号の標識を見たことは私の知る限りありません。
更新停止して久しい「宮城県道時刻表」*1に県道標識の写真集のページがあります。
http://miyagi-pref.road.jp/hexa/hexatop.html
まぁ統一感の無いこと(笑)。六角形の中に県道番号が書いてあるものもあれば県道名が書いてあるものもあるのですが、県道番号が書いてあるものは名取市など仙台市の外側で撮影されたものだけでして、仙台市内にはなかったはずなのです。それがひとつだけでなくふたつ、おだんごになって建っているというのが大変珍しいのです。

ちなみに、このおだんごが建つ場所は若林区六丁の目南町、「フレスポ六丁の目南町」の敷地になるのかな、「ゆず庵仙台六丁の目店」前の歩道です。
このおだんごの反対車線を望むと…

ある種の人たちにとっての聖地(笑)。
斜め向かいには魁力屋があり、近くには山神山人があり、ラーメン店の激戦区です。わかる人だけ笑ってください。

*1:公式なものではなく個人作成のホームページです、ねんのため