「じぇいおーう、えいちけーい。こちらは仙台放送局です。」
ひょっとすると東京の人ではなく仙台の人かもしれないなと思いました。女性の声でラジオ放送の第一声が発せられてから6月16日で90年になるのだそうです。あの建物は今でいう何処にあったのでしょう。あとで宮城県図書館に年史「NHK仙台放送局60年のあゆみ」を読みに行かないといけないかな。
そんなわけで、NHK仙台の夕方のニュース「てれまさむね」の6月1日と6月15日の放送、そのあとの6月15日のニュース7のあとのローカル枠を使ってNHK仙台放送局開局90周年記念の企画が放送されました。
6月1日は新局舎1階ロビーにお客さんを入れて、「てれまさむね」の真下貴アナ、伊藤友見キャスターの司会でトークショー(よってこの日のニュース読みは堀アナが担当)。ゲストは相馬宏男アナ、六華亭遊花師匠(川野目江里子さん)、そして「てれまさむね」元キャスターの谷地健吾アナ(現・NHK松山)に平野哲史アナ(現・NHK福井)。相馬さんと川野目さんは前身の番組に出ていたということでの出演でした。
相馬さんのVTRがスパイクタイヤ問題の討論番組。若い人は知らないよね(まだスタッドレスタイヤなるものが無い世の中、雪国では冬になると野球選手の履くスパイクのように鉄のピンがたくさん付いたスパイクタイヤというものを履いていたのでした)。川野目さんのVTRは東北新幹線に東北高校。バレーボールの選手と並ぶと川野目さんの背の低さが際立ちます。平成2年の宮城インターハイで毎週のように県内の高校を巡っていて私にとっても青春だったとのことでした。
谷地さんは震災当時のメインキャスター。あの日全国に向けて大津波警報を伝えていたんですね(当地では停電して地上波はほぼ見られていない)。そして平野さんは食べ歩き(笑)。体型はそんなに変わっていないようなので福井でもおいしいものを食べているのでしょうね。
6月15日の放送は石井かおるアナの司会で杜けあきさん、マギー審司さん、斉藤隆さんを迎えて90年を振り返る映像を見ながら、途中真下アナ、伊藤キャスターも合流して楽しく語り合う「てれまさむね」内の第1部。「開局90周年記念番組」というタイトルの第2部は(真下、伊藤の両氏は出ず)石井アナに柴田徹さんが司会に加わって引き続き杜けあきさん、マギー審司さん、斉藤隆さんと90年を振り返りました。大雑把に言って懐かしの映像、災害の歴史、スポーツ選手の活躍について。番組内容に関しては特に言うことはありません。
気になったのは司会者の出自。石井アナは昨年から2度目の仙台勤務ですが字幕は『平成6年〜8年勤務』。柴田さんは自己紹介では「平成6年から4年間勤務」と話していましたが字幕は『山形出身、東北大学卒業』。どういうこと?
柴田さんをWikipediaで調べると『NHK熊本放送局のシニアアナウンサー。』とあるのだけど、シニアアナウンサーにしてはWikipediaに書かれているプロフィールは少し若いような気が。熊本局のサイトみると『お別れコメント』のリンクが貼ってあります。リンクを踏むと柴田さんが360度回り様々な表情が見られます。この6月に熊本から出身地の山形へ異動になったようです。山形では山形弁のバラエティ番組『今夜はなまらナイト』を企画すると、山形県民の心をつかむようになったということだそうで、Wikipediaの「ゴジだっちゃ!」の項にも柴田さんの存在が番組に影響を与えたかのようなことが書いてあります。