自虐の詩

ここ数日、とあるプロ経営者がDVで逮捕されたという事件に寄せていくつかのラジオ番組の思い出をあれやこれや書き溜めていたのですが、どこをどう切っても前口上と私情しかない(笑)。私が行き詰まるのに合わせてパソコンの動きも鈍くなりネットのスピードも遅くなり、やむを得ず再起動をし・・・
zzz…朝だ。やばい! 先週水曜のTBCラジオ「水曜日のアナウンス部」がradikoタイムフリーで聴ける範囲から消えて行ってしまった。先週水曜のロングインタビューは増子華子アナだったのに。
増子アナは先週の放送を受けて局のサイトのアナウンサーページを更新しました。2月5日付です。自虐の限りを尽くした内容。ひどい。よく大久保悠アナが自虐だと言われているそうだけど、そんなレベルじゃないドイヒー。
昨年「火曜日のアナウンス部」のずぼらm、もとい「魅惑のお夜食」のコーナーを腹を抱えて笑い転げながら楽しんだ私は、一人の乙女の心をズタボロにしたようです。「水曜日のアナウンス部」では松尾武アナの回でも松尾アナのあだ名「係長」に関して『いじられる』側の気持ちの言及がありました。松尾アナはそれなりの人生を重ねたのでそれなりに自身を納得させられる境地に至ったようですが、増子アナはまだ渦中にあるので心を痛めているようです。放送タレントではなく情報の伝達を主な職務とする会社員であるから仕事をきちんと行えるようになることが必要で、笑われることは本意ではなく心外なのでしょう。
私は料理の失敗を未来永劫あげつらいあざ笑い続けるつもりなんてありません。おもしろハプニングを引き寄せることも一つの個性と、そのアナウンサーを好きになる魅力が増えていくだけのことです。お前ごときに好かれる筋合いは無ぇ? それはそうなんですけどね。

気を取り直して、書かないままのTBCラジオ1月改編(?)とかをまとめておこうと思います。って昨日NHKの4月改編が発表されたというのに何やってんだ? 続きは2月12日の日付のエントリへ。


この前口上を書いてから丸一日かけて改編情報を調べ、アップする寸前で力尽きた。翌日は推敲しているうちに力尽きた。体力無ぇなぁ、俺。2月11日にほぼ書き上げているので2月11日付のまま上げます。
今回のエントリは阿部寛さん主演の映画「自虐の詩」とは何の関係もありません。あしからず。これで今回の本文は999文字らしい。

ウェブはバカと暇人のもの

いい言葉ですね。当時ニュースサイトの編集者として活躍されていた中川淳一郎さんという方が2009年に出版された新書のタイトルなんですってね。バカッターが脚光を浴びたのが2013年だそうですから先見の明があったのかな。いやネットイナゴはもっと前から生息していたっけか。
さて、昨年の大みそかの更新で目標として掲げた1月中にすべき3つのことも昨年から積まれたままの宿題も何もしないまま、2月になってしまいました。
月イチ更新で良いとアドバイスをくださった方がいらしたので真に受けて更新しないでいたら、更新しないのが当たり前な生活になってしまいました。コメント欄に寄せられたコメントのいくつかに答え、理解できないコメントはコメント欄から隔離したくらい。
そしたら何やら更新してないことにむつけているご様子。ねらーは基本的に匿名なので別々の書き込みを同一人物のものであると決めつけることはできないのだけど、たぶん同一人物ですよね。ちょっと同一人物の書き込みと思われるものを書き出してみましょう。一応【無断複写、転載禁止】ということにはなっているのですが、ラジオ番組板の『【TBC】東北放送1260kHz・93.5MHz part16【JOIR】(本) 』というスレッドでのお話です。
https://egg.5ch.net/test/read.cgi/am/1552182739/

  • 238ラジオネーム名無しさん2020/09/30(水) 10:00:55.56ID:CpN6CtwA

もみむめのオッサンも他人のblog参照ばっかでクソww
しょーもない前口上と私情入れてダラダラ駄文垂れ流すんやったら
ツキイチ更新でええわww

  • 270ラジオネーム名無しさん2020/10/14(水) 12:44:59.24ID:j5eTGAFX

めまみむのオッサンもこんな糞スレ相手にせんと
糞ブログに糞コメしてくる糞コテ対策せなww

  • 275ラジオネーム名無しさん2020/10/22(木) 20:20:41.60ID:MGHNboFh

下期からtbcスタッフツイが増量して
各番組毎に盛り上げようとしてんやさかい
むみもめのオッサンもちったぁ褒めたれやwww
くだらん番組表と睨めっこしとる場合やないでw

