映像研に手を出してきた

MOVIX利府が閉館することになりまして、無くなる前にどうしても一度顔を出しておきたいと思っていました。
閉館記念のリバイバル上映のリストの中に「アイネクライネナハトムジーク」があって、公開されたときに見ないでしまって後悔していたのでどうしても観たいと思っていました。
病み上がりの身体で映画を観てきたと書くと非難するヤカラもいましょうかね。もちろん病を押して見に行ったのではなく体調がよくなってから観に行ったのです。
アイネクライネナハトムジーク」の感想は後に回すとして、せっかく利府に来たのでもう一本何かと思いまして手を出したのが、「映像研には手を出すな!」でした。
おまい、とうとう暗黒面に堕ちたか、と思う向きもありましょうが、私は実写版の主人公の3人が乃木坂46の中でどんな立ち位置にいる人なのかを知らないので、高校1年生という設定を信じて普通の3人の女子高生だと思ってスクリーンに向き合いました。
本来4月、5月に「ドラマイズム」で実写版テレビシリーズを放送した直後に公開されるはずだったわけで、劇場版はまんまテレビシリーズの続編です。タイトルバックはたぶん同じだし。なのでテレビシリーズを見ていない人向けにテレビシリーズのおさらいが語られます。そのうえで映像作品を作って文化祭で上映するという流れになります。
様々な波乱万丈があるわけですが、例によって私は原作を読んでいませんし、1月から3月までNHKで放送されたアニメシリーズは見ていますがそれと同じなところもあれば違う展開もあるわけでそれにとやかく言っても仕方がないことです。悪いのは大生徒會だとか教師だとか目くじら立てず、それはそれ、これはこれ、どちらも楽しく観るだけのことです。実際楽しく観ることができました。
音響部の持つ音のライブラリーを遺憾なく堪能するには深夜にテレビで見るより劇場のスピーカーで聴いた方がよいかとは思います。その点では最強の映像の世界には効果音が大きな役割を持つのだなとこの映画の主題とは外れているに違いないことを思ったりもしました。
映画のパート2は無いのだろうけど(劇場版のラストのセリフで綺麗にオチが付いたと思うので)、原作は続いているようだからアニメ版のパート2はあってもいいかな。原作買えばいいのか。ちょっと考えておきます。