ラジオの4月改編が上がり始めました

文化放送4月改編について

今日も今日とて日刊スポーツのwebの芸能欄には病気だ死亡だと悲しい記事がつづきます。
そんな記事の一覧の中に文化放送の4月改編に関する記事が2つ上がっていました。定例社長会見があったようです。記事のひとつはようつべでパーソナリティ発掘番組を配信すること、もうひとつは朝ワイドの刷新です。

屋根裏のプロゴルファー・タケ小山さんの「The News Masters TOKYO」に代わる新番組「なな→きゅう」(4月1日スタート)は『月~木曜のパーソナリティーを元日本テレビアナウンサーでタレントの上田まりえ(32)、金曜を鈴木あきえ(31)が務める』とのことです。
文化放送のサイトでも紹介されていました。
www.joqr.co.jp
『情報を"短く""ライト"にお届けする現代型情報ワイド』というコンセプトに、軽い番組なの? と思ってしまったのですが、よくよく読むと『二人の"明るさ""柔らかさ""人当りの良さ"がリスナーにほっとできる時間を提供します。また、『解説する』という上から目線ではなく、リスナーと一緒に考えていくスタンスで語りかけます。』ということだそうで、硬派なTBSラジオニッポン放送の朝ワイドとは違うタイプの路線を目指すのだと思われます。
土曜の朝ワイドは(報道番組ではありませんが)いとうあさこさんが担当しているので、ワイド番組の設定が無い日曜を除いて文化放送では毎朝女性パーソナリティメインということになります。
上田まりえさんはBS1『ワールドスポーツMLB』土日キャスターは降板することになるんだろうな。スポーツ報知のサイトに『「5時に夢中!」を2日連続で休む』という心配な記事が上がっていますが、健康に気をつけて頑張ってほしいと思います。

文化放送に関しては拙blog的に懸案事項がひとつありました。土曜夜に移転する「A&Gリクエストアワー 阿澄佳奈のキミまち!」の後に何が入るかという問題です。これも文化放送のサイトに載っていて…
www.joqr.co.jp
なんと、「楽器楽園~ガキパラ」の移転でした。『さらに幅広い年齢層のリスナーが楽しめる番組へと生まれ変わります』とのことです。
twitter評論家(←そんなのいるのか、拙blogのコメント欄にはいるんです)が言いそうなことを予想するに、日曜午前の「キミまち」ツイッターは4月からNHK第一「全国子ども科学電話相談」をツイートすることになるのでしょうか。
それはそれとして、次の謎としてガキパラが今いる金曜夜の枠(秋田放送ラジオ福島にもネットされている枠)には何ができるのかという疑問が生じてきます。
ガキパラの異動はなぜかデイリースポーツのwebにも上がっています。
文化放送「ガキパラ」が日曜昼へ枠移動 武田真治、岡部磨知が出演/芸能/デイリースポーツ online
これ、関西ではやってないはずなんだけどなぁ。関西と言えば…

もうどこの系列か分からない、ラジオ関西4月改編

ラジオ関西文化放送と同じく2月19日に早々と改編を発表しました。
jocr.jp
自社朝ワイド(情報番組では無く音楽番組という位置づけになっているんですね)、午後ワイド、土曜朝ワイドも模様替えするようでそれだけでも大変なのですが、問題はネット番組です。その部分だけリンク先より抜粋。

人気番組、ラジオ関西に登場!

ラジオ関西は2009年9月に当時のニッポン放送の夜ワイド「銀河に吠えろ!宇宙GメンTAKUYA」のネットを打ち切って自社ワイド「CRK ミュージックヘッズ」を立ち上げるなど、基本的に夜の番組は自社制作や番組制作会社の番組を中心とする内容でした。そこに2015年4月からTBSラジオ「JUNK」のネットが始まり、自社ワイド縮小やアニラジの整理などの嵐が吹きました。あれから4年、文化放送レコメン!」のフルネットですか。
私は常々TBCラジオを最後まで「レコメン!」のネットに抵抗してきた地方ラジオ局の鑑だと称賛し続けてきたのですが、実はラジオ関西も「レコメン!」をネットしたことはありませんでした。でもナイター中継を中心にRFラジオ日本とつながりが深くJRN、NRNというラジオネットワークに属していないラジオ関西が「レコメン!」をネットするだなんて、考えもしないもの。関西では2009年1月からKBS京都がフルネットしてるし、2009年7月-2014年3月は24時台だけABCラジオもネットしていた黒歴史だってあるし。
さて、これからラジオ関西は夜の番組をどうするんだろう。一般番組を残す方向に持って行けばアニラジは終わるかネット配信に移行するかということになるのでしょう。「青春ラジメニア」は4月で30年になるのか。アニラジを収容しきれないと枠短縮の可能性も出てくるのかな。逆にアニラジを残して一般番組を切る方向に持って行くと大変だなぁ。ラジオ大阪で随所にある「OBCミュージック・アベニュー 」「OBCミュージックショップ 」の枠を全廃して引き取ってくれればいいのだけど、そんな義理は無いわな。
そういうわけで、ラジオ関西は4月から月-木はレコメン→JUNK→オールナイトニッポン0(ZERO)・上柳昌彦あさぼらけという、どこの系列だか分からない状態になります(ラジオ関西はJRNにもNRNにも属さない独立局です)。
そして日曜日。まさかの「日曜サンデー」ネット開始。子供向けワイド番組という他に例を見ない取り組みで放送業界で注目を浴びた「王様ラジオキッズ」を終了させるのか別時間帯に異動させるのか分かりませんが、日曜午後から立ち退かなければなりません。さてどうなるのでしょう。これは三才ブックス刊「ラジオ番組表」19春号の発売が待ち遠しいです。


ひとつ書き忘れたので追記。
ラジオ関西の改編情報で、夕方のニュース番組の紹介に『AIアナウンサー「荒木ゆい」がニュースワイドに登場』と書いてありました。
ググると公式設定があって栃木県出身の27歳、東京キー局のアナウンサーとして就職、その後フリーとして独立したのだそうです。既にBBC(イギリスじゃなくて滋賀県びわ湖放送)でレギュラー番組を持ってるのね。
スペクティ、びわ湖放送でAIアナウンサー「荒木ゆい」をレギュラー起用 〜 地域の安全安心情報番組で|株式会社Specteeのプレスリリース
AIアナウンサーと言えば、和歌山市コミュニティFM、エフエム和歌山(BananaFM)が導入しています。
人工知能アナウンサー ナナコ|Banana FM 87.7MHz
こちらはアナウンサーがいない時間帯に災害が起こったときのためと言う切実な事情があっての導入なのですが、ラジオ関西のはそれとは別のものでして、こういうものの開発、普及が進んでいくと生身の人間としての女子アナはあまり要らなくなっていくのかもしれません。