ゴルフに力を入れている(?)テレビ局

例の作業は地道に続けていますがちょっと一休み。
おとといは恒例の仙台ハーフマラソン。たぶんラジオはテレビ実況をそのまま流すという態勢は今年も継続されたのではと思いますが、寝てたので聴いていません。
そのおとといは、女子プロゴルフツアーの国内メジャータイトルと呼ばれる4大会のうちの最初の1大会「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」の最終日でした。この大会は昨年末から放映権問題で揉めていた日テレ系テレビ局が関わる4大会の一つでもあります。無事日テレの手によって放送されたようですが、寝てたので視ていません。番組内で女子プロゴルフ協会に対する皮肉の一言でも言ったでしょうか、紳士のスポーツですからそんなことは無かったでしょうね。そういえばすっかり忘れていましたが、一旦は中止扱いにされた日テレ系局、くまもと県民テレビの「KKT杯バンテリンレディスオープン」も4月に無事行われました。
さて、おとといの「サロンパスカップ」の今年の優勝者は渋野日向子プロ。弱冠二十歳でこれがツアー初優勝。現在二十歳の女子プロゴルファーたちは黄金世代と呼ばれ将来有望な子たちが群雄割拠しているとか、この大会で勝つと3年間のツアーシード権がもらえるので毎週予選会に出る必要が無くなって試合に臨みやすくなるとか、それらも勿論大変なことなのですが、拙blogで取り上げるのですから、目の付け所はそこではありません。
渋野プロの所属先が、「RSK山陽放送」なのです。
勿論山陽放送のサイトのトップページを見れば、新着情報の小窓に
RSK所属の渋野 日向子プロがメジャー大会でLPGAツアー初優勝!!』
と書かれています。そこをクリックすると、山陽放送ローカルのゴルフ番組のページが出てきました。
www.rsk.co.jp
テレ東系列局とかBSデジタル放送なんかだと日曜の朝にゴルフ番組ってありそうですけど、地方局が自社制作でそれを作っているというのが驚きですし、そこで「RSK山陽放送」はもう1人の女子プロゴルファーと専属契約を結んでいたことを知り、また驚くのでした。
倉敷市出身の小橋絵利子プロで、2013年にデビューされているそうなのですが昨季の始めに山陽放送と契約をしたようです。そのゴルフ番組に出演されていた縁があってのことかもしれません。
今回優勝された渋野プロは岡山市の出身で昨年プロテストに合格し、今季の初めに山陽放送と契約をしたようです。
山陽放送岡山県にあった放送局ですが、今年4月に大都市圏を除いた地方局では初めて持株会社化し、持株会社RSKホールディングス」の下に岡山県香川県でテレビをやり岡山県でラジオをやる放送局「RSK山陽放送」(アルファベット込みで会社名)という形式になりました。
そんな放送局の前途を祝うかのようなこの度の優勝でRSKの内部は盛り上がっているのでしょうか。まぁ他局はスポーツニュースでいちいち所属先は触れないはずですから淡々と優勝した事実だけを報じたのでしょうけど。

テレビ局が所属先になっている例というのは、熊本県出身の笠りつ子プロがデビューから5年間(2011年度まで)テレビ熊本の所属だったという例がある程度で、大変珍しいことだと思われます。前にも書いたかな、熊本に強い女子プロゴルファーが多い理由の一つである坂田信弘さんの「坂田ジュニアゴルフ塾」をバックアップしていたのがテレビ熊本だったのでした。
RSK山陽放送が女子プロゴルフに力を入れている放送局だとは知りませんでした。一時的なブームに終わらず今後も末永く応援していけますよう、山陽放送にはこれから頑張ってもらいましょう。