<北海道地震>災害FM 開局支援 宮城・オナガワエフエムが被災2町で奮闘

この度の北海道の地震震源となった胆振管内のうち、むかわ町厚真町臨時災害放送局が設置されたことは、毎日新聞のwebや北海道のメディアでは既に取り上げられていますが、河北新報でも昨日9月27日付の社会面に大きく記事が出ました。ただし河北新報ですから宮城県との関わりが求められます。間を取り持ったのはオナガワエフエムでした。
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 北海道の地震で被災したむかわ、厚真(あつま)両町の臨時災害放送局の開局と運営を宮城県女川町の一般社団法人「オナガワエフエム」が支援している。東日本大震災の1カ月後にラジオ放送を始めた経験を生かし、当時道内から得た支援の恩返しをしようとスタッフらが現地入りした。ラジオを通じて被災者の生活復興を応援する。

どんな支援を受けたんだっけと思って読み進めていくと

 東日本大震災で、松木さんらは室蘭市のコミュニティーFM局から臨時災害放送局の運営の支援を受けた。最大震度7を観測した今月6日の地震後、「何かできることがあれば、すぐに声を掛けてほしい」と道内の関係者と連絡を取り合っていたという。

そう言われてみれば、震災当時放送されたNHKのおながわさいがいエフエムのドキュメンタリーで、スタッフが北海道の放送局で研修を受けていたような記憶がよみがえってきました。あれは室蘭のコミュニティFMだったのですね。あれから7年、受けた恩を返す機会がやって来てしまったのですね。
記事では主にむかわ町の様子が記されています。文中にある松木さんとはオナガワエフエム代表理事松木達徳さんのことです。他社のwebでは顔写真が出ていますが河北の記事の写真では「番組を進行する町民ら」に焦点を合わせています。


なお、むかわ町の「むかわさいがいエフエム」(88.5MHz)は9月19日開局。生放送は平日18時から1時間でそれ以外の時間は再放送や音楽、他の町の放送局の再送信をしているそうです。
厚真町の「あつま災害エフエム」(81.4MHz)は9月20日開局。生放送は平日の午前8時、お昼12時、午後6時の3回(15分程度)と町のホームページに書かれています。
北海道総合通信局から出ているプレスリリースを見ると、2局とも出力50Wなのですが町役場周辺でしか聴けないようです。