来春のNHK朝ドラ、気仙沼舞台に

おめでたい話なので簡単に。
来春のNHK朝ドラ、気仙沼舞台に 「おかえりモネ」ヒロインは清原果耶さん | 河北新報オンラインニュース
現在放送中の「エール」に続いて東京制作の朝ドラは2年連続で東北にゆかりの作品を制作することになったようです。タイトルは「おかえりモネ」、脚本は安達奈緒子さん、主演は清原果耶さんということです。
気仙沼市の大島が舞台となるというので、大島の有名人である「気仙沼ちゃん」さんに取材してあったりするのが宮城県の新聞らしいと思います。
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現在BSプレミアムで再放送中の「はね駒」でも主人公が現在の宮城学院に当たる学校に進学するために宮城県が登場しますが
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宮城県が登場する朝ドラと言えば「天花」以来となります。2作とも舞台は仙台市。私が生まれる前後ぐらいの「繭子ひとり」で鳴子温泉が登場したらしいですが、気仙沼市登米市が舞台となるのは次作が初めてとなります。
ちなみに「天花」は2004年4月期の朝ドラで脚本は1996年の大河「秀吉」や2002年の大河「利家とまつ」などで知られる竹山洋さん。主題歌はMISIAさんの「名前のない空を見上げて」だったんですね、朝ドラの主題歌だったのか。主演は当時ファッション誌のモデルとして活躍していた藤澤恵麻さん。第1週だけ見て面白そうに思えなかったので以後全く見ることがなかった私は、非国民です。のちに金八先生の第8シリーズで藤沢さんを見る度に俺は非国民だとばつの悪い気持ちになったことを思い出します。
次作はモネというタイトルから画家を目指すのかと思ったのですがモネは主人公の名前だそうで。モネと言えば「睡蓮」ですが登米市栗原市にまたがる伊豆沼・内沼は野鳥だけでなく蓮の花も見所です。気仙沼市の大島や登米市が舞台ということで、震災で気仙沼から登米に避難したのだろうという想像ができます。当然震災は物語序盤の大きな山となるのでしょう。その後主人公が気象予報士を目指すと言います。
気象予報士が関わる朝ドラと言えば「まんてん」があります。2002年9月期のことになるのですね。大阪制作の朝ドラで、種子島出身のヒロインが大阪で気象会社に勤め最終的には宇宙に行きます。主人公は宮地真緒さん、その旦那さんになる役で藤井隆さんが出ていました。この二人が出ていたこともあってこの作品は観ていました。
次作は「まんてん」のようなおもしろ展開にはならないとは思いますが、久しぶりに実在の人物をモチーフとしないオリジナルストーリーになるようなので楽しみにしようと思います。

邪推を2つほど。
現在放送中の「エール」は福島市出身の古関裕而さんをモチーフとしていて主題歌は郡山市の歯科大学で結成されたGReeeeN。だったら気仙沼市が舞台の次作の主題歌は気仙沼市出身の熊谷育美ちゃんになったりするのだろうか。栗原市出身の50TAだったら笑う。この二人だったら他局のTBCテレビでも「ぼんやり~ぬTV」で便乗取材ができるかな。
4月の役員人事で放送総局長が2月に副会長に就いた正籬聡理事の兼務になりました(局のホームページはまだ変更されていない)が、正籬氏は仙台市の出身らしいですね。来年4月期に宮城県が舞台になるのは震災から10年の節目だからだという事らしいですが、2年連続で東北が舞台となるのには制作現場の一番偉い人が仙台の人だからだということは無いですよね。