<熱中症>名取・下増田小で児童38人搬送

昨日父から聞かされて仰天したニュース。
<熱中症>名取・下増田小で児童38人搬送 全員が軽症 校庭で航空写真撮影後 | 河北新報オンラインニュース

 市教委や同小によると、市制施行60周年の記念として航空写真を撮影。全校児童が午前9時ごろから校庭に出て校章の形に並び、9時半ごろまでに空撮を終えた。9時40分ごろに吐き気や頭痛といった体調不良を訴える児童が出始め、11時ごろに119番した。仙台管区気象台によると、9時半ごろの市内の気温は28.2度。

ということは気温が30度になっていなくても直射日光の下に40分も立っていれば熱中症で倒れてしまうということですよね。航空写真の撮影のためとなればたぶん帽子はかぶっていないだろう。下増田小学校の校庭だったら周囲に木立とか日陰になるようなものは何一つない、ただのだだっ広い土の校庭です。
今朝は家を出るのが少し遅くなりまして、偶然「羽鳥慎一モーニングショー」のオープニングを見掛けたのですが、初っ端から下増田小学校の事案だったのでそこだけ見てから出かけました。
大人は気付かない「子どもの熱中症」学校でバタバタ倒れ病院搬送 : J-CASTテレビウォッチ

玉川徹(テレビ朝日解説委員)「飛行機を飛ばすので、予定を動かせなかったのでしょうね。僕の子どものころは、いまはまだ梅雨で、夏休み前は暑くならないという感覚だったから、そんな大人たちはこんなに暑くなるとは思っていないんですよ」

玉川徹さんという方は名取近辺で暮らした経験があるようなことを言っていたと思います。Wikipediaによると天下の仙台二高卒! 彼のおっしゃる通りで、例年ならこの時期の宮城県はまだ梅雨の後半で、何なら長袖を着てストーブを焚くぐらいの事をしています。冗談や誇張で書いているのではありません。
確かに今年は既に梅雨明けしてしまい宮城県でも例年でいう真夏並みの暑さなのですが、正直言ってこんな大ごとになるとは考えられないのです。地元の人間だからこそこれは想定外の事態なのです。逆に下増田なら全国から美田園に引っ越してきた人のほうが多いだろうから、私のような地元の人間が熱中症に鈍感だと思っているのかな。
西日本の大水害もそうだし、昨日も愛知県の小学校で校外学習のせいで熱中症で死亡したというニュースがあったり、もはや私が育ってきた時代と気候が変わってしまった、例年という常識は通用しないと心得て対処しなければならないのでしょうね。
学校にエアコンがあるわけも無いし、もうある程度暑い日は学校を休みにする、しか手立ては無いのかも。
とりあえず、みんな軽症で済んだのは不幸中の幸いでした。