訳あって文化放送「岩本勉のまいどスポーツ」を3週分聴きました。
昨日（3月9日）は本当なら帰宅したらTBCラジオ「トータルテンボスのぬきさしならナイト」の実質的な最終回を生で聴かなければならないところだったのですが、ネットニュースにプロ野球公式戦の開幕が延期されたと上がっていて、それに対して岩本勉さんが言及したと早速記事になっていたので
岩本勉氏「感染症の専門家の意見も分かりますが…」「大相撲は無観客で頑張っている」― スポニチ Sponichi Annex 野球
radikoタイムフリーで念のために一つ前の番組「ライオンズエキスプレス」を聴いてみると、既に岩本さんが登場していました。生放送なのね。時報を挟んで「まいどスポーツ」。このところのパ・リーグ関連のニュースを独断で語るという内容だったのだけど、ちょうど残念な発表があったので当然これにも触れたわけです。ネットニュースになっていないところでは、岩本さんは文化放送だけでなく北海道放送でも解説をしていて、無観客の札幌ドームのオープン戦中継で解説を担当されたそうなのだけど、その体験を踏まえてラジオなら無観客なことで聞こえる音を聴かせることができるとか、Twitterのつぶやきに応えながら解説をするだとか、できることはあると力説していました。
今回のコミッショナーの発表は無観客はあり得ない、お客さんを入れてこその公式戦だという考えのようですが、野球人としてはこんな状況であったとしてもやっぱりやりたいしやれる方法は無いかと考えたいでしょうね。
一方、日刊スポーツを読んでいると担当記者たちは選抜高校野球を無観客でもやる方針に反対だし、大相撲春場所の無観客開催にも宝塚大劇場の再開にも反対のように見えます。公営ギャンブルの無観客開催に関しての賛否は表明していない気がしますが、社会面では安倍ガーとやりながらスポーツ面では自粛を叫ぶとは訳が分からない。いやこの場合の安倍ガーはもっと早く自粛させればよかったのにということなのか？ 全国の学校一斉休校に際して一面トップに塗り絵用の画を載せるという斬新な企画を組んだりもしたが。
先々週と先週（2/24,3/2）は既に報じられている通り、文化放送の松島茂アナが亡くなられたことによる追悼番組に充てられました。
2月24日の「ライオンズエキスプレス」は普通に進行したものの最後に長麻未アナからこのあと大事なお知らせがありますとアナウンスがあって、時報の後「まいどスポーツ」のオープニングで太田英明アナウンス部長から松島アナの訃報が告げられました。一般リスナーに対してはこの番組で情報解禁になったようでした。岩本さんはほぼほぼ泣き通しだったと思います。様々なゆかりの方が入れ代わり立ち代わり故人の人柄の良さを語ります。たとえば山の神と騒がれた柏原竜二さんはマスコミのフィーバーに嫌気がさしつつあった時、松島アナは柏原さんの好きなアニメ関係のグッズだか何だかを差し入れて温かく接してくれたこと、菜緒ちゃんを紹介してくれたこと。菜緒ちゃん？ 長アナの前任のアシスタント、当時局アナだった八木菜緒さんが柏原さんの奥さんなのでした。
アナウンサーが在職中に亡くなるなんてそうそうあることではありません（たぶん文化放送ではその死が映画化された成田敦子さんぐらいだと思う）が、記帳を受け付けるとアナウンスされ、twitterを眺めていると記帳してきたというつぶやきも見られ、愛されたアナウンサーだったのだなと実感するのでした。
東北放送でも噛まずにスポーツを語る「Come 火６Sports（カムカムスポーツ）」2月25日放送分でこの日の担当だった林田悟志アナが追悼の言葉を述べていました。林田君は松島アナとは歳は離れていますが中・高・大の後輩なのだそうです。
「まいどスポーツ」は岩本さんが引退してすぐ始まり、今年で14年になるんですね。松島アナは番組プロデューサーとして、共演者として、草野球をやったりお芝居の舞台をやったりもしたようですね。何より岩本さんと松島アナは同学年コンビ。私とも同学年なのね、誕生日が来る前に亡くなったので47歳と紹介されていますが。昨年のプロ野球シーズンが終わったところで療養に入りわずか半年。若いから癌の進行が早かったのかな。今年の箱根駅伝中継までに治すんだと意気込んでいたそうだったのですが叶わず、大変残念なことになってしまいました。本来ならこの夏の東京五輪にもジャパンコンソーシアムの一員としてラジオ実況に臨んでいるべき人なのに。松沼兄やんが弔辞で「どうやって今シーズンを迎えていいのか」と述べたそうですが、今年のライオンズナイター、野球だけでなくボートレース中継もやってたんだ、残ったアナウンサーたちがフル回転しなければならなくなりますね。
2月24日は正にお通夜だった「まいどスポーツ」の直後の番組「片山右京DREAM REVIEW」のゲストがなんと岩本勉さん、この番組もアシスタントが長アナ。前の週の続きだそうでたぶん2本撮りだったのだろう。さっきまで涙声だった人が元気にしゃべっていました。
3月2日の「まいどスポーツ」は松島さんの在りし日の音源を流しつつ思い出話。最後に1曲。カラーボトルで「グッバイ・ボーイ」。えっ、あのカラーボトル？ と思ったら、岩本さんがギターで弾き語りの生歌。熱唱で松島さんを送りました。
さて、今年も3月11日がやってきます。
文化放送の日中の3ワイド番組が3月11日に何をやるかについては2月18日付で公表されています。ただこの時点で「くにまるジャパン極」は10-11時台、極シアターの枠しか紹介がありませんでした。これでは9時台もしくは12時台に何かあるかもしれません。
しかし、実際何もありません。まさか当日になってから番組表が変更になってJA共済提供防災の日スペシャルはありまーす、ってことはもう無いでしょう。
これで思いっきりガセネタを叩けます。氏名は伏せますが
大正関東大震災以上に311が酷過ぎた災害だったので今年度から毎年3月11日のみになったそうです。
ふざけやがって。反省しろ。
