日曜日を振り返る

今年も3月11日は来たわけですが、何やら石巻市では不手際があったご様子。今日の河北新報の県内版に小さく出ていた記事ですが、該当部分だけ抜粋。

東日本大震災サイレン遅れ「2年前も同様の事案、深くおわび」石巻市長が陳謝

 東日本大震災から7年を迎えた11日に地震発生時刻に合わせた宮城県石巻市のサイレンが56秒遅れたトラブルで亀山紘市長は12日、市議会2月定例会の本会議で「2年前にも同様の事案が発生したにもかかわらず、遅れたのは大変遺憾。深くおわびしたい」と陳謝した。
 市によると、起動準備に時間を要し、緊急一括放送に切り替えてサイレンを鳴らした。463カ所ある子局のうち、コミュニティーFM局の子局でサイレンが鳴らないよう措置した影響で、システムがスムーズに起動しなかったという。

 ―『東日本大震災サイレン遅れ「2年前も同様の事案、深くおわび」石巻市長が陳謝 | 河北新報オンラインニュース』より

私は名古屋ウィメンズマラソン足立梨花ちゃんがめんこかったNHKの震災特番の午前の部をとっかえひっかえしながら見た後ドライブに出ていたので、午後2時46分は車の中。たぶん家の中では名取市の防災ラジオが起動していたはず。
カーラジオでは2時46分ちょうどに「希望という名の光」が流れ始めました。「サンデーソングブック」なりのメッセージです。ナイナイの岡村さんが主演した映画の主題歌だったのにね、震災のせいで詞の持つ意味が大きく変わってしまいました。泣けます。
泣けると言えばそのちょっと前、NHKの震災特番の午後の部では昨年牡鹿半島で催された「リボーンアートフェスティバル」が紹介され、カンニング竹山さんが小林武史さんにインタビューしたりなんかがあった後に「to U」がSalyuさんの生歌で流れました。「NEWS23」のテーマ曲として流れていたのは2005-2008年だったのですね。その当時は歌詞が頭にそんなに入って来なかったのですが、今聞くと震災の心の傷が癒えない人たちに寄り添うために作ったかのような曲に思えてきました。
NHKの今年の震災特番には鉄道という裏テーマがあったようですが、表のテーマというか番組名は「明日へつなげよう」なので、宮城県からつながるものとしてフィーチャーされたのは「おのくん」。その「おのくん」を紹介するために東松島市に派遣されたレポーターが小野文恵アナ。ダジャレじゃん。「おのくん」の飼い主、もとい里親は全国に広がっています。大阪近郊の里親の方々に集まってもらったのですが、その会場のレポーターがNHK仙台「てれまさむね」のフィールドキャスターだった有田早紀さんでした。有田さんは今大阪局にいるんですね。
おのくん 見てけさいん~!【有田早紀】 | ほっと関西ブログ | NHK大阪放送局ブログ
TBCラジオの震災特番は夕方5時台の石巻市立釜小学校の「こども音楽コンクール」にまつわるドキュメンタリーだけリアルタイムで聴きました。午前11時台はこの1年間のニュース音声のまとめだったようなので、生放送の部分は午後1時から5時だと思われます。できるだけradikoタイムフリーで聴くつもりです。タイムフリーと言えばDate fmはラジオドラマを作ったんですね。舞台が閖上だという事でなとらじ801でも同時放送されたそうです。必ず聴きます。テレビのほうは在仙局のローカルの部分だけ録画してあるので後日ゆっくり見ます。

話を冒頭に戻しましょう。
私が車を走らせていたのは内陸部だったので午後2時46分にサイレンは聞こえませんでしたが、沿岸部では多くの町でサイレンが鳴ったはずです。防災ラジオが鳴ったところもあったかもしれません。しかし防災ラジオからサイレンが流れたらうるさくて困ります。そのために操作することがあったのでしょうが手際が悪かったようです。まぁ鳴っただけいいじゃないですか。どこかの町なんか肝心の津波が来たその日に鳴らなかったんですから。
明日3月14日はJ-Alertの訓練の日です。全国の防災無線が防災ラジオが11時に一斉に鳴るはずです。ここで再び失敗することの無いよう気を付けてもらいましょう。
安倍政権は世論調査の支持率が下がると北朝鮮に頼んでミサイルを発射してもらうという笑えないジョークがありますが、今がまさにその時です。訓練以外では鳴る機会が無いに越したことが無いのですが、どうなることやら。