当社比であれば増量したのは間違いないけど、他県の他局のSNSにも目を配っていればこの程度で褒めろとは言わないはず。中の人の発言だとしたら恥ずかしいので中の人を騙りたいマニアな方なのだろうか。あっ、TBCラジオはインスタグラムに力を入れているからアカウントを持っていない私は目にすることができないだけか。「en∞Voyage」のインスタアカウントは番組ホームページに書いていないので番組を聴いていないと観られない(番組ではアカウントを随時アナウンスしている)。(アカウントは@envoyage.tbcr。)

  • 311ラジオネーム名無しさん2020/12/02(水) 17:49:03.36ID:CbZdbsh7

太郎&智子特番ほんま嬉しいわ
せやけど、もみむめのオッサンがまた企業PR番組やと
ほざきよんのやろなwwww
口は出さんと金出したったらオッサン希望の番組できんねんから
おとなしゅう聞いたらなあかんどww

  • 312ラジオネーム名無しさん2020/12/02(水) 20:45:56.29ID:u0euhI3f

日本語で書いてね

  • 313ラジオネーム名無しさん2020/12/02(水) 21:08:07.48ID:CbZdbsh7

アホンダラには意味分からんだけやろwww
しゃーないやんけw

  • 314ラジオネーム名無しさん2020/12/02(水) 22:33:44.45ID:u0euhI3f

効いてる効いてる

312番・314番は別の方ですが311番・313番の書き込みと流れがつながっているので取り上げました。このあとも311番・313番の方と312番・314番の方と思われるやり取りは322番ごろまで続くのですが割り当てられるIDが変化しているので割愛します。
ここで出てくる私がほざいたこととはAfter7133 - みむめもーどに書いた
『何が特別番組「これが宮城の新しい生活様式」だ、あんなのただの長時間CMじゃねーか、と毒づいてやりたいのを我慢して書かないでいるわけですが(ってここで書いてるじゃねーか)、』
のはずです。言うまでも無いことですが311番の書き込みの方が指弾されたことを踏まえてほざいたつもりです。

  • 331ラジオネーム名無しさん2020/12/04(金) 23:46:31.60ID:p7Yf1T5i

ほら早くお手本見せろよ
無理だからごまかして逃げたか老害ほんだら

  • 335ラジオネーム名無しさん2020/12/05(土) 17:22:43.91ID:cgGj2JTW

なんの手本やねんwwww
アホタレのはNGあぼーんでレス番飛んでて分からんねんww


とりあえずTTコンビ最高やわww
もみむめのオッサンが文句垂れたせいで
スポンサー絡みの進行も少なくなった反面
番組枠は短縮されてもーたけどなwww
TBCのYouTubeチャンネルのキラーコンテンツにしてほしいくらいやでwwwwwww

  • 338ラジオネーム名無しさん2020/12/05(土) 21:23:01.33ID:OH/h5rET

ほんだら爺の敗北宣言いただきました

  • 339ラジオネーム名無しさん2020/12/05(土) 21:25:34.77ID:OH/h5rET

NGしてるって言ってる奴って
バカ丸出しだな
何でNGにできるんだか
お手本って書き込みわかってるじゃん
ほんとバカ

  • 340ラジオネーム名無しさん2020/12/05(土) 22:47:24.07ID:OH/h5rET

>TTコンビ

キモチワルイジジー

  • 341ラジオネーム名無しさん2020/12/05(土) 23:09:37.52ID:h7mjqgGe

脳みそ足らんからしゃーないねんやろけど
クソな書き込みを分けんでええねんでwwwwwww

  • 342ラジオネーム名無しさん2020/12/05(土) 23:40:19.67ID:OH/h5rET

きょうもバカに効いてる効いてる

331番の書き込みは別の方です。312番・314番の書き込みと同じ方のような気がしますが判別はできません。それに応える形で332番の書き込みがされています。338番から340番の書き込みは332番の書き込みの感想で、314番と342番と話のサゲが同じなので同一人物ではという気がしますが判別はできません。

文中のTTコンビというのはTBCラジオのTwin Tower、Taro Ishikawa(石川太郎さん)、Tomoko Fujisawa(藤沢智子さん)のことです。
太郎&智子コンビの特別番組「これが宮城の新しい生活様式」は第1回が6月27日(土)11:30-13:55、第2回が12月5日(土)12:00-13:55に放送されました。確かに第2回は放送時間が30分短縮され、スポンサー企業のトップとの電話インタビューも少なくなりました。
『TBCのYouTubeチャンネルのキラーコンテンツ』にという希望は何と実現しました。『「これが宮城の新しい生活様式SEASON2」ディレクターズカット版』というタイトルで65分ほどに再編集されたものが現在もようつべの東北放送の公式チャンネルで公開されています。

