なとらじ801、8.01に8時間の記念番組

7月30日の河北新報から。17面、県内版にコミュミティFMに関する記事が2つ載っています。ひとつは松島町の松島二小と塩釜市の浦戸小の児童が地元の謎や秘密などを調べ、成果をコミュニティFMの番組内で発表するというもの。何故か河北新報のニュースサイトには上がっていません。もうひとつが拙blog的には本題。
kahoku.news
別件でこのところ総務省電波利用ホームページの無線局等情報検索を定期的に検索しているのですが、新規の免許を調べると「エフエムなとり」が出てくるようになりました。7月1日付です。よくよく見ると免許人が「株式会社エフエムなとり」になっています。
名取市コミュニティFM局の運営法人は正しくは「特定非営利活動法人エフエムなとり」でした。いわゆるNPO法人です。株式会社ではないので資本金の概念も無く、局のサイトの法人概要でもわざわざ『資本金 0円』とかいてあ・・・『資本金 1250万円』に書き替わってる。それどころか、『開局 コミュニティ放送局として:2022年7月1日』と開局日まで書き替わっている。いったん6月30日で閉局宣言したのか? 岐阜県の県域FM局が経営不振から運営会社を変更した際、開局日を前身会社から通算せず新会社が運営を継承した日を新たに開局日と称した例があります。だからといって「エフエムなとり」に関してはNPO法人時代と株式会社化されたあとでスタッフはほぼ変わっていないようです。改めて、上記リンク先の記事をコピペ。

「エフエムなとり」地域密着を加速 8月1日8時間の生放送番組
2022年7月30日 16:00


 宮城県名取市のコミュニティーFM「エフエムなとり」の運営会社が今月、NPO法人から株式会社に移行した。記念イベントとして周波数80・1メガヘルツにちなみ、8月1日に8時間の生放送番組を放送する。東日本大震災を機に誕生したFM局をさらなる地域密着メディアに成長させる。

  • 震災を機に誕生、株式会社へ移行

 記念番組は正午~午後8時、同市増田のスタジオから放送する。タレントの本間秋彦さんらをゲストを招くほか、市民パーソナリティーによる特別番組、市内の子どもたちのインタビューなど多彩な企画を準備する。リスナーへのプレゼントもある。

 「8時間の生放送は初の試み。(愛称の)『なとらじ』が、もっと市民に愛されるきっかけにしたい」とパーソナリティー4年目の佐々木彩香さん(33)、2年目の内野壇(まゆみ)さん(31)が笑顔を見せる。

 同局は2011年4月に開局した市の臨時災害放送局を前身とし、15年3月からNPO法人が運営した。イベントのリポートや地元のスポーツ少年団、サークルの紹介など名取の魅力を伝えてきた。

 株式会社化は財務基盤と発信の強化が狙い。出資金1250万円のうち600万円を市が出資し、スタッフはNPO法人からほぼ引き継いだ。放送時間は24時間。市から年間約2000万円で災害情報発信などの委託を受ける。

 「市民に認知されてきた手応えはあるが、まだまだ入り口」と、4年前に参加して社長に就任した佐藤義晴さん(66)。「今後は自社制作率を25%から30%に高めたい。より市民に近づき、リスナーにも近づいてもらえるコミュニティーFMを目指す」と強調する。

拙blogコメント欄で指摘されたんだっけかな、年2千万円の委託料は高すぎるって。
エフエムなとり、株式会社化? - みむめもーど
「なとり市議会だより」No.179(2022.8.1)でも令和4年6月定例会で『エフエムなとりの聴取率向上に努めるべき』という市議からの質問と担当者のやり取りの概要が掲載されています。
そのやり取りを踏まえるかのように社長になられた方はより市民に近づいてもらえるようにしたいと抱負を語っているようです。4年前から参加していたとあるから経営上何が大事かわかっていらっしゃると思うので、まずは期待してみましょう。
周波数80.1にちなんで8.01に8時間の特番を行うそうです。私は仕事で聞けませんが文明の利器を使えば録音して後日聴くことは可能かな。通常放送されている午後ワイドの月曜担当パーソナリティは元エフエム仙台アナウンサーの赤間智美さんなのですが、8月1日は月曜日。ゲストが本間ちゃん(本間秋彦氏)だそうですが、赤間さんと本間ちゃんの掛け合いなんてあったりするのだろうか。あればたぶん赤間さんのエフエム仙台退社以来初めてじゃないかな、かなりレアなものになると思われます。