民放連賞グランプリ候補に「サンドウィッチマンのオールナイトニッポン」も

ちょっとコメント欄に厄介なコメントが来てしまったので、予定を変更して偶然ネットサーフィンをしていて見つけた記事から。
地上波とBSの民放テレビラジオ局のほとんどが加盟している日本民間放送連盟は、毎年「日本民間放送連盟賞」という賞で放送番組、CMや技術についても表彰しています。その各部門賞の発表が9月16日付で出ていたようです。
表彰番組・事績 | 一般社団法人 日本民間放送連盟
ラジオ番組に関するところでは、報道部門はTBCラジオにもこの秋から再登場することになったアーサー・ビナードさんが出演の文化放送の戦争とラジオに関するドキュメンタリー、教養部門は地方のAMラジオ局による組織・火曜会の企画コンペで入選して制作されたラジオ関西制作の兵庫県の県境に関して考察した番組、生ワイド部門はエフエム北海道AIR-G')の金曜の夜ワイドで若者向けの番組らしい、そしてエンターテインメント部門は今年3月11日深夜に放送されたニッポン放送制作の「サンドウィッチマンオールナイトニッポン」だったのです。民放連が出している資料には次のような寸評が載っていました。

 ラジオの持つ力を感じさせるコメントを引き出したサンドウィッチマンの見事なパーソナリティぶりが冴える非常に優れた番組。震災という重いテーマを扱いつつも、エンターテインメントとして楽しめ、メッセージを伝える強さもあり高く評価された。

今や伝説と言ってもいい震災翌週の2011年3月18日深夜にAKB48オールナイトニッポンを差し替えて放送された放送された「サンドウィッチマンオールナイトニッポン」から10年、その後ニッポン放送で始まり今年3月まで放送された「サンドウィッチマンの東北魂」の集大成のような番組で、狩野英孝さんも出演され、当時東北放送取締役だった藤沢智子アナの電話インタビューもありましたね。先日「ぼんやり~ぬTV」に藤沢さんがゲストで出た回の再放送があってあの時の放送についてもちらっと触れていました。
各部門賞には地区予選のようなものがありまして、それを通ったものが中央の審査に掛けられます。民放連の資料にはすべての部門の審査員の一覧も載っていて、ラジオ業界の専門家の方や著名人の名前も見受けられます。たとえば中央審査のラジオエンターテインメント部門の審査員の中には犬山紙子さんの名もありました。
上記4部門の最優秀賞と優秀賞の中から1つ、計8番組の中から後日グランプリが発表され、その番組は全国ネットで再放送されることになっています。もし「サンドウィッチマンオールナイトニッポン」がグランプリとなればこれが再放送されることになります。過去には全5話のテレビドラマがグランプリとなり系列局がそのドラマを放送したという事案もありましたので、「サンドウィッチマンオールナイトニッポン」が再放送されるというのも夢物語ではありません。まぁ期待せずに結果のニュースが流れるのを待ちましょう。
テレビの部もあります。詳細は省きますが、報道と教養の2部門で北海道・東北の地区予選を通ったのがテレビ岩手制作の震災がテーマの番組、ラジオのエンターテインメント部門でもエフエム岩手制作の震災から復活した三陸鉄道に関する番組。ラジオの生ワイド部門で中部・北陸地区の予選を通った東海ラジオの生ワイドも3月11日に震災から10年の企画が放送されたものでした。震災は今なおこんなところに影を落としているようです。
地区予選が無いテレビドラマ部門でキー局制作のドラマたちを抑えて最優秀となったのは福島中央テレビ制作の「浜の朝日の嘘つきどもと」でした。ミヤギテレビでも今年の正月だったか昨年末だったかに放送されて録画はしていたのですが、そのHDDが不調で見ることができないorz. と思っていたら、なんだか映画化されたみたいですね。映画館が舞台のお話ですからね。見に行く余裕があるかな…。