「これが宮城の新しい生活様式SEASON2」ディレクターズカット版
「それいけミミゾー」に出ていた白タキシードのあの人が登場したことでも話題となった放送でした。以下その感想。たぶん347番・349番の書き込みは335番の書き込みと同じ方ではないかと思います。もしかすると341番もかなと思ったりもしますがもちろん判別はできません。

  • 345ラジオネーム名無しさん2020/12/06(日) 08:14:21.96ID:TvPcTXt+

白タキシードが出たところ以外は別に面白くもなんともなかった

  • 346ラジオネーム名無しさん2020/12/06(日) 10:19:33.19ID:dhwP6nlB

コピペに見えるバカジジー釣れてる釣れてる

  • 347ラジオネーム名無しさん2020/12/06(日) 13:57:09.30ID:RRGYMoWT

アホやのうwww
根元はんに太郎さんがプレゼント送るとかいう話で
藤沢はんがairに乗らへん笑いをした所とかぎょーさんおもろいとこあるやんけwwwwwww

  • 348ラジオネーム名無しさん2020/12/06(日) 20:57:54.90ID:hI2s9bIu

低脳は笑いのハードルも低いな

  • 349ラジオネーム名無しさん2020/12/06(日) 22:40:57.51ID:RRGYMoWT

オドレみたいなオッサンにはあかんねんやろなwww

このあと347番・349番の書き込みとしたと思われる方は2件ほど吠えた後しばらく反応しなくなります。
で、今年最初と思われる書き込みが

  • 388ラジオネーム名無しさん2021/01/26(火) 22:02:43.04ID:z1b3QPnZ

むみめまのオッサン早くクソblogコーシンせーやカス

  • 389ラジオネーム名無しさん2021/01/27(水) 07:34:32.25ID:SfwdZekr

えぇ、それ加川にオーダーしてるの(笑)。

アッーーー! このスレで揶揄されていたの、俺じゃなかったーっ!
このスレッドは現在、加川さんという方の個人ブログになっています。お幸せに。

河北新報「2021新春トップインタビュー」より

河北新報では今年も1月3日から6日の4日間の朝刊に、地元企業のトップや大手企業の仙台支社長のインタビューが掲載されました。この企画は今春が記念すべき10回目で過去最多となる220名のトップが登場されたそうです。その中には在仙民放テレビ4社の社長もあります。たぶん今春からだと思いますが、J:COM仙台も登場します(CAT-Vは登場しません)。
今年も私が興味を持ったところをかいつまんで取り上げます。(インタビューの全文は1月7日より河北新報のwebサイトから読むことができる予定です。)

(50音順)

防災への取り組みは大きく2つ。(1)災害放送。コミュニティチャンネル「J:COMチャンネル」で地域の魅力を放送しているが、災害発生時には、避難所や給水場所、休校情報などの生活情報をいち早くお届けする。震災時は混乱の中で、住民目線のきめ細かな情報を提供し、高い評価をいただいた。(2)啓蒙活動。防災に役立つ番組「J:COM防災ナビっ!」のほか、記憶を風化させないこと、復興の想いを被災した方々と共有するすることを目的に2012年からオリジナルの特番「震災アーカイブ」を放送している。
自治体との連携。仙台局が仙台市、富谷市と防災協定を結んでいるほか、J:COMグループでは全国207の自治体と協定を結んでいる。
J:COMモバイル」の新プランではケーブルテレビのような提供エリアの制限がない。電気、電話、保険など生活を取り巻くサービスの拡充に力を入れていく。
(※J:COM仙台(旧・キャベツ)はジュピターテレコムグループの「株式会社ジェイコム埼玉・東日本」(さいたま市浦和区)の仙台局。トップの稲吉正美氏の肩書は「J:COM仙台 局長」である。)

コロナの影響を受け経営面で苦しかったが、感染防止に細心の注意を払い、制作スタッフのチーム分けにも苦労した。一方で、番組へのリモート出演が常態化し、それが視聴者に受け入れられたのも大きな変化だった。これまでは東京から専門家を呼ぼうにも難しかったが今ではインターネットを使って出演してもらうことが容易になった。ネット出演のメリットは今後も生かしていきたい。地方からネットで首都圏などに情報を発信することも可能になった。問題はコロナ禍を経た消費者、視聴者の価値観がどう変化するか。これを番組制作にどのような形で結び付けるか、新しい世代のスタッフとともに考えていきたい。
(震災10年に関して)報道する上で復興の点検が必要(ソフト面の整備、復興税の使い道など)。大事なのは「伝承」。震災10年というのは震災を永遠に忘れないための新たなスタートとも言える。伝承へ向け、われわれは報道し続ける覚悟だ。
(※今年の稲木社長の写真は副調整室にて、背景のモニターには夕方のニュース「イット」の文字が並ぶ。)

ドラマ「小さな神たちの祭り」。国際エミー賞受賞は逃したが、いわば世界のテレビ番組のオリンピックのファイナリストになったのだからそれ自体が大きな名誉、自信もついた。(※テレビムービー・ミニシリーズ部門の最終選考4作品にノミネートされた。) 1月中旬に発表されるアジア・テレビジョン・アワードでも最終選考に残っている。震災の現状を世界中の方々に理解してもらい、われわれの取り組みが外国の審査員にも評価されたのはとてもうれしい。
震災10年は通過点にすぎないが一つの節目であることも確か。さまざまな番組を通して、ドラマと同様、復興の現状と被災者の心の内なる部分を伝えていきたい。
新社屋(昨年6月落成)。震災級の災害に見舞われても放送を続けられるよう、安全性の高い建物にした。併せて(1)1チャンネルの「1」を組み込んだロゴ(2)スローガン「はやく、ただしく、おもしろく」(3)「杜の中の放送局」にふさわしい新キャラクター「モリーノ」を誕生させた。新生tbcとして気持ちも新たに、これまで以上に優れたコンテンツを発信していく。
(※見出しは「tbc東北放送」だが、「IBC岩手放送」みたいにアルファベットが社名に入っているわけでは無い。)

あすと長町に建設中の新社屋が完成間近。2月初めには建物が出来上がり、10月のオープンに向け設備の搬入を始める。斬新なデザインで長町のランドマークになると自負している。1階の多目的ホールは市民にも広く開放する。マンション建設が進み人口も急増しているあすと長町のように、地域と共に成長する放送局でありたい。新社屋での放送開始に合わせて、ロゴも一新する。お楽しみに。
開局45周年(昨年10月)でさまざまなイベントや特番を企画したが、コロナで取りやめにせざるを得なかったのは残念。コロナの影響は当然、経営面にも及び、上期はCMが激減したが、秋に入ってだいぶ持ち直してきた。この間、コロナに関する地域のニュースを速報としてインターネットに積極的に流したところ、大きな反響があった。身近な情報が求められていることが改めて分かった。
(震災10年に関して)例年以上の特集や番組を準備中。未曾有の犠牲を考えれば、風化などと言わせたくない。災害の伝承や復興の矛盾など、震災の今を追い続ける。
(※新社屋の外観パース図はこちら。屋上の鉄塔のひねりを加えたデザインや建物の外側に取り付けたガラス張りの階段が斬新。)

コロナでは広告収入が急減したというマイナス面もあるが、ステイホームが定着し、テレビを見ている方々が急増したのも見逃せない。ある調査によると、コロナに関する情報源として挙げられた1位は民放のニュース。テレビが想像以上に信頼されていることを認識するとともに、社会的な責任の重さを改めて痛感した。命に関わるニュースだけにインターネットの情報では不安だということなのだろう。報道機関としてこうした期待にどう応えていくか、原点に返って取り組んでいく覚悟だ。
開局50周年(昨年10月)。コロナ禍のために中止した企画も多くあったが、この機会を捉え「こどもみらいテレビ」という企画を立ち上げた。子どもたちの夢をかなえるお手伝いをするもので、昨年12月には特番を放送した。今後も年1回「こどもみらいテレビウィーク」を設け、企画を続けていきたい。
震災から10年も経つのに現在進行形の課題があまりにも多いと感じる。次の災害がやって来た時、命を犠牲にしないで済むにはどうしたらいいか。東北だけでなく日本全体に視野を広げ、過去の大災害の教訓も掘り起こしながら、特番の取材を進めている。


ミヤギテレビの大沼社長のインタビューで触れられている調査とは総務省の調査
総務省|「新型コロナウイルス感染症に関する情報流通調査 報告書」
を指しているのではないかと思われます。
これとは別の野村総合研究所の調査
テレビ放送の役割変化:情報源としての位置づけ低下と家族メディアとしての回帰 ~新型コロナウイルス感染拡大による消費者の行動変容がICTメディア・サービス産業に及ぼすインパクトと対応策(2)放送・メディア~
でも民放テレビから得る情報がトップになっています(この調査は2011年との比較になっていて、2011年の震災時の情報源は圧倒的にNHKがトップなのだけど、2020年のコロナの情報源はNHKが大幅に減り、2011年とあまり変化がなかった民放がトップになっている)。
なお、野村総研は2020年4月に調査し5月に公表していて、総務省は2020年5月に調査し6月に公表しています。
NHK放送文化研究所でもこの総務省の調査を資料の一つとしてコロナ禍における地方ローカル局について論じています。
#260 これからの"放送"はどこに向かうのか? 民放ローカル局 | 文研ブログ|NHKブログ
その筆者は地方ローカル局は存在感を発揮しており経営基盤の強化を(総務省の検討会とは別に)考えるべきとしています。
民放各局のトップはもちろんそういったことは分かっており、その上で先の見えない時代の舵取りをしているようです。

昨年拙blogに問い合わせがあったのですが、NHK仙台放送局のインタビューはありません(エフエム仙台もありません)。ただ、東邦銀行の頭取は昨年の朝ドラ「エール」に言及(主人公のモチーフとなった古関裕而氏は前身となる銀行に勤務していたことがある)、七十七銀行の頭取は次の大河ドラマ「青天を衝け」に言及(主人公の渋沢栄一が設立に関わった)、南三陸ホテル観洋は副社長が次の朝ドラ「おかえりモネ」に言及(物語の舞台が気仙沼市登米市)、とNHKのドラマが東北に影響を与えていることが感じられます。

謝辞~生きていくんだ、それでいいんだ

しばらく更新をしないでいました。これと言って書くことも無いし・・・
書かなければならい宿題はあるし、web上で見つかる資料はこつこつ集めているのですが、指導教官に報告できるレベルには程遠く、あっ教“官”ではないか、指導を与える先生の言葉に耐えうる私のメンタルが無い以上、先生の言葉もないようなレポートが仕上がるまではまだ暫くかかります。
ひとつだけ裏話。県議会自民党会派で新コロが集団発生するずっと前、県議会の議事録の中に出てくる資料は県議会の図書室に行けばあるんじゃねぇ? と思って議会庁舎を訪ねたことがありました。しかし過年度の資料は閉架にあるのだそうで、閲覧を希望するなら情報公開請求をされたらという話になりまして、私は市民オンブズマンじゃないしプロ市民じゃないアマチュアなのに情報公開請求だなんてと思って引き下がってきました。レポートを書くというのは情報公開請求の理由として認められるものなのでしょうか。何処ぞかの町で大量の情報公開請求をして行政の運営に迷惑を与えた人がいるというネットニュースも目にしたし、大学の卒業論文でもない市井の指導教kもとい先生に提出するレポートのために県職員の手間を煩わせることは権利だとしても慎むべきことだと私は思います。
実は宿題は一つだけではないのです。私自身が問いを立てたもののそれっきりということもあるし。おととし拙blogコメント欄に寄せられた捜索依頼にも答えてないなぁ。ある土地で放送されている番組に関するもので、実は依頼を受けたころに気が向いて実地調査をし、そんな大それたことではなく依頼に書いてあった周波数のラジオを聞いただけなのだけど、有線放送のチャンネルをFMで再送信している、もしくは誰かがアニメのオムニバスCDをエンドレスリピートで掛けトランスミッターで飛ばしている、という推測を立てたのですがそれをどうやって証明すればよいのかわからず手詰まりになっています。電波の発信元ってどうやって調べればいいのだろう。
宿題だけが更新をしない理由ではなく、5ちゃんねるで月イチ更新で良いと言ってくれた人もいるし…。何だか5ちゃんねるの東北放送のスレッドで定期的に私を揶揄している人がいる。拙blogにかかわりのある人ではないかと思っているのですが、私の勘違いであってほしい。拙blogにかかわりのない人であれば勝手に言ってればとこちら少しは少し気が楽になる。

ここ数年、年の最後の更新は紅白歌合戦の簡単な感想を書いていました。
今年は白組の司会が大泉洋ちゃん。どうでしょうに出てたあんちゃんがスターになっていく過程を見てきた一人として晴れの舞台を見たかったのですが、父が「ろくでもねぇ奴ばっかし出やがって、こだもの見だぐねぇ」と今年の出場メンバーに腹を立て「水森かおりだけ見る、坂本冬美だけ見る、五木ひろしだけ見る、石川さゆりだけ見る、後は見るこだねぇ」と宣言。「井岡VS.田中」とか「ちさ子VS.スズメバチ」(「ざわつく大晦日」のコーナー)とか「RIZIN」の那須川選手の試合とかテレビは格闘技中心にザッピングして、偶然「笑ってはいけない」に暴れん坊将軍が出ていたのでマツケンサンバまで堪能する。暴れん坊将軍は殺陣があったから父のお気に召したようだ。
私はイヤホンで紅白のラジオ中継を聞きながら過ごすこととなりました。星野源さんのところで晩飯の仕度のためにイヤホンを外したのですが気が付いたら氷川きよしさんの番が過ぎていて、しくじったぁ。ほぼラジオ中継を聞いていたはずなのですが、例年あるはずの司会陣がラジオ放送席に話を振る機会はあったのでしょうか、気を抜いた瞬間に過ぎていたのかな、気が付かなかったなぁ。そんなこんなで洋ちゃんの一世一代の晴れ姿をテレビで見る機会はあまりなく、ほぼラジオで声だけ聴いて過ごしました。労働基準法が適用されないらしいチコちゃん(5さい)はユーミンさんの途中で岡村さんと出てたのかな。審査員だったんだよね、たぶん史上最年少。
水森かおりさんは水森さんの歌よりも舞台装置で自撮りするフワちゃんがメインという残念な扱い。一時期の小林幸子さんのように歌より舞台装置という存在が定着したかな。坂本冬美さんには初恋の人からのビデオレター、誰だよ桑田桑畑佳祐さんって(笑)。五木ひろしさんは前半のトリなのに1番と最後だけというテレビサイズ。この時点で出来上がっていた父は来年は「山河」を覚えたいと言ってテレビの前にテープレコーダーを近づけて録音をしたのだけど、曲が終わって巻き戻したら録れてなかった…。石川さゆりさんは一見シンプルな感じの演出で良かったと思いますが、もう「天城越え」と「津軽海峡・冬景色」のローテーションは止めてあげてほしい。NHK側が視聴率が取れるからとローテーションのオーダーを出していると聞いたことがあるが。

そんなこんなで、何やってたんだかわかんない2020年は過ぎていきます。
拙blogの管理画面でアクセス数は168864。昨年は108530だったとあるので差し引き60334。昨年の半分ほどとなりました。更新数が昨年が102、今年はこれを含めて76と減ったのだから当然ですが、8月とか11月とか、書かなかったなぁ。私は別にブログでお金が入る人では無いのでその点では何の問題もないのですが、私には問題がありそうです。
こんなblogにおいでくださった方におかれましては、ありがとうございました。検索ワードに引っかかっただけで何の情報もなく去っていった方も多かったかと思われます。
年末にはコメント欄においでくださる方々に相次いで厳しいことを書きまして、それ自体は本心なので私の中では何の問題もないのですが、コメントも来なくなったので地味にゼペットじいさんみたいに暮らせるようにはなりました。ただそれはコメント欄に対応できるだけの体力をつけることという目標が果たせなかったとも言えます。『年をとることに後悔と一日が過ぎていく恐怖を感じ』る日がついに私にもやってくるのかもしれません。たぶん人はそれを人間的な成長と呼ぶのかな。成長しないまま2021年に突入します。
新年に書くべき予定としては年末年始に見たり聞いたりした番組、2020年に見たテレビドラマたちのレビュー、三才ブックスから年末に出た本のレビューの3つ。達成できるかな。

防災ラジオは無駄遣い?

12月10日のTBCテレビ「Nスタみやぎ」で防災ラジオに関するあまり芳しくない話題が特集されていました。録画しておいたので後日再生して見ると、拙blogが「はてなダイアリー」にあったころ、3年前に紹介した記事とほぼ同じ内容でした。言い換えれば、あれから3年経ったのに事態は解決されていないというお話です。

復興の現在地#215 災害時情報伝達…復興予算検証

東北放送のwebサイトのニュースページは基本的にストレートニュースで、ワイドニュースの特集コーナーは掲載されません。震災後随時放送されている「復興の現在地」もwebには上がりません。12月10日の放送分、およそ8分の特集コーナーの内容をかいつまんでおきます。

石巻市で市民に災害情報を伝える手段を広めようと始めた、ある事業の有効性が疑問視されている。
ということで小出悠貴記者のリポートVTR、回転。

石巻市小積浜、震災後に新しく建てた防災無線のスピーカー。
震災後石巻市は22億円かけて市内全域にデジタル防災行政無線を整備した。石巻市は2005年の合併後も防災行政無線をそれまでの旧市町ごとに運用していたので震災時に津波の情報を市内全域に統一的に周知できなかった。デジタル化で災害情報を迅速かつ統一的に伝えられるようになり、市民から歓迎されている。冒頭の小積浜の行政区長の声も。
一方、同じ災害時の情報伝達という目的でもその有効性が疑問視されている事業がある。
石巻市役所内の防災倉庫、段ボールの山。防災ラジオの在庫の一部。
震災でラジオが見直されたことから市は2014年、防災ラジオの販売事業を計画。震災復興基金1億5千万円を使って3万台作り、希望する市民に1台1000円で販売した。3万台作ってまだ1万4千台、段ボール1400箱分も余っている。
市の担当者もPR不足は認めている。市民の声を3つ、防災ラジオの実物を記者に見せられて見たことがあるかと聞かれ見たことが無いと言う女性。1億5千万円を使って3万台作ったと記者に言われて苦笑する男性、携帯電話でもいいのではと。無駄遣い、別のことに使ったほうがいいと語る女性たち。
記者にこの事業は成功だったといえるのかと問われ、市の担当者はまるっきり無駄遣いということではないと回答。担当者の発言のなかに「手軽にスマホで情報を得られる状況の変化」というものがあったので、スマホの世帯保有率のグラフを提示し(販売開始時点以降70%以上で推移している)スマホの普及を防災ラジオが余っている理由とするのは疑問だとレポートする記者。
会計検査院からの苦言(ここだけたぶん守屋アナのナレーション)『事業の効果が十分に発現していない』『防災情報の伝達体制の強化を図る目的が十分に達せられていない』
3万という数字は市の世帯数の半分にあたり、当時市民にアンケートを取ってはじき出した台数。東北放送はその根拠となったアンケート結果について情報公開請求したが保存期間が過ぎており既にアンケートは廃棄されていた(アンケートは平成26年に取ったものらしい)。
専門家の声『復興予算の検証は必要だが、その主体が誰になるかは難しい。(自治体は)「私たちは失敗しました」という評価は自らは出せない。』
石巻市長の記者会見(11月9日)『被害の最小化のためには様々な伝達経路の確保が必要』『震災後の混乱の中で正確な数の把握は難しかった』
記者リポートの締め。伝達手段の多様化は防災面で重要。一方でその整備に税金が使われている以上、市は自ら事業の見通しが適切だったのか検証する必要がある。

スタジオに戻って後藤アナから、ラジオの耐用年数が5年で新品として販売できる期間に限りがあることから、今年3月に販売をやめ転入者に無償配布する方針に変更したことが紹介されました。
復興予算の原資はわたしたちの支払っている税金なので、市には謙虚に今後に向けて事業を検証する姿勢も求められている、と増子アナが締めて特集は終わりました。

3年前の拙blogより

拙blogが「はてなダイアリー」にあった2017年11月15日付のエントリ『ここ数日の河北新報に出ていたコミュニティFMに関する記事 』でコミュニティFMに関する記事を3つ取り上げていました。その時のラジオ石巻に関する部分を再掲します。

はえっ、なんで? と思ったのですが、河北の記事によると『2015年3月に3万台を購入して販売を始めたが、いまだに約1万7100台が売れ残っているためだ。』ということで、想定したほど売れなかったようです。3万台というのは石巻市の市内の全世帯の約半数に当たるそうなのでそんなに多すぎる数ではないとは思うのですが、『市役所などで販売会を開いても購入者は伸び悩み、昨年4月には会計検査院が「事業効果が十分に表れていない」と指摘。同8月に販売価格を見直したが、在庫がなかなか減らないのが現状だ。』といいます。調べてみたら当初は「戸別受信機を設置していない世帯」(防災行政無線の受信機かな?)は1台1000円でしたが、「戸別受信機を設置している世帯」や事業所・事務所、2台目以降の購入の場合は1台5000円で売っていたようです。
現在は一律1台1000円だそうです。11月4日と5日に『初めてイオンモール石巻で販売会を実施。のぼりを立てて客を呼び込み、2日間で131台を売った。』そうで、『担当者は「単なるラジオと思っている市民もいたが、機能を丁寧に説明すれば分かってくれた。もっと周知する必要がある」と手応えを話す。』といいます。
しかし、『ラジオの耐用年数は5年とされ、新品として売れる時期にも限りがある。』のだそうです。『市は来年3月までをめどに販売を強化し、市内のイベントなどで積極的にPRする方針。』とのことで、売れるといいですね。
記事についているラジオの写真を見るとLecuoというブランドのようで、ググるCSR社から出ているDPR-3という機種のようです。ラジオ石巻1波しか入らないタイプです。ラジオ石巻は今年3月15日付で中継局が3局増設され、たぶん市内全域で受信できるようになっているはずです(私はまだ新しい中継局のエリアに受信しに行っていないので未確認なのですが)。既存の3中継局も今回の3中継局も石巻市が免許人となっている受信障害対策中継局なので、市の予算で建てているはずです。聴いてもらうための努力はしているようです。

以上です。
(※3年前に書いたものなので、上記の文中の今年とは2017年を指します。肝心の河北の記事はリンク切れになっています。)

今回の感想とか

3年前は1万7千台余っていて現在は1万4千台余っている、ということは3年で3千台しか捌けなかったことになります。なので石巻市は有効な対策はとれなかったという結論にならざるを得ません。
我が名取市も1台1000円で貸与しています(名取市のは普通のAMFMラジオも聞けるタイプです)が、うちの町内会は町内会の防災組織の予算を使って助成し実質無料配布という形をとりました。そうでもしないと防災ラジオは普及しないと私は思います。普通のラジオは安ければ1000円で買えるわけで、防災無線も聞けますよというのがどれだけ市民の役に立つかというのは配ってもしもの時に聴いてもらうことでしか理解してもらえないんじゃないのかな。
耐用年数を過ぎちゃったというのは賞味期限が過ぎた商品と同じレベルなのでしょうから倉庫にしまっておいてもタダでばらまいても同じことだと思います。次に大きな災害が起きた時に避難所に配るつもりというのならそれもありかと思いますが。
なんでそんな無駄遣いをした、誰が悪い、という話は在庫を捌いたあとでゆっくりやってくれればよいと思います。責任を取るべき人がいるとして退職した後になるかもしれませんが。それで「そもそも防災ラジオなんて要らなかったんだ」という結論が出るのならそれはそれでよいと思います。よその町の人たちにとって最良の結果は税金返せというところかと思われますが、現実には将来的に別の補助金が減らされる、増税になるという形で負担することになるのでしょう。それはそれとして、何で防災ラジオってあんなに原価が高いんでしょうね(石巻のような地元cfm1局と防災無線受信のみの型は5千円、名取のようにふつうのAMFMラジオに防災無線受信機能が付く型は1万円以上する、住民負担の千円との差額は震災復興の補助金、すなわち税金が充てられる)。

補足とか

石巻市のデジタル防災行政無線システムについては富士通ゼネラルのサイトに紹介があります。
石巻市様で当社製最新式デジタル防災行政無線システムの運用開始 - 富士通ゼネラル JP
この時設置された6中継局のうち3局(大草山、硯上山、欠山)には石巻市がラジオ石巻の送信アンテナをつけているはずです(受信障害対策中継放送)。
で、防災行政無線ですが、ググって見つけた石巻日々新聞の2019年6月20日付の記事によると、旧市町で運用の仕方が異なっているようです。
石巻市防災行政無線 地域で異なる運用に疑問 弾力的な活用検討へ 旧市 災害情報限定 旧町 その他も周知 - 石巻日日新聞
合併前の旧町では町単位で総合支所からのお知らせを流しているようです。対照的に旧市内では主に全市に伝達する災害時の情報に限定しているのだそうです。とは言え旧市も広いので住宅地と農村、漁村部とで放送を細分化できないかということのようです。

ラジオ石巻は平日だと朝8時から夜8時は自社番組中心で朝、午前、午後、夕方に生ワイド番組があります。夜8時から朝8時はJ-WAVEの再送信が中心の編成をしています。土日はJ-WAVEの再送信が多いですが自社番組もあり、地域密着はできているのではないかと見受けられます。1997年5月に開局、震災では局舎が被災し市役所に臨時のスタジオを設置し臨時災害放送局として活動しました。2015年3月に臨時災害放送局からコミュニティFMに戻る際に前述の3つの受信障害対策中継局を市が設置、2017年3月にさらに3つの受信障害対策中継局を市が設置していますので、たぶん市内全域をカバーできているかと思われます。

「Nスタみやぎ」で紹介された会計検査院の苦言はこちら。平成28年4月6日付の追加報告とのことです。
第2 検査の結果 | 東日本大震災からの復興等に対する事業の実施状況等に関する会計検査の結果について | 検査要請 | 会計検査院
本件とは無関係ですが、ググっていたらこんなラジオに関する税金の無駄遣いの記事が引っ掛かってきました。余談です。
ODAの防災放送一部不備 ソロモン、5億円 - 産経ニュース

防災ラジオを無償化することになった経緯については、石巻市のサイト内をググっていたらこんなpdfファイルが引っ掛かったのでリンクしておきます。
https://www.city.ishinomaki.lg.jp/cont/10181000/0070/8061/20/20_shiryou01-1.pdf 防災ラジオの無償配布等について その1(PDF)
耐用年数経過後に販売を継続するためには、改めて検査を行う必要があり、追加費用として約500万円が発生する見込み、とのことです。

伝達手段の多様化について、2か月前の河北新報にこんな記事が出ていたようです。気が付かなかった。
石巻市、災害情報をヤフーで配信開始 効率的な伝達期待 (10月23日)

 市はこれまで、防災行政無線や市災害メール、無料通信アプリLINE(ライン)で情報発信していた。現在の登録者数は災害メールが約3000人、ラインは約7000人なのに対し、ヤフーで石巻市を地域登録している利用者は約3万9000人おり、効率的な情報伝達が期待できる。

ということでYahoo!は有力な情報伝達手段のようです。ちなみに石巻市の人口はおよそ14万人、世帯数はおよそ3万世帯です(今年11月末現在)。